39-895「どっち!?」

母親は、中学時代のキョンには、多大な希望を持ってた。(頑張れば、佐々木レベルに!)
高校では、「そこそこでいいわ。」になった。
だが、母親の予想を超えてキョンの成績はがた落ち。
いつかはやってくれると信じているが、その限界が高2の夏まで。
ハルヒが勉強を教えだしたのも、危機感があるからではないだろうか?
そして、佐々木もキョンの心配をしているのだろう。

「でだ、今日から交代で俺に勉強を教えてくれると・・・・そういうわけだな?」
「そうよ!いい?あんたの成績が落ちたのがSOS団のせいだと思われたら迷惑なの!!」
「キョン。君は、中学時代、僕と同じ大学を目指してたじゃないか?あの時のことを思い出すんだよ」
「俺は、別に佐々木と同じ大学を目指していなかったぞ?」

「え?そうなのかい?ご家族の方がいつも「勉強しないと佐々木さんと同じ大学にいけない」と仰ってたじゃないか?」
「あはは!佐々木さん。キョンに佐々木さんと同じ大学なんていけるわけないじゃない。」
「いけるよ。涼宮さん。あなたと僕が手を組めば、キョンを僕と同じ大学に行けるようになるよ」
「いえいえ。キョンには、あたしレベルの大学で十分です。佐々木さんレベルは、とてもとても。」

「僕は、キョンを信じてるよ。涼宮さんは、信じられないの?」
「う・・・そ、そういうことじゃないの!キョンは、あたしの部下なんだから、あたしと同じ大学に行くの!!!」
「いやいや。僕と一緒の大学に進むんだよ。何せ一家の大黒柱になる人なんだから。」
「そのときは、あたしがキョンを支えるわ!」
「涼宮さんは、結婚した後も間に割って入るつもりなの?」
「ちょっと、待って。それは、どういう意味?誰と誰が結婚するって?」
「さて、誰と誰かな?」

「キョン!!一体、どっちと結婚するつもりなの?」
「まず、何故、俺の勉強会でそんなことを言わねばならんのか教えてくれ。」
「それから、勉強を教えに来たのか、邪魔しに来たのか教えてくれ。」
「逃げる気!?卑怯よそんなの。男のくせに!」
「キョン。男らしくないぞ。」

「どっち!?」
「どっち!!!?」
「こ、こらー。左右から引っ張るな」(む、胸が両腕に・・・!!!!)

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最終更新:2009年03月14日 22:32
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