カラカル・ドーパント

【名前】 カラカル・ドーパント
【読み方】 からかる・どーぱんと
【登場作品】 風都探偵
【登場話】 第17話「cは何処に2/獣の呼ぶ声」
【分類】 ドーパント
【能力】 猫のような俊敏さ?、伸縮自在の爪
【メモリ】 カラカルメモリ
【綴り】 CARACAL
【頭文字デザイン】 耳を強調したカラカルの顔(C)
【モチーフ】 カラカル
【生体コネクタ位置】 左肩

【詳細】

猫科の中でも独特な耳の形状をした「カラカル」の記憶を宿したメモリで変身したドーパント(フィリップもドーパントの耳の特徴からこのガイアメモリで変身したものだと推定した)。

素体が女性だからか乳房を持った妖艶でしなやかな体躯を持ちながら、脚部は本物の猫のように逆関節に形成されており人間のそれとはかけ離れている(巻末のコメント曰く「地味ながら実写では再現不可能」)。
武器は両腕の爪で、攻撃そのものは未遂に終わったが、Wの存在に警戒した際には肘先ほどの長さまで拡張した。また後述のイレギュラーなケース故か、人間の言葉が話せなくなっている。


変身者は蝶野麻友という女性。
過去に結婚詐欺師の被害に逢った傷心から何らかのルートでガイアメモリを購入して変身したものの、メモリが欠陥品で変身時に動作不良を起こしてしまい、そのまま人間に姿に戻れずにいた(以前にも結婚詐欺の被害からドーパントになる道を選んだ女性がいたが、そういった本人の直接的な悪意ではなく犯罪被害からの負の連鎖で化け物になってしまう事例があることも風都の汚点と言える)。
街を彷徨いながら行き着いた地下水路で行き倒れ、呻き声をあげながら苦しんでいると、その鳴き声を聞き取った街中の猫達が怯えて逃げるか心配して寄り添うかの反応を示し、結果的に「風都中の野良猫たちが忽然と消失する」という不可思議な現象を引き起こしていた。

鳴海探偵事務所がとある猫捜しの依頼を遂行している中、上記の猫の集団失踪が発覚した際に事務所にミックが帰宅し、翔太朗たちを下水道まで案内したことでこのドーパントと遭遇。
状況分析から猫失踪やドーパントの真相をフィリップが理解すると、翔太朗とともにルナトリガーに変身。
爪を立てて警戒し、放たれた「トリガーフルバースト」を察知して逃走するものの、変幻自在に猫をすり抜けて水路を飛び交う弾丸がコネクトにピンポイントに命中してメモリブレイクされた。


その後、身柄は翔太朗たちからの連絡で警察に保護され病院に入院したが、ドーパントになった経緯やそれに後悔していたこと、そしてこれといった悪事を働いていなかったことなどから更生の余地があると竜に断言されている。
後に亜樹子が病院の許可を経て面会させたチャオが、ドーパントだった間の自分に最も親身になって寄り添ってくれた猫だったことを思い出して涙し、社会復帰した暁にチャオを引き取ることを約束した。





最終更新:2018年07月18日 20:03