「Ruina用語集」(2023/09/05 (火) 19:24:28) の最新版変更点
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"Ruina 廃都の物語"に関する用語集です。
ゲーム中での概要から元ネタ、その他ネタコメントまでご自由にどうぞ。
書かれている元ネタ等は全て推測なので、異論等ありましたら追記・コメントをお願いします。
また、ネタバレが多数含まれますのでご注意ください。
#contents()
**数字・英字
***100個の願いを叶えろ
巨人の塔の夜種魔神に出来る願いの一つ。
「願いをかなえる存在」に対するネタの定番といえる。
願うとどうなるかは自分で確かめよう。
***100面ダイス
使用すると全能力が上昇する他、高額で売却することが可能。
リアルで振ると本当に止まらない。
//内部データのみなので
//***20面ダイス
//売却用のアイテム。
//主にTRPG「ダンジョンズアンドドラゴンズ」で使用する。
//***8面ダイス
//売却用のアイテム。
//正八面体。尖ってるのでぶつけられると痛い。
***14
ゲームオーバー画面の左上にある数字。
元ネタはJ・H・ブレナン作のゲームブック「グレイルクエスト」(または「ドラゴンファンタジー」)
シリーズの死亡パラグラフから。
***E・J
エクスカリバー・ジュニアの略。
それなりに高い性能を誇る片手剣だが、蜘蛛に対してはダメージを与えられない。
元ネタはJ・H・ブレナン作のゲームブック「グレイルクエスト」(または「ドラゴンファンタジー」)
シリーズに登場する、会話する魔法剣。蜘蛛が苦手。
***Ruina 廃都の物語
枯草章吉氏制作の地図の空白を埋めながらダンジョンを探索する、ゲームブック的RPG。
Ruinaはラテン語で廃墟、崩壊、破滅の意。
同じ由来と思われる組織が某お祭りロボゲーに存在してたりする。
***ZAP! ZAP! ZAP!
賢者の弟子、神殿の孤児ルートでの固有ダンジョンのゲストキャラの技、「七色怪光線」使用時に表示される文章。
元ネタはTRPG「パラノイア」で有名な、英語の銃声の表現。
**あ行
***アニキンゲトリクス
幻都の闘技場で戦う剣闘士達の一人で、強力な格闘技を使うが常に全裸。股間の黒丸が眩しい。
名前の元ネタは古代ガリアの英雄ウェルキンゲトリクスと、シューティングゲーム「超兄貴」シリーズだと思われる。
***アベル、カイト、突出しすぎるな。
町の外にて、テオル公子が騎士団を連れて夜種を駆除している最中に言うセリフ。
元ネタは、シミュレーションゲームの「ファイアーエムブレム~暗黒竜と光の剣~」で最初から仲間になっているナイト(グラフィックでは馬に乗っており機動力が高く、突出させすぎると敵にタコ殴りにあいやすい)の、アベルとカインだと思われる。
***アルケア帝国
&italic(){やがて大河中流域にある都市国家が他の都市を支配下に置き、帝国とも呼べる大国家になった。この国はアルケア、またはアーガと呼ばれたという。その詳細ははっきりとしていない。(『歴史』)}
----
ネーミングの由来はギリシャ語arche(アルケー)の派生語archaia(アルカイア-アルケア/ラテン語archaeaアルカエア-アルケア)だろう。「始祖の(国)」「いにしえの(国)」ほどの意味。
またaga(アーガ)もギリシャ語だが、aga deum(アーガデウム)となるとラテン語になる。対格になっているので、この場合は「大いなる神(の都へ)」「聖なる神(の都へ)」くらいの意味だろうか。またはoppidum(城塞都市)を意識して「um」の語感を残しただけかも知れない。
劇中ではバルスムスによって「アルケア人の都」という意味であると語られていた。
***イーテリオのかけら
アークフィアがタイタスに授けたとされる宝玉のかけら。
墓所の壁画に刻まれていた文章によると、
『星を鍛えて宝玉となしたものであり無限の光明から流出する知識の出ずる門である』。
ネーミングの出所はギリシャ語arche(アルケー)の対語telos(テロス)の派生語か?以下は推測。
H teleia(イー テリア)なら宝玉そのものが「完全なもの」、「成就」などの意味になる。
H teleios(イー テリオス)なら「完璧な人」、「成し遂げる人」など。女性の定冠詞が付いているのはアークフィアが女性神であることの強調か。ついでに動詞形はteleio(テリオ)。これらは全て古代ギリシャ語に由来するが、現代読みで対応した。
***イーヒッヒッヒ! イイーヒッヒッヒ!
町の外にいる魔法使い三人組のセリフ。
元ネタは漫画「魔方陣グルグル」のヒロインのおばあさんの魔法(ぽい)セリフ。
二言目は「イ」イーヒッヒッヒでないといけない。
ゲーム内と同じくこのおばあさんも芋を煮ていた。
***一輪書
「一閃」を習得できる技能書。
元ネタは二刀流の剣豪・宮本武蔵の記した「五輪書」と思われる。
ちなみに「五輪書」は地の巻・水の巻・火の巻・風の巻・空の巻の5つの書から成る兵法書で、
武蔵の人生論や日々の心構え、実戦での太刀の打ち方、払い方などについて書かれているが、
その内容は非常に理に適ったものであり、現代ビジネスにも応用できるものがあるとか。
***一角獣の剣
妖精の塔下層の泉で、銀の剣所持時に発生するイベントにおいて「変わった形の突剣」を選ぶと仙女から貰える。
が、妖精の塔上層でも普通に売っているためここでは「ちくわ」のほうを選ぶプレイヤーが多いかもしれない。
元ネタはおそらくピーター・S・ビーグルの『最後のユニコーン』に出てくる、
魔法で人間の若者に変えられてしまったユニコーンの持つ「ねじれ、先細りに尖った形」の剣と思われる。
***イド
遺跡の最深部に潜み、強烈な触手攻撃を仕掛けてくる謎の生物。
イドとは、精神分析学の創始者フロイトが言うところの「野蛮で原始的な本能の領域」…らしい。
また、具体的な元ネタは1956年のSF特撮『禁断の惑星』に登場する「イドの怪物」という用法からか。
***いのちをだいじに
ネルが習得する技能で、パーティ全員のHPを回復し、防御力を上昇させる。
元ネタは「ドラゴンクエストシリーズ」の作戦名「いのちだいじに」から。
***宇宙銃
鍵の書イベントで仲間になる「偉大なる種族」の初期装備。
H・P・ラヴクラフトのクトゥルフ神話に登場する「イスの偉大なる種族」の装備からか。
***エウルス
ネス公国に伝わる名剣で、ネルが鍛冶屋に弟子入りする契機となる武器。
300年前のマルディリアとの戦争時は、後の大シーウァ王国の建国王・アレムの愛剣だったらしいが、
それから約100年後に起きた内戦の最中に折れてしまっている。
予言によると「使用者は自らの主君に逆らい続ける限り、死ぬことは無い」そうだが…。
北欧神話に登場する英雄ジークフリートの剣「グラム」や、J・R・R・トールキン作「指輪物語」に登場するアラゴルンの剣「アンドゥリル」がモデルの一部と思われる。
名前の元ネタはおそらくギリシア神話の東風の神エウロス(エウルス)。
ゲーム「伝説のオウガバトル」にも東風神の剣「エウロス」が登場している。
***<上霊>
賢者の弟子がイベントで入手出来る強力な片手杖。
<上霊>と書いてオーバーマインドと読む(…多分)。これとは別に没データにはアクセサリ「オーバーソウル」も存在し、絶対に得られないラスボスのドロップアイテムでもる。
元ネタはA・C・クラーク「幼年期の終り」に登場する、オーバーロードを使役する超越的存在。
***オメメナイナイ
竜の塔上層のトラップ部屋や釣りの結果で遭遇する目のない大型魚。
元ネタは古川日出男の''翻訳''小説「アラビアの夜の種族」に登場する地底の白い川魚。漢字表記は「蒙眼球」で、「おめめないない」とルビが振られている。
作中では地底の遺跡に住みついた奇人たちによって水揚げされているのだが、竜の塔上層の川辺(キレハと遭遇したあたり)にいる痴れ者の釣り師の元ネタも同作なのかもしれない。
***愚かな戦士の書
風車砕きを習得出来る技能書。
元ネタはミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ作「ドン・キホーテ」の主人公ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ。
騎士道小説の読み過ぎで空想と現実の区別が付かなくなった郷士ドン・キホーテが
従者サンチョ・パンサをお供に騎士として遍歴の旅に出る、という話。
風車を巨人と勘違いして槍を持って突撃していくシーンが有名。
**か行
***怪仙×5
巨人の塔寺院で遭遇する敵。
「空中にマンダラを描いた」というメッセージと共に
全体に眠り攻撃を繰り出してくる。対策を怠った場合苦戦必至。
