【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「67-9xx 佐々木「実に由々しき問題だね」」で検索した結果

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    トップページ >SS > 短編 67-9xx 解らないから知りたいのさ 67-9xx 何事も一長一短だよ、キョン 67-9xx「キミこそ余裕がないようだが?」 67-9xx「お前軽いな、ちゃんと飯食べてるか?」 67-9xx「僕は満たされているから」 67-9xx「……笑わないでくれよ?」 67-9xx そんなデイ・バイ・デイ 67-9xx ある日の橘京子さん 67-9xx 言えなかった、言わなかった 67-9xx カラダにピース、マスターピースさ 67-9xx「大事なのは評価基準さ」 67-9xx「次はわたしの番なのだから」 67-9xx やっぱ大事なプレミアシート 67-9xx 矛盾しない幸福論 67-9xx 旧交の日 67-9xx なんて当たり前なパーソナライズ 67-9xx ひらめきのミュータンス菌 67-9xx 佐々木「実に由々しき問題だね」 67-9xx「キョンの望みであ...
  • 67-9xx 佐々木「実に由々しき問題だね」
    「ところでキョン」 「なんだ佐々木」  ふと、思い出したように持論に対する解説を止め、ぱたんと手元の文庫本を閉じると佐々木が言った。 「キミも知っての通り、僕はキミとの会話を非常に楽しんでいる。これを娯楽と規定するなら僕にとって最高級の娯楽だと評して良いくらいにね」 「また随分と過大評価をしてくれやがるな」 「くく、まあ本題ではないがね」 「じゃあ何が本題だ?」 「ん、」 「んぉわ!?」  な、何しやがる佐々木! 「うん。キミの手の甲を唾液をたっぷりと含ませた舌で軽く舐め上げただけだが」 「淡々と何を言いやがりますかね」 「くっくっく」 「なんだよ」  横顔が笑っていた。  俺の腿の上、人の事を座椅子代わりにしながら笑っている。 「キョン」 「おいこら」  佐々木は不意に腕を伸ばし、俺の頭を小脇に抱えるように抱き込むと、秘密めかし...
  • 67-9xx「いや謝らせてくれ、佐々木」
    67-9xx「そう謝らニャいでくれ、キョン」の続き。 「涼宮さんの能力が、僕に影響を及ぼした事は理解しているつもりニャよ」 「そうだ。その事が問題なんだ」  小鼻の傍に生えた左右計六本のひげをしきりに撫でながら佐々木は苦笑する。  大丈夫だ、心配なんかしていない、と。  だが俺はそうではないんだ。  心はあの春の騒動に立ち返る。   あの騒動の時、騒動の発起人である橘が危惧したのは「ハルヒが力を暴走させ、世界を危機に陥れる」事だった。  その為に「精神が落ち着いた神候補、佐々木」に力を移し、世界を安定させようとしたのだ。  だが俺は提案を一蹴した。  ハルヒの奴はそこまで精神をボーダーの向うまでやっていない。  せいぜいがストレスで神人を発生させ、古泉の小遣い稼ぎを手伝ってやる程度でしかない。だから心配は要らないのだと。だが…… 「……キョン...
  • 67-9xx 佐々木さんと「やあ、親友」「そして」
     67-9xx 佐々木さんと「じゃあね、親友」続編。  北高からの帰り道に僕は思う。  日常の側に残ってしまった、キミに何もしてあげられない僕自身を。 「・・・・・それとも僕は」  僕も、非日常に入ろうとすべきだったのか?  僕の「非日常」の属性とやらを、たとえ彼を舌先三寸で騙してでも、たとえ「神様」になってでも・・・  そうすれば彼を救えるはずなのだから・・・・・・。  くく、矛盾しているね。  涼宮さんから力を取り上げなければ、僕は「非日常」の側には行けない。けれどそれが彼の一番望まないことなんだ。  僕は「非日常」の側に立てない。立つ事はできないんだ。  僕には彼を救えない。  キョンを助けたければ彼を裏切るしかない。  実に、実に、矛盾している。  悲しくなんか無い。辛くなんか無い。  けど、羨ましい、くらいは思ってもいいだ...
