214 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/10/30(日) 17:05:39 ID:???
デスティニーはやっぱり強面なんだな
レジェンドに振り回されるデスティニーワロスw

215 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/10/30(日) 20:34:04 ID:???
ヨッピー「ゲロゲロリ。今日は作戦の決行日であります」
アッシュO「ギロギロ。今回こそエターナルをギャフンと言わせるであります」
アッシュC「クーックックック。衣装も準備してきたでありますよ」
ヨッピー「おお、流石でありますな。では作戦をもう一度確認するであります。
 諸君らはこの黒いローブを纏って帰宅中のエターナルを襲い、彼女を恐怖のどん底に陥れるであります。
 そこへ我輩が颯爽と登場。暴漢に扮した諸君らを追い払うことでエターナルは我輩を尊敬するであります。
 この『黒く歪んで真っ赤に燃える作戦』が成功すれば、エターナルは我々の配下となるであります! ゲーロゲロ」

ヨッピー(エターナルめ、涼しい顔しているのも今の内であります! 二人とも行くであります!)
アッシュC&O(了解!)
アッシュO「おい、そこのお前!」
エターナル「……? どなたですか?」
アッシュO「ギロギロ! 名乗る必要はないでありますな!」
アッシュC「クーックックック! 今から貴様をいたぶってやるであります。泣いても叫んでも無駄でありますよ!」
エターナル「あらあら、怖いですわ。ではこれでお許しいただけますか?」
アッシュO「な、何でありますか?」
アッシュC「ふむ、クッキーでありますね」
エターナル「ええ。それは今日のために準備したんですの」
アッシュO「お前の事情など知るかであります!」
アッシュC「クッキーごときで下がりはしないでありますよ!」
エターナル「あ、もしかしてクッキーはお嫌いでしたか? ではチョコレートなら……
アッシュO「そういう問題じゃないであります!」
アッシュC「もういいであります! さっさとやっちまうであります!」

ヨッピー「(ゲロゲロ、そろそろでありますな)ちょっとm
???「ちょーっと待ったぁ!!」
ヨッピー(ゲ、ゲロ!?)
ドム「お姉様に手を出すとはいい度胸してるわね!!」
アッシュO「ギ、ギロ!! カ、カボチャお化けであります!!」
アッシュC「し、しかも三人もいるであります!」
ドム「二人とも! 例のヤツをやるわよ!」
トルー、パー「了解!」
アッシュO「む、向かってきたであります!」
アッシュC「あ、あれはまさに荒野を走る死神の列! お前が相手するであります!」
アッシュO「何故でありますか!?」
アッシュC「お前の方が戦闘力高いからであります!」
アッシュO「そ、それならお前の飛び道具で何とかするであります!」
アッシュC「それが……家に忘れたであります!」
アッシュO「か、肝心なときに!」
ドム「覚悟ーっ!!」
アッシュC「と、ともかくこの場は一時撤退であります!」
アッシュO「分かったであります!」
216 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/10/30(日) 20:35:31 ID:???
ドム「あーあ、逃がしちゃった……。お姉様、何もされませんでした?」
エターナル「ええ。特に何も」
ドム「気を付けて下さいよ。あーいうのはハロウィンに便乗した暴漢なんですから」
トルー「何だよ。そういう自分は暴漢に便乗してイメージアップを……
ドム「 何 か 言 っ た ? 」
トルー「いえ……何も」
ヨッピー(わ、我輩の出番は……?)

~ヨッピー宅~
アッシュO「このクッキー意外と美味いであります」
ヨッピー「バ、バカモノ! 敵の調理したものなど口にするなであります!」
アッシュC「でも本当に美味いでありますよ。ヨッピーも食えば分かるであります」
ヨッピー「だから我輩はそんなもの……!」
アッシュO「バリバリ」
アッシュC「ガツガツ」
ヨッピー「…………」
アッシュO「バリバリ」
アッシュC「ガツガツ」
ヨッピー「あー、そのね、君ぃ、敵を倒すには諜報は有効な手段であり……
 て、敵の技術を知るためにも少しばかり試食を……」
アッシュO&C「………………」
ヨッピー「け、決して美味そうだから食うわけではないであります! あくまで諜報のため、諜報のためであります!」

結局12個あったクッキーの内、8個をヨッピーが「諜報のため」食うのであった。

217 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/10/30(日) 22:43:30 ID:???
書き忘れたけれども、アッシュ達はハロウィンを知らない。

218 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/10/31(月) 00:49:17 ID:???
乙、今回はほのぼのだねぇ


222 名前: 通常の名無しさんの3倍 [age] 投稿日: 2005/11/01(火) 19:18:24 ID:???
222、保守

223 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 19:23:18 ID:???
ところで、入ってる部活が明記されてないキャラは無所属なのか?

ガイア=陸上部
アビス=水泳部
カオス=天文部(元グライダー部)
とか考えたんだが

224 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/01(火) 19:56:45 ID:rOLhz4Bb
不良?テスタメントを出せばいいじゃないか

225 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 20:42:31 ID:???
「魯豪衆」(ロゴス)

現執行具の転覆を策謀する影の生徒会
現時点での詳細は不明
しかしその歴史は学園開校とほぼ同時期といわれている
学園の影の支配者
実行部隊として忍者部隊「幽霊壁院」がいる

不良グループ無流漉猛衆を配下に収めるが、最近関係が怪しくなってきた

盟主:正体不明

テスタメントガンダム:2年男子
放送部員だが、ヤラセの達人

ガーディ・ルー:2年男子
図体の割りに目立たないがまじめな奴、その存在感の無さは仲間からも存在を認識されない

ネオ・ウィンダム:1年女子
風紀委員のウィンダムと瓜二つ、手裏剣の名手

NダガーN:1年女子
見習いくノ一、ダークダガーLをスカウトしようとする

フォビドゥン・ヴォーテクス:2年男子
水泳部の幽霊部員、フォビドゥン・ブルーのそっくりさん(双子の兄弟説も)、水中格闘術の達人

ジオ・グーン:1年男子
穴掘りの名手

飛行偵察ジン:3年男子
幽霊壁院の実行部隊長

偵察バクゥ:4歳オス
忍者犬

ディン・レイブン:3年女子
くノ一の長

プロトカオス:3年(留年2年目)男子
ガンバレルストライカーを再起不能にした男、鼻毛神拳の使い手

226 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 21:02:50 ID:???
不良がちょっと多すぎじゃないかw
あんまり出しすぎると後でキャラ出すのに困るぞ

227 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 21:07:02 ID:???
>>225
レイブンは>>11で「ステルスディン」として出てる・・・
>>226
>出しすぎ
確かに、旧板の方は多すぎて
まとめサイトなんか収集がつかないって事になってるしな・・・


228 名前: 225訂正 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 21:36:09 ID:???
「魯豪衆」(ロゴス)

現執行具の転覆を策謀する影の生徒会
現時点での詳細は不明
しかしその歴史は学園開校とほぼ同時期といわれている
学園の影の支配者
実行部隊として忍者部隊「幽霊壁院」がいる

不良グループ無流漉猛衆を配下に収めるが、最近関係が怪しくなってきた

盟主:正体不明

「幽霊壁院」
魯豪衆の実働部隊、隊員たちは忍術の達人でその能力を用い、生徒たちの行動を監視する
普段は生徒として活動してる

飛行偵察ジン:3年男子
幽霊壁院の実行部隊長、飛行術の達人

偵察バクゥ:4歳オス
忍者犬

電子線ディン:3年女子
くノ一、催眠術と読唇術の達人

テスタメントガンダム:2年男子
新聞部員だが、ヤラセと変装の達人

ガーディ・ルー:2年男子
図体の割りに目立たないがまじめな奴、その存在感の無さは仲間からも存在を認識されない

ネオ・ウィンダム:1年女子
風紀委員のウィンダムと瓜二つ、手裏剣の名手

NダガーN:1年女子
見習いくノ一、ブリッツの妹、幼馴染のダークダガーLをスカウトしようとする

フォビドゥン・ヴォーテクス:2年男子
水泳部の幽霊部員、フォビドゥン・ブルーのそっくりさん(双子の兄弟説も)、水中格闘術の達人

ジオ・グーン:1年男子
穴掘りの名手 水泳部のレギュラー

プロトカオス:男子OBで表向き学園に居ない
ガンバレルストライカーを再起不能にした男、鼻毛神拳の使い手

229 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 23:01:20 ID:???
リジェネレイト「それでよ、あの店の29番台は欠陥があってな」
プロヴィデンス「OH!それは知りませんでした!リジェネレイト君は何でも知っていてすごいでーす」
カラミティ「これは知ってる?スロットの台の」
ダガー「(ザザッ)リジェネレイト君、カラミティさん!プロヴィデンス君に妙な事を教えないで」
リジェネレイト「お、ダガーじゃん。お前も行くか?今ならけっこう出るぞ、三丁目のパチンコ屋」
カラミティ「狙い目の台とか教えてあげるわよ」
プロヴィデンス「ご一緒に、チーン・ジャラ・ジャラ、カクヘン、オーアタリしましょう!」
ダガー「校則第22条、生徒はパチンコなどのギャンブルは禁止!!だいたい、何で君達みたいのと
優等生のプロヴィデンス君が一緒にいるのよ。プロヴィデンス君まで不良にする気?」
リジェネレイト「その言い方は酷いなあダガー。プロヴィデンス君が早く馴染めるように、ボクタチが社会勉強を
手伝ってるんじゃないか」
プロヴィデンス「YES!リジェネレイト君はとってもモノシリでーす」
ダガー「騙されないでプロヴィデンス君。この人たちは学園にも三人といない札つきのワルなのよ」
リジェネレイト「(…ブルコスの連中とかはどうなんだよ)」
プロヴィデンス「フダツキ…オフダツキ?OH、キョンシーですね?」
カラミティ「違うって」
プロヴィデンス「ところで、三人といないワルとはどんなワルなのですか?」
ダガー「例えば、ひどい悪口を言ったり暴力をふるったり」
(ズシャーッ)
リジェネレイト「何だ何だ?」
カラミティ「ドレッドノートが飛んで来た…」
ドレッドノート「(ムクッ)いてて…まるで脳髄を消し飛ばすかのような君の愛の鞭、確かに受け取ったよハイペたん!」
ハイペリオン「お黙りなさいこの(ピー)野郎!!いきなり人に抱きついてきて何を考えているのですかあなたは!?
あなたのような蝙蝠の死骸程の価値もない低俗で下等で(ピー)で(ピー)な(ピー)野郎は今すぐ腹を切って死ぬべきです!!」
ドレッドノート「OK!じゃあさっそく、腹を割って愛について語ろうジャマイカハイペたん!」
ハイペリオン「言葉を都合よく捻じ曲げないで下さい!!フォルファントリー最大出力ー!」

ダガー「ほ、他にも…人を変なあだ名で呼んで馬鹿にしたり」

ガイア「ちょっとバカインパ!!あんたのヘッタクソな絵のおかげで、うちの班の写生大会の評価ボロボロじゃない!!どうしてくれんのよ!」
インパルス「半分はお前の変態絵の責任だろうがアホガイア!!描き直すかと思ったらそのまま提出しやがって!!なに考えてんだよ!」
デストロイ「うぇーい、二人とも…けんかはだめー…」

ダガー「…ほほ他にも他にも。そうだ、人をナイフで脅して言う事を聞かせたり!」

ストライク「(バターン)たたた助けてくださいリジェネレイト先輩!!」
イージス「(ナイフを持って)ストライク君…僕から逃げないで。私はあなたと一緒に逝きたいの…」
リジェネレイト「イ、イージス!お前また…」
カラミティ「ナイフ持ってる…」
プロヴィデンス「ジ、ジーザス!!キューキューシャ!ショーボーシャー!」
ストライク「あああのですねイージス先輩…気持ちは嬉しいですが僕はまだこの世に未練があって、ゲームも予約してるし、その」
イージス「大丈夫…怖くないわ。俺も…あたしも…一緒だから。ねえ、ストライクくぅん」
ストライク「ヒー!」

ダガー「あ、あー後は、後は…」
リジェネレイト「どうでもいいからイージスを止めろ風紀委員長!!」

230 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 23:32:36 ID:???
>>229
本当にCE学院は血の気がすごいな
プロビもご苦労様ですw

231 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/01(火) 23:47:38 ID:???
>>229
乙!
寝る前に素晴らしくワロタw

232 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/02(水) 00:11:57 ID:???
ダガーたんがんばれ

233 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/02(水) 00:12:02 ID:???
>>229
テラワロスw
この学校、風紀委員には絶対荷が重いよなw

236 名前: 通常の名無しさんの3倍 [age] 投稿日: 2005/11/03(木) 10:35:21 ID:???
保守

237 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/03(木) 22:45:42 ID:???
学校からの帰り道
インパルス「あんまり落ち込むなよ…フリーダムと話してる途中で逃げられたなんていつもの事じゃねえか」
ガイア「いつもの事だからなお落ち込んでんのよデリカシーゼロインパ。それにしてもどうして?
今回の作戦は完璧なはずだったのに、どうしてあそこで風紀委員がフリーダム先輩を連れて行くの!?」
インパルス「聞いた話じゃ、サッカー部の模擬戦にいきなり乱入して好き放題やったからだって言ってたな。
なんでも昨日テレビでやってた試合を思い出して急にやりたくなったとか。まったく迷惑な奴だ」
ガイア「そうなの?見たかったなーその様子」
インパルス「おい。…ん?なんだありゃ」

仔犬「クーン」

ガイア「キャーー!!なになにこの子?かわいー!かわいー!おいでおいでハァハァ、おねーちゃんがだっこしたげるハァハァ」
仔犬「(タッタッタッ)クゥーン(ガイアの胸に飛びつく)」
ガイア「キャーキャーホントに来たーハァハァ!(ギュッ)あーんふかふかぁ!んーんー(頬ずり)ねーキミどっから来たのハァハァ?」
仔犬「クー?(首傾げ)」
インパルス「犬が答えるかよ」
ガイア「うっさいボケインパハァハァ!!夢も希望もデリカシーもないバカは黙ってなさいハァハァ!」
バクゥ「おーい、ここにいたのかー?探したんだぞ」
インパルス「あ、バクゥ」
ガイア「この子、あんたのだったのハァハァ?」
バクゥ「…ハァハァ?」
インパルス「聞くなバクゥ。このバカは既に錯乱している」
バクゥ「何だかわからないが、見つけてくれたのがお前らで助かったよ。こいつ体が柔らかくて
首輪から自分の首を抜いてどっかいっちまうんだよ。こんな奴初めてだぜ」
ガイア「柔らかいの?ど、どれどれハァハァ(フニフニ)キャーホント!やわらかいよーかわいーよーハァハァ!」
インパルス「おいガイア。お楽しみのところ非常に申し訳ありませんが、そろそろバクゥに返してやれ」
ガイア「わかってるわよハァハァ」
仔犬「クーン」
ガイア「……」
インパルス「どうした?」
ガイア「…か、返す前に30枚ぐらいこの子の写真とっていいハァハァ?」
インパルス「さっさと返せバカ野郎!!」


バクゥ 男(2年)

いつもイヌミミモードな二年生。ラゴゥ先生のそれとは違って、女生徒からは「かわいい」と好評。
本人も犬好きで3匹飼っており、部活のかわりに校内の有志が作ったブリーダーズクラブに所属している。

238 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 01:54:11 ID:???
保守

239 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 01:58:15 ID:???
>>237
GJ!
犬とフリーダムなら、どっちを取るんだろw

240 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 02:08:44 ID:???
>>237
乙、分かってたけどサッカー部乱入しちゃダメだろーw

ヨッピー「ゲロゲロリ、前回はひどい目にあったでありますが、今度こそ抜かりはないであります」
オルア「今度こそ、抜かりはないであります」
ヨッピー「ところで何故我輩をこんなところに呼び出したんでありますか?」
ここはおもちゃ屋の人形売り場・・・そこに、場違いなものが三人
クラブ「クークックック、新兵器がようやくできたんであります、名づけて多目的人形型戦術兵器・薔薇乙女五号ー!!」
ヨッピー「随分と造型のいい人形でありますな(B-C○UBもビックリであります)、これを何に使うんでありますか?」
オルア「コレを置くのは他でもない、今日はエターナルの誕生日であります」
ヨッピー「でも、もしかしたら他のものかうってオチで終わるんじゃ・・・」
「ギロギロ!ヤツのプロフィールや、入学届け、集計したデータに噂等調べた結果・・・次の誕生日には『人形』をかうことになるんであります」
クラブ「盗聴してた甲斐があったでありますなクークックック」
ヨッピー「腰巾着が来た!・・・よし、人形を持った! これで完璧、怪しまれるといけないのでここは引くであります」
ティア「どうやらこちらは女性向けのようですね・・・こういうところには、カゲキに動かせるようなアクションフィギュアは置いてないようですね、いきましょうミー」
ミー「ええ、(人形を棚において)」
嗚呼、盲点・・・彼女の欲しいものは当たってもジャンルが違ったー残念!