マンダラ技の元ネタは漫画「魔法陣グルグル」で
ザコ敵クロコが集団で繰り出す必殺技「悪のマンダラ」と思われる。
見つめてるとだんだん意識がなくなる恐ろしい技である。
***鏡の盾
即死・混乱を防ぐ盾。
元ネタはギリシャ神話の英雄ペルセウスが女神アテナより授けられた青銅の盾で、
髪の毛が蛇で、石化の力を持つ怪物ゴルゴーン(妖蛇妃の元ネタ)退治に使われた。
***カジキマグロ
巨人の塔寺院にて夜種魔神から貰える魚。武器です。
何らかの比喩ではなく、本当に(凍った)カジキマグロを振り回している物と思われる。
食材や料理と同様に腐ることがあるため扱いは難しいものの、武器としての性能は高く、
特に特技との兼ね合いでアルソンの最終武器がこれというケースがままある。
ちなみに、まぬけ属性の武器の中では最高の攻撃力を誇る。
どういうわけか、本作に限らず武器としての採用率が妙に高い。
***火星天
賢者の弟子固有ダンジョン「星幽界」で登場。バローズ「火星シリーズ」のパロディである。
幽体離脱した主人公が何故か火星に辿り着き、赤色人と緑色人(共に卵生)の戦争に巻き込まれ、
紆余曲折の末に赤色人の王女と結婚し、果ては火星の大元帥にまで出世する。
ちなみにルイ…グイン・サーガの栗本薫による『火星の大統領カーター』も存在するとのこと。
***風の十二方位
最強の風魔法。
元ネタはU・K・ル=グウィン作の短編「風の十二方位」より。
***かまぼこ板
正確には「かまぼこ板の様なもの」。
特定の水場で釣りをする事で釣り上げる事がある。
がっかりかつ脱力もののメッセージが書き添えてある。
***鴉の仮面
敏捷力が上がる頭装備。
元ネタは荻野真作の漫画「夜叉鴉」か。
***ガンガンいこうぜ
ネルが習得する特殊技能で、パーティ全員の攻撃力を上昇させる。
元ネタは「ドラゴンクエストシリーズ」の作戦名「ガンガンいこうぜ」から。
***機械式連射弩
片手に装備可能で、二回攻撃と射撃・対空属性を合わせ持つ非常に強力な武器。二刀流させればまさに鬼に金棒。
イベントで設計図を入手出来るが、その店で現物を買える為、製造されることは少ない。
元ネタは「三国志演義」の登場人物、諸葛亮が考案した「元戎」…かもしれない。
もしくは三浦建太郎『ベルセルク』の主人公、ガッツの連射式ボウガンか。
***ぐちょぐちょぬるぬるな斧
ランダムダンジョン内に存在する池や泉にて
ある条件を満たすと仙女から手渡されるどう見ても斧ではないなにか。
具体的には巨大イカ型のモンスター。当然ながら戦闘になる。
更に一定の条件で(恐らくは報復行為のために)仙女からの選択肢がこれ一色になる。
***小船
本項では忘却界にて神殿に拾われた孤児が釣り上げた小舟の事。
舳先に描かれた目玉の模様は「ゲド戦記 影との戦い」にて主人公ゲドが老船乗りから譲り受けた小舟が元と推測される。
また、船首に目玉模様を描くというのは、地中海沿岸地域の伝統的な邪視避け。
***ご主人さまにご奉仕するにゃん!
巨人の塔寺院内にて、ランプの精が主人公に二度以降呼び出された時に言い放つ台詞。
元ネタは、TVアニメ「東京ミュウミュウ」にて、主人公の桃宮いちごが生物兵器ミュウミュウに変身した際の決め台詞「地球の未来にご奉仕するニャン!」だと推測される。
***これもいきもののサガか
3周目以降、ランダムマップで会える隠しボス「真・夜種王」のセリフ。
元ネタはゲームボーイソフト「魔界塔士SaGa」のラストボス「神」のセリフ。
シチュエーションもほぼ同じで、塔の最上階にたどり着いた主人公達に突きつけられた驚愕の真実。
それに反旗を翻した主人公達に対して放れたセリフである。
これを有名にしたのはセリフ自体でなく、戦闘自体にある。
「魔界塔士SaGa」には「チェーンソー」という武器が登場する。
これは力依存の武器で、効果は敵を一撃死させるもの。
成功すると、「~は バラバラになった」とログに表示される。
ラストボスには効かないと思いきや、実は効く。
成功した際のログ・エフェクトの「かみは バラバラになった」が、当時のユーザーにはあまりにも衝撃的だった。
その衝撃度は今でも語り草になっているほどである。
***殺してでも奪いとる
小人の塔で、ダリムからニルサを奪わなくてはならなくなった際に登場する選択肢。
元ネタはロマンシング・サガの同様の選択肢であろう。
シチュエーションはほぼ同じで、主人公達が必要としている品を他人が所有しているというもの。
本当に殺して奪うという大胆さからRuina以外でもネタにされている。
ちなみに他の選択肢は「そう かんけいないね」と「ゆずってくれ たのむ!!」である。
**さ行
***殺人ウサギ
妖精の塔下層や月(!)で襲ってくる、凶悪な小動物。
直接の元ネタはおそらくWizardryに登場するVORPAL BUNNY。
更なる元ネタは映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」に登場する
洞窟を守る凶悪なけだもの(=かわいいうさぎさん)。
これらの影響を受けた国産RPGでもしばしば即死攻撃持ちのウサギ型の敵が登場する。
***裁きの司
聖戦などの強力な技を習得する、上級称号。
恐らく名前の由来はラルフ・イーザウ作「ネシャン・サーガ」シリーズに登場する、
神格的存在の「裁き司」からだろう。(イメージ的にはとても偉い司祭のようなもの?)
覚える技も小説中に出てくるものに似ており、「聖絶の剣」は普通の剣を聖剣へと変えた奇跡、「裁きの雷」は主人公を執念に追う敵から逃亡する時に使用した雷・・・と、解釈する事もできなくもない。
***獣鬼
小鬼達より一回り高い能力を持つ序盤の強敵。
「もじもじ」して「こっちを向く」のは、アニメ「ムーミン」のパロディと思われる。
故に「トロール」とルビが付くようである。
ちなみに三浦健太郎作「ベルセルク」でも「獣鬼」と書いて「トロール」とルビが付く。
***手術刀
出血能力を持つ短剣。性能はそこそこ。
元ネタはフリッツ・ライバー作「二剣士」シリーズに登場する剣士「グレイ・マウザー」が愛剣に与える「手術刀(scalpel)」という名称より。短剣は「猫の爪(Cat's Claw)」と呼ぶらしい。
元ネタ作中の<手術刀>は切れ味鋭い細身の剣だが、(特別な名剣・聖剣の類ではなく)ごく一般的なものに過ぎず、その強さは使い手本人の技量によるところが大きい。
と言うか、マウザーは冒険の途中でこれを失っても、どこぞで調達してきた新たな剣に
再び<手術刀>と名付けたりしているので、実は特定の剣ですらない。
本作においては、赤竜からのドロップ品であるにも関わらず性能に突出したところが無く、
竜鋼ひとつで作れる「業物の短剣」のほうが使い勝手が良かったりする等なんとも微妙な一品となっているが、
それもこの辺の再現と思うとなかなか深い……かもしれない。
***心臓刺し
即死効果を持つ刺突用技能。
元ネタはフリッツ・ライバー作「二剣士」シリーズに登場する剣士「ファファード」が自分の短剣に与える「心臓抉り(heart seeker)」という名称…かもしれない。
***しんでしまうとは なにごとじゃ
滝の洞窟のチュナイベントで早速ゲームオーバーになったプレイヤーに、ユリアから贈られる一言。
ランダムマップ内のピートの店でも言われる。
元ネタは「ドラゴンクエスト」シリーズ。色んな作品でオマージュやパロディがされている有名なセリフである。
これに限らず、ゲームオーバー時のヒントやピート関連はパロディや作者の体験ネタが豊富だったりする。
***スナーク
神殿に拾われた孤児のイベントで登場する敵。その正体は…
元ネタはルイス・キャロル作「スナーク狩り」に登場する謎の生物。
***精神銃
引継ぎ対象になるラバン専用のレア装備で、攻撃の度にMPを消耗するが、先制必中必殺に対空射撃と強力な能力を備えている。
元ネタは寺沢武一作の漫画「COBRA」の主人公コブラの左腕に仕込まれた銃「サイコガン」より。
精神力を撃ち出すことで武器にし、「惑星だって吹っ飛ばす」威力らしい。
紙を巻いて手首に填めて、或いは一升瓶でごっこ遊びをした思い出のある人はきっといるはず。
***生命無き者の王
遺跡の最深部で遭遇する強敵。ラバン曰く、タイタス十六世が至った段階でもある。
元ネタはTRPGソードワールドRPGに出てくる最強のアンデッドモンスター「ノーライフキング」。
更にその元ネタは、いとうせいこう作の小説/映画「ノーライフキング」である。
前述のいとう作の小説中では無機の王、非生物の王というニュアンスで用いられているが、
ソードワールドで用いられて以降、強力なアンデッドの称号として定着したと言われている。
