橘「ちょっと魅力的なのよね、スマートフォン。なんとなくかっこいい(ように見える)じゃない。
スマートフォンを操作している人を横から見ていると、わたしも使ってみたい!触りたい!遊んでみたい!という衝動に駆られる。
いや、それだけならよくいる「新しいもの好き」なんだけど、スマートフォンの魅力はそれだけじゃない。
きっとスマートフォンを使いこなしているわたしのことが、人から見たら「カッコ良く」見えるに違いない(根拠はないが)。
ここであきらめては、当初の目標だった“できるオンナ”になれないじゃないか!とばかりに入力画面と格闘するわたし。
やっとのことで、2、3行程度の文面を入力し、
佐々木さんにメール送信。疲れたー。
うれしいというより、脱力感に包まれていると、間髪いれずにメールが返信されてきた。
わたしがとっても時間をかけて入力した「2、3行」を、佐々木さんは一瞬にして入力したということ。恐るべし、佐々木さん。
いや違う。彼女はガラケーを使っている上に、もともと親指のお腹での入力が
得意なんだった。ああ、彼女に返信するために、また入力と削除の往復がわたしを待っている。
うえーん。泣きたいよおー…。 」