  • 67-9xx 佐々木さんと「じゃあね、親友」
    ...驚愕(前))。  67-9xx 佐々木さんと「じゃあね、親友」(驚愕(後)時間軸)。  67-9xx 佐々木さんと「やあ、親友」「そして」(驚愕(後)時間軸)、完結。  佐々木さんの仮面と驚愕シリーズ
  • 67-592 佐々木「唐突だがぼくは歯医者が嫌いでね」
    佐々木「唐突だがぼくは歯医者が嫌いでね」 キョン「ホント唐突だな」 佐々木「あの耳の奥に響くドリルの音ったらないよ、地獄の拷問具もかくやと思うばかりなのさ」 キョン「そうか、お前になら閻魔様も手加減しそうだがな」 佐々木「それでだね、キョン。そんな恐がりが明日の夕方歯医者に行かなければならないとしたら       その運命はどういう言葉で飾られるべきだろうね?」 キョン「……よかったら付いて行ってやろうか?」 佐々木「うん」 67-599 キョン「そんな涙目で見つめても何も出ないぞ」
  • 67-9xx 失言と猫ヒゲ
    トップページ >SS >長編> 67-9xx 失言と猫ヒゲ 前編 67-9xx「そう謝らニャいでくれ、キョン」 中編 67-9xx「いや謝らせてくれ、佐々木」 後編 67-9xx 「構わないよ、親友」
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    ...佐々木の消失」-1 67-9xx「いや謝らせてくれ、佐々木」 15-194「1-2+1=Start line」 53-179「月刊佐々木さん3月号」 7-527「フラクラ返上」 24-122「実は低血圧な佐々木さん」 昨日のアクセス数 9-146「佐々木の告白」 18-325「佐々木の尻」 4-570「修羅場」 15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 50万ヒット記念殿堂入り投票結果 絵チャットログ 24-865「佐々木勉強みてくれ」 55-597「ササッキーの陰謀」 7-194「キョンデレ」 37-789「佐々木昔話小ネタ」 26-462「佐々木の喪失」 25-676「お前らパンツに興奮するな」 17-655「佐々木さん、ブーケは誰の手に? の巻」 24-38「夢から出たマコト」 15-477「キョンと佐々木の消失」-1 67-9xx「いや謝らせてくれ、佐々木...
  • 佐々木さんの仮面と驚愕シリーズ
    ...驚愕(前))。  67-9xx 佐々木さんと「じゃあね、親友」    (驚愕(後)時間軸)。  67-9xx 佐々木さんと「やあ、親友」「そして」 (驚愕(後)時間軸)、完結。 ■別解釈  66-10 佐々木さんのごまかし(分裂)  66-36 佐々木さんの仮面と驚愕(分裂~驚愕(前))。  66-36β 佐々木さんと「やあ、親友」(驚愕(後)時間軸)、完結。  66-164 火曜日と自転車の荷台(ifルート短編)。
  • 長編
    ...んのキョンな日常」 67-9xx 失言と猫ヒゲ 67-9xx どこか足りないフラグメント 橘京子「それが佐々木さんの役割だって言うんですか?」 67-708『だって、あたしだってそうだったし?』 67-116 Rainy Day …… What? 67-30「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね」 66-358 Rainy Day by? 65-697 同窓会(下) 65-697 同窓会(上) 65-459 ディナーへようこそ!(一括表示版) 64-12『待っているとキミは言った』 63-423「分水嶺」 61-903「魔法少女ささき☆マギカ」 61-383 佐々キョンAA?消失関連SF入門 61-36「僕は友達が少ない」 59-552「~I Clown~」 57-173「君の知らない物語」 55-597「ササッキーの陰謀」 52-249「手間賃」 49-800「或る他愛...
  • 67-9xx「キミこそ余裕がないようだが?」
     67-9xx「お前軽いな、ちゃんと飯食べてるか?」の関連。 「なあ佐々木」 「なんだい親友」  それは二人して向かい合い、額をつき合わせて夏休みの宿題をやっていた時の事だ。  そのはずだった。なのにどうしてこうなった。 「いい加減、俺の背中から離れろ」 「くく、つれないじゃないか」 「計算式がわからないとヘルプを求めたのはキミだよ? なのに何故今になってそんな事を言うんだい?」 「そこは感謝感激五体投地で礼を言うさ。だが何故いつまでも俺の背中に引っ付いているんだ?」 「くく、他に計算間違いがないかチェックしてあげているのさ、親友」 「何か問題でもあったかい? 大体キミの背中なんて中学時代に張り付きなれたものじゃないか。何を今更」 「こんなに密着してた覚えはねえよ」 「まだ足りないという事かな?」 「何がだ。第一、お前の頭脳ならとっくにチェ...
  • 67-9xx「そう謝らニャいでくれ、キョン」
    ... )続く  67-9xx「そう謝らニャいでくれ、キョン」  67-9xx「いや謝らせてくれ、佐々木」  67-9xx 「構わないよ、親友」
  • 67-9xx 「構わないよ、親友」
    67-9xx「そう謝らニャいでくれ、キョン」と、67-9xx「いや謝らせてくれ、佐々木」の続き。 「キョン、キミは涼宮さんのせいだと言いたいのかい?」 「違うぞ佐々木。謝っているのはあくまで「俺」だ。猫化が進行してるんじゃないのか?」 「くく、これは手厳しいニャ」  ベッドに横になったまま、視線をこちらに見せて笑う。  口の端を釣り上げるように笑いながら。  今回の一件、ハルヒは無自覚に能力を行使してお前に猫化の呪いをかけた。  けどそれはあいつが悪いんじゃない。自分の日常を守る為に、異分子の存在を警戒するなんて当たり前の発想だ。  あいつの根っこが変人でも神様でもなくて、ただの普通の女子高生だから起こる警戒心なんだ。  mikuruフォルダをヤスミが気にかけなかった一件とは違う。  ああそうとも。あの春の事件で古泉が言っていたように、身内じゃない、ロ...