また、同ゲームのモンスターはアメリカのTRPGダンジョンズ&ドラゴンズの高レベルアンデッドモンスター「リッチ」にあたり、著作権侵害を恐れて改名したという説も有名。
***セントバーナード蹴り
夜種チャンピオンなどが使ってくる格闘技能。
元ネタは古川日出夫作「ベルカ、吠えないのか?」に登場するルチャドール怪犬仮面の必殺技より。
***双極式ハーモニウム
アーガデウムで登場する敵。
カート・ヴォネガット・Jrの「タイタンの妖女」に出てくる水星に住み音楽を栄養源とする謎の生命体「ハーモニウム」が元ネタ……かもしれない。
***ソムニウム
アーガデウムや盗賊・賢者ルートの固有ダンジョンに登場する敵。すみれ色の水晶。
somniumはラテン語で「夢」の意。
**た行
***ターニャちゃんのパンツ
誰だよターニャちゃんって。
怪仙ダッタとの交戦時、ラバンに誘惑させるとエッチな本とこれで釣ろうと試みる。
かつてラバンがターニャちゃんを人さらいから助けた際、
「待って、私も連れて行って!」→「風来坊に女はいらねえ」→「なら、代わりにこれを…」
という流れで手に入れたものであるらしい。
ラブ&ピース、アデュー…こうしてラバンの謎がさらに深まるのであった。爆発しろ。
***大砲仕込の義手
ラバン専用の義手で、攻撃力が上昇する。ほかの義手と同様、防具であり武器ではない。
元ネタは三浦健太郎作「ベルセルク」の主人公ガッツの義手からか。
***大魔道士シーフォンの事務所
パリスとのグッドエンドに登場。
元ネタはゲーム「ウィザードリィ」のラスボスである大魔術師ワードナが居室の扉に掲げている
「『邪悪な魔術師 ワードナの事務所』営業時間は午前9時から午後3時」と書かれた看板。
余談だが日本のファミコン版では「9時から5時」になっており、公務員の定時の差がわかる。
***鷹のレイピア
2回攻撃武器の一つだが、属性の汎用性の低さから機械式連射弩にお株を奪われがち。
元ネタは「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する「はやぶさのけん」…かもしれない。
また、『ベルセルク』の「白い鷹」グリフィス愛用の細身の剣(レイピアと言うよりはサーベルに近いか?)という説も。
これらの複合ネタなのかもしれない。
***ダドアチャック
水辺に登場するロブスターっぽい敵。
スティーブンキングのダークタワーの第二巻あたりで主人公のガンスリンガーの右手の人差し指と中指を食いちぎった異界の浜辺に棲息する名称なしのロブスターの化け物が元ネタ。
Did-a-chick? Dum-a-chum? Dad-a-cham? Ded-a-check?って異郷の言葉で悲しげに問うような鳴き声を上げる(原文)
***タレーリア
厄介な状態異常、停止を防ぐうえに敏捷を30も上げてくれる便利な装飾品。
巨人の塔寺院のマンダラ対策に人数分用意した人も多いだろう。
ギリシア神話に登場し、特に伝令神・ヘルメスを象徴する、有翼のサンダル「タラリア」が元ネタか。
***ちくわ
魚肉練り製品…であると同時にまぬけ・暗殺属性の武器。装備しないと腐る。が、食べられない。
妖精の塔下層の泉で、銀の剣所持時に発生するイベントにおいて「ちくわ」を選ぶと仙女から貰える。
ここでしか手に入らない武器であるため、こちらを選択するプレイヤーは多いかもしれない。
攻撃力は皆無だが混乱・怒りを80%の確率で引き起こすため、全体攻撃杖との二刀流は意外と強力だったりする。
何故か三つ貰える。実際のちくわが三本入りで売っていることが多いからだろうか?
なお余談だが、穴にチーズを入れたものはその名もずばり「チーズちくわ」と言うらしい。略してチーちく。
その美味さはRuinaの作者、枯草章吉氏も認めるところである。
***チョコレート
カカオの実を原料とした食品。
現実においては近代ヨーロッパにてミルクチョコが発明されるまでは主に飲料として親しまれていた。
栄養価が高く、原産地においては古くから神聖な飲み物とされていたという。
ゲーム本編ではMP30%回復の保存食。どうやら固形チョコらしい。
複数の国産ファンタジー作品でMP回復アイテムとして登場する模様。
漫画「魔法陣グルグル」にも魔法力回復アイテム(兼ヒロインの好物)として登場する。
***屠竜刀
竜殺しの巨大刀。対竜属性を持つが速度がかなり落ちる。
元ネタは三浦健太郎作「ベルセルク」の主人公ガッツの持つ巨大な剣「ドラゴンころし」と思われる。
**な行
***なんだい、スティーブ
滝の洞窟での会話で、パリスの呼びかけに対したネルの返答。
TV番組「世界の料理ショー」でしばしば登場するグラハム・カーによる掛け合いのパロディ。
どう見ても適当にブチ込んで混ぜてるだけにしか見えないのに、
終ってみれば真っ当な出来栄えにしてしまう辺りはまさにマジック。
あの二人にも見習っ……いや、何でもない。あれは誰にも真似できねぇ。
***虹色ラーメン
HPとMPを完全に回復し、戦闘不能者を蘇生させる料理。
元ネタは少年チャンピオンに連載されていた同名の漫画か。
***ニョロ
本作品で最初に遭遇する敵。非常に弱いが、電撃を操る「フナット」に変身する能力を持つ。
元ネタはトーベ・ヤンソン著「ムーミン」シリーズに登場するニョロニョロ(Hattifnatt)
フナットの名前もここから取られていると思われる。
***猫耳フード
全く強そうに見えない割に、高い防御力に水空耐性と「回避」オプションまで持つ強力な頭装備。
元ネタは「ファイナルファンタジー」シリーズか、
あるいは「魔法陣グルグル」で一時期ククリが装備していた「ネコミミローブ」だろうか。
***ネルのTシャツ
「コナン・ザ・グレート」。エンディングにおいてなにやら異様なインパクトを残す。
ロバート・E・ハワードのヒロイック・ファンタジー<コナン>シリーズの主人公、蛮人コナンが
鍛冶屋の息子であることからの連想と思われる。
**は行
***パック
妖精の塔下層に出てくる妖精の名前。
有名なのはシェークスピア作の戯曲「真夏の夜の夢」の狂言回しの妖精だが、ベルセルクにも出てくる。
***葉っぱを股間につけただけの人間
神殿に拾われた孤児の固有ルート、忘却界で登場する者たち。元ネタは、バラエティー番組に登場した芸人ユニット「はっぱ隊」。
詳しくは→[[こちら>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%B1%E9%9A%8A]]
***玻璃瓶
読み方は「はりびょう」妖精の塔上層で手に入る、使ってもなくならない永続的な光源アイテム。
これを取ったからと言ってオイルを全て捨てると、少しだけ痛い目に遭う。
元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」に登場する「ガラドリエルの玻璃瓶」。
同作では、夜空にのぼった太古の宝石を映した泉の水を集めたもの。「星のガラス瓶」。
***ひかりごけ
巨人の塔上部(雪山)で遭難時にエンダが口にするセリフ。
実際のカニバリズム事件を元にした小説の題名。
***豹頭の仮面
攻撃力が大きく上昇する男性用頭装備。
元ネタは栗本薫作「グインサーガ」の主人公「グイン」の頭部と思われる。
また、第1巻の題名でもある。
***ブージャム
神殿に拾われた孤児のイベントで登場する敵。その正体は…
元ネタはルイス・キャロル作「スナーク狩り」に登場する謎の生物。
スナーク達の中でも、最も危険らしい。
***ファイヤーボム
まぬけ属性を持つ唯一の魔法。
シーフォンが「簡単で強い魔法」を求めるネルへ挙げた術と同じものだろう。
敵全体にダメージと、毒・炎上の二種のHP減衰を与える。
ちなみに炎上効果を持ってはいるが、火属性ではない。メタンガスの示唆だろうか。
技能書を受け取る際の「ただし、この魔法は尻から出ます」という台詞は、
衛藤ヒロユキ作「魔法陣グルグル」に登場する魔法使い「ラジニ」の台詞のパロディ。
***不可視の守護者
主に巨人の塔寺院で出現する、その名の通り目に見えない敵。
そのままで戦うとこちらの攻撃は非常に当たりにくく、そのくせ被ダメージは強烈。
可視状態にするには「粉っぽいもの」を浴びせればよい。
元ネタはH・P・ラヴクラフトの『ダンウィッチの怪』だと思われる。
もっとも、元ネタ作中では退治するのに特殊な粉薬(と呪文)が必要であった。
本作での代用品は元々簡単に入手できる上、商売上手な金色猫が巨人の塔内で販売中。
***不可視の力
敵全体に無属性で攻撃するダメージ魔法。
使用した時の「これでもくらえ!」という台詞は、TRPG「トンネルズ&トロールズ」の魔法<これでもくらえ!>(Take That You Fiend!)のパロディ。
***不死鳥の杖
装備することで、通常攻撃が火属性の全体攻撃になる片手杖。
