魔進戦隊キラメイジャー

「キラめこうぜ!」

【番組名】 魔進戦隊キラメイジャー
【読み方】 ましんせんたいきらめいじゃー
【放送開始】 2020年3月8日
【放送終了】 2021年2月28日
【話数】 全45話+特別編4話+主演劇場作品2作品
【TV朝日公式サイト】 こちら(外部サイト)
【東映公式サイト】 こちら(外部サイト)
【前作】 騎士竜戦隊リュウソウジャー
【次作】 機界戦隊ゼンカイジャー

【あらすじ】

闇の帝国「ヨドンヘイム」はクリスタリアという美しい宝石の国を侵略した後、次の目標を地球へと定めた。

クリスタリアの生き残りであるマブシーナと意志を持つ鉱石、キラメイストーンらは地球へ逃げ込み、
ヨドンヘイムが有するヨドン軍への対抗手段としてキラメイジャーを組織する。

キラメイジャーのメンバーとして4人は見つかったものの最後の一人がなかなか見つからず、そうこうしている内にヨドン軍が地球へと攻め込んできてしまう。

そしてようやく見つかったキラメイジャーの最後の一人、熱田充瑠という少年は絵を書くことに集中しすぎて他のメンバーから反感を買ってしまい…


スーパー戦隊シリーズ第44作目。同作のテーマは「宝石」と「乗り物」。

宝石から乗り物に変形するマシン、ならぬキラメイ魔進と相棒となった熱田充瑠らキラメイジャーらの活躍を描く。
戦隊メンバーは何かしらの能力に秀で、世間的にも成功している人物であるのがほとんど。
そんな彼らが「キラキラ輝く」エピソードが展開される一方、敵であるヨドン軍は暗く汚れを好むというガイアークと似た価値観であり、
互いに受け入れられない価値観同士の陣営が激突するという構図となっている。

特に敵幹部の一人はヨドン軍が地球の前に侵略してたクリスタリアの王、オラディンの実の弟であり、
実力は自分のほうが上だと感じながらも兄が玉座を手に入れたことに対してコンプレックスを抱いた挙げ句、
兄たちを裏切ってヨドン軍を手引した裏切り者という設定であり、もう片方のレギュラー幹部のクランチュラがどちらかというとコメディ寄りの立ち位置のため、
ともすればゆるくなりがちな物語の引き締めに役立っている。

メイン脚本として荒川稔久氏、サブライターとして下亜友美、三条陸、井上テテ、金子香緒里らが参加している。
キャラクターデザインは宇宙戦隊キュウレンジャー以来となるK-SuKe氏が担当。

本作では邪面師という等身大の怪人と邪面獣という巨大生物が登場するが、邪面師と邪面獣は別の存在であり、
邪面師の活動が後の邪面獣の召喚に必要という形で巨大戦を意識した物語が展開される。
こういった取り組みは特命戦隊ゴーバスターズのメタロイドとメガゾードの関係が最も近いが、
必然的に撮影用スーツも膨大になるところを、両者共に共通となる素体を幾つか用意して頭にかぶる邪面のみを取り替えるという方式を取り、
毎回バラエティに富んだ邪面を装着した怪人が登場するのも見どころの一つ。
この趣向は次作品にも受け継がれている。

放送中世界的に大流行した新型コロナウイルスの影響で撮影が一時ストップしたが、ゼロワンと共にそれに対応したスタイルを考案し約1ヶ月の休止期間を経て無事に放送が再開した。
その間総集編となったが、ジャメンタルに関する解説やエピソード0を最速で地上波放送するなど作品に対する理解を深める形となり好評を博している。
全45話と他の作品に比べると話数が少ないのも上記の放送休止期間が影響しており、本来ゼロワンと共に夏に公開予定だった劇場版が中止となり、ゼロワン側は冬に単独上映となったがキラメイジャーは前作のリュウソウジャー及び次回作であるゼンカイジャーの3本立て映画として再構成され無事に2021年新春に公開された。

最終更新:2021年05月21日 01:25