  • 11
    67-9xx「いや謝らせてくれ、佐々木」の続き。 「キョン、キミは涼宮さんのせいだと言いたいのかい?」 「違うぞ佐々木。謝っているのはあくまで「俺」だ。猫化が進行してるんじゃないのか?」 「くく、これは手厳しいニャ」  ベッドに横になったまま、視線をこちらに見せて笑う。  口の端を釣り上げるように笑いながら。  今回の一件、ハルヒは無自覚に能力を行使してお前に猫化の呪いをかけた。  けどそれはあいつが悪いんじゃない。自分の日常を守る為に、異分子の存在を警戒するなんて当たり前の発想だ。  あいつの根っこが変人でも神様でもなくて、ただの普通の女子高生だから起こる警戒心なんだ。  mikuruフォルダをヤスミが気にかけなかった一件とは違う。  図らずも古泉が言っていたように、身内じゃない、ロクに見も知らぬ人間が「自分の身内」と仲良くしているのを見れば  普...
  • 67-599 キョン「そんな涙目で見つめても何も出ないぞ」
    67-592 佐々木「唐突だがぼくは歯医者が嫌いでね」 ガチャ キョン「よう、どうだった」 佐々木「……」 キョン「そんな涙目で見つめても何も出ないぞ」 佐々木「……」 キョン「先に外で待ってるからな」 佐々木「う゛ん゛」 ――――――――――――――――――――――――――――――― 佐々木「……いだがった」 キョン「そりゃそうだろ」 佐々木「とてもとても痛かった」 キョン「今度からは気合を入れてから行くんだな」 佐々木「君はいい人ではあるんだが、大事な時に冷たいことがあると思うんだ」 キョン「気のせいだ、それにお前には弱点なんてないんじゃなかったか?」 佐々木「いつものぼくは閉店しました(プイ」 キョン「おれとしてはいつものお前に戻ってくれるとありがたいんだがな」 佐々木「ふむいいだろう、それが君の望みとあ...
  • 65-884 ささきと!-4
    65-863 ささきと!-3の続き。 翌朝 キョン「」ンー キョン「あー……いい天気だ」 佐々木「キョンおきたかい?きょうはどこにいこうか?」 キョン「おう。まず朝ごはん……って」 佐々木「?」カオマッカ キョン「おまえ……」 ……………………………… キョン「38度5分」 佐々木「はー まあもんだいないよ」 キョン「問題あるだろ」 キョン「外出禁止。今日は一日寝てろ」 佐々木「やだー!」 佐々木「だいじょーぶ!だいじょーぶですから!ね!」 キョン「大丈夫じゃない」 キョン「昨日寝れなかったか?」 佐々木「……うん」 佐々木「でもつぎから! こんどはすぐねるから!」 キョン「佐々木、布団にもどれ。な?」 佐々木「やだ! いやだ!」 佐々木「あー! あー!」 ……………………………… ...
  • 67-9xx「お前軽いな、ちゃんと飯食べてるか?」
    ...わり  関連67-9xx「キミこそ余裕がないようだが?」。
  • 65-820 ささきと!-1
    キョン「」軽トラ運転中 佐々木「人がたくさんいるね。察するに、きょうはおまつりかなにかかな?」 キョン「あれは学校だ。そういや明日から夏休みか」 佐々木「」窓から身を乗り出す キョン「あんまりのり出すと危ないぞ」 佐々木「! 手をふってくれたよ!キョンも手をふって!」 キョン「あいにく手が離せん。俺の分も佐々木が振ってくれ」 ……………………………… キョン「よし、ついたぞ」 佐々木「ついた?どこについたと言うんだい?」 キョン「どこってそりゃおまえ」 佐々木「あ!?」 佐々木「くにきだだ!」 キョン「よう」 国木田「やあ」 佐々木「ひさしぶりだね。くにきだ!」 国木田「久しぶり。佐々木さんも元気にしてた?」 佐々木「くにきだはしばらく見ないうちにおおきくなったね」 国木田「相変わらず語彙が豊富だね」 ...
  • 66-178 佐々木さんのRainy Noise
    ...驚愕(前))。  67-9xx 佐々木さんと「じゃあね、親友」(驚愕(後)時間軸)。  67-9xx 佐々木さんと「やあ、親友」「そして」(驚愕(後)時間軸)、完結。
  • 27-426「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1」
    佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1 元旦の夜、ふとした悪戯心で、彼の写真を枕の下に入れてみた。 3年の、文化祭のときに、友達が気を利かせて撮ってくれた、数少ないツーショット。 枕の下に写真を入れると想い人の夢が見られる、なんておよそ非論理的な俗信に過ぎないけれど、 21世紀にもなって一富士二鷹三なすびというのもどうかと思って、ほんの冗談のつもりの行為だった。 ふと気がつくと僕は、オックスフォードホワイトの空の下、セピアがかった世界の中に独り佇んでいた。 夢だと言う事は、何故かすぐに分かった。 なるほど。これは橘さんが言っていた、僕の閉鎖空間というヤツを夢に見ているらしい。 あそこに入れるのは橘さんたち「超能力者」だけで、それには僕は含まれていない。 自分で作ったものに自分が入れないのは理不尽だなあと漠然と思ってはいたけれど、 まさか夢に見るほど関心があるとは思わなかった。 と言うよ...