元ネタは恐らくJ・K・ローリングの「ハリーポッター」シリーズに登場する魔法使い、ハリー・ポッターの杖だと思われる。
芯に不死鳥の尾羽が使われたヒイラギの杖で、本作におけるキーアイテムとなる。
***フック型の義手
ラバン専用の義手で、攻撃力と防御力が若干上昇する。
元ネタはJ・M・バリー作「ピーターパン」の敵役フック船長が使う義手より。
***ブラックプディング
暗黒料理によって生み出された謎の生命体。
元ネタはD&Dのスライム状のモンスターで、強い酸の属性で冒険者を体内に取り込む。
更に元ネタはイギリスの伝統料理(豚の血のソーセージ)。
また召喚時の台詞は、宇宙家族カールビンソンの「自我に目覚めたホットケーキの素」と同じで、
更なる元ネタはフランスの科学者かつ哲学者デカルトの言葉「cogito ergo sum」となる。
***変態だ。
各種夜種王に送られるナレーターからの辛辣な一言。Ruinaファンの合言葉の一つ。
主人公と特定のキャラと二人っきりで休息させ続ける横でいかがわしい想像をしたり、
一部キャラがイドの触手に○○されてるいかがわしい場面を想像しているあなたも立派な変態だ。
***忘却界
神殿に捨てられた孤児の固有ダンジョン。
忘却界=リンボはカトリックで地獄と天国との中間にある霊魂の住む場所を意味する言葉。
死の影の谷、虚栄の町といった島、(語句の元ネタは聖書)捕らえられた巨人や次々と登場する寓話的人物など、ジョン・バニヤンが書いたプロテスタント向けの寓話「天路歴程」が元ネタ…なんじゃないかと思われる。
洋ゲーのOblivion=忘却界という説もある。
***ほら……こわくない
エンダに指をかじられたネルの台詞。
「風の谷のナウシカ」で主人公ナウシカが脅えるキツネリスに齧られた際の台詞のパロディ。
が、ナウシカならぬネルと、食欲旺盛なエンダでは「塩味が足りない」というしょっぱいオチしかつかなかった。
***ホルム
Ruinaの舞台となる町、ネス公国西部に位置する伯爵領で、大河アークフィア中流域に位置する
大河交通の要所となっている他にはこれといった特徴の無い小さな町だったのだが
この町の地下に偶然にもアルケアの大遺跡が眠っていたことが物語の始まりとなる。
Ruinaの前身となるTRPG大河物語では、ダンジョンの町「ホーム」という設定があり、
これをもじって付けられた名前と思われる、主人公にとっての「故郷」「拠点」ということか。
**ま行
***まぬけ属性
武器や魔法に、内部的に設定されている属性の一つ。いわゆる隠し属性。
ちくわやファイヤーボムなどのギャグ要素の強いものに付加されていることが多い。
夜種王系の敵や一部のギャグ系の敵に高い効果を発揮するが、
シリアスな敵キャラにはまったく通じないことも。
***マメルク
オメメナイナイの色違いな上位版。いまひとつ地味。
元ネタはトーベ・ヤンソン『たのしいムーミン一家』に出てくるぶよぶよした緑色の巨大魚。
***マヨネーズ
食用油・酢・卵を配合した調味料。材料の関係から高コレステロール食品の代表格と呼べる一つであり、ダイエットの敵としてしばしば目の敵とされる。
目玉焼きにかける重要アイテムとして賢者ルートに登場する他、料理の没データにはマヨケーキ、マヨ刺身、肉のマヨ焼きなど複数のマヨネーズ料理が存在する。
作者インタビューによると枯草氏は目玉焼きにはタルタルソース派であり
「マヨネーズ? ハンッ! あんなのタルタルソースの未完成品っすよ!」
「ま、マヨネーズなんて全然好きじゃないんだからねっ!」とのこと。
***ミ=ゴ
鍵の書イベントで遭遇する敵。
元ネタはH・P・ラヴクラフト作「闇に囁くもの」に登場する怪生物。
外宇宙から飛来し、冥王星を支配している…らしい。
***ミスリル
様々な装備の材料となる金属で、主に小人の塔で得られる。
RPGでは何かとメジャーな名前だが、その大元の元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」に登場する金属。
同作のエルフ語で「灰色の輝き」という意味を持つ言葉らしい。「まことの銀」とも。
『指輪物語』作中、主人公フロドはミスリル製の鎖帷子を身に着けている。
即死・出血耐性の防具、「真銀の帷子」はこれからの着想と思われる。
ただし指輪物語とは異なりそれなりに重いようで、非力なキャラは装備できない。
***みんながんばれ
ネルと人工精霊8号が習得する技能で、パーティ全員のMPを10点回復する。
組み合わせによっては、これを利用して無限にMPを回復することも可能。
元ネタは「ドラゴンクエストシリーズ」の作戦名「みんながんばれ」より。
***村正
引継ぎ対象になるレアアイテムで、強力な即死能力を持つ両手剣。
もちろん大元は実在の刀匠「村正」作の刀剣だが、直接の元は「Wizardryシリーズ」に登場する侍用の最強武器「MURAMASA BLADE」(APPLE][版では「MURASAMA BLADE」)と思われる。
妖刀のイメージも強いが、これは諸説存在する徳川家康との因縁が原因と言われている。
***めいど!
古代都市から帰還後、パーティ編成後の酒場でフランが言うセリフ。
元ネタは「それでも町は廻っている」という漫画から。
ちなみにフランの着ているメイド服はこの漫画に出てくるメイド服と似ている。
**や行
***矢の呪文
魔法の矢で敵に傷を負わせる、低火力だが低燃費の単体攻撃魔法。
主人公はMP半減アクセサリの恩恵もあり消費MPが1になるため、ほぼ通常攻撃として連発できる。
元ネタはD&Dの最も基本的な攻撃魔法「マジック・ミサイル」と思われる。
//***幽鬼の刃
//即死とHP減少の効果を持つ短剣。没データのみ。
//悪しき刃なので、テレージャ、アルソン、メロダークには装備出来ない。
//元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」で主人公フロドを刺した幽鬼「ナズグル」の剣。
//これに傷付けられると、通常の治療では癒すことが出来ない。
***妖神調理法
ネル・ラバン相当の料理スキルを習得出来る技能書。元ネタは菊地秀行作「妖神グルメ」。
書庫の他に、夜種教授から入手することも出来る。
この作品の主人公内原富手夫は、腐りかけの野菜くず、足元の雑草、蠅などを材料に
天上の美味を作り出す、「イカモノ料理」の天才とのこと…
***妖精の薄焼菓子
HP40%MP10%を回復する。保存食品なので経日で数が減らない。
元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」の「レンバス」と呼ばれるエルフの保存食。
一枚食べるだけで一日たっぷり歩けるほど力が付き、非常に美味らしい。
**ら行
***ルク
妖精の塔上層でプレイヤー達を小鳥の餌として連れ去る謎の巨鳥。
元ネタは千夜一夜物語等の伝説に登場するロック鳥…かもしれない。
ロック鳥は象も軽々と持ち上げるとのこと。人間ぐらい朝飯前であろう。
**わ行
***ワイヤーブレード
鞭と剣の二形態を持つ両手武器。
元ネタはTVアニメ「機甲界ガリアン」の主人公メカの主武装「ガリアンソード」と思われる。
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#comment_num2(size=80,log=用語ログ)
"Ruina 廃都の物語"に関する用語集です。
ゲーム中での概要から元ネタ、その他ネタコメントまでご自由にどうぞ。
書かれている元ネタ等は全て推測なので、異論等ありましたら追記・コメントをお願いします。
また、ネタバレが多数含まれますのでご注意ください。
#contents()
**数字・英字
***100個の願いを叶えろ
巨人の塔の夜種魔神に出来る願いの一つ。
「願いをかなえる存在」に対するネタの定番といえる。
願うとどうなるかは自分で確かめよう。
***100面ダイス
使用すると全能力が上昇する他、高額で売却することが可能。
リアルで振ると本当に止まらない。
//内部データのみなので
//***20面ダイス
//売却用のアイテム。
//主にTRPG「ダンジョンズアンドドラゴンズ」で使用する。
//***8面ダイス
//売却用のアイテム。
//正八面体。尖ってるのでぶつけられると痛い。
***14
ゲームオーバー画面の左上にある数字。
元ネタはJ・H・ブレナン作のゲームブック「グレイルクエスト」(または「ドラゴンファンタジー」)
シリーズの死亡パラグラフから。
***E・J
エクスカリバー・ジュニアの略。
それなりに高い性能を誇る片手剣だが、蜘蛛に対してはダメージを与えられない。
元ネタはJ・H・ブレナン作のゲームブック「グレイルクエスト」(または「ドラゴンファンタジー」)
