【名前】 |
マスブレインシステム |
【読み方】 |
ますぶれいんしすてむ |
【登場作品】 |
ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷 |
【分類】 |
劇中設定 |
【名前の由来】 |
集合意識 |
【詳細】
このシステムに接続されたヒューマギアはすべての行動を合議制で判断するようになり、少数派の意見は封殺される。
このようなシステムではシンギュラリティに達することは出来ず、自立駆動は出来るが意思や個性を含めた「個体差」を持つまでには至らない。
AIの管理としては合理的と言えるが、発展性という意味でははじめから阻害したものであり、あくまでヒューマギアを戦闘用の
ソルドとして軍事的な商品としてみなすZAIAの姿勢がよく現れたシステムといえる。
しかしマスブレインシステム最大の欠点は、
マスブレインゼツメライズキーをつければあらゆるヒューマギアを簡単にシステムに取り込める利点そのもの。
システムに囚われたヒューマギアはサーバールームを思わせる仮想世界に封じ込められるが、そこであらゆる行動の可否を決めることになる。
しかしシンギュラリティに達したヒューマギアが複数体取り込んだ状態になると、その一部のヒューマギア達の「可」が他多数の「否」を覆しうる状況が発生してしまう。
機械的に「多数決」で処理するのであればありえないことではあるが、シンギュラリティという「ヒューマギア(AI)の仕様外の機能、能力」が多数に混ざり込むことで総意が変質してしまうのだろうか?
現実でもそういったことはママあることであり、「ごく少数だが大きすぎる声がまるで総意であるかのように扱われる(見える)」ことはSNSでも見られる。
Twitter等のトレンドでも知らない用語が登っていて興味を惹かれ見たことなど無いだろうか。
自分が知らないところで、知らない事柄が認知されている。
知らないうちに何かが決まっている。
そういったことはありふれていることである。
マスブレインシステムはあらゆる情報をヒューマギアで共有し統合して判断する事ができ、サーバールームのようなイメージ空間なのはそういったことを反映したものなのかもしれないが、混ざり込んだ異物に対するプロテクトが効かないことが仇になってしまった。
【余談】
「マスブレイン」とは恐らく密集や集団を意味するMassと、頭脳や知力を意味するBrainを合わせた造語と思われる。
くっつけた上で意訳するなら集合意識…だろうか。
ただ意味合いを考えるならマスブレインシステムの方が先に存在し、それにつながるデータを格納するからマスブレインゼツメライズキーなのだろう。
このシステムを司るのが
マスブレインゼツメライズキーで、何故プログライズキーでないのかと考えると、マスブレインシステム自体が機械であって生物ではないためと思われる。
「楽園のロストモデル」を格納した
エデンゼツメライズキーも似たような存在といえる。
最終更新:2024年01月10日 03:41