  • 66-209 佐々木さんの戸惑い
    ...驚愕(前))。  67-9xx 佐々木さんと「じゃあね、親友」(驚愕(後)時間軸)。  67-9xx 佐々木さんと「やあ、親友」「そして」(驚愕(後)時間軸)、完結。  佐々木さんの仮面と驚愕シリーズ
  • 65-842 ささきと!-2
    65-820 ささきと!-1「ささきとひっこし」の続き 翌朝 佐々木「んー、朝だ」 佐々木「!? ここはいったいどこだろう!?」キョロキョロ 佐々木「キョン!おきて!」 キョン「うおっ!?」 佐々木「たいへんだ!!」ハッ 佐々木「そーだ!新しい家だったね!!」 キョン「・・・・・・そうだな」 キョン「やれやれ。朝飯にするか」 佐々木「うん!」 ……………………………… 佐々木「いただきます」 キョン「はいよ。おあがりなさい」 佐々木「」ムシャムシャ キョン「ゆっくり食べなさい」 佐々木「」ゴキュゴキュ 佐々木「ぷはーっ」 佐々木「こっちの牛乳はじつにおいしいね!」 キョン「そうか?どこのもいっしょだろう」 キョン「あ、そうだ。今度から遊びに行く時はちゃんといってきますって言えよ」 ...
  • 65-863 ささきと!-3
    65-842 ささきと!-2の続き 翌朝 キョン「」グーグー 佐々木「キョンー!」ドタドタ 佐々木「しんぶんです!」ズシッ キョン「ぐあっ!」 キョン「……ありがとう新聞屋さん……目が覚める思いだ……」グッタリ 佐々木「どういたしまして!」 佐々木「さっきね!じてんしゃにのってるおねえさんがいたんだ!」 佐々木「あれはいいね!あこがれます!」 キョン「自転車か……」 キョン「昨日のこともあるしな。よし」 キョン「重大発表ー!」 佐々木「!?」 佐々木「」ジー キョン「えー。今日は自転車を買いに行きます」 ……………………………… 佐々木「かうのってキョンのだけ?」テクテク キョン「ふっふっふ 俺と佐々木の」テクテク キョン「両方買うぞ!」テクテク 佐々木「!」 佐々...
  • 66-67 ルームシェア佐々木さんと意思疎通
    「やぁキョン。僕はね、親友というのは何年も会わなくても勝手に自転車の荷台に座っていようとも許される関係だと思うんだ」  お前と最後に会ったのは今朝だ。 「ところで今夜はハンバーグなんだが、何故一般にハンバーグステーキはハンバーグと略されるのだろう」  いいからそのスーパーの袋を寄越せ。  帰るぞ。 「ん」  籠に荷物を。荷台に佐々木を。  二人乗りは道交法上褒められたものではないが、我ながら手慣れたもんである。  それは大学も引け、SOS団大学支部で一騒ぎしてからの事だ。  ついでに本屋にも寄ったというのに、なぜ別の大学帰りの佐々木とばったり出くわすのだろうか。 「お前、まさか俺に発信機でも付けてないだろうな」 「そこは盗聴器と言って欲しいな」  おいなんだ瓢箪から駒か。 「冗談だよ。それともキミは僕がキミの行動を予想できないとでも思っていたのかい?」...
  • 65-925 ささきと!-5
    65-884 ささきと!-4の続き 『僕達も、いつかは大人になっていくんだね』  そりゃそうだ。時間が立てば、嫌でも大人にならざるを得んだろう 『僕は今という時間をとても気に入っているんだ。君はどうだい?』  悪くは無い。俺はもともと、ぼーっとしてるのが性に会ってるんだろうさ 『こんな毎日が続くことが、一番の幸せなのかもしれないね』  懐かしい夢だった。  中学時代のいつだったかの、佐々木との会話。  実際、夢に見るまで忘れていたし、あまり覚えていない。  うっすらと意識が覚醒していく。あの時の佐々木の表情を探しながら。 ……………………………… 「……ここは?」  目覚めた世界は、昨日までいた世界とも、『元の世界』とも違う、灰色の世界だった。  流石に何度か体験しているだけあって、自分の落ち着きぶりに驚く余裕があるくらい...
  • 39-984「佐々木さんの、聖夜は夢の中で、の巻」
    クリスマスイブ、などと言っても、進学校の生徒にとっては大した意味はない。 試験休みも塾の講習はあるし、明日の終業式だって、その後に冬期講習が 控えているとなれば、喜びも半減しようというものだ。 ささやかにお気に入りの苺の乗ったショートケーキでも買おうかしらん、 と思ってはみても、 ……いや、あのカロリーはちょっと……でもたまには、しかし…… などと煩悶を繰り返し、なんとか自分の克己心が勝利をおさめ、 人間が理性を持つ動物だと再確認して帰宅したところで、 母がこの日のために買ってきたフランボワーズケーキに出くわしてしまう。 僕にとっては、クリスマスというのは、せいぜいその程度。 両親とケーキを食べる日、というくらいの認識でしかない。 同級生の中には、受験勉強と、私生活の充実に折り合いをうまくつけている人も何人かいて、 彼女たちの今日という日に対する思い入れ...
