「さ、愉しい楽しい戦争を―――……あ？ ちょっとなにライダー？ 今良い所……あー、なるほど。
えっとね、ウチの―――このサーヴァント喋れないの。だからシンディが代弁するけど、"変人って言うな！"だって☆」
シンシア・ゴールド・ライバック
ライダー「スリーピーホロウ」のマスター。
愛称は"シンディ"、曰く「本名長過ぎてたま～に噛むからシンディって事で☆」。
現代世界に生きる魔術師であり、幼く愛らしい外見に人当たりの良い笑顔と愛嬌のある話し方、
そして誰にでも優しく分け隔てなく接する事が出来るとても良く出来た"人格"を持つ少女―――で、はあるが。
それらの全ては心の奥で自分以外の人間を完全に見下し、コケにし、クソ味噌に貶していると言う本性があってこその物で、
実際にはどうしようもないくらいに性格の歪んだリアリストで皮肉屋、好きな言葉は「金・暴力・金」、嫌いな言葉は「絆」。
外見年齢はどう見ても１０代前半、小学生か中学生くらいの少女だが、実際には極度な低身長と幼児体型を持った２？歳の女性。
その為、人目のない所では煙草も酒も当たり前のように嗜み、長期間これらが断たれると外見からは想像できない（したくない）様な
とんでもない暴れ方をする等ある意味子供と言えば子供。詳しい年齢は分からないがカラオケでＧＬ○ＹやＢ’○が歌えるくらいだという。
術師としては非常に優秀だが、体型と比例しているのか魔力量は然程多くない為、常に戦闘を意識して彼方此方に自分の魔力を
蓄えた"媒介"を所有し、それらを消費して行く形で少ない魔力での戦闘をカバーしている。因みに媒介は主に白くて怪しい錠剤。ガリガリ。
戦闘では過激な性格が反映してかヒロイックでハデな戦い方を好み、魔術を込めた「魔銃」を駆使して射撃戦を行う。
魔銃の種類は大きく分けて３つあり、メインウェポンとして使用するバトル・ライフル型の魔法銃「Twinkle Twinkle」、
サブウェポンのハンドガン型魔銃「Little」、レバーアクション式の散弾銃「Star」が存在している。
それぞれモデルとなった実銃が実在（TwinkleがM14、Littleがマテバリボルバー、StarがM1887ウィンチェスター）している物の、
魔法銃へと改造されている為にどれも原形は留めていない。これらは魔力で威力を底上げされた特殊弾頭を用いる事が出来る他、
Twinkleには「限定的な弾道操作」、Littleには「着弾点の起爆」、Starには「障壁展開」の力が宿っている。
弾道操作は常に一発のみ操作が可能になる能力で、連射状態では操作を行う事は出来ず、
その間に彼女は一切の攻撃が出来なくなるデメリットを持つが、ライダーとの共闘でその隙を埋めている。
小柄な体躯を活かし、ライダーの跨ったバイクの後部に飛び乗って、タンデム状態で射撃を行い一撃離脱の戦法を繰り出す。
術師としてのさらなる飛躍、パワーアップを強く望んでおり、この戦いはその過程に過ぎないと語っている。
よって聖杯戦争自体には比較的積極に参加をする物の、気分が乗らない時には直ぐ撤退する等年相応の引き際の良さも併せ持つ。
極大魔法：「Twinkle Twinkle Little Star.」
所有する三種の魔銃を一斉に装備し、自身の体内にある魔力を全開まで絞りだす事で発動するシンシア最強・最大の攻撃魔法。
三つの魔銃は魔力によって合体、小柄な彼女の身には巨大過ぎると言わざるを得ない超長距離射撃用の大口径対物狙撃銃、
「Diamond in the sky」へと変形し出現、モデルとなった銃器であるダネル社製「NTW-20」同様、暴力的なまでの
大口径魔力弾丸による一撃必殺の最大魔法攻撃を撃ち放つ技。弾丸はもはや、魔法による「光の奔流」とでも
呼ぶべき強烈なレーザー光線と化しており、その名の通り「キラキラ光る星」と成って彼女の敵を穿つ。
発動時にはボルト・アクション特有のレバー操作を繰り返しながら、弾丸を装填する中で一種の呪文詠唱として、
彼女が小さい頃からよく慣れ親しんだ童謡の「Twinkle Twinkle Little Star（きらきら星）」を口ずさむ必要があり
恰もそれをこれから穿つ相手へのレクイエム＜鎮魂歌＞として捧げるかの様に、強烈な攻撃と対照的に美しい音色で歌い上げる。
直撃すれば最新式の戦車を蒸発させる程の破壊力を発揮するが、撃った直後、魔力はゼロになりマスターの意識は完全に途切れる為
逃走手段が確保されていない状況、相手を倒しきれるという確証が得られない様なタイミングで使用する事が出来ないという欠点を持つ。
最終更新：2014年11月22日 12:54