シリーズに登場する、会話する魔法剣。蜘蛛が苦手。
***Ruina 廃都の物語
枯草章吉氏制作の地図の空白を埋めながらダンジョンを探索する、ゲームブック的RPG。
Ruinaはラテン語で廃墟、崩壊、破滅の意。
同じ由来と思われる組織が某お祭りロボゲーに存在してたりする。
***ZAP! ZAP! ZAP!
賢者の弟子、神殿の孤児ルートでの固有ダンジョンのゲストキャラの技、「七色怪光線」使用時に表示される文章。
元ネタはTRPG「パラノイア」で有名な、英語の銃声の表現。
**あ行
***アニキンゲトリクス
幻都の闘技場で戦う剣闘士達の一人で、強力な格闘技を使うが常に全裸。股間の黒丸が眩しい。
名前の元ネタは古代ガリアの英雄ウェルキンゲトリクスと、シューティングゲーム「超兄貴」シリーズだと思われる。
***アベル、カイト、突出しすぎるな。
町の外にて、テオル公子が騎士団を連れて夜種を駆除している最中に言うセリフ。
元ネタは、シミュレーションゲームの「ファイアーエムブレム~暗黒竜と光の剣~」で最初から仲間になっているナイト(グラフィックでは馬に乗っており機動力が高く、突出させすぎると敵にタコ殴りにあいやすい)の、アベルとカインだと思われる。
***アルケア帝国
&italic(){やがて大河中流域にある都市国家が他の都市を支配下に置き、帝国とも呼べる大国家になった。この国はアルケア、またはアーガと呼ばれたという。その詳細ははっきりとしていない。(『歴史』)}
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ネーミングの由来はギリシャ語arche(アルケー)の派生語archaia(アルカイア-アルケア/ラテン語archaeaアルカエア-アルケア)だろう。「始祖の(国)」「いにしえの(国)」ほどの意味。
またaga(アーガ)もギリシャ語だが、aga deum(アーガデウム)となるとラテン語になる。対格になっているので、この場合は「大いなる神(の都へ)」「聖なる神(の都へ)」くらいの意味だろうか。またはoppidum(城塞都市)を意識して「um」の語感を残しただけかも知れない。
劇中ではバルスムスによって「アルケア人の都」という意味であると語られていた。
***イーテリオのかけら
アークフィアがタイタスに授けたとされる宝玉のかけら。
墓所の壁画に刻まれていた文章によると、
『星を鍛えて宝玉となしたものであり無限の光明から流出する知識の出ずる門である』。
ネーミングの出所はギリシャ語arche(アルケー)の対語telos(テロス)の派生語か?以下は推測。
H teleia(イー テリア)なら宝玉そのものが「完全なもの」、「成就」などの意味になる。
H teleios(イー テリオス)なら「完璧な人」、「成し遂げる人」など。女性の定冠詞が付いているのはアークフィアが女性神であることの強調か。ついでに動詞形はteleio(テリオ)。これらは全て古代ギリシャ語に由来するが、現代読みで対応した。
***イーヒッヒッヒ! イイーヒッヒッヒ!
町の外にいる魔法使い三人組のセリフ。
元ネタは漫画「魔方陣グルグル」のヒロインのおばあさんの魔法(ぽい)セリフ。
二言目は「イ」イーヒッヒッヒでないといけない。
ゲーム内と同じくこのおばあさんも芋を煮ていた。
***一輪書
「一閃」を習得できる技能書。
元ネタは二刀流の剣豪・宮本武蔵の記した「五輪書」と思われる。
ちなみに「五輪書」は地の巻・水の巻・火の巻・風の巻・空の巻の5つの書から成る兵法書で、
武蔵の人生論や日々の心構え、実戦での太刀の打ち方、払い方などについて書かれているが、
その内容は非常に理に適ったものであり、現代ビジネスにも応用できるものがあるとか。
***一角獣の剣
妖精の塔下層の泉で、銀の剣所持時に発生するイベントにおいて「変わった形の突剣」を選ぶと仙女から貰える。
が、妖精の塔上層でも普通に売っているためここでは「ちくわ」のほうを選ぶプレイヤーが多いかもしれない。
元ネタはおそらくピーター・S・ビーグルの『最後のユニコーン』に出てくる、
魔法で人間の若者に変えられてしまったユニコーンの持つ「ねじれ、先細りに尖った形」の剣と思われる。
***イド
遺跡の最深部に潜み、強烈な触手攻撃を仕掛けてくる謎の生物。
イドとは、精神分析学の創始者フロイトが言うところの「野蛮で原始的な本能の領域」…らしい。
また、具体的な元ネタは1956年のSF特撮『禁断の惑星』に登場する「イドの怪物」という用法からか。
***いのちをだいじに
ネルが習得する技能で、パーティ全員のHPを回復し、防御力を上昇させる。
元ネタは「ドラゴンクエストシリーズ」の作戦名「いのちだいじに」から。
***宇宙銃
鍵の書イベントで仲間になる「偉大なる種族」の初期装備。
H・P・ラヴクラフトのクトゥルフ神話に登場する「イスの偉大なる種族」の装備からか。
***エウルス
ネス公国に伝わる名剣で、ネルが鍛冶屋に弟子入りする契機となる武器。
300年前のマルディリアとの戦争時は、後の大シーウァ王国の建国王・アレムの愛剣だったらしいが、
それから約100年後に起きた内戦の最中に折れてしまっている。
予言によると「使用者は自らの主君に逆らい続ける限り、死ぬことは無い」そうだが…。
北欧神話に登場する英雄ジークフリートの剣「グラム」や、J・R・R・トールキン作「指輪物語」に登場するアラゴルンの剣「アンドゥリル」がモデルの一部と思われる。
名前の元ネタはおそらくギリシア神話の東風の神エウロス(エウルス)。
ゲーム「伝説のオウガバトル」にも東風神の剣「エウロス」が登場している。
***<上霊>
賢者の弟子がイベントで入手出来る強力な片手杖。
<上霊>と書いてオーバーマインドと読む(…多分)。これとは別に没データにはアクセサリ「オーバーソウル」も存在し、絶対に得られないラスボスのドロップアイテムでもある。
元ネタはA・C・クラーク「幼年期の終り」に登場する、オーバーロードを使役する超越的存在。
***オメメナイナイ
竜の塔上層のトラップ部屋や釣りの結果で遭遇する目のない大型魚。
元ネタは古川日出男の''翻訳''小説「アラビアの夜の種族」に登場する地底の白い川魚。漢字表記は「蒙眼球」で、「おめめないない」とルビが振られている。
作中では地底の遺跡に住みついた奇人たちによって水揚げされているのだが、竜の塔上層の川辺(キレハと遭遇したあたり)にいる痴れ者の釣り師の元ネタも同作なのかもしれない。
***愚かな戦士の書
風車砕きを習得出来る技能書。
元ネタはミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ作「ドン・キホーテ」の主人公ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ。
騎士道小説の読み過ぎで空想と現実の区別が付かなくなった郷士ドン・キホーテが
従者サンチョ・パンサをお供に騎士として遍歴の旅に出る、という話。
風車を巨人と勘違いして槍を持って突撃していくシーンが有名。
**か行
***怪仙×5
巨人の塔寺院で遭遇する敵。
「空中にマンダラを描いた」というメッセージと共に
全体に眠り攻撃を繰り出してくる。対策を怠った場合苦戦必至。
マンダラ技の元ネタは漫画「魔法陣グルグル」で
ザコ敵クロコが集団で繰り出す必殺技「悪のマンダラ」と思われる。
見つめてるとだんだん意識がなくなる恐ろしい技である。
***鏡の盾
即死・混乱を防ぐ盾。
元ネタはギリシャ神話の英雄ペルセウスが女神アテナより授けられた青銅の盾で、
髪の毛が蛇で、石化の力を持つ怪物ゴルゴーン(妖蛇妃の元ネタ)退治に使われた。
***カジキマグロ
巨人の塔寺院にて夜種魔神から貰える魚。武器です。
何らかの比喩ではなく、本当に(凍った)カジキマグロを振り回している物と思われる。
食材や料理と同様に腐ることがあるため扱いは難しいものの、武器としての性能は高く、