  • 66-236 佐々木さんの踏ん切り
    ...驚愕(前))。  67-9xx 佐々木さんと「じゃあね、親友」(驚愕(後)時間軸)。  67-9xx 佐々木さんと「やあ、親友」「そして」(驚愕(後)時間軸)、完結。  佐々木さんの仮面と驚愕シリーズ
  • 27-935「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2」
    佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2 僕の夢見る閉鎖空間の街中を、キョンと手をつないで歩く。 正確には、僕が夢見ているキョンなのだろうけど、それでも胸が弾む。 「だから初詣とかじゃなくて、この世界から脱出する方法をだな……」 まったく、本人みたいにつれないことばかり言うのだから困ったものだ。 そういえば、せっかく初詣に行くのだから、今着てるような普段着ではなく、 晴れ着にでも着替えてみたいものだね。 夢の中なんだから、そのあたり自由にならないものだろうか。 そう思った途端、僕の周りを茜色に色づいた霧のようなものが包み込んだ。 何だろう。どこか懐かしいような、安心するような、不思議な気持ちがする。 キョンに抱きしめられてたら、こんな気持ちになるものかな。 「うわ、佐々木、急にどうした!」 キョンが大声を出して飛びのく。大丈夫だよ。夢というのは、何でもありなのだから。 霧が夕映えを映した...
  • 37-818「卵の殻」
    ―――私は臆病者だ。 360°堅牢なバリケードを張っていつも自分を守っている。 壊れるのが怖い、崩れ去るのが怖い、本音を出すのが怖い・・・ でもそんな手のうちは絶対、誰にも見られたくない、知られたくない。  だから私は逃亡者だ。 小さな頃からずっとそう――― 闘うという事をまるで知らない恐がりな弱虫。 ただ泣いてばかりいたような気がする。 そしてまた結局、卵の殻に閉じこもって隠れて逃げている。 人と話すと相手の本心が覗きたくなる。 人間の心の闇が怖いから。 そんな自分が嫌いになりそうになった事もある。  だから闘い方を学んだ。 これから生きていく為に必要だと考えたから・・・ 今のままじゃ駄目だと思ったから・・・  その答えが今のこれ? 間違っているような気がする。 テストを解き終えて何度見直しても拭えない不安感みたいなもの。 もっと他にやり方があるのでは? 正直、自分でも時々、馬鹿馬鹿しく...
  • 「2007/07/05(木) 13:09:12 ポンジー聖誕」
    609名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/05(木) 13 09 12 ID dy5HixZm 佐々木さん戦力分析の巻 佐々木「僕たちには、宇宙人も、超能力者も、未来人もいます。      でもキョンは僕の隣……こちら側にきてくれません。      敵を知れば百戦危うからずということで、SOS団と我々の戦力分析を行ってみました」 橘「さすが佐々木さん!」 九曜「……」 パンジー「くだらない」 佐々木「えー、まず、宇宙人対決。長門さんと九曜さんは、戦力的にはほぼ同格。      またキョンはメガネ属性はなく、無口属性にやや弱そうなので、これも同格」 九曜「髪の……ボリュームで……勝利」 パンジー「体はどっちも鶏がらだろ。男はそっちを見るんじゃないのか……ああっ、すいません、すいません!」 九曜「……」 佐々木「続けます。超能力者ですが、むこうの小泉君は戦闘能力を持ち、機関のバ...
  • Part27
    トップページ >SS > 短編 Part27 27-974「鰯の頭も信心から」 27-949「それはない」 27-935「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2」 27-926「センター試験」 27-916「妹VS佐々木」 27-896「みゆき」 27-868「卒業旅行」 27-857「おやじキョン」 27-849「お酒は二十歳になってから」 27-839「橘への誕生日プレゼント」 27-798「デレキョン→佐々木の憂鬱プロローグ」 27-780「佐々木のこころ」 27-756「長門は見た」 27-742「そこまでやるか」 27-729「お前ストーカー、僕もストーカー」 27-704「鏡開きだよ、佐々木さん」 27-671「メールの話」 27-626「そしてとことんウソだ」 27-616「君に手紙を書くよ」 27-572「スパルタ式」 27-538「進学の悩み」 27-527「佐...
  • 17-404「作家のキョンと編集者佐々木~調子のいい日」
    『調子の良い日』 その日は朝からなんだか調子が良かった。 夢で見た内容をきっかけに起きてから次々と素晴らしいネタが浮かんできた。 以前夢で浮かんだ素晴らしいネタを忘れて悔しい思いをしたのを教訓に俺の枕元にはメモ帳がおいてある。 浮かんだ内容はそこに書き留めるようにしてあるのだが所詮は寝起きの脳みそ。 寝ぼけた文字のせいでで判読不能だったり改めて読んでみたら理解不能な内容だったりすることが多々あった。 ……この蟹味噌ってのはどういうつもりで書きとめたんだろう? しかし、今日に限っては違った。 俺の脳が完全に覚醒したとき書いてあった文字はきちんと読めるものだったし、内容も現在の連載に即した使える奴だった。 それをきっかけの俺の頭の中には次々と原稿の内容が生まれてくる。 それは俺に早朝から仕事をさせるのには充分な理由だった。 普段ならまだベッドで...