「・・・なかなかかわいい人形じゃねえか」
なんと、別の人物にその人形が行き渡ってしまった
彼はリジェネレイト
筋金入りのワルで、風紀委員長曰く、『この学園でも三人といない不良』の彼だが
人形をこよなく愛する一面も持っていた
リジェ「値札はついていねーか・・・まあいい、おやじ!コレで足りるだろ(千円の束五万円相当を突き出す)
パチンコで勝ったから沢山あるから気にすんな」

そういって男は意気揚々と家に帰っていった
―そう、このあと何が起こるかも知らずに・・・

リジェ「ン?ネジがある・・・回してやろう」

ヨッピ「ネジが回される事で恐怖の罠が発動されるのでありますか?」
オルア「今頃、ネジを回してるころであります・・・今日の晩から罠が作動するようプログラミングされてるであります」

241 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 02:27:38 ID:???
オルア「まずは低周波を流して不快感な状態にし、眠れなくなるであります・・・明日は寝不足、いい気味であります」

夜・・・

リジェ「う、うううむ・・・眠れん、明日も早いというのに」

翌朝

リジェ「お゛ヴぁよ゛ぉぉぉ・・・」
アウト「どーしました先輩、まるでゾンビですよ?」
テスタ「っつーかこりゃあゾンビそのものだな」
リジェ「一睡も出来んかった・・・体がもたんわぁ・・・

そして、当のエターナルの方は

エターナル「フリーダム、おはよう」
フリー「やあ、エターナル 今日はやけに元気だね」
エターナル「あの人形のおかげですわ、落ち着いて眠れましたの」
ガイア「(電柱に隠れて)んもー、これじゃあフリーダム先輩にアタックできないじゃない!」
インパ「(同じく電柱に)おいおい、これじゃあ俺たちストーカーだぜ・・・まぁ、俺も俺で後ろから蹴り入れてやろうとは思ってたけど」
ガイア「あれを見なさい、(ハイペリオンに悪態つかれながら、蹴られているドレッドノートを指差して) 私のやってることはまだまともな方よ・・・」
インパ「(どーだかなあ・・・)」

そして学生寮リジェネレイトの部屋前

ダガーN「なんで、あたしらまで・・・どーゆういきさつよ・・・」
テスタ「白馬の王子様は信じてるわけじゃないが、俺達が王子様になってやろうってことさ」
アウト「意味不明ですよ、先輩・・・ まあ、新聞のネタにはなりそうだけどさ、んじゃ部屋にはいるかな
・・・ひ、ひいいいいいいい!」
テスタ「怖いもの知らずのアウトが部屋を出たぞ・・・」
Nダガー「い、いったいあの部屋に何が・・・」
テスタ「アウトのヤツ気絶していて話も聞きだせん」
ダガーN「私たち自身で調べるしかないようね」
そしてドアを開けてみる一同・・・
一同「のぉ・・!人形だぁ!?」
部屋中に飾られていたのは人形人形人形・・・数百、数千の目が中心を見ている・・・
テスタ「こんなことするから寝れねぇんじゃねえのか?」
リジェ「よぉ・・・」
一同「ぎゃーでたー!!・・・ってリジェネレイト(先輩)」

242 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 02:28:54 ID:???
長文で分けのワカラン話になりかけてるスマソ、
続きは明日投下

243 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 18:58:58 ID:???
>>240-241
wktk

244 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 19:06:05 ID:???
>>240-241
NダガーNは分身してるのか

245 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 22:31:25 ID:???
>>244
分身してません、ただの表記ミスです
って、ちょっ、そのアイディアイタダキ

前回までのあらすじ(っつーか、オレもオレで収拾がつかんのでw)

ヨッピーとゆかいな仲間たちは、人形を買いに来たミーとティアに人形型兵器を買わす事で、
呪いに見せかけた罠ででエターナルにストレスをためさせようと思っていたのだが
買ってしまったのは全く関係ないリジェネレイトであり、代わりに地獄を味あわされるのであった・・・


テスタ「っつーことで、同士である俺はお前に会いに来たというわけで、今は気絶してるアウトだって心配して付いてきたんだぜ?」
ダガーN「私も、先輩のついでですけれど(私は本当の『オマケ』だけどね・・・)」
リジェ「そ、そうなのか・・・そんなに俺を心配してたのか・・・うっ、うぅっ・・・」
本心:
テスタ←ヒマだから
アウト←特ダネ目当て
ダガーN←テスタ先輩の命令
リジェ「まぁ、聞いてくれ、俺が学校から帰ってきたら部屋があらされて・・・
今、ようやく部屋を直したところだったが・・・」
アウト「(いつの間にか目を覚ましてた)もしかしたら、例の人形の仕業じゃ・・・写真写真(人形の写真を撮る)
テスタ「よし、本当に人形の仕業か、俺はカメラを取り付けるぜ、ダガーN手伝え」

こうしてまた一日が終わった

リジェ「本当に、ありがてぇ・・・これでただのいたずらで終わってくれればいいんだが・・・」
「・・ソボ・・・」
リジェ「へっ?」
「ア・・・ソボ・・・」
「アソボーヨー」
リジェ「ぎゃっ・・・!?(声押し殺して)ひぇぇぇえぇええ」

学校終わって、仲間たちはすぐさまリジェネレイトの部屋に寄った

テスタ「なに?人形がしゃべったぁ?」
リジェ「そーなんだよぉ・・・マッカちゃんしゃべったんだよぉ」
ダガーN「そ、それって人形の名前ですか・・・?うわっつ!?キモっ!!」  
テスタ「名前なんて付けるから魂が宿っちまうんだよー!」
アウト「・・・(ドン引き)」
リジェ「(´・ω・`)」

246 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 23:03:12 ID:???
アウト「(まずい、話題変えないと)な、何か人形の髪伸びてません?
・・・俺の撮った写真なんです・・・が」
ダガーN「うわっ、ホントだ」
テスタ「流石は名前をつけただけは・・・」
アウト「わ゛ーっ、わ゛ー!はやく監視カメラの様子を見ましょうよ」
テスタ「本当に喋ってる・・・」
アウト「(こ、こいつはニュースになるぞ・・・ワクワクテカテカ)
リジェ「それじゃ先に進めてみよう・・・」
ダガーN 「ねえ、本当に歩いてるわよ、」
アウト「人形が棚のものをあさってる・・・」
テスタ「言っとくが、俺のやらせじゃねーぞ」
ダガーN「ここはもう、お寺で除霊してもらった方がよさそうね、私の修行・・・ゲフンゲフン
      よく、巫女として働いてた神社があるから、まるきおさんならやってくれるわ」
アウト「(巫女服・・・ちょっと見てみたいかも)」

一方仕掛け人側は

インパルス「えっ、エターナルの具合はどうだって?
       どうって元気だったけど。 今朝ガイアが「アタックの邪魔になるから、休んで欲しい」って言ったばっかりだしな
        っつーか「嫌い」だって言ってるくせに見舞いにでも行くつもりだったのか?」
あれれ、おかしいぞ?今頃は腰巾着もろとも完全なノイローゼで、再起不能には陥らなくても相当のストレスはたまってるはずだが・・・

ヨップ「本当に罠が仕掛けられてるでありますな?」
オルア「もしかしたら、何かのショックでシステムが停止したのかもであります」
クラブ「クークックック、そんなこともあろうかと、自爆スイッチだけ独立させといたであります・・・ドカーンってやれば
あの連中でもひとたまりもないであります」

アウト「とりあえずは、除霊の儀式を引き受けてくれてよかったですね、先輩」
リジェ「・・・」
ダガーN「これでようやく一安心できるってことね」
リジェ「・・・・・・」
テスタ「それじゃまた明日な」
リジェ「・・・・・・・・・ちょっとまて」
リジェ「なんで俺まで一緒に隔離されなきゃいけないんだー!」
テスタ「仕方ないだろうが、もしかしたら取り付かれてるかもしれないんだし」
ダガーN「それにここにいるのはお守りをつけた私達だけだしね・・・
      そろそろ帰らなきゃいけないので私達はここで」
リジェ「やめてくれー、ひとりにしないでー」

ヨップ「それではスイッチ・オンであります」

リジェ「な、何?人形が光りだして・・・」

どーん!




247 名前: おわり [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 23:24:42 ID:???
アウト「な、何だ一体・・・」
ダガーN「あの方角は・・・まさか」
テスタ「おーい生きてろよぉ~」

着いたときには、寺の残骸と黒焦げになっているリジェネレイトの姿があった

リジェ「に、人形なんて・・・(ガクッ)」
テスタ「あー、やっぱ遅かったか・・・」
ダガーN「アウト!写真とらないでー、救急車よんでよー!!」
こうして呪いの人形騒ぎは幕を閉じたのであった――


別の場所

ユン・レイスタ「はい、今行きまーす」
レイスタ「兄さん、そろそろ値上げしようよ・・・」

翌朝
エターナル「♪~」
ヨップ「何故無傷なんでありますかー!?」
クラブ「奴らは何者でありますか・・・?」

ダガーN「えぇ?また人形を買ったですって?
テスタ「『銀髪ロングヘアー萌え』とかほざいて早速予約してたよ」
アウト「♪~(新聞の記事に惚れ惚れしている)」

248 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/04(金) 23:28:05 ID:???
・アウトフレーム:男

不良だが、ケンカは好まず写真に没頭している
ソードカラミティや、レイスタなど友達が多い
色々なオプションをつけて新聞記事の為に頑張る新聞部員である

249 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/04(金) 23:56:54 ID:8LTJ1h9s
保守

250 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/05(土) 20:54:25 ID:???
>>240-241
>>245-248
大作乙!リジェネレイトw
エターナルはアクションフィギュア好きなのか

251 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/06(日) 13:11:30 ID:???
ザク(橙)「バクゥ君」
バクゥ「何スかザク(橙)先輩?」
ザク(橙)「君はこの前、ガイアちゃんと一緒にいたらしいな」
バクゥ「え?えぇまあ、犬の散歩中に…でもインパルスの奴もいましたけど」
ザク(橙)「いい子だよなあの子は。他の女の子も結構可愛いけどさ」
バクゥ「…勘違いしないで下さいよ、俺はただあの二人に犬を見つけてもらっただけで」
ザク(橙)「犬を?」
バクゥ「俺の犬、首輪から首を抜いて逃げちゃうんですよ。それで、二人に見つけてもらって。
ガイア、よっぽど俺の仔犬が気に入ったみたいで写真を撮りまくられて…だから先輩の考えてるような事では」
ザク(橙)「そうか…付き合いたくないか、ガイアたんとは」
バクゥ「はい?」
ザク(橙)「ならお前…誰となら付き合いたい?」
バクゥ「だからどうしてそういう話になるんスか!!」
♪カカゲターソレゾーレーノーヒーヲー
バクゥ「ああっ、どこからか挿入歌が!!」

グフの病室
ジン(橙)「と、いう事で…ザク(橙)が仕入れてくれた情報によると、彼女は極度の犬好きのようだ」
グフ(橙)「考えてみれば、犬を見ると彼女の目の輝きが違ってたような」
ザク(橙)「しかし、だからと言って俺達が犬耳と尻尾をつけてもキモいだけだと思うが。どうする」
グフ(橙)「今から犬を飼っても、すぐになついてくれる訳じゃないですし。何より病院には持ち込めないし」
ジン(橙)「ふふふ、実物の犬やまして犬のコスプレだけが全てじゃないぞザク(橙)、グフ(橙)。犬と言えば゛アレ゛だ」
グフ(橙)・ザク(橙)「アレ?」
ジン(橙)「つまりだな」

ザク(橙)「なるほど!その手があったか!!」
グフ(橙)「そ、そうか!!行けますよコレは!」
ジン(橙)「やはりそう思うか!うんうん、よーし、明日はこいつで勝負だ!!行くぞ!!」
グフ(橙)・ザク(橙)「ウォオオオオオオオ!!!」
アマツ「お前らさっきからうるさい!!時間と場所を考えろこの馬鹿者ども!!」
ジン(橙)「ア、アマツ」
アマツ「踊れぇええええ!」
ジン(橙)・グフ(橙)・ザク(橙)「ぎゃあああああああ!!」

翌朝
ガイア「(机に置かれたオレンジ色の包装紙の箱を見て)…何これ」
インパルス「さあ」
デストロイ「何だろー……あけて……みる?」
デュエルダガー「待って。身に覚えがないんでしょう、危険物かも知れないから向こうで私が開けるわ」

252 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/06(日) 13:28:14 ID:???
デュエルダガー「お待たせ。爆弾や薬品、汚物の類は無かったわよ。その代わり、犬用の首輪とこんな
手紙が同封されてたんだけど」

「これを着けた仔は、決して逃げないあなたの従順な犬になります 放課後に体育倉庫で待ってます 怪盗TMR」

ガイア「好きな仔…?ますます分かんない」
インパルス「怪盗TMRって何だ?まさかザク(橙)先輩たちじゃないよな」
ガイア「ザク(橙)先輩…?あ、じゃあきっとアレよ!!ほら、この前バクゥの仔犬が首輪から首を抜いて逃げちゃうって
言ってたじゃない。だからそれを心配して、新しい首輪を探してきてくれたのよ!ザク(橙)先輩、昨日バクゥと話してたみたいだし
決して逃げないとか書いてあるし…」
インパルス「あ、そうか!でもなんでガイアの机に?」
ガイア「きっと間違えたのよ、私の席、バクゥの後ろだし」
デストロイ「バクゥ君…良かった……ね」
バクゥ「え?あ、ああ。今度あの人たちにお礼を言わなきゃな(そうだったのかー。それで)」
ガイア「でも、放課後に体育倉庫でってのは何だろ」
インパルス「さぁ…書いてる途中で誰かがいたずら書きしたとか」

ジン(橙)「はたして、ガイアたんはあの首輪を俺たちの誰に着けてくれるのか」
ザク(橙)「ガイアたんの犬になれるのは誰なのか。二人とも、誰が選ばれても恨みっこ無しだぜ」
グフ(橙)「ええ、でも負けませんよ」
ジン(橙)・ザク(橙)・グフ(橙)「フフフフフフフフフ……」

そのまた次の朝
ダガー「みんな、大変よ!体育倉庫の防犯カメラに不審者が写ってたのよ!!昨夜の放課後から夜中の2時まで
3人でぼーっと立ってて、顔は良く見えなかったけどすごく不気味だったってフォルテ達が言ってたわ」
カラミティ「放課後からって…でも、生徒にしちゃ確かに変ね。泥棒?でも何も盗ってないんでしょ」
リジェネレイト「どこかから迷い込んだ浮浪者じゃねえか?」
ミストラル「そんな奴らがいると知ってたら、俺達がバイクで囲んで歓迎してやったのによ。なあジン(飛行)」
ジン(飛行)「まったくだ、残念でしょうがねー」
リジェネレイト「群れてなきゃ何もできねえ奴らが何を吠えてやがる」
ミストラル「(ガタッ)ああ!?今なんつったリジェネレイト!?」
ジン(飛行)「この間まで人形相手にひいひい言ってた奴がずいぶんな態度じゃねえか。先にてめえから囲んでやろうか!!」
ダガー「校則第16条第1項、校内での乱闘は禁止!!やるなら学校から出てやりなさい!」
カラミティ「そういう問題じゃないと思うんだけど…」
フリーダム「あれ?ところで、ジン(橙)君はお休み?」
ディン(指揮官用)「ザク(橙)も休みだそうだ。なんでも、二人とも40度の熱を出して寝込んだらしい。
風邪が流行ってるせいかな…何か作って持っていってやるか」