特に特技との兼ね合いでアルソンの最終武器がこれというケースがままある。
ちなみに、まぬけ属性の武器の中では最高の攻撃力を誇る。
どういうわけか、本作に限らず武器としての採用率が妙に高い。
***火星天
賢者の弟子固有ダンジョン「星幽界」で登場。バローズ「火星シリーズ」のパロディである。
幽体離脱した主人公が何故か火星に辿り着き、赤色人と緑色人(共に卵生)の戦争に巻き込まれ、
紆余曲折の末に赤色人の王女と結婚し、果ては火星の大元帥にまで出世する。
ちなみにルイ…グイン・サーガの栗本薫による『火星の大統領カーター』も存在するとのこと。
***風の十二方位
最強の風魔法。
元ネタはU・K・ル=グウィン作の短編「風の十二方位」より。
***かまぼこ板
正確には「かまぼこ板の様なもの」。
特定の水場で釣りをする事で釣り上げる事がある。
がっかりかつ脱力もののメッセージが書き添えてある。
***鴉の仮面
敏捷力が上がる頭装備。
元ネタは荻野真作の漫画「夜叉鴉」か。
***ガンガンいこうぜ
ネルが習得する特殊技能で、パーティ全員の攻撃力を上昇させる。
元ネタは「ドラゴンクエストシリーズ」の作戦名「ガンガンいこうぜ」から。
***機械式連射弩
片手に装備可能で、二回攻撃と射撃・対空属性を合わせ持つ非常に強力な武器。二刀流させればまさに鬼に金棒。
イベントで設計図を入手出来るが、その店で現物を買える為、製造されることは少ない。
元ネタは「三国志演義」の登場人物、諸葛亮が考案した「元戎」…かもしれない。
もしくは三浦建太郎『ベルセルク』の主人公、ガッツの連射式ボウガンか。
***ぐちょぐちょぬるぬるな斧
ランダムダンジョン内に存在する池や泉にて
ある条件を満たすと仙女から手渡されるどう見ても斧ではないなにか。
具体的には巨大イカ型のモンスター。当然ながら戦闘になる。
更に一定の条件で(恐らくは報復行為のために)仙女からの選択肢がこれ一色になる。
***小船
本項では忘却界にて神殿に拾われた孤児が釣り上げた小舟の事。
舳先に描かれた目玉の模様は「ゲド戦記 影との戦い」にて主人公ゲドが老船乗りから譲り受けた小舟が元と推測される。
また、船首に目玉模様を描くというのは、地中海沿岸地域の伝統的な邪視避け。
***ご主人さまにご奉仕するにゃん!
巨人の塔寺院内にて、ランプの精が主人公に二度以降呼び出された時に言い放つ台詞。
元ネタは、TVアニメ「東京ミュウミュウ」にて、主人公の桃宮いちごが生物兵器ミュウミュウに変身した際の決め台詞「地球の未来にご奉仕するニャン!」だと推測される。
***これもいきもののサガか
3周目以降、ランダムマップで会える隠しボス「真・夜種王」のセリフ。
元ネタはゲームボーイソフト「魔界塔士SaGa」のラストボス「神」のセリフ。
シチュエーションもほぼ同じで、塔の最上階にたどり着いた主人公達に突きつけられた驚愕の真実。
それに反旗を翻した主人公達に対して放れたセリフである。
これを有名にしたのはセリフ自体でなく、戦闘自体にある。
「魔界塔士SaGa」には「チェーンソー」という武器が登場する。
これは力依存の武器で、効果は敵を一撃死させるもの。
成功すると、「~は バラバラになった」とログに表示される。
ラストボスには効かないと思いきや、実は効く。
成功した際のログ・エフェクトの「かみは バラバラになった」が、当時のユーザーにはあまりにも衝撃的だった。
その衝撃度は今でも語り草になっているほどである。
***殺してでも奪いとる
小人の塔で、ダリムからニルサを奪わなくてはならなくなった際に登場する選択肢。
元ネタはロマンシング・サガの同様の選択肢であろう。
シチュエーションはほぼ同じで、主人公達が必要としている品を他人が所有しているというもの。
本当に殺して奪うという大胆さからRuina以外でもネタにされている。
ちなみに他の選択肢は「そう かんけいないね」と「ゆずってくれ たのむ!!」である。
**さ行
***殺人ウサギ
妖精の塔下層や月(!)で襲ってくる、凶悪な小動物。
直接の元ネタはおそらくWizardryに登場するVORPAL BUNNY。
更なる元ネタは映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」に登場する
洞窟を守る凶悪なけだもの(=かわいいうさぎさん)。
これらの影響を受けた国産RPGでもしばしば即死攻撃持ちのウサギ型の敵が登場する。
***裁きの司
聖戦などの強力な技を習得する、上級称号。
恐らく名前の由来はラルフ・イーザウ作「ネシャン・サーガ」シリーズに登場する、
神格的存在の「裁き司」からだろう。(イメージ的にはとても偉い司祭のようなもの?)
覚える技も小説中に出てくるものに似ており、「聖絶の剣」は普通の剣を聖剣へと変えた奇跡、「裁きの雷」は主人公を執念に追う敵から逃亡する時に使用した雷・・・と、解釈する事もできなくもない。
***獣鬼
小鬼達より一回り高い能力を持つ序盤の強敵。
「もじもじ」して「こっちを向く」のは、アニメ「ムーミン」のパロディと思われる。
故に「トロール」とルビが付くようである。
ちなみに三浦健太郎作「ベルセルク」でも「獣鬼」と書いて「トロール」とルビが付く。
***手術刀
出血能力を持つ短剣。性能はそこそこ。
元ネタはフリッツ・ライバー作「二剣士」シリーズに登場する剣士「グレイ・マウザー」が愛剣に与える「手術刀(scalpel)」という名称より。短剣は「猫の爪(Cat's Claw)」と呼ぶらしい。
元ネタ作中の<手術刀>は切れ味鋭い細身の剣だが、(特別な名剣・聖剣の類ではなく)ごく一般的なものに過ぎず、その強さは使い手本人の技量によるところが大きい。
と言うか、マウザーは冒険の途中でこれを失っても、どこぞで調達してきた新たな剣に
再び<手術刀>と名付けたりしているので、実は特定の剣ですらない。
本作においては、赤竜からのドロップ品であるにも関わらず性能に突出したところが無く、
竜鋼ひとつで作れる「業物の短剣」のほうが使い勝手が良かったりする等なんとも微妙な一品となっているが、
それもこの辺の再現と思うとなかなか深い……かもしれない。
***心臓刺し
即死効果を持つ刺突用技能。
元ネタはフリッツ・ライバー作「二剣士」シリーズに登場する剣士「ファファード」が自分の短剣に与える「心臓抉り(heart seeker)」という名称…かもしれない。
***しんでしまうとは なにごとじゃ
滝の洞窟のチュナイベントで早速ゲームオーバーになったプレイヤーに、ユリアから贈られる一言。
ランダムマップ内のピートの店でも言われる。
元ネタは「ドラゴンクエスト」シリーズ。色んな作品でオマージュやパロディがされている有名なセリフである。
これに限らず、ゲームオーバー時のヒントやピート関連はパロディや作者の体験ネタが豊富だったりする。
***スナーク
神殿に拾われた孤児のイベントで登場する敵。その正体は…
元ネタはルイス・キャロル作「スナーク狩り」に登場する謎の生物。
***精神銃
引継ぎ対象になるラバン専用のレア装備で、攻撃の度にMPを消耗するが、先制必中必殺に対空射撃と強力な能力を備えている。
元ネタは寺沢武一作の漫画「COBRA」の主人公コブラの左腕に仕込まれた銃「サイコガン」より。
精神力を撃ち出すことで武器にし、「惑星だって吹っ飛ばす」威力らしい。
紙を巻いて手首に填めて、或いは一升瓶でごっこ遊びをした思い出のある人はきっといるはず。
***生命無き者の王
遺跡の最深部で遭遇する強敵。ラバン曰く、タイタス十六世が至った段階でもある。
元ネタはTRPGソードワールドRPGに出てくる最強のアンデッドモンスター「ノーライフキング」。
更にその元ネタは、いとうせいこう作の小説/映画「ノーライフキング」である。
前述のいとう作の小説中では無機の王、非生物の王というニュアンスで用いられているが、
ソードワールドで用いられて以降、強力なアンデッドの称号として定着したと言われている。
