大ショッカー

【名前】 大ショッカー
【読み方】 だいしょっかー
【登場作品】 仮面ライダーディケイド
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
【一覧】 こちらを参照

【概要】

いくつもの「アナザー・ライダー世界」の悪の組織が大集結した大いなる大組織。

「1号の世界」から「キバの世界」までの怪人が集結して構成されている。
シンボルは大首領の仮面ライダーディケイド(門矢士)を示すDCDの文字を刻んだ双頭の鷲で、『スーパーヒーロー大戦』では初代ショッカーを連想する地球を掴む鷲に替えられている。

【本編開始以前】

ある時、「ディケイドの世界」に住まう幼少期の門矢士が、「アナザー・ライダー世界」を渡り、世界を繋ぐ橋を創る能力に目覚めた。

それに目を付けたシャドームーンが、「仮面ライダー同士の力が呼び合い世界を融合させ、やがて全てが消滅する」と吹き込み、大ショッカーを結成させたのが発端と成る。

その真の目的は、全てのライダー世界を征服する事で、そのために世界の守護者である仮面ライダーを倒させる筈だったが、本編開始の1年前に士が消息不明となったため、計画に大きな誤差が生じることとなった。

【仮面ライダーディケイド】

TV版では第25話から組織名が出てくる。

消息不明の士が「世界を繋ぐ橋」を残していたので、構成員はオーロラを通して移動する事が出来る。
「Xライダーの世界」出身のアポロガイストが異世界の怪人組織や種族に協力体制を持ちかけ、勢力を拡大させていた。

劇中ではGOD機関(Xライダーの世界)、ゲドン(アマゾンの世界)、ゴルゴム(BLACKの世界)、クライシス帝国(RXの世界)が組織ぐるみで傘下に入っている。
また、パラドキサアンデッド(ブレイドの世界)や巨大邪神14(ディエンドの世界)も設定上は大ショッカーに参加していた。
ただし、ファンガイア(キバの世界)やアンデッド(ブレイドの世界)は種族全体が大ショッカーに屈しているのかは不明となっている。

前述のアポロガイストや、ゲドン首領である十面鬼ユム・キミル、アポロガイストと婚姻したファンガイア女王のユウキ(ソーンファンガイア)が大ショッカーの大幹部として登場し、ディケイド達と交戦した。
他にも、シャドームーンがシルエットで、ジャーク将軍が名前だけ登場。

第29話で十面鬼ユム・キミルが、第30話で女王ユウキが、最終話でアポロガイストがディケイドやその世界のライダーの活躍によって倒された。
しかし、全ての幹部や秘密基地が滅びたわけではなく、下記の劇場版における展開を受け、『MOVIE大戦2010』や『スーパーヒーロー大戦』では残党が再編成されている。

【仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー】

様々な世界の悪の組織が大同団結した大いなる大組織。

ライダー達を一網打尽にするべく、ライダーバトルを仕組んでライダー同士を潰し合わせ、世界の支配を目論む。

劇場版にて、仮面ライダーディケイドに変身する門矢士こそ、大ショッカーのトップ、大首領だと明かされた。
だが、実際に組織を動かしていたのは「大幹部」と呼ばれる高位の怪人達だった。
中盤からはシャドームーンが門矢士に「世界を繋ぐ橋を創る」能力を利用すべく「大首領」へと祭り上げていたことを示した上で役目を終えた士を叩き出し、新たな大首領を名乗り統率する。

劇中には前述のシャドームーンをはじめ、死神博士地獄大使ジャーク将軍キングダーク大神官ビシュムの6人の大幹部が登場。
大幹部は「自分が一番偉いと考えているため仲が悪い」と設定されている。

ただ劇中では地獄大使、死神博士は一緒にいる事が多く特に不仲というわけではない様子(原典では逆に犬猿の仲)。
また、大神官ビシュムはシャドームーンの言いなりになっていたりと、大幹部同士の結びつきも描写されている。
とはいえ、せっかくの大軍団が「ジャーク将軍の軍団」、「死神博士や地獄大使の軍団」、「シャドームーンやビシュムの軍団」、「キングダーク個人」の四つに分かれ、バラバラに動いたところを仮面ライダー達に倒されたり、団結に欠けるところが目立っていた。

ディケイドライバーやディエンドライバーも大ショッカーが開発した事が明かされ(完成したものを海東大樹が盗んだらしい)、高度な技術力も備えていることが伺える。
元々怪人作りの天才と呼ばれていた死神博士がいたショッカーを母体とする故に、その手の科学技術の高さは折り紙付きなのだろう。

その反面、自分達の勢力を過信しているのか夏海や士を処刑する際には「下水道に直結した縦穴に突き落とす」だけで済ませ、生死の確認もしないという手抜きぶりを発揮している。

終盤では復活したライダー達が駆けつけ、ダブルを含めたオールライダー達と全面対決し、シャドームーンやキングダークを含めた大幹部が倒され、本部が崩壊した事で敗れ去った。

ただし、「アマゾンの世界→『オールライダー対大ショッカー』→ライダー大戦の世界」という公式設定をふまえると、この時点ではアポロガイストや女王ユウキが生きており、まだ組織自体は縮小状態で残っている。

【仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010】

組織自体は壊滅同然となったが、「1号の世界」出身の怪人たちが中心になって組織の再編を行い、スーパーショッカーとして再登場する。


【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】

2大大組織の1つ。

大ザンギャックの他、全てのスーパー戦隊を倒す為に士が大首領として再度統治する。

【余談】

モチーフは『仮面ライダー』の初代敵組織ショッカーで、シンボルマークが鷲なのもこの為。
雑誌インタビューでは『仮面ライダーSD』シリーズの漫画に登場したグランショッカーもモチーフの1つとされている。

なお、大ショッカーの登場作品全てでみると、グランショッカーの八鬼衆と呼ばれる8人の大幹部のうち地獄大使(ディケイド劇場版)、ドクトルG(スーパーヒーロー大戦)、アポロガイスト(ディケイドテレビシリーズ)、十面鬼(ディケイドテレビシリーズ)、ジェネラルシャドウ(スーパーヒーロー大戦)、シャドームーン(ディケイド劇場版)、ジャーク将軍(ディケイド劇場版)はすでに大幹部として登場経験がある(八鬼衆のうち登場してないのは暗闇大使だけとなった)。
死神博士は魔人大首領の操縦者として登場している。

最終更新:2021年03月08日 01:51