牛鬼

「お前に俺は倒せまい。何しろ俺の身体は、ヒビキのものだからな!」

【名前】 牛鬼
【読み方】 ぎゅうき
【声/俳優】 酒井敬幸/デビット伊東
【登場作品】 仮面ライダーディケイド
【登場話】 第18話「サボる響鬼」
第19話「終わる旅」
【分類】 等身大魔化魍
【餌】 人間
【特徴音】 不明
【出身世界】 響鬼の世界
【登場世界】 響鬼の世界
【妖怪モチーフ】 牛鬼
【生物モチーフ】 バッファロー
【その他のモチーフ】 仮面ライダー響鬼

【詳細】

「伝説の鬼」として恐れられる等身大魔化魍。

巨大な2本角と全体重(九十三貫=約350kg)を乗せた突進攻撃を繰り出し、目の前に立ちはだかる相手を一瞬で打ち砕く程の驚異的なパワーを誇る。
性格は残忍極まりなく、突進攻撃の他にも口からの強力な毒で人里に災厄を齎す存在であり、主食は人間とされる。

その正体はヒビキ流師範であるリ・イマジネーション版仮面ライダー響鬼/ヒビキが自らの鬼の力を制御できなくなり、突如変貌してしまった姿。
当初は元の姿に戻る事ができたが、ディエンドライバーの攻撃を避けた際に防衛本能が働いた為なのか、魔化魍としての姿に固定されてしまう。

元となったヒビキの人格は一切存在せず、その驚異的なパワーでディケイドを圧倒するが、師から「鬼」を受け継いだアスムが響鬼に変身し、最期は猛火怒涛の型を受け倒された。

故事によれば、『牛鬼』は和歌山県や愛媛県などに様々な伝承を残す怪物らしい。
「頭部がウシ、身体がクモ、或いは鬼」とされる地方もあり、古くは枕草子や太平記にも登場し、源頼光と戦った様子が描かれている。

日本の各地方で「恐ろしき物」として数々の伝承を残し、香川県高松市の青峰山根香寺には「寺宝」として牛鬼の角が安置されている。

【余談】

人間から変貌した為なのか、人語を話す唯一の魔化魍でもある。
また魔化魍としては名前が漢字表記されている唯一の個体である。響鬼本編に出てきた魔化魍は全てがカタカナ表記となっている。

「アギトの世界」のアンノウンもバッファローがモチーフになっている。

劇中では「鬼の力を制御できなかった為にヒビキがこの姿に変身した」とされている。
しかし、過去にもこの魔化魍の出現情報があった為、他にも「力を制御できなくなった鬼がこの魔化魍に変貌した」事例があった可能性が考えられる。

『仮面ライダー響鬼』にも「サルが魔化魍になった」という伝承が残る魔化魍テングが登場し、「生物が魔化魍に変貌する」という事例は原作にも存在する。

最終更新:2021年08月02日 21:54