また、同ゲームのモンスターはアメリカのTRPGダンジョンズ&ドラゴンズの高レベルアンデッドモンスター「リッチ」にあたり、著作権侵害を恐れて改名したという説も有名。
***セントバーナード蹴り
夜種チャンピオンなどが使ってくる格闘技能。
元ネタは古川日出夫作「ベルカ、吠えないのか?」に登場するルチャドール怪犬仮面の必殺技より。
***双極式ハーモニウム
アーガデウムで登場する敵。
カート・ヴォネガット・Jrの「タイタンの妖女」に出てくる水星に住み音楽を栄養源とする謎の生命体「ハーモニウム」が元ネタ……かもしれない。
***ソムニウム
アーガデウムや盗賊・賢者ルートの固有ダンジョンに登場する敵。すみれ色の水晶。
somniumはラテン語で「夢」の意。
**た行
***ターニャちゃんのパンツ
誰だよターニャちゃんって。
怪仙ダッタとの交戦時、ラバンに誘惑させるとエッチな本とこれで釣ろうと試みる。
かつてラバンがターニャちゃんを人さらいから助けた際、
「待って、私も連れて行って!」→「風来坊に女はいらねえ」→「なら、代わりにこれを…」
という流れで手に入れたものであるらしい。
ラブ&ピース、アデュー…こうしてラバンの謎がさらに深まるのであった。爆発しろ。
***大砲仕込の義手
ラバン専用の義手で、攻撃力が上昇する。ほかの義手と同様、防具であり武器ではない。
元ネタは三浦健太郎作「ベルセルク」の主人公ガッツの義手からか。
***大魔道士シーフォンの事務所
パリスとのグッドエンドに登場。
元ネタはゲーム「ウィザードリィ」のラスボスである大魔術師ワードナが居室の扉に掲げている
「『邪悪な魔術師 ワードナの事務所』営業時間は午前9時から午後3時」と書かれた看板。
余談だが日本のファミコン版では「9時から5時」になっており、公務員の定時の差がわかる。
***鷹のレイピア
2回攻撃武器の一つだが、属性の汎用性の低さから機械式連射弩にお株を奪われがち。
元ネタは「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する「はやぶさのけん」…かもしれない。
また、『ベルセルク』の「白い鷹」グリフィス愛用の細身の剣(レイピアと言うよりはサーベルに近いか?)という説も。
これらの複合ネタなのかもしれない。
***ダドアチャック
水辺に登場するロブスターっぽい敵。
スティーブンキングのダークタワーの第二巻あたりで主人公のガンスリンガーの右手の人差し指と中指を食いちぎった異界の浜辺に棲息する名称なしのロブスターの化け物が元ネタ。
Did-a-chick? Dum-a-chum? Dad-a-cham? Ded-a-check?って異郷の言葉で悲しげに問うような鳴き声を上げる(原文)
***タレーリア
厄介な状態異常、停止を防ぐうえに敏捷を30も上げてくれる便利な装飾品。
巨人の塔寺院のマンダラ対策に人数分用意した人も多いだろう。
ギリシア神話に登場し、特に伝令神・ヘルメスを象徴する、有翼のサンダル「タラリア」が元ネタか。
***ちくわ
魚肉練り製品…であると同時にまぬけ・暗殺属性の武器。装備しないと腐る。が、食べられない。
妖精の塔下層の泉で、銀の剣所持時に発生するイベントにおいて「ちくわ」を選ぶと仙女から貰える。
ここでしか手に入らない武器であるため、こちらを選択するプレイヤーは多いかもしれない。
攻撃力は皆無だが混乱・怒りを80%の確率で引き起こすため、全体攻撃杖との二刀流は意外と強力だったりする。
何故か三つ貰える。実際のちくわが三本入りで売っていることが多いからだろうか?
なお余談だが、穴にチーズを入れたものはその名もずばり「チーズちくわ」と言うらしい。略してチーちく。
その美味さはRuinaの作者、枯草章吉氏も認めるところである。
***チョコレート
カカオの実を原料とした食品。
現実においては近代ヨーロッパにてミルクチョコが発明されるまでは主に飲料として親しまれていた。
栄養価が高く、原産地においては古くから神聖な飲み物とされていたという。
ゲーム本編ではMP30%回復の保存食。どうやら固形チョコらしい。
複数の国産ファンタジー作品でMP回復アイテムとして登場する模様。
漫画「魔法陣グルグル」にも魔法力回復アイテム(兼ヒロインの好物)として登場する。
***屠竜刀
竜殺しの巨大刀。対竜属性を持つが速度がかなり落ちる。
元ネタは三浦健太郎作「ベルセルク」の主人公ガッツの持つ巨大な剣「ドラゴンころし」と思われる。
**な行
***なんだい、スティーブ
滝の洞窟での会話で、パリスの呼びかけに対したネルの返答。
TV番組「世界の料理ショー」でしばしば登場するグラハム・カーによる掛け合いのパロディ。
どう見ても適当にブチ込んで混ぜてるだけにしか見えないのに、
終ってみれば真っ当な出来栄えにしてしまう辺りはまさにマジック。
あの二人にも見習っ……いや、何でもない。あれは誰にも真似できねぇ。
***虹色ラーメン
HPとMPを完全に回復し、戦闘不能者を蘇生させる料理。
元ネタは少年チャンピオンに連載されていた同名の漫画か。
***ニョロ
本作品で最初に遭遇する敵。非常に弱いが、電撃を操る「フナット」に変身する能力を持つ。
元ネタはトーベ・ヤンソン著「ムーミン」シリーズに登場するニョロニョロ(Hattifnatt)
フナットの名前もここから取られていると思われる。
***猫耳フード
全く強そうに見えない割に、高い防御力に水空耐性と「回避」オプションまで持つ強力な頭装備。
元ネタは「ファイナルファンタジー」シリーズか、
あるいは「魔法陣グルグル」で一時期ククリが装備していた「ネコミミローブ」だろうか。
***ネルのTシャツ
「コナン・ザ・グレート」。エンディングにおいてなにやら異様なインパクトを残す。
ロバート・E・ハワードのヒロイック・ファンタジー<コナン>シリーズの主人公、蛮人コナンが
鍛冶屋の息子であることからの連想と思われる。
**は行
***パック
妖精の塔下層に出てくる妖精の名前。
有名なのはシェークスピア作の戯曲「真夏の夜の夢」の狂言回しの妖精だが、ベルセルクにも出てくる。
***葉っぱを股間につけただけの人間
神殿に拾われた孤児の固有ルート、忘却界で登場する者たち。元ネタは、バラエティー番組に登場した芸人ユニット「はっぱ隊」。
詳しくは→[[こちら>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%A3%E3%81%B1%E9%9A%8A]]
***玻璃瓶
読み方は「はりびょう」妖精の塔上層で手に入る、使ってもなくならない永続的な光源アイテム。
これを取ったからと言ってオイルを全て捨てると、少しだけ痛い目に遭う。
元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」に登場する「ガラドリエルの玻璃瓶」。
同作では、夜空にのぼった太古の宝石を映した泉の水を集めたもの。「星のガラス瓶」。
***ひかりごけ
巨人の塔上部(雪山)で遭難時にエンダが口にするセリフ。
実際のカニバリズム事件を元にした小説の題名。
***豹頭の仮面
攻撃力が大きく上昇する男性用頭装備。
元ネタは栗本薫作「グインサーガ」の主人公「グイン」の頭部と思われる。
また、第1巻の題名でもある。
***ブージャム
神殿に拾われた孤児のイベントで登場する敵。その正体は…
元ネタはルイス・キャロル作「スナーク狩り」に登場する謎の生物。
スナーク達の中でも、最も危険らしい。
***ファイヤーボム
まぬけ属性を持つ唯一の魔法。
シーフォンが「簡単で強い魔法」を求めるネルへ挙げた術と同じものだろう。
敵全体にダメージと、毒・炎上の二種のHP減衰を与える。
ちなみに炎上効果を持ってはいるが、火属性ではない。メタンガスの示唆だろうか。
技能書を受け取る際の「ただし、この魔法は尻から出ます」という台詞は、
衛藤ヒロユキ作「魔法陣グルグル」に登場する魔法使い「ラジニ」の台詞のパロディ。
***不可視の守護者
主に巨人の塔寺院で出現する、その名の通り目に見えない敵。
