流れ切って申し訳ありませんが、SS書いたので投稿します。
登場人物→照さん・菫さん・淡ちゃん
脳内設定満載です。。あと、前半少しエロいです。。
照さんはドS&タラシということで。。何レスか使います


397 :名無しさん@秘密の花園:2009/12/14(月) 09:05:04 ID:eyURs+jL

部の活動が終わり部室のすぐ隣にある休憩室へと二人で向かい、扉を開けて内側から鍵を閉める。
そして私達は仮眠用のベッドに腰を下ろした。最近は部活が終わった後に二人でここに来るのが日課になりつつある。
もちろん私達以外には誰も居ない。しかし、今日の私はここに来るのに少しだけ抵抗があった。

「菫、今日なんか顔色悪くない?どうかしたの」
隣に座っている照が私に尋ねてくる。その手は私の手の上に重ねられていた。
「いや…実は…今日は、その…二日目なんだ。」
ズキズキとする痛みを腹部に抱えながら私は答える。二日目というのは、つまり
「ああ、生理か…。重いんだっけ?大変だね」
そうなのだ。私はどうやら人よりも重いほうらしく、今朝からずっとこの苦痛と戦っていた。
「薬も飲んだのだが、痛みが全然引いてくれな……んんっ――」
ふいに唇を塞がれてしまった。まったく…お前というヤツは。
と、思いつつも私もしっかりとそれに答える。胸の鼓動がだんだん加速していく。
「…ふっ…ん……ん」
目を閉じ照の唇をたっぷりと堪能し、ふわふわとした心地の良い感触を楽しんだ。
しかし、気がつくとブラウスの中に手を入れられている。そこで思わずキスを中断させてしまった。
「はっ……おい、照っ」
「……ん、なに」
不機嫌そうな顔と目が合う。だが今はそんなことなど気にしていられない。
「今日は二日目だと言っただろう…?」
「うん。聞いたけど」
「なら、これ以上は無しだ。さすがにこんな日にまでするのは……ん――」
もう一度唇を塞がれ、すぐに引き離された。だが相変わらず手の動きは止めてくれない。
ブラウスの中でブラジャーを上にずらされ、胸を揉まれ、先端をつままれる。
「おい…頼む…本当に今日は止めてくれないかっ?来週になればいくらでもできるから…」
「えーやだよ。私がしたいって言ってるんだから、ちゃんと答えて」
「なっ…」
私は別に、こういった行為をするのが嫌いな訳では無い。
ただ、いくらなんでもこんな時にまでするのはどうかと思う。普通はやらないだろう。

「ふっ…なあ、その手を私の血で汚してまでやりたいと思うのかっ…?」
「まさか…。そこまではしないよ。きたないし…」
「…………………そうか」

彼女が正常な思考だと安心したのと同時に、なんともいえない気持ちになる。
自分でも汚いとは分かっているが、面と向かってそう言われるとやはり複雑な気分だ。

「相変わらず菫の胸は大きいよね……」
「…はっ…っ……そ、そうか?」
「うん。…腹立つ」

胸に吸いつかれ先端を歯で軽く噛まれて遊ばれる。
だんだん背中にじわりと汗がにじみ始め、体が火照ってきた。熱い、頭がくらくらする。

「菫…駄目だよ、脱いじゃ。」
「ふっ…ん……そんな…」

体が熱いので上半身に身につけているものを全て脱ぎ取ろうと手をかけた瞬間、それを拒否された。
彼女は本当にサドの気が強い。いや…むしろ鬼だ。背筋が少しゾクッとし、頭にも少し汗が流れ始める。
やがて両肩に手を添えられて、ゆっくりと体を押し倒され、二人でベッドの上に横になった。
そして目と目が合い、三度目の口付けを交わす。それから、すぐにまた胸を攻め立てられる。

「ふぅっ…はぁ…」



「……ねえ、気持ちよくないの?」

ふと、照の手の動きが止まる。
顔を見上げると面白くない、とでも言いたげな目でこちらを見ていた。

「…何でそんなこと言うんだ?」
「だって、いつもより声出て無いじゃん」
「そ、それは仕方ないだろう…無理を言うな」
「生理だから?」
「そうだ…。今も痛いんだ。だが決して感じていないという訳ではない…」
「ふうん。そう――」

「んあっ…!…はぁ…んっ」

納得してくれたのかと思い、油断したのが甘かった。
どうやらコイツは、意地でも私に声を出させたかったみたいで、次は首元に舌を這わせ始めた。
正直に言うと、私は首に弱い。しかしそのことを照に直接教えたことは無かった。
どうやら、今まで何度も体を重ねているうちに気づかれていたようだ。

「ああ…っん……ふっ…んうぅ…っ!」

れろれろと首筋を舐められ、あまりの気持ち良さに体がビクビク震える。
ほどなくして、私は呆気なくイかされてしまった。

 ◆◆◆

「ずいぶんイクの早かったね?やっぱり首、弱かったんだ」
「はぁ…はっ……お前、本当に、サ…ドだよな…鬼だ」
絶頂を迎えたすぐ後のため、頭がボヤボヤし、口がうまく回らない。