グフ(橙)「おかしい……ゲホゲホ、ずっと待ってたのに…いったいどこに欠陥があったんだろう…おかしい…」
アマツ「おかしいのはお前の頭の中だ。全く、お前は夜中までいったい何をやってたんだ!しかも帰って来たと思ったら高熱を出して倒れて」
グフ(橙)「……つ、次こそは……ガイアたん……ゲホゲホ」

253 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/06(日) 15:45:31 ID:QRrXuk2J
保守

254 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/06(日) 17:43:40 ID:???
>>251-252
橙・・・早朝二時になるまで待つなよw
それにアマツもたくましくなったなあ

255 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/06(日) 17:47:43 ID:???
>522
えーと・・・この場合風紀委員長自ら不審者の情報提供を求めてるのかな
「みんなー」ってダガーがすごくかわいいのだが

256 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/07(月) 02:12:13 ID:???
保守

257 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/07(月) 20:09:10 ID:???
しりとり

一年生の教室
デスティニー「しりとりでもやる?レジェンドちゃん」
レジェンド「…(コク)」

デスティニー「じゃあ俺から「し」で…城」
レジェンド「ローストポーク…」
デスティニー「空港」
レジェンド「うな丼肝吸い付き…」
デスティニー「金庫」
レジェンド「ココア…」
デスティニー「合鴨」
レジェンド「もんじゃ焼き…」
デスティニー「給仕」
レジェンド「じゃがバタ…」
デスティニー「炭素!」
レジェンド「そば湯…」
デスティニー「弓矢!」
レジェンド「焼き魚…」

デスティニー「な…なんか食べに行こうか、帰りに」
レジェンド「肉じゃが…」

二年生の教室
ガイア「学生服もかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「医術」
ガイア「強くてかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「引導」
ガイア「美しくてかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「いて座」
ガイア「残酷なほどかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「イラスト」
ガイア「途方もなくかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「…家」
ガイア「笑顔もかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「…石」
ガイア「死ぬほどかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「岩山…」
ガイア「マジかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「インド…!!」
ガイア「どうしていいのか分からないほどかっこいいフリーダム先輩」
インパルス「インカ帝国!!!」
ガイア「狂おしいほどかっこいいフリーダム先輩」

インパルス「い……いい加減にしろ!!これじゃしりとりにならねえじゃねえか色ボケガイア!」
ガイア「あーっ言ったわねバカインパ!あんたが合わせればいいだけでしょう!」
デストロイ「う…うぇーい、喧嘩はだめ…」

258 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/07(月) 20:14:22 ID:???
三年生の教室
ハイペリオン「滅殺」
ドレッドノート「強がり?」
ハイペリオン「理解不能」
ドレッドノート「うん、ゆっくりでいいよ」
ハイペリオン「よくそんな事が言えますねあなた」
ドレッドノート「高ぶる鼓動を抑えきれない」
ハイペリオン「今すぐ止めて差し上げましょうか」
ドレッドノート「可愛いな君」
ハイペリオン「醜い言葉を吐かないで下さい」
ドレッドノート「一緒に愛を語ろう」
ハイペリオン「うわキモ」
ドレッドノート「もっと愛し合いたい」
ハイペリオン「いやです」
ドレッドノート「素敵だよ君は」
ハイペリオン「早く消えて」
ドレッドノート「照れてるのかい?可愛いねうふふ」
ハイペリオン「フォルファントリー最大出力!!」

リジェネレイト「くじけねえよなあいつ」
カラミティ「強いわよね、ある意味」

生徒会室
アカツキ「みんな、しりとり大会を開こうと思うんだけど。賞金を出して、他にも賞品や」
ミー「やめて下さいアカツキ生徒会長。生徒会費が持ちません」
ティア「「ん」がついたので終わりですね、会長」
アカツキ「うーん、残念」

259 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/07(月) 21:28:16 ID:???
全編しりとりでつながってるのにワロタ
食い意地の張ったレジェンドワロスw

260 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/07(月) 23:02:22 ID:???
しりとりとか回文でしか会話できない人たちのSS思い出した……
凄すぎるので超GJ!

266 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/11(金) 11:09:00 ID:???
穂っシュ

267 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/11(金) 20:39:40 ID:???
そろそろこっちも、まとめサイト作った方が良いと思うのですよ。

268 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/11(金) 22:25:51 ID:???
こっちもキャラ多いからな

269 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/12(土) 12:28:56 ID:???
アッシュ(オルア)「ギロギロギロギロ、ついに出来たであります…この「唐辛子コショウスギ花粉配合・上品な表情も総崩れ薬」を使えば、あの
エターナルはクシャミや鼻水や唐辛子の辛さで文字通り表情が総崩れ、いつもの上品さなど見る影もないような酷い顔になるであります…
そこを私がカメラでパチッと撮って全校にその写真をばら撒けばエターナルの人気はがた落ち、いよいよ私の時代が来るであります!
ギロギロギロ…この完璧なビジョン、やっぱり私って天才でありますか?」

アッシュ(オルア)「さて、後はこの薬をエターナルに仕掛けて」
インパルス「何をこそこそしてるんだ、お前?」
アッシュ(オルア)「(ドキーン)ギロッ!」
インパルス「ゾノ先輩が呼んでたぞ、競技会のことで相談があるって」
アッシュ(オルア)「わ、分かったであります…すぐ行くであります」
インパルス「ところで、その瓶は何だ?ジャム?」
アッシュ(オルア)「こ、これは…(どうする、多分正直な事を話したら協力してくれるとは思うでありますが)」
インパルス「余ってるなら少しくれよ、ジャムを切らしてパンに塗るもんがなくなってさ。今朝は歯磨き粉を塗って食べたんだけど
やっぱりまずかった」
アッシュ(オルア)「(やはり駄目であります。こいつバカだし)い、いやそんないい物じゃなくて…先生に返す薬品であります」
インパルス「なーんだ、残念」

アッシュ(オルア)「まったく、この最高傑作をジャムだなんて…ジャム?そうよ!ジャムであります!!
…ギロギロギロ…ジャム…ギロギロギロギロ」

エターナル「まあ!美味しそうなジャムですわ」
アッシュ(オルア)「(あれから色んな調味料を使って完璧にジャムに偽装したでありますからね。香りだけなら最上級のジャムであります)
いやーそんな、この間のクッキーのお礼でありますよーギロギロジャナカッタエヘヘヘヘ」
エターナル「手作りのジャムなんて楽しみですわ…そうだ、ミー達にもおすそ分けをしなくては」
アッシュ(オルア)「(おっしゃー!)ぜ、是非みんなで食べてくださいであります!」

ゾノ「全くオルアの奴、いつまで経っても来やしねえ。競技会のメンバーから外してやろうかあの野郎。
せっかく派手な登場シーンの提案を…お、エターナル。オルアを見なかったか?」
エターナル「そう言えば、さっき逢いましたわ。ですから、多分まだあそこに…」
ゾノ「何だそのジャム?派手な色で旨そうじゃないか、少し分けてくれ」
エターナル「ええ、いいですわよ。…でも困りましたわね、ここには分ける物は…」
ゾノ「じゃ、わりいけど一晩貸してくれ。大丈夫だって、全部食ったりしねえからさ」
エターナル「そうですか?では、どうぞ…」

270 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/12(土) 12:37:08 ID:???
地中型グーン「あ、部長。何ですかそのジャム」
ゾノ「ちょっとな。お前も食うか?」
地中型グーン「くれるんですか?いやー困ってたんすよ、トーストに塗るもんなくて。今日なんか歯磨き粉塗って食べましたから…
今からビン持ってきます」

アッシュ(ヨップ)「ジャムでありますか?」
地中型グーン「はい、部長からもらって」
アッシュ(クラブリック)「クーックックック。我々は朝はごはん派でありますが、たまにはパンもいいでありますね」
アッシュ(ヨップ)「ワガハイ達も貰いに行くであります!」

フリーダム「ジャム?」
デュエル「いーだろ。ゾノの奴から貰ったんだぞコシニュケ」
フリーダム「いーなあ…ジャム。君が貰えて、僕が貰えないなんて許せないじゃない?
さっそく僕もゾノ君に頼みに行こう」
デュエル「傲慢なのか腰が低いのかわからん奴だ」

アッシュ(オルア)「部長、遅くなって申し訳ないであります!…ん?何でありますかその瓶は?」
ゾノ「ジャムだ。そうだな、デュエルたちにも分けたし…お前にも分けてやるよ」
アッシュ(オルア)「(ジャム…?何か引っかかるような。まあいいであります)光栄であります!ぜひ分けてくださいであります!」

インパルス「運良くジャムが買えた♪好きなんだよなーこの「ブラストシルエットレーズンジャム」。
購買手作りの超レア品で一日限定三瓶、その存在を知らない奴も多いという謎が謎を呼ぶ幻のジャム。
デスティニーの奴は「色が派手で気持ち悪い」とか言うけどな…明日さっそくパンに塗って」
ゾノ「あっ危ねえっ!!」
ドシーン!ゴロゴロン
ゾノ「いてて…バカ野郎インパルス!人にぶつかっていいのは転校初日のヒロインだけだ!!」
インパルス「す、済みません!えっと、ジャム、ジャム…あ、あったこれだ。よかった割れてない」
ゾノ「何だ、お前もジャムなのか?俺のと同じような色してんな。しかも瓶まで似てやがる」
インパルス「ええ、購買の超レア品ですよ!先輩もどうでありますか?」
ゾノ「いや、今日はいいよ。俺にはエターナルから貰った奴があるからな。お前もこっちどうだ?」
インパルス「あー、いや俺はいいであります(エターナルから?へっ、腹こわしちまうぜ)」

ゾノ「さて、明日を楽しみに…ん?なんか色々な奴に分けたのに大して減ってないな。まるで今持ってきたばかりみたいだが…まあいいか」
インパルス「さて、明日を楽しみに…ん?なんか今買って来たばかりなのにすごく少ないな。まるで色んな奴に分けてきたみたいな…
ま、いいか。それにしても、オルアの持ってた薬品そっくりだなこのジャム」

翌朝、学生寮
インパルス・アッシュ三人組・地中型グーン・デュエル・フリーダム・ゾノ「いただきまーす!(バクッ)」

ゾノ「おう、こりゃうめえ!とろりとした甘さ(ゲホガホゲホガホ)まったりとしてそれでいてしつこくなく(バクショイバクショイゲーロゲロゲロギロギロクーックク)
舌の上でシャッキリポンと(ズズーッグシュングシュンナンナンダヨコレハー)そして、ほのかに香るレーズンの味(ギャーママーンガホゲホグシュン)
奏でるパンとのハーモニー(グシュンヤメテヨネーゲホゲホ)
…ずいぶんやかましいな周りの部屋。朝から派手にはしゃぎやがって…まあいいか。派手なのはいい事だ」

アッシュ(オルア)「ゲホッゲホックシュン…うう、表情総崩れの酷い顔でありまず…ごんなんじゃがっごういげないでありまずぅ…
何でわだじにもどっでぐるんでありまずがズズッ。一体どごでぐいぢがいが…ゲホッゲホッ、クシュン!クシュン!
お、おのれぇエダーナヴ……ゲホッ、クシュン、クシュン!!」

271 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/12(土) 14:10:58 ID:wrslPFWg
乙、歯磨き粉は食えねぇよ そして保守

272 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/13(日) 01:10:50 ID:vL4Rxvys
ドレットノートは実は余命いくばくもない

















とかいう脳内妄想がかけめぐった、いや・・・だって原作もそうだし・・・。

273 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/13(日) 15:51:00 ID:???
>>272
それを言ったらハイペたんもだろ……
既成事実が成立していない筈なのに存在する謎の子供…

まるでモナー板某スレのようだと思ってしまったorz

274 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/14(月) 01:14:29 ID:???
インパ「ゲホ・・・ショイ!クハァ、カハァ、キャハ!」
ガイア「うるさい!バカインパ!その変なくしゃみどうにかならないの?」
インパ「す、好きでこんなくしゃみし・してんじゃねえぞ・・・しょっく!アホガホ・・・アホガイアッ!・・・っくしょん!!」
インパ「ゴホッゴホッ、お、オレは苦労して並んで買ったジャムをた、たべっしゅ!!食べたらこうなったん・・・ダッ!!」
「ゲホッしょい!!・・・デストレイッ!」
エターナル「どうしたんですの?フリーダム」
ミー「風邪でも引いたのですか?」
フリーダム「う、うん・・・ちょっとね・ゴホッション!」
フリーダム「アレルギーはないと思ったんだけど、パンにジャムを塗って食べたら・・・くっしょい!」
フリーダム「ゲホッ!ゲホッ!!それに学校を休むわけにもいかない・・・ッシ!!」
ティア「でも、アレルギーでもこんなにはなりませんよ?一度病院行ってみたらどうです?」
フリーダム「う、うん・・・そうする・・・ヨップ!ダップ!ヨフォン!」

ガイア「あーん、フリーダム先輩かわいそー・・・それにあんなマスクじゃ顔が見れないわー」
インパ「ゴホッゴホッ!!お、おれ・・・俺のこともしんぱいしろってぇ!!!」
ガイア「何でアホなあんたが風邪なんてひくのよ?それもフリーダム先輩みたいな症状で・・・このパクリインパ!!」
インパ「パクリって言うなー!!おれだっていやじゃあああああああ!」

放課後
レッド「ふーん・・・お前も大変だなぁ」
インパ「な、なんだかヨッピーたちも似たような症状が出て休んでるらしいんだが・・・ゴホゴホ、今から病院で見てもらおうと思ってるんだけど・・・っしょい!ガファァ!」
レッド「まあ、オレもオレで姉さんの見舞いに行こうと思ってたし、付き添うよ」
インパ「ゴホっ・・・ありがてぇ、これでこそ親友・・・しょい!」

そして病院
看護婦「フリーダムさーん」
インパ「おい!フリーダムがいる・・・しょい!!!鼻紙がねー!!レッドぉ・・・ティッシュくれ・・・」
レッド「ちょっとまってろ・・・あれ?・・・ほい、ティッシュ」
インパ「で、フリーダムのヤツは見れたか?」
レッド「そんないっぺんに見れるわきゃないでしょ!」
インパ「あ、俺の番か・・・いってくるぜ」

立ち代るようにフリーダム診察終了
レッド「しかし・・・待ってるのもたいくつなんだよなー・・・おっ、この巻持ってないんだよな」
フリー「花粉症か・・・くしょい!でもなんでだろうなあ・・・ジャムに花粉味なんて聞いたことないし・・・げほっげほっ!(レッドの前を通り過ぎる)」

遅れてインパルス診察終了する・・・
インパ「なんだって花粉症なんて・・・」
レッド「お帰り、オレちっと姉さんの見舞い行って来るよ」
インパ「いってら、会計済ましてくる」

一方フリーダム側も
フリー「会計が済んだしアマツさんとグフさんに会ってみるかな・・・」

はたして、レッドはフリーダムに会うことは出来るのか?
つづく!

275 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/14(月) 18:16:08 ID:DOewdKXd
ほしゅ

276 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/14(月) 18:21:14 ID:???
勝手に続きモノにしてしまいましたスマソ、
すぐに続き書きます

277 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/14(月) 22:03:03 ID:???

