21-795「僕はキョンの○○」

その1

「それ、誰?」
「ああ、こいつは俺の・・・・・・」
「恋人」

~~~数日後~~~
「ねえキョン。アンタ古泉君からなにか聞いてる?」
「いや、何も聞いてないが」
「ふうん。ここ数日バイトが忙しいって言って部室にも来ないし、日に日にやつれてる
 感じなのよね。よっぽどお金が必要でキツイ仕事してるのかしら」
・・・たぶんやつれてる原因はおまえだよ。いや、俺のせいでもあるのか?


その2

「それ、誰?」
「ああ、こいつは俺の・・・・・・」
「婚約者」

~~~数日後~~~
出かける準備をしていると携帯が鳴った。
「はい、もしもし。ああ、朝比奈さんですか。ええ、今出かけるところです。ええ、はい、
 前に俺が入った病院の603号室です」
さて、北口駅のデパート辺りで見舞い買っていくか。古泉の好物ってなんなんだろ?


その3

「それ、誰?」
「ああ、こいつは俺の・・・・・・」
「妻。ただし、まだ籍を入れられる歳じゃないから内縁の、ね」

~~~数日後~~~
「なあ長門。もしかしてこれはハルヒのせいか?」
俺が手にした新聞に視線を向けた長門は無言で頷いた。その新聞の一面トップには
『新内閣、重婚容認を発表‐与野党とも同調、法案早期成立へ‐』
とあった。
「なんとかならないのか?」
「まかせて。情報操作は得意」

~~~さらに数日後~~~
「長門。なんか更に悪化した気がするんだが」
俺の問いかけにかすかに不思議そうな表情を浮かべた後、長門は言った。
「単なる重婚では何人まで認められるようになるか定かではない。涼宮ハルヒと朝比奈
 みくる、吉村美代子に私、最低限それだけの枠を確実にする必要があると判断した」
情報操作ってそっちかよ!って言うか、さりげなく自分もカウントしてなかったか?長門よ。
俺の手には
『日本も一夫多妻制導入へ』
と書かれた今日の朝刊があった。
「必要ならば、あなたの妹のために近親婚の容認も盛り込むことが可能」
「必要ない。断じて必要ない!」
「古泉一樹からは同性婚の容認を要求された」
「断固拒否してくれ。・・・いっそアイツの情報連結とやらを解除して欲しいくらいだ」
「わかった。古泉一樹は転校したことにする」


やれやれ、俺様が代わりに続きを書いてやろう。
その四
「友達
と皆に紹介して、独り身を装って、女の子にアタックしまくるんだよ。本当は僕と将来を誓いあった仲なのに。
酷いと思わない?」
「佐々木さんだっけ?安心して。
キョンが浮気しないように私達が見張っててあげるわ。
大丈夫。SOS団にはキョンごときに引っ掛かる女の子はいないから。」
「ありがとうございます。団長さん、でしたね」
「キョン、今日は佐々木さんとずっといなさい。それから、あんた浮気したんだから当然全部奢りね。
えーと、それに、これからは無理にSOS団の活動に参加しなくても良いわ。優しい団長に感謝しなさいよ。」

「急なバイトが入ったので抜けても良いですか?団長様」


俺も投下
勝手にアレンジ

「それ、誰?」
「ああ、こいつは俺の・・・・・・」
「セフレ!!!」

~~~数日後~~~
「すみません。何とかしてくれませんか?」
「ん?何がだ」
「ここ数日バイトが忙し過ぎて機関も疲労者が続出しているので
このままだと全員過労死してしまいます」
「俺のせいか?いや俺は悪くないだろ?佐々木が勝手に言っただけだし、
それにハルヒが勝手に勘違いしただけだ」
「あんたって人はーー」

アレンジその2

「それ、誰?」
「ああ、こいつは俺の婚約者」
「そうだよ涼宮さん」

~~~数日後~~~
「古泉くんが交通事故にあったそうよ」
「意外に抜けているんだなあいつは、今度お見舞いにでも行くか」
「別にいいけど…ねえ、キョンこの前の佐々木さんとの関係は本当なの?」
「いいや、あれは嘘だよ。橘や佐々木と打ち合せして驚かせようとしたんだよ。
まあ普通に考えれば分かるだろ?」
「あ、あったり前じゃない!あたしを騙そうとしても無駄なんだから」
《え?嘘だったのね。良かったあ…危うく信じるところだったわ》
盗聴器で話を聞いた古泉。
「あんたは一体なんなんだーっ!」

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最終更新:2007年10月13日 02:25
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