ダイレトロワルド

「ギャフン…バイナラ!」

【名前】 ダイレトロワルド
【読み方】 だいれとろわるど
【声】 北沢洋
【登場作品】 機界戦隊ゼンカイジャー
【登場話】 第15カイ「ガチョーン!レトロに急旋回!」
【所属】 キカイトピア/トジテンド王朝
【分類】 ダイワルド
【暴走パワー】 レトロパワー
【作用したトジルギア レトロトジルギア
【モチーフ】 レトロ、ブラウン管テレビ、ダイヤル式電話、アンテナ、ベーゴマ、振り子時計、レコード台、恐竜
【名前の由来】 大きくなったレトロワルド、大レトロ+世界(英:World)

【詳細】

暴走したレトロパワーがクダイテストに満ち満ちて生まれる巨大級レトロ戦闘兵。

頭部と両腕がレトロワルドと同じ形状へと変化すると共に、人格も同一のものへと変化。
左腕のナツカシールドから電波を放出し、浴びたものをレトロな単語しか喋れない状態にしてしまう。
ただ威力はないため、攻撃の際には右腕のトキヲモドソードを使い、さらに腕をL字に組んで放つどこかで見たような光線を発射しモーレツな攻撃を行う

誕生直後周囲を再びレトロな光景にしてしまうも、レトロワルドの力から解放された介人が駆けつけた上にクロコダイオーも復活し、
ゼンカイオージュラガオーンとツーカイオーカッタナーが完成。

両者へナツカシールドから電波を浴びせて意思疎通を不可能にしてしまい、スペ、いやむしろワイド…L字に腕を組んで発射する光線で攻撃する。

しかしナツカシールドから放つ電波は相手の言葉を置き換えてしまうだけで、ロボの攻撃力自体は変わらないことにセッちゃんの通信から気付かされた介人達は猛攻を開始。
怒涛の連続攻撃に晒されてしまったダイレトロワルドだったが、言葉が変換されるためむしろどういう技なのか自分もわからないという弊害に気づくも時既に遅し。

「Oh!モーレツゥ!」と言いながら放たれたジュランソード円月クラッシュと、「エッチスケッチワンタッチ!」と言いながらカッタナー刀烈火大斬に切り裂かれ爆散した。

【余談】

スーツはレトロワルドに使われたパーツをそのままクダイテストをベースにして載せ替えたもの。

レトロワルドでは使っていなかったナツカシールドをメインとした能力を披露しているが、ダイワルドになってから使えるようになったのか、ワルドの時から仕えたのかは定かではない。
言葉をレトロチックにする能力と、ノスタルジーに浸らせて思考を停止させてしまう作戦はかみ合わせが悪いため、もしレトロワルドが使えてもあえて使っていなかった可能性も高い。

腕をL字に組んで光線を放つのは光の巨人…というかウルトラマンシリーズからだろう。
歴史としては秘密戦隊ゴレンジャー放送よりも10年近く昔から続くシリーズであり、スーパー戦隊シリーズよりも実写特撮作品としては先輩に当たる。
余談の余談というか、どうでもいいネタではあるがウルトラマンの必殺光線として全国的にも高い知名度を誇る「スペシウム光線」だが、設定上あれ光の国の戦士たちがまず覚える基本技であり、初代ウルトラマンはそれを磨き上げ「必殺」の威力に昇華させている。
他のウルトラマンたち、特に「ニュージェネ」に分類されるウルトラマン達は光線の発射ポーズ一つとってもそれぞれ個性的であり、また昭和ウルトラマンでも腕の組み方が違ったり、そもそも腕を組まず額というか角?から発射しているウルトラマンさえ存在している。

ダイレトロワルドの場合L字型に組んでいるが、これはウルトラセブン等に代表される「ワイドショット」タイプとされる組み方。
ウルトラの父のファザーショット、ウルトラマンジャックのシネラマショット、80のサクシウム光線等、十字に組むタイプに並び使用するウルトラマンが多い。
より細かく突っ込むと、ダイレトロワルドの右腕はトキヲモドソードになっているため「武器、あるいは装備品」となる。
武器と腕を合わせ光線を発射するウルトラマンは数が少なく、ウルトラマンビクトリーナイトの「ナイトビクトリウムシュート」とウルトラマンジード ロイヤルメガマスターの「ロイヤルエンド」くらいだろう(※筆者の記憶にある限り)。

メタなことを言ってしまえば右手が剣である以上、スペシウム光線タイプの組み方ではブレードに手を当てることになるため危険(何がというか刀身そのものにに手を当てる行為)なためか、左手に右肘を乗せる形になるワイドショットタイプの光線になったと推察できる。

最終更新:2021年10月11日 23:36