続きも期待してる。
フリーダムのクシャミに吹いた

278 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/14(月) 22:48:09 ID:???
それでは続きを投下

レッド「エレベーター調整中?・・・待つのもめんどくさいし階段でいこ」
(遅れてフリーダムがエレベーターに)
フリー「グズグズ・・・ゴホッ、エレベーター調整中かァ・・・」
作業員「ああ、今丁度終わったから、もうすぐ来るよ」
フリー「そうですか、ゴホッ!ありがどうございまづ・・・くしょん!」
作業員「大事にな~」
フリー「(待合室に到着)ちょ、丁度整備が終わってよかった、じゅ・・・ジュースでも飲むか・・・くしょっつ!」
レッド「やっとついた・・・やっぱし、一階から階段で上るのはきついなあ・・・」
フリー「へ、へ・・・へっくしょい!・・・ああっ!小銭が・・・」
レッド「さっきでっかいくしゃみが聞こえたような・・・まあいいや、ジュース買ったし、姉さんのとこ行くかな」
(病室到着)
グフ(橙)「や、やあ、レッド君・・・」
レッド「グフ(橙)先輩?随分ひどそうだけど・・・」
アマツ「自業自得だ、気にしてやるだけ無駄だ」
グフ(橙)「そ、そんなぁ・・・」
レッド「とりあえず、シュークリーム買ってきたんでグフ(橙)先輩も遠慮しないで」
グフ(橙)
アマツ「昨日まで小さかったお前がそう言ってくれるようになったか・・・すまない、面倒かけてしまって」
(…コノオモイハーダテジャナーイー♪)
レッド「うわっ、電源切り忘れた」
アマツ「感心してる矢先にこれだ・・・まったくこの愚か者が」
レッド「内容気になるから一旦外に行ってくる」
グフ(橙)「いってらー・・・ゴホゴホ」
「ごほ、くっしょん!ゴップ、ごっぐしょーい!」
アマツ「なんだ、変なくしゃみだが・・・」
フリー「や、やぁ・・・ふたりとも・・・グズグズ」
グフ(橙)「フリーダム、君も風邪を引いたのかい?ゴホゴホ」
フリー「ま、まあ・・・そんなようなものでそんなものでもないような・・・」
アマツ)「どっちだ・・・ところでレッドには会ったか?」
フリー「い、いや・・・くしょん!ちょっとベランダで空気吸ってくる」
アマツ「わかった、レッドに来たことを伝えておこう」
レッド「(もどってきた)ただの間違い電話だった」
グフ(橙)「惜しかったね、ゴホホ・・・彼ならさっきまでここにいたのに」
アマツ「ここまで会えないと流石としかいいようがないな・・・」
レッド「さっき飲んだジュースが・・・ちょっと便所・・・(部屋付きの便所に入る)」
フリー「(もどってきた)手ぶらじゃなんだからと思ってケーキ買ってきたんだ」
アマツ・グフ(橙)「(心の叫び)早く用をたせー!!!」
フリー「そういや、薬ベランダに置きっぱなしだった・・・」
レッド「(水を流して)はぁー、腹の調子が・・・」
二人「おせーよ!!!」
翌日
インパ「大分よくなったぜ、ところであれからフリーダムには会えたか?」
レッド「いや、全然。影も形も」

レッドの戦いは終わらない

279 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/14(月) 22:49:05 ID:???
行数が多くなったので読みづらくなってしまった
ではでは

280 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/15(火) 11:51:37 ID:pSP3UAXu
GJ!やっぱり会えないのかw

282 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/15(火) 22:01:32 ID:???
社会見学
アカツキ「あー、あーテステス。予報どおりの秋晴れのもと、本日は絶好のピクニック日よりに」
ミー「表向きはあくまで社会見学です生徒会長」
ティア「ほら、ドミニオン先生がこっち睨んでますよ」
アカツキ「…コホン、えー訂正。季節をよりよく理解し、自然に対する見識を広める為の活動の一環として、
紅葉の名所として知られるヘリオポリス公園に秋の紅葉の見学を…」
ドミニオン「(まったくあの生徒会長と来たら…生徒会費は持ってて嬉しいコレクションに留めておいて欲しい物だ)」

インパルス「また変な行事を企画しやがって、あのバカツキ…だいたい突然昼の放送で発表した上に、実行が2日後って
どう言う事だ!計画性のかけらも感じられねえじゃねえかあの野郎!」
デストロイ「うぇーい…私は嬉しい…紅葉、好きだから。ところでガイア…その中のお重は…?」
ガイア「ふふふ、フリーダム先輩にお弁当作ってきたのよ。朝5時に起きて作った愛情たっぷりのスペシャル弁当!!
今日はこれを和やかに食べながら先輩と素敵な時間を過ごすのよ」
インパルス「また途中で逃げられるんじゃねえか」
ガイア「お黙りなさいバカインパ!!」
デストロイ「…あれ?インパルス…ポケットのそのスプレー……何?」
インパルス「これか?ヨッピーに貰った護身用の催眠スプレー。最近は物騒だから一応持っておいたほうがいいと思ってな」

アカツキ「じゃ、しおりに記載されている席順どおりにバスに乗ってー」
ダガーL「私達は3号車だから、あのバスですね」
ストライクダガー「ええ、遅れちゃ駄目よ」
レイダー「ところで姉さん、このしおりって誰が作ったの?準備期間が全然なかったはずなのに、やけに作りが丁寧じゃん」
カラミティ「ジャスティスが2日間徹夜して仕上げたって…ほら、あそこで眠そうな目をしながら乗り込んでいくでしょ」
フォビドゥン「キャハハハ、なにあのゾンビみたいな動き?キモーイ、超受けるんだけど」
レイダー「フォビドゥン。笑うのはバスに乗ってから。私達も堪えてるんだから…プッ」
フォビドゥン「ふぁーい」
ジャスティス「……(フーラフーラ)」

デュエル「俺は確か3号車の…フリーダムの隣の席だったなコシニュケ」
インパルス「デュエル先輩、少しこっちに来てください」
デュエル「な、なんだインパルス、やけに強引だな。言っておくが俺にそんな趣味は」

シュッ

インパルス「ドミニオン先生、デュエル先輩が気分が悪くなったみたいで倒れてしまったんですが」
ドミニオン「デュエル君が?どうします、ラゴゥ先生。これで二人目ですよ」
インパルス「二人目?」
ドミニオン「バスに乗ったはずのドレッドノート君が、先ほど空中から降ってきてね。それもビーム兵器でも直撃したかのようなボロボロの状態で」
インパルス「………」
ラゴゥ「仕方ないな。後で二人とも僕が車で現地まで送っていくから、インパルスはデュエルを預けて早くバスに乗れ」
インパルス「りょうかーい」
(ガイア「インパルス…極秘任務よ」
インパルス「大体見当はつく。バスの配置だろう」
ガイア「ええ…フリーダム先輩と私が車ごと引き離されるなんて耐えられないわ!!地獄よ地獄!」
インパルス「つまり、俺がフリーダムの隣に座る予定のデュエル先輩をどうにかすればいいんだな」
ガイア「ええ、頼んだわよ。成功したらこんど昼ご飯奢るから」
インパルス「任務了解」)
インパルス「(すみません先輩…恨むならガイアをどうぞ)」

283 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/15(火) 22:09:49 ID:???
ラゴゥ「それにしても、デュエルの倒れ方はなんか不自然だな…気分が悪くなって倒れたと言うより、催眠スプレーか何かで
強引に眠らされたみたいな…」

1号車の車内
ジャスティス「ふぁぁー…うえ…あふ、眠い…どうして俺はこんな所まで…」
ザク(桃)「先輩、大丈夫ですかあ☆今すぐ私が介抱してあげま(ドガッ)あふっ☆」
ザク(赤)「ハァハァ、親衛隊の掟として抜け駆けは禁止と言ったはずよ…ザク(桃)!」
ザク(桃)「うう☆助走つけてのスライディングタックルなんてひどぉい☆…痛いよぉ☆…」
ザク(赤)「ええ、でも分かってザク(桃)。私の心も痛いのよ…。最近の物騒な事件のせいでこう言った
ファンクラブや親衛隊などが世間に白眼視されている今だからこそ、我々ジャスティス親衛隊はその
身をもって規範を示さなければいけないの!」
ザク(桃)「えーとぉ☆「ジャスティス先輩ハァハァ」まで読んだよ☆」
ザク(赤)「そんな事は思ってるけど言っとらんわァ!!(ドガッ)」
ザク(桃)「あうっ☆」
グフ(白)「仕方ないわねあの二人は…(さりげなくジャスティスの隣の席に座る)ねえジャスティス君、眠かったら
私の膝の上に寝てもいいのよ」
ジャスティス「な、なあ…君らは俺と同じバスじゃないだろ」
ザク(黒)「ほらやっぱり言われた。先輩方、大人しく帰りましょう(3人を引きずって行く)」
ザク(赤)「(ズルズル)ああーん、ジャスティス先輩ー」
ザク(桃)「(ズルズル)ふえーん☆、先輩ー☆」
グフ(白)「(ズルズル)ジャスティスくーん、いい男ー」
ジャスティス「…俺…休めば良かったかな…」

3号車の車内
フリーダム「デュエル君が突然倒れるなんてびっくりしたね…それで君が3号車に移されたんだって?よろしくね」
ガイア「は、はい!よろしくお願いしますでふ!!(バカインパ、どうやったのか知らないけどナイス!!)」

4号車の車内
デスティニー「ね、ねえレジェンドちゃん…お弁当箱らしきものが見当たらないんだけど、それは何?」
レジェンド「カップラーメン…「大盛り3倍極辛葱ラーメン「アスハ」(ツン君お仕置きシールつき)」」
デスティニー「レ、レジェンドちゃん?自然の中でカップ麺は作れないと思うよ」
レジェンド「木の根っこ辺りにポットが生えて…」
デスティニー「ないない」
レジェンド「固形燃料…」
デスティニー「持ってないって、キャンプじゃないんだから」
レジェンド「知らなかった…わたし、この国に来て日が浅いから」
デスティニー「(木の根っこにポットが生える国なんてないと思うんだけど…も、もしかしてあるのか?俺が物を知らないだけか?)」
レジェンド「……(ウルッ)」
デスティニー「(やばっ、顔は無表情だけどかすかに目に涙が)ふぅ…レジェンドちゃん、心配しなくても僕が持ってきてあるよ、ほら」
レジェンド「!」
デスティニー「(本当は兄さんの分だけど…まあ良いか、事情を話せば分かってくれるはず)げ、現地についたら一緒に食べよう!ね!」
レジェンド「…(ニコッ)」

284 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/15(火) 22:13:56 ID:???
5号車の車内
アッシュ(ヨップ)「ゲロゲロリ、バスの席は離れてしまいましたが…」
アッシュ(オルア)「ギロギロギロ、勝負は現地についてからであります!!その為にも車内でゆっくりエターナルを陥れる策を考えなければ」
アッシュ(クラブリック)「クーックックック、鼻持ちならない奴のうふふ笑いも今日限りであります!!」

ドム「お姉さま、お姉さまはどこ?同じ車両のハズよ…えーと、お姉さまは」
パー「そもそも紅葉が赤くなるのは葉の中のクロロフィルが分解してアントシアンが…」
トルー「あー、二人ともお行儀よくな」

ハイペリオン「まったく、あの(ピー)男と来たら何を考えて生きているのやら」
エターナル「あらあら」
ハイペリオン「そりゃもう蹴って殴って潰して切ってばら撒いて炒めて炒飯にしたいほど…」
ドレッドノート「(ザザッ)それは僕を食べてしまいたいほど愛しいって事だねハイペたん!!」
ハイペリオン「な、なぜあなたがここに!!?確かにさっき窓の外へ吹っ飛ばしたはず!」
ドレッドノート「大丈夫、ハイペたんの愛の為なら僕は何度でも蘇るよ!」
ハイペリオン「ますます化け物じみた事を!フォルファントリー最大…くっ、駄目です、さっきは乗ってる人が少なかったから使えたけど
今はもう、人が乗りすぎてて周りに巻き添えを食らわせてしまう…」
エターナル「まあまあ、仲が良いんですわね…それじゃ、私はお邪魔をしないよう他の席に移ることにしますわ」
ハイペリオン「ま、待って下さい!!ちょっと、エターナルさん!!違うんです!」
ドレッドノート「ハァハァ、僕の思いが君を包む…」
エターナル「まあ、情熱的」
ハイペリオン「ち、違います!!助けてーーーー!!いやあああぁぁぁ!!」

7号車(生徒会長、職員、風紀委員長用)の車内

ダガー「6台とも、報告のあった人以外の欠席者はいない?」
デュエルダガー「6号車、確認しました」
バスターダガー「5号車、確認しました」
ロングダガー「2号車、確認しました」
ストラ「4号車、確認しました」
フォルテ「1号車、確認しました」
   「………」
ダガー「3号車、どうしたの?アクシデント?」
ウィンダム「ち、違いますー確認しましたよー、3号車オッケーですー」
ダガー「ウィンダム?…ねえ、ストライクダガーはどうしたの?」
ウィンダム「ダガーLと一緒に、学校にトイレを借りに来た老人会のバスに間違えて乗っちゃって…
行き先は同じみたいですから現地で合流すればいいと思いますけど」
ダガー「……。分かった。ありがとう」

アカツキ「それでは、出発!!」

285 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/15(火) 22:55:43 ID:???
GJ!!
ワクテカで続き待ってます。

286 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/15(火) 23:43:24 ID:???
GJ
突発的に行事が始まるのかよw
バス乗り間違えるヤツいたよ

287 名前: 282 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 00:16:21 ID:???
>>283訂正

×デスティニー「(やばっ、顔は無表情だけどかすかに目に涙が)ふぅ…レジェンドちゃん、心配しなくても僕が持ってきてあるよ、ほら」
○デスティニー「(やばっ、顔は無表情だけどかすかに目に涙が)ふぅ…レジェンドちゃん、心配しなくても僕がもう一つお弁当を持ってきて
あるよ、ほら」

すみません、続きは時間がかかりそうなのでその間に他の職人さん達がネタを投下してくれても結構です

288 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 13:17:43 ID:???
遠足にwktk



小ネタ~とりあえず台詞をインスパイヤしてみた~

ドレッドノート「君を一人で氏なせはしない!ハァハァ」
ハイペリオン「いやーっ!来ないで!あっち行ってぇ!」
ドレッドノート「OK!逝く時は一緒さハァハァ」
ハイペリオン「イヤァァァ…」



…スレ汚しスマソ_ト ̄|○

289 名前: 282 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 20:17:54 ID:???
保守

ところで、この学校の名前はCE学院でいいのか?

290 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 20:18:37 ID:???
あ、名前欄消し忘れた

291 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 20:48:26 ID:???
以前ここで「学院」で書いた気がするけど・・・
旧板ではACもUCも「学園」で書いてあったから学園に一票

292 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/16(水) 22:40:26 ID:???
>>289
ttp://msgijinkamoe.fc2web.com/ss01-11.html
旧板の擬人スレまとめサイトから

>リゲルグ 「お姉ちゃんは部長会議。予算配分がゴタゴタして長引いてるって。
>先生はCE学園で教職員研修だし、ついでにディジェ先輩はおにゃのこの日でお休み~♪」
と書いてあった

293 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/11/17(木) 00:28:17 ID:OeEFCQoo
ドレッドノートとハイペリオンのSSを書いているんですが
投稿してもよろしいでしょうか?
勝手な設定は入れてあるし
内容は結構シリアスで二人のイメージが皆さんとは違うかもしれないのですが・・・

294 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 00:40:23 ID:???
>>292
サンクスすでに出てたのか
それにしても旧板のまとめサイトいいな。ウラヤマシス

>>293
いいと思いますよ

295 名前: 293 投稿日: 2005/11/17(木) 00:45:42 ID:OeEFCQoo
了解。早速投下させてもらいます。
とりあえず分割していきますので。

296 名前: ハイペリオンの日々 投稿日: 2005/11/17(木) 00:48:15 ID:OeEFCQoo
私は雨が怖かった。

憶えているのは悲しい雨。

思い出すのは冷たい雨。

幼い日、

悲しい雨に濡れたから。

冷たい雨に打たれたから。



だから私は、いつでも傘を持っている。

もう二度と、悲しい雨に打たれたくないから。



「やあおはようハイペたん!!うん、今日も君は素晴らしい!まるで光り輝く蝋人形・・・ぐはっ!!」
私は躊躇わず、そしてできるだけ強く、奴を殴る。
また奴が出た。一体これで何度目だろうか。
それでも奴は立ち上がる。しぶとい。
「ふふん!僕が生きている限り、僕に負けなどあり得ない!
だから今日こそ僕の想いを・・・ぐほっ!?」
「なら今日こそ私が勝って見せましょうか?この(ピー)!」
「聡明な君ならわかるだろうハイペたん!そんなことは不可能だね!ってうわ!一体何を!」
奴は何度倒れようとも立ち上がる。ゾンビか。
仕方が無いので散々殴った後、奴をゴミ箱に突き立てて私は校門を後にした。




「やれやれ、まだ懲りないのかお前」
「やあその声はレッド君・・・そこにいるなら助けてくれないか」

297 名前: ハイペリオンの日々 投稿日: 2005/11/17(木) 00:56:16 ID:OeEFCQoo
「お前あんな目に遭ってまだアイツに付きまとっているのか?」
呆れた様子でレッドは言う。
こいつ、ドレッドノートは一目見たときからハイペリオンを気に入ってしまったようだ。
そしてその強引なアタックのせいで、何度こいつが病院に運ばれたことか。ついでに運んだのは俺だし。
それでもドレッドノートは少しも懲りずに言う。
「付きまとう?心外な。僕は求愛をしてるのだよ!求愛!
そしていつの日か、ハイペたんは僕の想いを、いや既にもう・・・ぬがぁ!」
・・・おい。普通ここまでヤルか?
「あら、ごめんなさい、(ピー)。見るに耐え難い顔があったもので、思わず机を投げてしまって」
「おい、いくらなんでもやりすぎじゃ・・・」
そのとき、俺は確かに見た。
迷わず人を殺せる目を。
「・・・何か言いました?」
にこやかに、こいつは言った。
「なんでもありません」
「そう、君が口出しすることではないレッド君!」
ドレッドノートは高らかに言う。
「まあ、まだ生きてたんですか。しぶといですね」
「僕は何度でも立ち上がる!それが人類の夢だからだ!」
「どこかで聞いた台詞ですね」
「そしてレッド君、心配する必要も無い。なぜならこれはハイペたんの愛だからさ!
だから僕は今日も全身でハイペたんの想いを受けている!」
「よくもそんな減らず口を叩けますね。この(ピー)!」
そして彼女は右手の傘を構える。
「減らず口など・・・って何をするレッド君!放せ、放すんだ!」
「やめろ!ここにいたら今日こそ死ぬぞ!」

298 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 01:06:50 ID:OeEFCQoo
多分また投下します。これから寝ますので。

299 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 09:10:01 ID:???
いきなり盛り上がってきたな。GJ!

