皇妃ヒステリア

「ブルドント!私のブルドント~!」

【名前】 皇妃ヒステリア
【読み方】 こうひヒステリア
【声】 松島みのり
【登場作品】 超力戦隊オーレンジャー
【所属】 マシン帝国バラノイア
【分類】 皇帝一族(皇妃)
【モチーフ】 ヨークシャテリア、オスカー像
【名前の由来】 テリア+ヒステリー

【詳細】

バラノイアの皇妃。扇子を手にした黄金の女性型ロボット。

直接の戦闘描写がない為に戦闘力は不明だが、三浦参謀長を人質に取った時など、自ら作戦の前線に赴く事が多い。

時に皇帝バッカスフンドも戦慄させる程の冷酷さの持ち主でもあり、人間の愛や優しさなどの感情を嘲うが、バッカスフンドにベタ惚れしていたり、ブルドントが殺害された際に上記の台詞を叫びながら非常に嘆き悲しんでいた事から家族への愛は人間と同じくらいに深かった模様。

皇帝バッカスフンドがオーレンジャーに敗れた後、バラノイアを乗っ取ったボンバー・ザ・グレート皇子ブルドントの残骸と共に追放される。
しかし、とある惑星でバッカスフンドと再会した際、自身もマルチーワ姫に全てのエネルギーを与え、皇妃マルチーワへとパワーアップさせた為に自身は戦闘力を失い、銀色の体色を持つ皇太妃ヒステリアとなった(顔の部分は元が銀色の為に脱色し、白色になった)。

その後、バラノイア宮殿で度々前線に出る皇帝夫婦に代わってブルドントJr.の養育をしながら彼らの戦果を見守っていた。
オーレンジャーが地球に戻ってきた際、戦いに向かう息子達を当初は推していたが、勝ち目ないと悟るや否や戦いをやめるように懇願していた。

最終決戦でカイザーブルドントとマルチーワを倒したオーレンジャーがバラノイア宮殿に侵入した際、ブルドントJr.を通して命の尊さと愛を知った彼女はブルドントJr.の助命を嘆願し、代わりとして自爆した。

彼女の決意ある行動は「バラノイアも決して感情を知らないただの機械ではなく、他者を愛する心があった」という事実をオーレンジャーに痛感させた。

【余談】

姪のマルチーワとは容姿に関する共通部分が少なく、喋る時の口の開閉方も異なる。

デザイナー・阿部統氏によれば、「オスカー像みたいなツルツルキラキラした感じを入れ、アールデコっぽい要素も加えた」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。

声を演じる松島氏は特撮作品での出演は今作が初となる。

最終更新:2013年03月08日 15:14