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    15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 27-472「しゅくしょうしゃしゃき」 15-895「モデル付き恋愛小説」 編集者佐々木シリーズ 17-718「『スイッチの入れ方』」 佐々キョンバカップルシリーズ 16-69「新人の宿命」 15-866「編集者佐々木外伝」 17-404「作家のキョンと編集者佐々木~調子のいい日」 14-107「ラブレター騒動」 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 14-687「もしも」前半 15-477「キョンと佐々木の消失」-1 もしもシリーズ みょん様 猫の目の日々シリーズ 14-577「巨人の歌」 佐々木とキョンの驚愕シリーズ 消したい3行目シリーズ 5-852「ファーストキスは誰のもの?」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 24-423「キョンの溜息」 15-132「キョンと佐々木とハルヒの生活 1日目」 16-669「佐々木とハルヒが冷戦を繰り...
  • 66-922「フリーダムとリバティは違うぞ佐々木」
    「くく、思考は自由であるべきだと言うじゃないかキョン」 「くく、フリーダムとリバティは違うんだぜ佐々木よ」  意味不明な事を言いつつじりじりとにじりよる佐々木に対し、俺もまた何故かなんとなくじりじりと後退していた。  というかなんで俺はせっかくの休日の自室でまでこんな妙な問答をしているんだろうな? 『ほう。それで期末は大丈夫なのかい?』 『大丈夫さ、高校こそ塾に入れられないようにがモットーだ』  数日前そんなやりとりをしていたのは覚えている。 『おや? 僕との塾通いは不服だったのかな?』 『そうは言わんさ。けど高校生向けの塾となると電車を使わんと通えないからな、お前が良い例だろ?』  そうなったら小遣い制度が在廃の危機だと念押しされてんだよ。それに俺がいつまでも手のかかる奴のままだと思われるのも癪と言えば癪だ。  俺は俺でちゃんとそれなりに勉強するようにな...
  • 16-94「キョンと佐々木の消失」-3
    そして、俺はこの世界に来てから3日目の朝を迎えた。 ハルヒ達を前触れもなく失って動揺していた俺が、佐々木に助けられたのがずんぶん遠いことのように 思える。橘の合流に喜緑さんの暗号、長門のマンションからの脱出に藤原のメッセージ、そして、佐々木と 過ごした昨日の月夜。短い時間ながらも実にいろいろなことがあったもんだ。その思い出の数だけ、俺は 図らずもこの世界との絆を深めていることになる。 あの花畑未来人を信じるなら、今日俺は長門のマンションの717号室に行き、この世界に別れを告げる ことになるんだろう。その時、俺は何を思うのだろうか。あの12月の改変世界のように、俺の記憶の中だ けに存在する夢となったこの世界に対して。 いや、違うな。今回は佐々木がいる。俺はあいつと一緒に元の世界に戻る。だからこの世界は、俺だけの 夢にはならないんだ。 そんなことを考えなが...
  • 44-99「―佐々木さんの消滅―」
    トップページ >SS > 長編 44-99「―佐々木さんの消滅―ep.00 プロローグ」 44-101「―佐々木さんの消滅―ep.01 消失」 44-120「―佐々木さんの消滅―ep.02 訣別」 44-134「―佐々木さんの消滅―ep.03 二年前の少女」 44-157「―佐々木さんの消滅―ep.04 彼女の想い」 44-182「―佐々木さんの消滅―ep.05 特異点」 44-235「―佐々木さんの消滅―ep.06 二人だけの記憶」
  • Part7
    7-904「こんなに近くで...佐々木ver.」 7-883「湯煙@佐々木vol.2」 7-790「下校時間近く、教室にて」 7-785「閉鎖空間にて」 7-769「じゃがりこゲーム」 7-723「佐々木さんの葛藤」 7-712「実は佐々木はキョンに対して想いを寄せていなかった説」 7-668「認知」 7-664「佐々キョンバカップル「情事後」」 7-652「バッドエンド」 7-593「めでたく結ばれることになった2人」 7-587「閨の睦言」 7-583「佐々木とキョンの結婚生活」 7-562「3分佐々木」 7-541「キョンのお見舞い」 7-500「東京タワー」 7-409「キョンは僕をオカズにすることはあるのかい?」 7-399「カミナリさま」 7-355「補習・佐々木講座」 7-327「黄金のスペクトル」 7-318「河合」 7-310「佐々木可愛いよ佐々木」 7-293「藤原ノ...
  • 18-960「ポンジー祭り~ポンジーを憐れむ歌」
    960 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/25(土) 18 51 43 ID 1fRSIA/8 立候補していいかな 961 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/25(土) 18 52 46 ID KUVNS9/t 今からじゃテンプレの話し合いは無理っぽいな。 sage進行である旨や荒しスルー的なもんは最低限入れた方が良いんじゃないかい? 962 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/25(土) 18 53 31 ID 3QwwEFZz 961 よく名前欄にssって意見があるけどそれどうする? 963 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/08/25(土) 18 53 43 ID 1fRSIA/8 961 分かった、テンプ...