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +

300 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 10:35:42 ID:???
机を投げる姉様ハァハァ…
wktkしながら待ってますハァハァ

301 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 16:39:56 ID:OeEFCQoo
ただいま学校より帰りました。
最終話をちょっと書き直してるので
少ししたら投下します。

302 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 18:02:08 ID:OeEFCQoo
なんだか人が少ないようですが、投下再開します。

303 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 18:02:45 ID:OeEFCQoo
「とにかくアイツからは手を引いたほうがいいぞ」
レッド君は言う。
・・・なんで?
「何でってお前、あいつの目を見なかったのか?
あのままいたら間違いなくお前は死んでたって!」
おかしな話だ。僕が死ぬわけ無いじゃないか。
全く、親友のレッド君でさえもわからないのか。
「とにかく、僕は手を引いたりはしない!ハイペたんは僕のためにいるようなものなのだ。
それを諦めろというのはおかしい!」
「あの傘のヤバさを知ってるのか?」
「知らない」
傘がどうしたと言うのだろうか。
「あの傘は「あるみゅーれ」という超合金フレームとモノフェーズの・・・いや、いい。なんでもない。
とにかくあれを出したら絶対に警戒するんだ。さもなきゃ死ぬぞ」
「ハイペたんが僕を殺すわけないじゃないか。それに僕は不死身だ」
・・・?レッド君は呆れているように見える。
ま、いいか。
「とにかくレッド君。朝からなんだか疲れた。食堂に行こう。そして食うのだ」
「・・・お前は命がいくらあっても足りないな」
失礼な。



・・・雨も降らないのに傘?

そんなに雨が嫌いなのかな?

・・・だとしたら、ちょっとおかしいな。

だって昔の僕みたいじゃないか。

304 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 18:05:47 ID:OeEFCQoo
「あんた、またドレッドノート先輩ぶちのめしたって?」
「当然でしょ」
「あはは~、ハイペらしーな」
周りの女子は私をからかうように言う。
なぜみんな危機感を持たないのだろう。あんなストーカー紛いの変態がいるのに。
「だってターゲットはあんただけでしょ」
・・・成程。
できることなら貴方にもあのしつこさを味合わせてやりたいものね。
「私は別に構わないけどな、ドレッドノート君。
だってあんなに一途だもん。それに顔も良いしさ」
なんということだ。周囲はとっくに洗脳済みなのか!?
いや、万が一ということもある。念のため探りを入れる。
「そんな事言ってるとあなたも変態の仲間入りになっちゃうよ?」
「もう、冗談だって、ハイペってば!」
なんだ、まだ洗脳されてないか。なら安心した。
「それよりさ、お弁当食べに行かない?」
こんな時間に?
「そ。疲れたでしょ?」
ま、いいよ。
本当になんだか疲れたしね。
・・・あの変態のせいで、ね。
そして右手に傘を持つ。
「・・・?ハイペ、いつも思ってたんだけど、その傘って何?」



「・・・別に大した意味はないけど・・・そうね、あのバカをぶちのめす為かな」



咄嗟に吐いた嘘。彼女はちょっと不審に思ったみたいだった。

でも本当のことは言いたくない。

笑われると思うから。

本当は雨が怖かったから。

だから、いつ降ってもいいように持っている。

だって雨は冷たかったから。

雨は見ていて悲しくなるから。

だから雨は大嫌い。

305 名前: ハイペリオンの日々 投稿日: 2005/11/17(木) 18:08:52 ID:OeEFCQoo
「さあレッド君、今日は僕がおごろう・・・って、この匂い!?まさかハイペたん!?」
「お前は犬か」
「ハイペたんに限って言えば、犬にもイルカにも蝙蝠にも負けないのさ!」
「へえ、ますます変態度に磨きがかかってますね、(ピー)!」
これは大変だ。なんとかせねば。
「なあドレッド、やっぱり食堂は止して屋上でも・・・」
「ハイペ!食堂壊しちゃ駄目だよ!」
「何を言う!せっかくハイペたんが来てくれたのだ、一緒に食おうじゃないか!」
「へえ奇遇。私も貴方を存分に打ち砕いてやろうと思いまして」
「ん?それが「あるみゅーれ」?・・・ハイペたん、そもそも傘の携帯はよくないと思うが。危ないじゃないか。
それにその傘、なんだか変なものまで出て・・・」
「危ない!ドレッド君!」
「こらレッド君、何を一人で立ち上がって・・・ん?ぐはぁっ!」
「あるみゅーれ」がドレッドノートの頭に炸裂する。


「が、そんなことではドレッドノートはやられない気もするんだよなぁ。だって不死身は伊達じゃないもんなぁ」
「そうなのレッド君?」
「どうもそんな気がしてならない」
「絶対死んだと思ったけど・・・ドレッド君凄いんですね」
「まあ取り敢えず逃げよう。話はそれからだ」
「賛成です」


「いやあ今日も全く素晴らしい。君は最高だよ、ハイペたん!」
「・・・なんてしぶといの」
本当にこいつは死なないのか。なんて奴に目を付けられたのだろう。
「だがしかし、武器に頼るのは良くない。確かに素晴らしい威力だったが、ありのままの君が出ないじゃないか!
そんな傘は捨てるべきだ」
・・・・・・!!
「誰がなんと言おうと、捨てたりしないわよ!」
そのままドレッドに斬りかかる。

が。

「だから言ったじゃないか。捨てたほうがいいって。拳は掴まれても取られないぞ」
ドレッドノートの右手には、「あるみゅーれ」がしっかりと掴まれていた。
「!?」
「そんなわけで捨てちゃうぞ」
そして彼は傘を奪い、無造作に投げ捨てる。
「・・・!?」
「君はこんなの要らないだろ。全く、なんで持ってるのか・・・」
「黙れ!」
ハイペリオンが叫ぶ。
「・・・ハイペたん?」
「あんたにとっては棒切れに見えても、粗大ゴミに見えても、私はそれがなきゃ駄目なのよ!」
頭にきて、無我夢中になって、私は外に駆け出した。
「ハイペたん!?」

306 名前: ハイペリオンの思い出 投稿日: 2005/11/17(木) 18:11:18 ID:OeEFCQoo
夢中で走っていると、ふと気がついてしまった。

雨が、降ると。

咄嗟に私は周りを見渡す。
雨宿りができるように。

でも、そんな場所はなかった。
そして雨が降り始めた。

私は雨が嫌い。

悲しい雨なんか見たくない。
冷たい雨なんか浴びたくない。

私は雨が大嫌い。

だってこんな雨の日、
そして私の幼い日、

私の友達が、親友が、私の目の前で死んだんだから。

その犬とは少し仲が良かっただけ。
会ったばかりだったから。

それでも毎日会いに行って。
そして毎日転げ回った。

なのに、その子は死んじゃった。

こんな雨の日に。

車に轢かれて。

きっと雨のせいで。

きっと雨さえなければ。

だから私は雨が嫌い。

だから私は雨が怖い。

だから私はずっと傘を持っていた。

307 名前: ドレッドノート 投稿日: 2005/11/17(木) 18:17:21 ID:OeEFCQoo
「やあ、ハイペたん」

「!」

気が付くと、奴がそこにいた。

「何よ、あっち行って!近寄らないでよこの変態!」

「そうはいかないね」

・・・まさか、何かしようというんじゃないか。

しかし、奴にその様子は無い。

「・・・ハイペリオン。君は雨が怖いのか」

・・・?いつもの奴と違う?

「なら一つ、話をしてあげようか。それも君の為に、特別にね」

「・・・何よ、それ」

「それはね、とある男の子の昔話だよ。まあ話は実に短いんだがね」

308 名前: ドレッドノート 投稿日: 2005/11/17(木) 18:18:13 ID:OeEFCQoo
「こんな雨の日、ある少年がいた。ついでにその子はとても美しかった」

「・・・」

「とにかくこんな日、こんな雨だ。さてハイペリオン、その少年はなぜ雨の中にいたと思う?」

「水の滴るナルシストでもやってた?」

「・・・まあそれはそれで興味があるがね。その子はね、捨てられてたんだ」

「!?・・・なんで!?」

「知らない。でも・・・・・・。

もういらない、と。

そう言われた事、少年はそれだけは確かに覚えていた。

そして少年は雨が嫌いになった。

捨てられたことを思い出すから。

もう一度捨てられるんじゃないかと怯えたから」

「・・・」

本当なのだろうか。

309 名前: ドレッドノート 投稿日: 2005/11/17(木) 18:19:34 ID:OeEFCQoo
「が、しかし心優しい人というものはいてね、僕は幸運にもその人に拾われた。

今でも尊敬している人さ。

彼はその子にこう言った。

どんな命も、代わりなど決して存在しないと。

・・・話が逸れたね。僕の言いたいことはそれとは違うんだ。

それでもずっとその子は怯えてた。

いつ雨が降るのかって。

いつ捨てられるのかって」

「・・・本当にそんなことがあったの?」

「?いつその子が僕だなんて言ったんだい?」

とぼけやがった。

嘘つき。そんなこと、言わなくたって解ったから。

「そしたら、彼は言ったんだ。

なら雨上がり、空を見上げてみればいいって。

だからさ、雨が上がったら、君も空を見上げてごらん。

・・・今は何が見えるかな?」

言われて、空を見上げてみる。



そこには、光り輝く虹があった。


310 名前: ドレッドノート 投稿日: 2005/11/17(木) 18:20:41 ID:OeEFCQoo
いつの間にか、雨は小雨になっていて。

いつの間にか、雨は冷たくなくなってた。


「・・・君には雨は嫌な思い出かもしれない。


けれど雨があるから虹ができる。


雨上がりには虹ができる。


嫌なことがあっても、それでもきっと虹はできる。


とても綺麗な虹が。


だから、雨に怯えないで。


必ず虹が見えるから。


それが僕の聞いた言葉。

そして僕の好きな言葉。

・・・ハイペたんの次くらいにね。

そしてその日から、もう雨は怖くなくなった」


・・・ここで余計なことを言わなければカッコいいと思ったかも知れない。

それに僕が聞いた言葉って・・・やっぱり先刻嘘吐いたな。

312 名前: ハイペリオンの素晴らしき日 投稿日: 2005/11/17(木) 18:21:34 ID:OeEFCQoo
雨がとても柔らかく降る。

雨がとても優しく降る。




いつの間にか、雨は小雨になっていて。

いつの間にか、雨はとても温かくなってた。




憶えているのは悲しい雨。

けれど、今降るのは優しい雨。

昔流したのは冷たい雫。

・・・それでも、

今流れるのは、





なんだかとても温かい雫。





こんな雨なら怖くない。

こんな涙なら辛くない。

だってこんなに温かい。

だからもう傘なんて要らない。

だって悲しい雨は、もう二度と降らないから。

313 名前: ハイペリオンの素晴らしき日 投稿日: 2005/11/17(木) 18:22:53 ID:OeEFCQoo
「・・・なんかうまくいっちゃったのかな」
「ここからじゃよくわからん」
「よしレッド君、ここは勇気を出してもっと近付きましょう」


「む!?ハイペたんが泣いている!?」
!!しまった、変な所を見られたか!?
「何をバカなことを・・・これは、そう、雨よ!」
「・・・ふっふっふ。ハイペたん、僕は君の顔は誰よりも知っている。
したがってそんな嘘は無駄さ!素直に言ったほうが楽なのさ、僕の話に感動したって!」
「やかましい変態!!」
「ぐはぁ!!」


「結局こうなるのかな」
「まあこれまで通りってことかな?」
「それにしてはハイペリオンが泣いたって・・・何のことだ?」
「さあ?泣いてるようには見えないけどね・・・」」


その後、


私は傘を手放した。


もう私には要らないから。



だって、雨上がりには、一番に上を見たいから。



雨上がりには、一番に綺麗な虹を見たいから。

314 名前: 晴れたら一緒に空を見よう 投稿日: 2005/11/17(木) 18:24:08 ID:OeEFCQoo
「イータ、ちょっとおいで」
「なんです、おねーたん?」
「これ、あげる」
そう言って私は「あるみゅーれ」を渡す。
「!いいんですか、おねーたん?」
「うん、いいよ」
だってずっと持ってた傘だから。
なんだか捨てたくなかった。
「わかりました!じゃあこれはイータのです!」
そう言いイータは無邪気に喜ぶ。
「あ、イータ。私の話も少しだけ聞いてくれない?」
「・・・なんです?」
「この傘ね、雨が止んだら必ず閉じてみて」
「はい」
「そしたら上を見上げてみて。絶対だよ」
「見上げてどうするんです?」
「それは見てのお楽しみ」
「はい・・・おねーたん変なこと言いますね」
「それからもう一つ。この傘でね・・・」
「なんですか?」




「変態が出たら、思いっきり叩いてやりなさい」

315 名前: 晴れたら一緒に空を見よう 投稿日: 2005/11/17(木) 18:24:44 ID:OeEFCQoo
「痛い!痛いってばイータちゃん!落ち着くんだ!何でこんなこと!」
「変態さんは叩くのです!」
「何を言ってるんだ!?レッド君、君も説得を!」
「何で俺が」
「キショヌケェ!男ならこんな子供に押されるなぁ!」
「僕がこんな子供に手を上げられる訳ないじゃないか!」
「・・・あー、まあイータ、取り敢えず叩くのはやめたら・・・」
「!レッドにーたんも変態さんの味方ですか!?」
「・・・いいや。絶対に違う」
俺は絶対に変態じゃない!
「そんな訳で頑張れ、ドレッド。生きて帰れ」
「そんな馬鹿な!僕を見捨てるな!・・・こらやめるんだイータちゃん!痛いじゃないか!」
「むー。変態さんしぶといです!」
「僕は変態じゃない!」





・・・にしてもなんでイータが「あるみゅーれ」を?
ハイペリオンは何があったんだ?



!ふと見るとそのハイペリオンが後ろにいた!