「ふっ…そういう菫は隠れマゾでしょ」
「え?なんだって…ん――」

再び唇を塞がれた。こんどのは舌を絡ませ合う深いキスで、顔を両手で固定されながら
ぐいっと口を押しあてられる。お互いの吐息が混ざり合い、それに興奮してまた体が熱くなる。
そっと照の背中に腕を回し、強く抱きしめた。最高に心地が良い。幸せだ。

「ぷはっ…はぁ…はぁっ…」

やがて息が続かなくなり、どちらともなく口を引き離す。
そこには笑顔とまではいかないが、ほんのりとほほ笑んでいる照の顔があった。
可愛いな…。それを見て私も口元が少し緩む。先ほどコイツがなんて言ってたのかは
よく聞こえなかったが今はもう、そんなことどうでも良くなってしまった。

「好きだ、照」

「うん。私もだよ」



 ◆◆◆

しばらくの間、手を握り合いながら静かな時間を過ごした。
「………」
ふと照が部屋の時計に目をやり、私もつられて時刻を確認する。
18時半だった。

「悪かったね。無理なことさせちゃって。」
「おまえが謝るなんて、珍しいな」
「そう?まあ良いや。菫、今日はもう帰って良いよ」
「…お前はまだ帰らないのか?」
「うん。これからちょっとやることがあるんだ」
「そうなのか」
できることなら照と一緒に帰りたかったが、用があるのなら仕方ない。
それに、すっかり忘れていたが私は今、生理中だ。早く帰宅したほうが身のためである。

「それじゃ、先に帰らせてもらう。また明日」
「うん。またね」

靴を履き、荷物をまとめ、照一人を残したまま私は休憩室を出た。
そして玄関へと向かい、歩き始める。

「……ん?あれは」
廊下の角を曲がった辺りで、よく見慣れた顔が私と逆方向から歩いてくるのが見えた。

「やぁ、淡じゃないか」

大星淡。この春に入学してきたばかりの一年生で、我が『チーム虎姫』の一員だ。

「あっ弘世先輩…。まだ帰ってなかったんですね」
「ああ…少し一人で牌譜の研究をしていたんだ」
もちろん嘘だが。
「そうなんですか!さすがですねっ。あ、ごめんなさい…急いでるのでお先に失礼します」
「ああ、お疲れ様…」

淡と別れてから、ふと考える。
あの子はこんな時間まで何をしていたのだろう?
今日の部活が終わったのは17時だ。
18時半までの間、ずっと校内に居たのだろうか。

「痛っ…」
しかし、腹痛のせいで思考が鈍り、それどころではなくなってしまった。
まぁ…あの子が何をしようとあの子の勝手だ。私はさっさと帰って寝るとしよう…。



 ◆◆◆

ぴとっぴとっ。むにゅっ

「ひゃっ!い、痛いですよぉ…宮永先輩」
「あー、ごめんごめん」
何が痛いのかと言うと…私は今、自分の頬っぺで遊ばれている。
最初は指でツンツン突いてくるだけだったけど、最終的にはクイッとつねられてしまった。
頬っぺをすりすり擦りながら、先輩の顔を見上げて尋ねる。

「もう…。どうして急にこんなことするんですかぁ?」
「実はさ、前からちょっと気になってたんだよね」
え。何が気になってたんだろう。あっ、も、もしかして私のことがですか!?
ええと…!どうしよう。それじゃあ私を今日ここに呼び出した理由って、まさか…。

「淡の頬っぺって、すごく柔らかそうだったからさ。思った通りぷにぷにしてた。」
「えっ…?あの、それを確認するためだけに私を呼び出したんですか?」
「うん、そうだよ…って、なに顔赤くしてるの。もしかして何か期待してた?」
「そ、それは…ええと」

言葉に詰まる。はぁ…恥ずかしい。私ったら何を一人で勝手に浮かれていたんだろう。
宮永先輩は、弘世先輩と仲が良い。それも、すっごく親密な関係だ。
聞かなくても二人の様子を見ていれば、それくらいのことはすぐに分かる。
だから、宮永先輩が私のことを見てくれるはずなんか無いのに…。

「え…うそ、図星なの?」
「…図星だったら迷惑ですか?」

「うーん…そっか。淡が私のことを、ね…。知らなかった」
先輩にジッと見つめられる。やっぱり今のは言わなきゃ良かったかなぁ。
なんだか急に緊張してきちゃった。足がプルプル震える。

「あの…先輩。今のは聞かなかったことに…」
「いや、それは出来ない」
「えっ?……んんぅ――!?」

どうして、と思ったも束の間。
私は宮永先輩にキスをされてしまった。

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最終更新:2009年12月20日 15:49