  • ルームシェア佐々木さんシリーズ
    トップページ >SS >シリーズもの>ルームシェア佐々木さんシリーズ 66-25 ルームシェア佐々木さんとホワイトデー 66-67 ルームシェア佐々木さんと意思疎通 66-86 ルームシェア佐々木さんとハードル 66-100 ルームシェア佐々木さんが止まらない 66-126 ルームシェア佐々木さんと春 66-332 ルームシェア佐々木さんと毛布 66-387 ルームシェア佐々木さんと桜吹雪の日 66-427 ルームシェア佐々木さんと希薄な欲望 66-545 ルームシェア佐々木さんとキミの耳(完結)。 ルームシェア佐々木さんシリーズ 67-509β「そこが小鍋立ての良いところなのだよβ」 68-xxx ルームシェア佐々木さんと冬の朝
  • 21-172「私の彼はナースマン」
    俺達は水泳部に入った。プール掃除も終わり、すでに5月中旬である。 5月というのにすごく暑い。地球温暖化の影響か?おかげで、プールに入っても寒くなくて助かるが。 それにしてもゴールデンウイークは楽しかったなー。 SOS団+佐々木団で遊園地に行ったり、高校時代の友人たちと馬鹿騒ぎしたり、佐々木と梅○に飲みにいったりして。 (17-471参照、勝手に使わせていただきます。) ハルヒ「そのことだけど、二人っきりで飲みに行くってどういう了見?」 キョン「あの晩は助かったよ」 佐々木(助かったって、どういう意味かなキョン)ビキビキ キャプテン「静かにしろ。これから会議を始める。」 俺達は教室を借りて会議をやっている。あ、窓の外をトンボが飛んでいった。 キャプテン「・・・最後に大会の日程だが、5月末に近所の大学で交流戦:練習試合みたいなものをやる。 そして、6月上旬には正式な大会...
  • Part37
    トップページ >SS > 短編 「黒佐々木さんがお説教をなさるようです」 37-944「変な男・変な女」 37-891「竹内まりやの『駅』より」 37-872「チキンカレーの唄」 37-789「佐々木昔話小ネタ」 37-780「佐々木昔話」 37-769「小ネタ(佐々木さんの昔話集)」 37-747「呼び出しの電話」 37-724「帰り道」 37-722「佐々木の名前は?」 37-692「痴呆がだめなら阿呆ネタだ」 37-671「脳トレ体操」 37-647「鉄道の日の話」 37-606「悪女」 37-576「駄洒落の『駄』ってどういう意味?」 37-310「キョンの箪笥」 37-315「職場体験」 37-309「ちょっとした変化」 37-244「電子佐々木辞書-定価 オープン価格 (キョンに限り無料)」 37-237「親友の意味」 37-221「台風の名前」 37-212「だからい...
  • Part17
    トップページ >SS > 短編 Part17 17-924「佐々木団ミーティング」 17-898「きょこたんを煙に巻く黒佐々木」 17-838「中学自体二人してフラグを折り合ってたら」 17-804「佐々木ア佐々木」 17-774「見えてる佐々木さん」 17-711「中三のころ、月曜日の朝のこと。」 17-669「結婚の名言」 17-655「佐々木さん、ブーケは誰の手に? の巻」 17-646「おなかにキュッ」 17-640「フラグを折るならまかせて」 17-601「佐々木さんの中学時代の苦労」 17-570「変化」 17-438「電車にて」 17-310「ポンジーなりきりセット」 17-301「素の佐々木で思いついたSS」 17-293「素の佐々木候補」 17-292「佐々木さん、ポンジーの秘密、或いはBTF1~3 の巻」 17-249「オウムは語る」 17-214「佐々木さん、夏...
  • 7-883「湯煙@佐々木vol.2」
    「では、いただきます。」 「………いただきます。」 俺の眼前では部屋備え付けの浴衣を着た佐々木が両手を合わせ、さっそく 料理に箸を伸ばしている。 まぁ、何だ。とりあえず一線を越えるような真似はしてない訳だが、 恒例なハプニングもあった訳で俺としては色々と持て余……げふんげふん、 複雑な心境であった。 というか、俺の方が動揺してるというのもどうしたもんかね。 事故だとは解っていても、少しばかり意識してしまうのは仕方ないというものだろ、男なら。 「どうしたんだい、キョン。先ほどから箸が進んでいないようだが。」 「いや……というか、これは何だ佐々木」 聞くまでもないことかもしれないが、一応聞いておかねばなるまい。 眼前の、どう考えても高級食材を使いまくった料理に付属していたのは どう見ても熱燗だった。 一人につき一本であるのが唯一の救いだろうか。 俺としては辞退したいのだが。 「これかい? くっ...
  • 44-99「―佐々木さんの消滅―ep.00 プロローグ」
    作者から注意 1.長いです。 2.『涼宮ハルヒの分裂』が収束した後の世界を舞台にしています。   『涼宮ハルヒの驚愕』が出てしまった後は読まない方が良いかもです。 3.長門さんの喋りを自然にするためだけに佐々木さんに下の名前を勝手につけています。 4.オリキャラは出ませんが、佐々×キョンが駄目な方、オリジナル設定が気になる方はNG推奨です ep.00 プロローグ (side kyon) 佐々木が俺に告白した。 ハルヒのわがままにつき合う非日常の日々は苦労しつつも楽しかったのだが、一年余りも振り回され続け、 長門や朝比奈さんや古泉達と一緒に尻拭いばかりやらされ、財布の中身共々いささか疲弊の色が濃かった 俺は、無意識に心を癒せる存在を求めていたのかもしれない。世界の分裂騒ぎの後で、自分の中の佐々木の 存在に改めて気付かされた俺は、...