だがどういう訳か、ドレッドに襲い掛かる様子はない。
・・・静かに窓から雨を眺めていた。
「いいかげん倒れてください!」
「ぎゃあ!」
とうとうイータは最終手段に出た。
・・・急所を・・・ドレッドは狙われたらしい。



そのままドレッドは倒れこむ。
すると、ハイペリオンがイータを呼ぶ。
「イータ、ついておいで」
「はい、おねーたん!」

316 名前: 晴れたら君と虹を見よう 投稿日: 2005/11/17(木) 18:25:56 ID:OeEFCQoo
「ぐっ・・・この程度で僕は・・・!」
「おいキショヌケェ!大丈夫か、倒れるなよ!」


付き合ってられない。

なんとなく俺は外に出たくなった。

だから教室を抜けた。

しばらく歩き、思った。

ハイペリオンは嫌っていたが、雨上がりも悪くないな。

ふと周りを見渡すと、雨はもう止んでいた。



「あーーーーはっはっはっは!!!素晴らしい、素晴らしいぞデュエル君!!」

突然奇声があたりに響く。

「何を言ってるんだ!?」
「おい、どうした!?くそ、レッド!このキショヌケが頭を爆発させた!運ぶぞ、手伝え!」
「くっくっく、あーーーはっはっはっは!!何を言ってるんだ君たちは!雨が止んだじゃないか!」
確かに雨は止んでいる。だがこの様子は?まさか頭の打ちすぎで・・・

「レッド君、それにデュエル君、君もあの虹を見たまえ!」

そう言われ、俺はふと空を見上げる。



空一面に、虹が輝いていた。


「はっはっは!まるで虹が橋の様だ!!」



317 名前: 雨上がり、皆で一緒に虹を見よう 投稿日: 2005/11/17(木) 18:27:44 ID:OeEFCQoo
「むう、たかが虹じゃないかぁ!このキショヌケェ!
・・・だがしかし確かに綺麗だな。まあ所詮虹だが、フン」
その途端にドレッドは倒れた。
「おい、大丈夫かぁ!?」
「ドレッド、どうした?」

「・・・なんだか疲れたぁ」

「このキショヌケェ!そんなに疲れたなら俺様が運んでやる!」
「え、いいの?ラッキー♪」
「レッドォ!貴様も手伝えぇ!」
「何で俺が」
「こいつを運んだら奢ってやるから、来い!」
「・・・わかったよ」
「ホントにいいの?」
「・・・ああ、もういい。この際貴様にも奢ってやるから立てるなら立て!」
「・・・はぁ。全くドレッドは変わんないな」

・・・そう、本当に変わっていない。
しぶとくて、お調子者で、だけどそれでもこいつは真っ直ぐだ。
ストーカーだけど、な。


318 名前: 雨上がり、皆で一緒に虹を見よう 投稿日: 2005/11/17(木) 18:28:16 ID:OeEFCQoo
ふと風が吹いた。
それにつられて後ろを向く。

屋上にはハイペリオンがいた。
イータと一緒に。

何をするのでもなく、
ただ空を見上げたまま。

ドレッドは未だに奇声を上げ。

ハイペリオンは空を見上げる。


「おぉい、このキショヌケレッド!さっさと来い!」

ま、いいか。きっと何かがあったんだろう。





あの雨の日、私は雨が怖くなくなった。

あの雨の日、私は暖かい言葉をもらった。

・・・そして、あの雨の日、



私は彼から、ほんの少しの勇気をもらった。


~完~

319 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 18:30:04 ID:OeEFCQoo
これでおしまいです。

320 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 19:02:26 ID:???
>>296-297>>303-318
GJ長編乙、オレも学校終わって夕飯食べてきたばかりのクチだったりする
それにしてもドレッド君には頭があがらない


321 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 19:51:12 ID:???
>>296-297>>303-318
超GJ!感動した。
ドレッドノートテラカコヨス!

ただ、2年のレッドフレームが3年のドレッドノートにタメ口をきいてるのが
ちょっと気になってしまった

322 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 21:52:46 ID:OeEFCQoo
上のほうに「レッドに恩がある」と書いてあったので
タメ口にしたんですが・・・
レッドが2年だって忘れてました。すいません。

323 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 21:56:54 ID:???
学年……読みながら失念してたorz

イータ可愛いよイータ

324 名前: 295 投稿日: 2005/11/17(木) 22:31:12 ID:OeEFCQoo
読んでくれてる人は少ないみたいですけど、
自分の稚拙な文章でも最後まで読んでもらえて嬉しいです。
皆さんありがとうございます!
ちょっと言うのが遅れましたが。

325 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 17:12:45 ID:???
誰かこれで同人誌描いてくれないかなー、とか思ったりする。

326 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 17:58:01 ID:???
>>284の続き
バスガイド「これより山道に入ります。時折強い振動が起こりますので、みなさんご注意ください」

6号車
ジン(橙)「(カラオケ中)コーゴーエッソーナーキッセーツーニーキーミハー♪」
カラミティ「ジン(橙)うまーい!サイコー!西川ー!」
デュエルダガー「レイダー。次はあなたよ」
レイダー「そうね、何を歌おうか…」
ジンフエゴ「いえー、6号車最高!!ガラ空き最高!!」
ジンテンペスター「乗るはずだったブルコスやロゴスの奴らがみんな「自分のバイクで行く」って言い出したお陰だな、これは」
ジオグーン「先輩達が羨ましいっす。俺、まだ免許とってないっすから」
ジンフエゴ「何言ってんだ?メネラオスさんやメビウスさん以外はほとんど無免だぞあいつら」
ジオグーン「え?」
ジンテンペスター「あっ、おい見ろ。メビウスさん達のバイクをパトカーが追ってるぞ」
ジンフエゴ「マジで?どこだどこだ」

警官「そこの珍走、止まりなさーい!!」
メビウス「やっぱり警察ね。ちょっと飛ばしすぎたかな…」
ミストラル「姐さんどうします?捕まったらエグザス達の無免もバレて社会見学どころか拘置所見学ですよ」
メビウス「うろたえてるんじゃないよミストラル。それでも無流漉猛衆かい?」
ミストラル「(ビクッ)は、はい!」
メビウス「だったら、こんなパトカー一台にビビッてんじゃないよ!!」
ベルグランデ「!!さすが姐さんだ…一声で黙らせちまった」
ミストラル「姐さん、素敵だぁー…」
エグザス「ん?…姐さん!!あのパトカー、応援を呼んだみたいです!速度もさっきより上がって…」
ネルソン「このままじゃ追い付かれますよ!こういう時はどうするんですか?!」
メビウス「面白くなってきたね。いい?あのコーナーで警察を一気に引き離すよ。遅れるんじゃないよ!!(ブオオォォォ)」

ジンフエゴ「すげー、絶妙のコーナリング!さすがメビウスさん」
デュエルダガー「全く、あの人たちは…」
ジンテンペスター「おお…お…?おいおいどこまで行くんだー?次の角、曲がらなきゃいけないのに」
ジオグーン「先輩達、無事に現地に辿り着けるんだろうか…」
レイダー「ヤサーシーゲーニホホーエームー♪ウーンメイーニソームイーテ♪」
ジン(橙)「レイダーちゃーん、可愛いぞー!」

327 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 18:02:21 ID:???
3号車

ガイア「それにしても先輩。静かですねー…なんだか、眠たくなってきちゃいました…」
フリーダム「うん、静かだねガイアちゃん。…ガイアちゃん?」
ガイア「スー……スー……」
デストロイ「(あ、寝ちゃった…ガイア、5時から起きてお弁当を作ったって言ってたから)」

イージス「ストライク君…隣の席だね」
ストライク「ハ、ハイ、イージス先輩」
イージス「ねえ…このまま」
ストライク「はいっ!?このまま?!」
イージス「このまま…タイヤがパキッ、て外れてさ。バスが崖から転落したらいいのにね…ふふ」
ストライク「(じょ、冗談じゃねえ!)」
イージス「でも、それだとみんなを巻き込んじゃうから…やっぱり、現地で…」
ストライク「(わ、話題を変えよう)と、ところで…おやつ、先輩は何を持参しました?」
イージス「それがね、あんまり持ってきてないんだ。チョコレートと、クッキーと…。急な話だったから買い物も出来なかったし。食べるか?」
ストライク「えーと先輩…鞄の奥のほうにある睡眠薬の錠剤と頑丈そうな荒縄とその他いろいろな薬品についてお聞きしたいのですが、
それらもおやつでしょうか?」
イージス「あ、もう見つけたの?これはねー。…やっぱりダーメ。現地に付いてからのお楽しみ。ふふっ」
ストライク「(普通なら「わあ楽しみですねー!」とか大喜びする台詞のはずなのになぜだろう俺はちっとも喜ぶ気にならないどころか
今すぐここから逃げ出したい気持ちでいっぱいだ助けてママ、ルージュ姉さん!)」

フリーダム「そう言えば喉が乾いたな。ガイアちゃんを起こさないようにそーっと…(立ち上がって網棚の水筒に手を伸ばす)」
ガタッ(バスが揺れる)
フリーダム「うわぁっ!!」
デストロイ「(ああ、今の振動でフリーダム先輩がよろけて…ガイアとキス寸前に!?)」

328 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 18:12:31 ID:???
ガタン(バスが揺れる)
フリーダム「わぁっ…(ガイアの唇まであと50ミリ)」
デストロイ「(ドキドキ)」
ガタン(バスが揺れる)
フリーダム「あっ…(ガイアの唇まであと40ミリ)」
デストロイ「(ドキドキドキ)」
ガタン(バスが揺れる)
フリーダム「あうっ(ガイアの唇まであと20ミリ)」
デストロイ「(ドキドキドキドキドキ)」
ガタン(バスが揺れる)
フリーダム「うぁ…(ガイアの唇まであと…
ガイア「止めなさいバカインパ!!」
フリーダム「!!?(驚いてガイアから離れる)」
ガイア「(寝返り)…スゥ、スゥ…」
フリーダム「なんだ、寝言か…びっくりした…」

バスガイド「ただいま山道を抜けましたので、もう強い振動は起こらないでしょう」
デストロイ「ああ、もう少しだった…のに」
ガイア「すぅ…すぅ…むにゃ、こらバカインパ…何考えて…」
デストロイ「(でも…いいか。こんな事でキスしても…ガイア、きっと嬉しくないから)」
ガイア「…ぐぅ…先輩ぃ…」



ヘリオポリス公園
インパルス「ようやく着いたな…けっこう近かったんじゃないか?」
ガイア「インパルス、さっきはありがと。それにしても、デュエル先輩をどうやって退かしたの?」

デュエル「(クラクラ)う…うう?インパルスと会ってからの記憶が混濁して…なんか頭も痛いし」
バスター「デュエルくぅん、大丈夫ぅ?」
ブリッツ「熱はないみたいですけど」

ガイア「(小声)ねえ。一体何やったのよあんた」
インパルス「いやー本当にここは紅葉が色鮮やかだなあ」
ガイア「ごまかすな!」

329 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 18:17:30 ID:???
ジオグーン「やっぱり来てないな、メビウス姐さん…」
メネラオス「(キキキーッ)ん?あいつらまだ来てないのか?どうしたんだ?」
ジンフエゴ「メネラオスさん!メビウスさん達とは一緒じゃなかったんですか」
メネラオス「最初の方は一緒に走ってたんだが、地図が古くてよくわからない道に出てな。どうにか間に合ってよかった」
スピアヘッド「(キキーッ)おお、やっと着いた!!」
ホバーヘリ「(キーッ)良かった、今度はちゃんと目的地だ…」
ボウィー「(キキッ)メネラオスさん、あの地図日付が20年前ですよ!いったい何でそんな物を…あれ、メビウスさん達は?」
ジンテンペスター「まだ来てねえんだ。警察に追っかけられてどっか行っちまった」
ユークリッド「マジですか?いったいどこに行ったんだ…?」


森の中
ゲルズ・ゲー「ちょ、ちょっと姐さん!まわりの景色が怪しくなって来たんですが!!」
ジン(飛行)「何だここは?まだ昼なのにこんなに暗い森が…ってテスタメント、お前何してんだ?カメラなんか出して」
テスタメント「だって久々のヤラセなしのスクープじゃないすか。「まっくら森は実在した」って」
ウィンダム(ネオ)「わー懐かしいですねそれ」
フォビドゥンV「…こいつの担当する記事だけいつも扱いが小さい訳がよくわかったよ」
メビウス「ほら、無駄話しないで走る!!次の交差点で今度こそ突き放すよ!!」
リニア「姐さん、交差点どころか標識も信号機も見当たりそうにないんですけど!!一体ここ、どこなんですか-!!?」

330 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 19:20:09 ID:???
,〃⌒`ヽ ドレ×ハイペ18金キボンするよ!
( 从∧从) ∩
(ζ*´Д`) / ハイペタソの××とかハイペタソと僕との○○とか……ハァハァハァハァ

331 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 19:31:50 ID:???
それは無理だな。





いや、漏れも見てみたいけどさw

332 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 19:47:31 ID:???
それはそうと>>329GJ!

333 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 19:48:36 ID:???

| |# ∀ )| フォルファントリー最大出力! 消えろぉぉおぉぉおぉぉ!


334 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 21:15:06 ID:???
>>326-329
GJ!
本当にここの学校はムチャしまくってるなぁ

335 名前: 322 投稿日: 2005/11/18(金) 21:42:04 ID:cImQFTyd
雨と傘の物語を書いた者です。
今もう一作目を書いているのですが、
一度きりの主人公の座ということで
プロトジンの物語として書いています。
プロトジンが主人公は嫌だという方、
露骨にキャラを多く出されるのは嫌いだという方は
期待しないでください。

336 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 22:20:28 ID:???
>>335
私はプロトジンは好きな部類なので、思う存分書いてくださいまし
応援してマスヨ

337 名前: 322 投稿日: 2005/11/18(金) 22:29:57 ID:cImQFTyd
ありがとうございます。296~318よりも長くなるかもしれないので
多分土曜か日曜に仕上がると思います。
待って頂けたら嬉しいです。

338 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 22:33:24 ID:???
>>337
ちなみに、特に目的がないならsageた方が良いと思う。

339 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/18(金) 23:34:35 ID:???
>>337
ID出したいのか? 寧ろトリップを勧めるぞ。

ξζ ・∀・) イータもsageます!