そのままで戦うとこちらの攻撃は非常に当たりにくく、そのくせ被ダメージは強烈。
可視状態にするには「粉っぽいもの」を浴びせればよい。
元ネタはH・P・ラヴクラフトの『ダンウィッチの怪』だと思われる。
もっとも、元ネタ作中では退治するのに特殊な粉薬(と呪文)が必要であった。
本作での代用品は元々簡単に入手できる上、商売上手な金色猫が巨人の塔内で販売中。
***不可視の力
敵全体に無属性で攻撃するダメージ魔法。
使用した時の「これでもくらえ!」という台詞は、TRPG「トンネルズ&トロールズ」の魔法<これでもくらえ!>(Take That You Fiend!)のパロディ。
***不死鳥の杖
装備することで、通常攻撃が火属性の全体攻撃になる片手杖。
元ネタは恐らくJ・K・ローリングの「ハリーポッター」シリーズに登場する魔法使い、ハリー・ポッターの杖だと思われる。
芯に不死鳥の尾羽が使われたヒイラギの杖で、本作におけるキーアイテムとなる。
***フック型の義手
ラバン専用の義手で、攻撃力と防御力が若干上昇する。
元ネタはJ・M・バリー作「ピーターパン」の敵役フック船長が使う義手より。
***ブラックプディング
暗黒料理によって生み出された謎の生命体。
元ネタはD&Dのスライム状のモンスターで、強い酸の属性で冒険者を体内に取り込む。
更に元ネタはイギリスの伝統料理(豚の血のソーセージ)。
また召喚時の台詞は、宇宙家族カールビンソンの「自我に目覚めたホットケーキの素」と同じで、
更なる元ネタはフランスの科学者かつ哲学者デカルトの言葉「cogito ergo sum」となる。
***変態だ。
各種夜種王に送られるナレーターからの辛辣な一言。Ruinaファンの合言葉の一つ。
主人公と特定のキャラと二人っきりで休息させ続ける横でいかがわしい想像をしたり、
一部キャラがイドの触手に○○されてるいかがわしい場面を想像しているあなたも立派な変態だ。
***忘却界
神殿に捨てられた孤児の固有ダンジョン。
忘却界=リンボはカトリックで地獄と天国との中間にある霊魂の住む場所を意味する言葉。
死の影の谷、虚栄の町といった島、(語句の元ネタは聖書)捕らえられた巨人や次々と登場する寓話的人物など、ジョン・バニヤンが書いたプロテスタント向けの寓話「天路歴程」が元ネタ…なんじゃないかと思われる。
洋ゲーのOblivion=忘却界という説もある。
***ほら……こわくない
エンダに指をかじられたネルの台詞。
「風の谷のナウシカ」で主人公ナウシカが脅えるキツネリスに齧られた際の台詞のパロディ。
が、ナウシカならぬネルと、食欲旺盛なエンダでは「塩味が足りない」というしょっぱいオチしかつかなかった。
***ホルム
Ruinaの舞台となる町、ネス公国西部に位置する伯爵領で、大河アークフィア中流域に位置する
大河交通の要所となっている他にはこれといった特徴の無い小さな町だったのだが
この町の地下に偶然にもアルケアの大遺跡が眠っていたことが物語の始まりとなる。
Ruinaの前身となるTRPG大河物語では、ダンジョンの町「ホーム」という設定があり、
これをもじって付けられた名前と思われる、主人公にとっての「故郷」「拠点」ということか。
**ま行
***まぬけ属性
武器や魔法に、内部的に設定されている属性の一つ。いわゆる隠し属性。
ちくわやファイヤーボムなどのギャグ要素の強いものに付加されていることが多い。
夜種王系の敵や一部のギャグ系の敵に高い効果を発揮するが、
シリアスな敵キャラにはまったく通じないことも。
***マメルク
オメメナイナイの色違いな上位版。いまひとつ地味。
元ネタはトーベ・ヤンソン『たのしいムーミン一家』に出てくるぶよぶよした緑色の巨大魚。
***マヨネーズ
食用油・酢・卵を配合した調味料。材料の関係から高コレステロール食品の代表格と呼べる一つであり、ダイエットの敵としてしばしば目の敵とされる。
目玉焼きにかける重要アイテムとして賢者ルートに登場する他、料理の没データにはマヨケーキ、マヨ刺身、肉のマヨ焼きなど複数のマヨネーズ料理が存在する。
作者インタビューによると枯草氏は目玉焼きにはタルタルソース派であり
「マヨネーズ? ハンッ! あんなのタルタルソースの未完成品っすよ!」
「ま、マヨネーズなんて全然好きじゃないんだからねっ!」とのこと。
***ミ=ゴ
鍵の書イベントで遭遇する敵。
元ネタはH・P・ラヴクラフト作「闇に囁くもの」に登場する怪生物。
外宇宙から飛来し、冥王星を支配している…らしい。
***ミスリル
様々な装備の材料となる金属で、主に小人の塔で得られる。
RPGでは何かとメジャーな名前だが、その大元の元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」に登場する金属。
同作のエルフ語で「灰色の輝き」という意味を持つ言葉らしい。「まことの銀」とも。
『指輪物語』作中、主人公フロドはミスリル製の鎖帷子を身に着けている。
即死・出血耐性の防具、「真銀の帷子」はこれからの着想と思われる。
ただし指輪物語とは異なりそれなりに重いようで、非力なキャラは装備できない。
***みんながんばれ
ネルと人工精霊8号が習得する技能で、パーティ全員のMPを10点回復する。
組み合わせによっては、これを利用して無限にMPを回復することも可能。
元ネタは「ドラゴンクエストシリーズ」の作戦名「みんながんばれ」より。
***村正
引継ぎ対象になるレアアイテムで、強力な即死能力を持つ両手剣。
もちろん大元は実在の刀匠「村正」作の刀剣だが、直接の元は「Wizardryシリーズ」に登場する侍用の最強武器「MURAMASA BLADE」(APPLE][版では「MURASAMA BLADE」)と思われる。
妖刀のイメージも強いが、これは諸説存在する徳川家康との因縁が原因と言われている。
***めいど!
古代都市から帰還後、パーティ編成後の酒場でフランが言うセリフ。
元ネタは「それでも町は廻っている」という漫画から。
ちなみにフランの着ているメイド服はこの漫画に出てくるメイド服と似ている。
**や行
***矢の呪文
魔法の矢で敵に傷を負わせる、低火力だが低燃費の単体攻撃魔法。
主人公はMP半減アクセサリの恩恵もあり消費MPが1になるため、ほぼ通常攻撃として連発できる。
元ネタはD&Dの最も基本的な攻撃魔法「マジック・ミサイル」と思われる。
//***幽鬼の刃
//即死とHP減少の効果を持つ短剣。没データのみ。
//悪しき刃なので、テレージャ、アルソン、メロダークには装備出来ない。
//元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」で主人公フロドを刺した幽鬼「ナズグル」の剣。
//これに傷付けられると、通常の治療では癒すことが出来ない。
***妖神調理法
ネル・ラバン相当の料理スキルを習得出来る技能書。元ネタは菊地秀行作「妖神グルメ」。
書庫の他に、夜種教授から入手することも出来る。
この作品の主人公内原富手夫は、腐りかけの野菜くず、足元の雑草、蠅などを材料に
天上の美味を作り出す、「イカモノ料理」の天才とのこと…
***妖精の薄焼菓子
HP40%MP10%を回復する。保存食品なので経日で数が減らない。
元ネタはJ・R・R・トールキン作「指輪物語」の「レンバス」と呼ばれるエルフの保存食。
一枚食べるだけで一日たっぷり歩けるほど力が付き、非常に美味らしい。
**ら行
***ルク
妖精の塔上層でプレイヤー達を小鳥の餌として連れ去る謎の巨鳥。
元ネタは千夜一夜物語等の伝説に登場するロック鳥…かもしれない。
ロック鳥は象も軽々と持ち上げるとのこと。人間ぐらい朝飯前であろう。
**わ行
***ワイヤーブレード
鞭と剣の二形態を持つ両手武器。
元ネタはTVアニメ「機甲界ガリアン」の主人公メカの主武装「ガリアンソード」と思われる。
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