38-757「誤解の被害者?」

「さ!佐々木!そのコスプレは何だ?」
「何言ってるのさキョン。僕が佐々木だから小次郎の恰好してるんだろう?忘れたの?」
「かつらまでかぶってポニーテイルまでさせられて、文化祭は、大変だよ。」
「い、いや!大変なのは、お前だけじゃない!今、俺の方が大変なことに!!!!!」
「キョン?どうしたの?汗ダクで真っ赤っかじゃない!?風邪でも引いたの」
「だ!大丈夫だ!!だが、危険だから1メートルは、俺から離れてなさい!!」

「む!何だそれ!僕の事を避けるきかい?」
「ち、ちがう!!避けたくないけど、避けないと色々まずいことに・・・!!!」
「むー!!」
「上目づかいで覗き込むのはやめろー!!」
「・・・・・・・・キョン・・・・言いたいことがあるんなら、はっきり言うべきじゃないか?僕と・・・・・・君の仲だろ?」
「そ、そんな悲しそうな目で俺を見るな!御馳走だ!!」
「え?ぼ、僕が悲しそうな目をすると嬉しいの?」
「だ、だから、近付き過ぎ!!危ないから!!マジで!俺の理性が!!!」
「キョン~。お願いだから、嫌わないで・・・・僕、僕・・・君のこと・・・」

「あー!!もう!!可愛すぎるんだよ!!!お前はー!!!」

このときの絶叫が教室中に響き渡り、俺と佐々木の誤解は、一瞬にして広がった。
全く、ついてないぜ。
佐々木ー、さっきからニコニコしてるけど、お前は、被害者なんだぞー?
わかってるのか?本当に・・

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最終更新:2009年02月17日 13:42
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