340 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/19(土) 18:29:12 ID:???
保守

341 名前: 322 投稿日: 2005/11/20(日) 02:41:29 ID:KttnW6c7
すいません、大変恥ずかしいのですがsage方を
どなたか教えて貰えないでしょうか
あと、投下する文章についてもsageるべきかどうか
教えて欲しいのですが

342 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 03:09:43 ID:???
メール欄に半角小文字で「sage」と入れる。

343 名前: 342 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 08:54:13 ID:???
ありがとうございます
もう少しで完成なので待っていてください

344 名前: 343 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 08:55:59 ID:???
すいません
名前間違えました
341でした

345 名前: 343 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:22:30 ID:???
完成したので投下開始します

346 名前: プロトジンの日々 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:24:08 ID:???
俺の名はプロトジン。この学園の3年生だ。
学校内ではまるで目立たない。取り柄なんか何にも無い。
行事で活躍した事などただの一つもありはしない。

俺は一言で言えば「普通」だった。
特に優れている所なんて無い。
だから責任を負うような事は滅多に回されず、
その代わり頼られることも無かった。
それでも日々愛想良くしているおかげで、
嫌われたりはしていない。

だからいつまで経っても俺は「普通」だった。


ある日校門を潜る。
「やあおはようハイペたん!!うん、今日も君は素晴らしい!まるで光り輝く蝋人形・・・ぐはっ!!」
すぐにそんな声が聞こえた。何度も見た光景だ。
「ふふん!僕が生きている限り、僕に負けなどあり得ない!
だから今日こそ僕の想いを・・・ぐほっ!?」
「なら今日こそ私が勝って見せましょうか?この(ピー)!」
そして、2年のハイペリオンもそれに負けじと拳を振るう。

この男の名はドレッドノート。
2年生であるハイペリオンに入れ込んでいるという噂は有名だ。

・・・何故こんなに毎日続けられるのだろう。
あんなに拒絶されて、それでもまだ。

だって俺には、そんな真似絶対にできない。

俺にはそんな勇気なんて無かった。

何度も何度も殴られて、それでもアイツは諦めない。

俺にはそんな度胸なんて無かった。

俺にはそんな根性なんて無かった。

アイツぐらいの強さがあれば、度胸があれば、
俺も変わっていたのだろうか。

だからアイツを羨ましく思う。

347 名前: プロトジンの日々 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:24:29 ID:???
「おはよう、エターナル!」
「あらフリーダム、おはようございます」
続いてそんな声が聞こえる。

「うう、エターナル先輩羨ましい・・・」
「だから諦めちまえって、あんな奴は」
「うるさい、バカインパ!」

「ゲロリゲロリ。大変です、フリーダムに取り巻きの姉妹までいて
作戦が決行できないであります」
「ギロギロ!仕方が無いので作戦変更であります!」
「了解であります!ではこれより作戦会議へ!」

「むっ!?」
「ティア、どうしたんです」
「何か良からぬ事が聞こえた気が・・・気のせいでしょうか」
「!!!ミー様、ティア様、ならば私達が回りを見てきます!」
「え?よろしいのですか」
「はい!エターナル様のために!」

「フリーダム先輩!さっきアカツキさんが呼んでましたよ!」
「え?わかった、ありがとうストライク君」
「・・・まあ礼を言ってくれるんなら、ついでに頼みたいことがあって」
「?何?」
「先輩の単語集コピーさせて下さい」
「・・・全く、わかったよ。ハイこれ」
「先輩サンキュー!」

なんだか朝から騒がしい。

フリーダム。
彼は、成績優秀、頭脳明晰、容姿端麗、性格良好と、非の打ちようもない好青年だ。
だから何でもできるし、女子にももてる。
そして、周りはいつも賑やかだ。

だから、俺もアイツみたいになりたかった。

だからフリーダムも羨ましかった。

でも、そんな風になれないのは俺が一番よく知っている。

・・・あいつらを妬んだ事は無い。あいつらが悪いわけじゃないから。

結局俺が、いつまで経っても「普通」なのだから。

348 名前: プロトジンの日々 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:25:04 ID:???
俺は昼休み、食堂に向かった。

!?なんということだ。机の一つが完全に割れていた。
そしてドレッドノートが叫ぶ声が聞こえた。
・・・多分、ハイペリオンの仕業なのだろう。
なんだかみすぼらしくなった食堂で、俺は一人で飯を食う。

「ああ!?フリーダム先輩何処にもいないじゃん。何処に行ったんだよ」
「知りたけりゃガイアでも連れて来るか、ストライク」
「いや、そこまで急いでないからいいんだけどさ・・・ってあれ、プロトジン先輩?」

誰かがこちらに気がついた。

「先輩、フリーダム先輩知りません?」
「・・・いや、知らないが」
「そうですか・・・わかりました」
「でもグフ(橙)ならさっきすれ違ったぞ。アイツに頼めば
ガイアさんを探してもらって芋蔓式にわかるんじゃないか?」
「!ああ、そうですね!先輩ありがとうございます!」
そう言って、彼は駆けて行く。


・・・なんだか変な気分だ。何故だろう。
ただ礼を言われただけなのに。

・・・ああ、そっか。今みたいに感謝されたことはあまり無かった。
・・・自分はこれまで一体何をしてきたんだろう。

ほんの少しの感謝でこんなに変な気分になるなんて。

俺はこれまで一体何をしてきたんだろう。

俺はこの学校で何かを残せたんだろうか。


家に帰って、ベッドに寝転がって考える。
俺はこの学校で何を為してきたのだろう。
結局小心者の俺には何も出来ないままなんだろうか。
どんなに望んでも、どんなに願っても、
ドレッドノートの様にもフリーダムの様にも振舞うことは出来やしない。

・・・それでもたった一度だけ、必死になれたときがあるけれど。

349 名前: プロトジンの相談 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:25:44 ID:???
次の日も、俺は一人で食堂にいた。
「痛!ルージュ、もう少しゆっくりしてくれないか?」
・・・この声は、確かアマツさんか?
「すみません、階段では担ぎにくくて」
「まあ仕方が無いか・・・それにしても食堂に行くだけでこんな苦労とは・・・ん?
そこにいるのはプロトジンか?」
「何でアマツさんがここにいるんです?」
ルージュと呼ばれた子が肩を貸しながら、アマツさんは座る。
「いやあ、せっかく治ったんでルージュに手伝ってもらってリハビリをしてたんだがな。
足の調子があまり良くなかったようでご覧のとおりさ」
「・・・アマツ、この人は?」
「?ああそうか、お前は会ってなかったっけ。プロトジン、だ。3年生だぞ」
「先輩か。初めまして、ルージュです」
「こちらこそ」
俺はルージュさんに挨拶をした。
「全くまいった、腕が治ったと思ったら今度は足とは・・・ついてないなぁ」
「アマツは無茶しすぎだぞ」
この人は年中怪我をしているらしい。ちょっと気の毒に思う。
・・・にしても妙だな。さっきからルージュさんがこっちを見ている。
「まあいいか。食堂には来れたんだ。ルージュ、昼にしよう」
「・・・ああ」
そう言いつつもルージュさんはこちらを見続けた。
「?ルージュさん、どうかしたのか」
俺がそう言うと、ルージュさんはポツリと呟く。
「・・・何か悩んでるのか、お前」
「え?」
「・・・ルージュ、敬語だろ」
「へ?ああ、すいません」
謝りつつもやはりこちらを見続ける。
「失礼しました、先輩。さっき見たときなんか物思いに耽っていた様に見えて」
中々鋭いな。
「いや、そんなことはないけど」
だけどわざわざ他人に話すような内容でもなかった。だから俺は嘘を吐いた。
「本当?」
そう言ってゆっくりと彼女は立ち上がった。
そしていきなり俺の目を覗き込んだ。
俺はなぜか息を呑む。
「・・・いいや、嘘だな」
「・・・!」
「嘘吐くのは良くないぞ。
他人に迷惑かかんなくたって、なんでも一人で背負い込むなんて損なんだから。
相談してくれればアマツも私も何か出来るかもしれないのに」
「ルージュ。敬語、だ」
「・・・すいません」
そうしてアマツさんもこちらを向く。
「それで?ホントに何か悩んでるのか?私達で良ければ聞くが」
「・・・悩んでいるというのか・・・その・・・なんと言えばいいのか」
そうして俺は、昨日までの思いを彼女らに話した。

350 名前: プロトジンの相談 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:28:41 ID:???
話し終えた後、ルージュさんが言った。
「なんだ、バカなんだなアンタ」
・・・・・・!!
「ルージュ!」
俺が何か言う前に、アマツさんが叫ぶ。
ルージュさんは言ってから後悔しているようだった。
「ごめん、別に悪気があったわけじゃないんだ。本当だよ」
・・・なら、どういうつもりだったのか。
「だってアンタのことなら聞いたことあるんだ。一年のとき生徒会長だったんだって?アカツキが教えてくれたけど」
・・・!!人の恥ずかしい過去を!アカツキめ。
「そのとき必死で生徒会を運営してたんだって?なあアマツ」
「まあ確かに目立ちこそしなかったが・・・・・・必死にやっていて凄いなぁと私は思っていたね」



確かに俺は、この学校の初代生徒会長だった。
一年のとき、俺は必死で雑務をこなしていた。
必死にやるしかなかった。
だって俺には何にも取り柄が無かったから。
皆の為になると思った事は何でもすぐにしていた。
山のような書類だって書き続けた。

けれど、俺はその一年しか保たなかった。
どんなに必死でも、それは大半は空回りだった。
どんなに必死でも、他人の手を煩わせることも多かった。

だから俺はその器ではないと、思ったのだ。

だから俺は会長を辞めた。




351 名前: プロトジンの相談 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:31:00 ID:???
「まあフリーダムやドレッドノートと比較するのは良くない。絶対あいつら人間じゃないし」

「・・・どんなだったかは知らないけど、それでも頑張ってたんだろ?

なのにこれまでの自分の努力まで否定しちゃうようなこと言ってて・・・

そんなの絶対馬鹿げてるって思ったからさ・・・ごめんなさい」

そういうことだったのか。

・・・確かに馬鹿げている。

どんなに無能でも、それでも今より必死だった頃の方がましに思える。

なのに今は、自分の性格を、実力を言い訳にして何もしないでいた。


「それにな、さっきの話。お前がドレッドノートを羨ましく思ってるって言ったな」

「はい」

「ならアイツの言う言葉もしっかり聞いていておくべきだったな」

「?どういうことですか」

「ヤツが一度だけ言った言葉、知ってるか?

・・・誰にだって必ずできることはある。

どんな命だって必ず意味がある。

だから誰も無駄な奴なんかいない。

どんな命も無駄じゃない、ってさ。知らなかったか?」

「・・・」

「だからさ、憧れてるなら今言った事も考えてやるんだな」


「ありがとう・・・なんか君たちに話したら少しは楽になった気がする」
「それはどうも」
「その・・・本当にごめんな」

そっか。俺も必死になれた事があったんだ。
生きてて無駄な奴なんかいないんだ。

なんだか本当に気分が楽になった。

352 名前: プロトジンの相談 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:31:53 ID:???
帰り道を歩いていると、少女が走って俺を通り越して行った。

・・・・・・どこかで見たような気もする。気のせいだろうか。

!少女のポケットから財布が滑り落ちた。
咄嗟に俺は呼び止める。
「おい!君!」
ぱっと少女はこちらを向く。
・・・なぜか傘をこちらに向けて。
「おにーさん・・・・・・もしかして変態さんですか?」
「はぁ!?」
何を言ってるのだろうか。いきなり人を変態扱いとは。
「おねーたんが変態さんには気をつけろって言ってるのです」
「気をつけるのはいいことだ。だが俺は変態じゃない。
君の財布が落ちたんだよ。そのまま走っていったら気がつかなかったろ?」
「!本当ですか!?」
そうして彼女は俺に走り寄って来た。
「その・・・これだけど・・・一応中身も確認して」
少女は念入りに中身を数える。
「ちゃんとあるです・・・おにーさん、ありがとう!!」
「・・・どういたしまして」
やっぱり礼を言われると妙な気がする。
それでも嫌な気分ではないからいいか。
「イータ!何してるの?」
急に後ろから声がする。
少女の保護者だろうか。
「・・・プロトジン先輩?何してるんです?」
疑いの眼差しだ。にしてもハイペリオンさんの妹さんだったか。不味い。
もしここで不審者だと思われたらドレッドノートよりも厄介なことになるかもしれん。
まさか俺を変態だと思ってはいないだろうか。危険だ。
そんな風に考えを巡らせていると、少女はハイペリオンさんに駆け寄る。
「あのね、おねーたん!このおにーさんがね、イータのお財布拾ってくれたの!
だからイータね、ありがとうって言ってたの!!」
途端に彼女から緊張が消えたようだ。助かった。
「!イータがお世話になったんですか。ありがとうございます」
「ありがとう!!」
なんだ、ドレッドノートにはあんな態度だが普通に笑ったりも出来るんじゃないか。
心配していた分拍子抜けだ。
それでも挨拶は怠らない。怒らせれば危険に変わりは無いのだ。
「いや、どういたしまして」
「それじゃ、イータ。一緒に帰ろうか」
「うん!おにーさんまたね!」
俺は笑顔で手を振った。


お礼も悪いもんじゃないんだな。

353 名前: プロトジンの相談 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:33:26 ID:???
三人の声が聞こえる。
「ドレッド君、本当に大丈夫かい?」
「フリーダム君まで何を言い出すんだ!僕は不死身なんだよ、従ってハイペたんといえども
僕を殺せはしないのさ!それにハイペたんのことだ、僕を生き埋めにしたのだってわざとじゃない!」
「・・・お前バカだよ。本物だ」
「何を言うんだルージュ君!ってあれはなんだ?」
「??あれって?」
「どうしたんだいドレッド君」
ドレッドノートは走って行ってしまう。
「財布だ!!」
「・・・財布だって?何でこんな所で?」
「誰かが落としたのかな」
そしてドレッドノートが取り上げた。
「これは・・・微かにハイペたんの匂いがするが・・・しかしハイペたんのものじゃないな」
「この変態」
「素直に学生証や定期を探したら?」
「それは名案だね。・・・3年、プロトジン・・・?」
「それだけわかれば十分じゃないか。届けに行かないと」
しかしドレッドノートは考え込む。
「プロトジン・・・・・・・・・・・・ああ、初代生徒会長か」
「ああ、多分彼がそうだったはずだけど」
「?あの人が落としたのか?」
だがドレッドノートはじっと財布を見つめたままだ。
「?ドレッド、どうした?」
「初代生徒会長・・・か。あの頑張り屋さんか。そうか。ならば君達、ここを見たまえ!!」
「ん?」
「どうしたんだ?」
「何も気付かないのか君たちは!!」
「あっ!」
「どうしたフリーダム」
「フリーダム君はわかったか。ならば行こう!まずはバカツキだ!!」
「え?今すぐ?」
「何がどうなってるフリーダム」
「もはや説明している暇は無い!行くぞ、初代の為に!」
「ええ!?何言ってるんだドレッド?」

354 名前: プロトジンの相談 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:34:12 ID:???
やれやれ。生徒会室の掃除も終わった。後は帰るだけだ。
「それじゃ失礼します、アカツキ会長」
「ああ、ご苦労様・・・・・・」
突然携帯が喧しく鳴った。
「!?これはドレッド君?」
「会長、どうかしました?」
「ちょっと待って、今取ってみるけど・・・・・・」
『バカツキィ!緊急事態だ!』
「ええ!?」
『直ちにコックをありったけ呼べ!!!今日の5時までだ!!それまでに揃えるんだ!』
「!?なにをいきなり!?大体今何時だと思ってるんだ?4時半だぞ、不可能だ!」
『なにぃ、不可能!!ならいい、30分で揃わないならそんな連中イランわ。
僕が料理を作る、調理室を開けておくんだ!!必ずだ!!!ついでに新聞部のアイツ、テスタメントも呼べ!』
「さっきから何の話をしているんだ、一体料理って何のことだ!?」
『それから生徒会の予算を用意しろ!出来なきゃ金は君の口座から頂く!わかったか!?』
「何を勝手にそんな事!せめて理由を説明してからだ、説明!!」
『時間が惜しいのに、仕方が無い。今から説明するぞ、しっかり聞いておけ!!』


「テスタメント君!!」
「何だよ、会長サン」
「このメモ通りの物を今すぐ作ってくれ」
「おいおい、どうした急に」
「新聞部に予算を回してやるから、早くしてくれ!ドレッドは必死なんだ!」
「?わかったよ・・・ったくもう・・・・・・ん?これか?」


「あ!デストロイさんにガイアさんにインパルス君、それにデュエル君も!いいところにいた!」
「?」
「(わぁ、フリーダム先輩!)どうしました?」
「(げぇ、フリーダムかよ)どうしたんです?」
「キショヌケェ!俺は帰るとこだったんだぞ!何の用だ!?」
「ドレッド君が食材をありったけ買って来いって言うんだ。手伝ってくれない?」
「はぁ?」
「皆、とにかく手伝ってくれるなら急いでくれ!」

355 名前: プロトジンの悲劇 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:36:08 ID:???
ようやく家に帰ってきた。
今日はなんかいい一日だった。
アマツさんもルージュさんもいい事言ってくれた。相談するって素晴らしい。
ついでに感謝だってされたし。
今日はさっさと飯を食べて寝てしまおう・・・っと?
しまった。まともな飯が無い。
まあいい。散歩がてらに買いに行こう。


今日は本当に素晴らしい。
だからきっと弁当のメニューもちょっと豪華なものに・・・・・・
「?」
スーパーに入ると、なんだか違和感がした。
・・・おかしい。明らかにおかしい。
食材という食材が消えている。
何か問題でもあったろうか。
店員が騒ぐのが聞こえる。
「おい、どうなってる!?どうやったら6人の客にこれだけの量が持って行かれるんだ!?」
・・・・・・・・・なに?そんな馬鹿な。



店員によると、状況はこうだ。
なんでも、6人の学生がこのスーパーに突然やってきて、
札束を出した後食材を根こそぎ持っていってしまったらしい。

なんて連中だ。まるごと攫って行くなんて一体何者だ。
うちの学生は化け物か。

それでも消えたのは食材だ。弁当を買う分には支障はないはず。

・・・ちくしょう、財布が無かった。なんてこった。いい一日が台無しだ。
仕方が無いから缶詰で我慢しよう。

356 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:37:42 ID:???
そして清清しい朝が来た。
だがしかし財布はとうとう見つからない。
まあいい。どうせ俺は徒歩で通学なんだ。
さっさと行くか。
・・・今日こそ良い事が起こりますように。