  • 佐々木さんの、願いは夢の中で シリーズ
    「佐々木さんの、願いは夢の中で」シリーズ 27-426「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1」 27-935「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2」 39-984「佐々木さんの、聖夜は夢の中で、の巻」
  • 66-545 ルームシェア佐々木さんとキミの耳
    「なあ親友、そろそろ俺の背中から離れてくれんか」 「くく、お構いなく」  大学生活の拠点、ルームシェアにおける「居間」相当の部屋、  俺の背中にぺたりとはりつき、右肩に顎を預けるようにして佐々木は喉奥で笑っている。  俺と佐々木は親友であり、性差と言うものは無い。だからこそ出来るというお気に入りのポーズらしいのだが 「ん、だからな」 「何かなキョン?」  ここ最近は更に問題行動が増えやがってな。 「佐々木、く、だから、お、俺の耳をくわえるんじゃない!」 「くくく、お構いなく」 「構うわ!」  すると背中に張り付いたまま、佐々木は「解ってないなあキョンは」とでも言いたげな声で電波話を切り出した。  いつもの言葉の弾幕に備え俺はじんわりと身構えたのだが 「僕はね、キミの耳というものをとても好ましく思っているんだ」  さすが佐々木、余裕で俺のガードの上を...
  • 67-273「……そんなに妙な顔をしていたかい?」
    「キョン、どうだい一口?」 「丁重に遠慮させてもらおう」  塾帰り。珍しく俺の前を歩きながら、佐々木が飲みかけの缶コーヒーを差し出してきた。  気遣いありがたいが、そいつはちょっと遠慮させてもらいたい。 「おや? 何か問題でもあったかな?」 「強いて言うならお前の顔だな」 「……キミは随分失礼だな」  言って佐々木は片手で自分自身の頬を撫でる。  ん? ああいや別にそんな意味じゃないぞ。すまんな、失言だ。 「造作がどうのじゃねえよ。むしろお前はハンサムな方だろ? そうじゃなくて表情の話だ」 「キョン、今日のキミからは次から次へと聞き質したい言葉が飛び出すね」  佐々木は怪訝そうに眉をひそめ、くるくると細い指を回す。 「しかし佐々木よ。残念だが俺の口は一つしかないぞ」 「くく、流石の僕も増やしてくれとは言わないよ」 「むしろ俺としてはもう少し減ら...
  • 40-
    365 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2009/01/07(水) 08 51 04 ID eUdCw8Bu 佐々木「七草がゆを作ってあげるよ。一緒に食べよう」 366 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2009/01/07(水) 09 47 32 ID w/8iHGlu 藤原「フン、現地人の習慣に付き合う義理はない。君等がキョンと呼称する男のところにでも持って行く方がまだ有効な用途というものだろう」 367 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2009/01/07(水) 10 15 32 ID QllTxtjS 「そうかい?…………なら、そういうことでぃぃょ」 重要監視対象(2-a)、近しい友人から「佐々木」と姓で呼ばれている女は、くっくっ、と笑った。 ちくり。 僕の、だいぶ鈍感になっているはずの良心とかいう奴が刺激される。 フン。ばかばかしい。...
  • 40-367「未来人のちいさな痛み」
    365 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2009/01/07(水) 08 51 04 ID eUdCw8Bu 佐々木「七草がゆを作ってあげるよ。一緒に食べよう」 366 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2009/01/07(水) 09 47 32 ID w/8iHGlu 藤原「フン、現地人の習慣に付き合う義理はない。君等がキョンと呼称する男のところにでも持って行く方がまだ有効な用途というものだろう」 367 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2009/01/07(水) 10 15 32 ID QllTxtjS 「そうかい?…………なら、そういうことでぃぃょ」 重要監視対象(2-a)、近しい友人から「佐々木」と姓で呼ばれている女は、くっくっ、と笑った。 ちくり。 僕の、だいぶ鈍感になっているはずの良心とかいう奴が刺激される。 フン。ばかばかしい。...
  • 15-919「佐々木IN北高「キョンの憂鬱」「遠まわしな告白」「がんばれ古泉君」「SOS団よ永遠に」-4
    『キョンの憂鬱』 「キョンくんどこ行ってたのー?さっきの人とデート?」 チョコアイスを口元に付けたまま顔を出して聞く妹に生返事をして俺は自分の部屋に駆け上がるとベッドに 飛び乗った。 仰向けに寝転んで天井を睨みつけたまま、俺はここ数日の様々な記憶を呼び起こしていた。 古泉の思わせぶりな態度、まあそれはいつものことか。 長門の言った一言、あいつは俺に恋愛小説を読めと言った。 そして、たった今聞いた橘京子の一言。親友よりも大切な人。俺がどんなに鈍くても、その意味はわかる。 だが、しかし、だ。本当に、あの佐々木が俺をそう言う風に見ていたんだろうか。 橘の表情からして、あれは嘘でも罠でもない。俺よりは正確に、佐々木の心の中を理解した上であいつは 俺にそれを告げたんだろう。だとしたら、佐々木は、俺を・・・。 そしてもう一つ。それなら俺自身は佐々木をどう...
  • @wiki全体から「67-9xx 佐々木「実に由々しき問題だね」」で調べる

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