「遅いぞキショヌケェ!!」
?!なんだろう、いきなり。
デュエルさんが椅子に座って睨んでいた。
「デュエルさん、どうしたんです?」
「体が動かんのだ。昨日張り切りすぎ・・・いやなんでもないぞ。
とにかくさっさとお前の教室に行け!いいか、わかったか!」
なんだかよくわからない。
「そうだ、貴様の財布が見つかったとダガー共が言ってたぞ!!
教室にいるはずだ!だから真っ直ぐお前の教室に行け、絶対だぞ!!!」
なんだ、それなら早く行かなければ。
「わかりました。デュエルさん、ありがとうございます」
「フン!礼を言われる筋合いはない!!」
・・・なんか変だった気もするが、まあいいか。

「デュエル君、彼は来た?」
「おう、たった今だ。ダガー共、準備は万全か?」
「勿論よ」
「ならいい、さっさと行け」
「わかったわ」

・・・しまった。あいつら俺を置いて本当に行きやがった。俺は動けんのに。頼むのを忘れた。
仕方がない。体が動くようになるまではここにいるしか・・・・・・
「こんなところで何やってるんですか?」
「単に動けないんでしょ」
!!軟弱男に馬鹿女!何故ここに?
「馬鹿はデュエル君の方。全身筋肉痛になるまで頑張ってたって聞いたよ。
ドレッドノート君だって呆れてた。信じられん、アイツは僕以上の馬鹿か!ってさ」
やかましい。それよりお前ら何しに来た。
「酷いですね、せっかく迎えに来たのに」
!!
「そんなに頑張ったのにデュエル君が出られないなんて嫌でしょ。
だから迎えに来たのにさ。その言い草は酷いなぁ」
・・・うるさい。
「あ、もしかして涙目になってきた?」
うるさい、このキショヌケェ!
・・・だが友達とは良いもんだな。ドレッドの気持ちも何となくわかった気がする。

357 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:38:31 ID:???
・・・なんだこれ?
そこは確かに教室だった。だが俺の知る教室ではない。
財布と共に悪趣味な形の箱が沢山置いてあった。
それと、壁の色が昨日までとまるで違う。
デュエルさんが何かしたのだろうか。
「よう!プロトジンじゃんか」
!驚いた。後ろから声がしたのだ。
「ザク(橙)さん、一体この教室どうしたんです?」
「教室ぅ?・・・この教室がどうしてこんなになったか、知りたいか?」
凄い声だ。さすがにライブを何度もやってるだけのことはある。ついでにアニメまで出たらしい。
「お前本当に知りたい?」
重ねて彼は聞く。俺は頷く。
「なら教えてやるけど、・・・よーく見てるんだぞ」
「見るって何を」
「いいから見とけって」
そうしてザク(橙)さんは屈み込む。・・・・・・なにやら床から紐を引っ張り出したようだ。
「一回だけだからな、よーく見とけよ」
「?だから何をです?」
「だからコイツさ・・・そらっ!!」
彼は思いっきり紐を引いた。
!急に、壁の色が変わった部分が剥がれていった。色紙でも貼っていたのだろうか。
「ホントに一回だけなんだぜ。さーてプロトジン、壁になんて書いてある?」
「何って・・・・・・・・・え」



壁には大きな文字で、こう書かれていた。


「プロトジン君  誕生日おめでとう!!!」




358 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:39:18 ID:???
「先輩、誕生日おめでとうございます!」
「!?」
背後を見ると、いつの間にか後輩が沢山いた。
「みーんな他の教室に隠れてたんだぜ、気付いてた?」
ザク(橙)さんは明るく言う。
・・・今日が、俺の誕生日だって?何で皆知ってるんだ?
「なんで知ってんのって顔だな。答えはその財布だよ」
あ!まさか生年月日を見られたのか!?
そう思っているとザク(橙)さんはさっきの変な箱を次々と持ち上げていく。
・・・驚きは止まらない。中からは沢山の豪華そうな料理が出てきたのだ。
「ザク(橙)さん、これって一体?」
「?お前さんのための料理だぜ?それくらい割り切れよ」
「そうですよ先輩!昨日皆で準備してたんですから!!」
財布がなくなったのは昨日なのに?それじゃあ昨日だけでこんなに料理を?
「感謝ならドレッドとフリーダム、デュエルにしな。昨日調理室に籠りっきりだったし。
三人ともさっきまで眠りこけててさ、デュエルなんか食材運びをずっと続けてた後だから、
筋肉痛になってたんだぜ?笑っちゃうよな」
デュエルさんまで?
・・・・・・ああ、だからさっき動けないって、そう言ったのか。
「先輩、それでこれ・・・昨日一日だけしか作る時間がなかったんですけど・・・
でも精一杯作りました!誕生日プレゼントです!!」
そうして差し出されたプレゼントを、俺はまだ驚きが収まらぬまま受け取った。

一つはアルバム。そしてもう一つは寄せ書きだった。

359 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:40:01 ID:???
俺は、静かにアルバムを開く。



驚く声を上げずにはいられなかった。

だって、俺の写真が沢山載ってた。

生徒会長だった頃、そして俺が一番必死だった頃の。



そんな写真なんて誰も憶えてなんかいないと思ってた。

写真を撮られた俺だって今思い出したのだ。

そんな物捨てられたっておかしくなかった。

なのにそれが今ここにある。



その写真の中には、今よりも未熟そうで、頭が悪そうで、

それでも諦める事を知らなかった俺がいた。



なんだか勝手にその日が思い出される。

他人に迷惑を掛けてばかりで、

だけどそれでも懸命に過ごした日々が。



・・・どうしてだろう。眼がとても熱い。



ああ、何故気付かなかったんだろう。

あんなにあの日々は素晴らしかったのに。

毎日思い悩んでいて、それでも全力を出していた日々は、

決して忘れるべきじゃなかったのに。

360 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:41:08 ID:???
俺は今度は寄せ書きを見る。

どれもこれも、感謝と祝いの言葉だった。

『おめでとう先輩!』
『お疲れ様!』
『これまでの学校があるのは先輩のおかげです!これからも頑張ってください!』


「・・・・・・先輩!先輩どうしたんです!?」
不意に声が聞こえた。
「どうしちゃったんです?いきなり泣き出しちゃって・・・」
「どうかしたか、調子が悪いのか?」
・・・そっか。つい泣いてたんだ俺。
「・・・・・・なんでもないです・・・・・・だから、気にしないでください」
「本当か?」
「先輩、無理しないでくださいよ?」
「・・・まあなんにしても主役がこれじゃあしみじみしちまう。プロトジン!笑顔で行け!」
「・・・はい!」
「ようしお前ら!入って来いよ!」
・・・え?


そうしてそこに入って来た人は皆、俺を祝福してくれた。

「やあ、プロトジン君!誕生日おめでとう!!素晴らしいじゃないか!」
「プロトジン君、誕生日おめでとう」
「キショヌケェ!誰にも言わないとは水臭い奴だ!・・・・・・とにかくおめでとう」
「誕生日、本当によかったな・・・じゃなくて、おめでとうございます」

他にも大勢の人が俺を祝ってくれたが、多すぎて思い出せない。

「さあそれでは皆さん!!」
ドレッドノートが言う。
「初代会長のために、乾杯!」
「乾杯!」

361 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:41:58 ID:???
「それでは先輩のために歌います!」
(オォ~!)
(いいぞ、いけ!)
「こ~の~ほ~しが~平らなら~」

「インパルス、先輩に剣道を見せてやれ!」
「ええ!?ちょっと待てよ!」
「行けソードカラミティ、インパルスと試合だ!」

「さて少年。俺が作ってきたケバブを食べてみないか?勿論ヨーグルトソースで、だ」
「・・・先生。それ黒ずんでるが、本当に食えるのか?本当に先輩に食わせる気か?」
「うっ・・・いや・・・その・・・結構頑張ったんだが・・・な」
「食えるもん作れよ」
「うう・・・そこまで言わなくてもいいじゃないかルージュ」

「にしてもなんでそんなに張り切っちゃったんです?」
「・・・やかましい。フリーダムが運んだ分に応じて食っていいと言ったのだ。
断じてアイツの為じゃないからな!わかったかキショヌケェ!」
「・・・嘘吐き。デュエル君って本当は優しいんだね」
「なっ!?あっ、こら貴様等笑うな!」

「先輩!これ、昨日のお礼ですけど・・・イータと私の手作りのクッキーです。もしよろしければ」
「おおハイペたん!残念ながらプロトジン君はクッキーがあまり好きでないようだ!よって僕が・・・」
「アンタは黙ってて!」
「ぎゃあ!!」

・・・なんだか本当に騒がしい。

でもとても楽しい日だった。

362 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:42:53 ID:???
「でも誰が言い出したんです?これ」
パーティーが続く中、俺はアカツキ君に聞いた。
「誰って、ドレッドノートさ」
!?あの人が?
「突然『明日は初代の誕生日だ!だから用意をしろ!』とか言って電話してきんだよ、あれはまいったな・・・・・・あ!
そうそう、ルージュから聞いたよ、君ドレッドノートに憧れてたって?」
「!・・・はい、確かにそう言いましたけど」
「ならさ、一つ教えようか。これだけの人数に一体どうやってパーティーのことを伝えたと思う?」
「俺のおかげだ!俺はあのアルバムに協力したんだぞ!なのについでにパンフレットまで作らせやがって!」
「・・・はいはいテスタメント君。君はアルバム作りに熱中して聞こえなかったかもしれないけどね、
ドレッドは放送室を使わせろと言ったんだ。それで鍵を渡したら、その後どうなったと思う?」
「・・・どうなったんです?」
「びっくりしたよ。いきなり馬鹿でかい声が学校中に聞こえたんだ。なんて言ったと思う?」
「・・・さあ」

「『初代会長を偉大と思う者、今すぐ生徒会室に来い!!!』ってさ」

・・・!!
「アイツもさ、君を凄いって思ってたんだよ。何でも全力で、皆の為にしてたから。
でも、これまで誕生日を知らなかったから祝えなかった。いつすればいいのか知らなかったから。
・・・誰にも言わなかったんだって?
とにかく、これまで出来なかったから今年だけでも祝ってやりたかったんだってさ。
・・・だから君も自分のことを誇りに思っていいと思うよ。
君が残した物、それは確かにあるんだから」
「・・・」
「いくらフリーダムやドレッドが凄くたって君だって頑張ってたんだし・・・ってプロトジン君、どうしたんだ?」
「アカツキ君・・・皆に後で言ってくれないか、こんな顔じゃ言えないから」
「・・・わかったよ。何て言えばいい?」

「ありがとう。皆でそんなに祝ってくれて。

・・・そしてありがとう。俺の為に祝ってくれてって」

・・・・・・そして俺を忘れないでくれて。

363 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:43:29 ID:???
「おーい、そろそろ記念写真をとるぞ!」
アウトフレーム君が言った。
「おっ、もうそんな時間か」
「じゃあプロトジン君、真ん中に」
え?
でもこんな今の顔じゃ・・・
「大丈夫。だって君が主役なんだから、さ」
アカツキ君が優しく言った。




それは最高の誕生日。


その日貰ったのは最高の言葉。


その日撮って貰った皆の写真は今でもいつも持ち歩いている。


364 名前: プロトジンの素晴らしき誕生日 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:43:57 ID:???

俺の名はプロトジン。この学園の3年生だ。

学校内ではまるで目立たない。取り柄なんか何にも無い。

行事で活躍した事などただの一つもありはしない。



そんな俺でも、この学校にいて良かったと思った。





そんな俺でも、この世に生まれて良かったと思った。





そして今なら迷わずこう言える。






俺は皆と一緒で本当に良かった。





365 名前: 雨と傘と虹の話を書いた者 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 09:45:46 ID:???
以上です

366 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 11:14:58 ID:???
 _、
( ,_ノ`)y━~ GJ。ルージュは違う学校だったような気もしなくはないが俺は気にしない。

367 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 11:29:54 ID:???
VGJ!!
プロトジン良かったよプロトジン。

368 名前: スレ初期にイータ投下したんだが ◆EjQ3RWhlFY [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 14:11:21 ID:???
元ネタが某スレにあったパラレル話なパラレル混じり書いてみた……
タイミング的に投下OK?

369 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 14:41:22 ID:???
>>345-365
CE学園中が泣いた
超GJ!デュエルがいい奴だ…
よかったらプロトジンの細かい設定も頼む

>>368
OK!

370 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 15:02:02 ID:???
あくまでも提案ということで

プロト・ジン 3年男子

入学時、在校生はおろか教員をもしのぐ学力で
新入生ながら現生徒会発足時、初代生徒会長に抜擢される
しかし、学園内部の派閥抗争と、周辺からの期待によるプレッシャーにより1年で辞職
その後は普通の生徒として学業に勤しんでいたが、昨年発生した血の2月14日事件の際
混乱状態の学園を取りまとめ、その統率力の高さを。
学園内部の反アスハ派のみならず生徒会執行部からも生徒会への復帰を要請されるが本人は辞退している
以上の経緯から、教員から不良にいたるまで彼に対しては一目を置いているが、本人は謙遜している。



ちょっと正義超人すぎるか・・・

371 名前: 我が家にイータがやって来た・1 ◆EjQ3RWhlFY [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 15:06:10 ID:???
昔々――というわけでもありませんがちょっと昔のこと。
ある所に兄と妹が仲良くくらしていました。
兄はフレックス勤務の会社員兼アパートの大家兼管理人、妹はストーカー撃滅に燃える高校生でした。
さて、そんな二人のある年のクリスマスのこと。

「あら、寒いと思ったら雪が……今年はホワイトクリスマスですね」
「恋人はサンタクロース!つまり僕は君のサンタぐはっ!」
「そのまま溶けて消えてくださいな、わいせつ物陳列罪現行犯のど腐れ変態」
コピペにも使われている冷凍チキンで、真っ赤なボディペインティング済みの痴漢を撃退した妹、ハイペリオン。
兄のオルテュギアが空腹に堪えかねてケーキを食べる前に帰らなければと、チキンに付いた返り血も拭かず、家路を急ぎます。
てくてくと歩いていくと、家の前で不審物を見つけました。
「……ん?」
玄関先に置かれた、大きな段ボール箱。
両腕で抱えて持ち上げてみるとたいそう重く、ずっしりとしています。
ハイペリオンはちょっと考えた後、とりあえず箱を家に持って入って、オルテュギアに鑑定してもらうことに決めました。

「……どうですか? 兄さん」
「んー、金属探知器に反応が少しある他は何もないみたいだけどな……サーモグラフィでも使ってみるか?」
「そうしましょう」
「吉幾三…………なんじゃこりゃ」
「は?」
「ちょwwおまwwwうぇうぇwwwwww」
「兄さん!?」
一般家庭にはまず無いような数々の機器で段ボール箱を調べていたオルテュギアですが、なんということでしょう。
いきなり奇声を発しながら、彼は破るように箱を開け始めたのです!
「あっひゃっひゃっひゃっひゃー!」
「アヒャるな馬鹿兄!」
「ひゃーん?」
「アヒャるなと言ってるでしょうが!」
「ぎゃあ今のは俺じゃないから暴打はやめてほしいわけで」
「……え?」
クックルのような暴打をくらわせようとしていたハイペリオンでしたが、オルテュギアの言葉に動きを止めました。
そして油の切れたロボットのように、ぎちぎちと音を立てながら振り向くと――
「……おかあひゃん?」
「絶対違う!」
変態ストーカー・ドレッドノートによく似た顔で巻き毛の愛らしい女の子が、段ボール箱から顔を出していました。

372 名前: 我が家にイータがやって来た・2 ◆EjQ3RWhlFY [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 15:11:07 ID:???
「――で。あなた、名前はなんというのですか?」
「イータ!」
箱から出され、コタツでご飯を食べながらハイペリオンの質問に元気よく答える女の子。
「で、イータ。君はどうしてあの箱に入っていたんだ?」
「……分かんないです」
「や、分かんないって君ねー」
「では誰かお家の方、お父さんやお母さんはどうしたんですか? あなたの家がどこか分かりますか?」
「? おかあひゃんじゃないですか?」
「だから違うって」
「おとうひゃん、おかあひゃん……おうちも、分かんない……」
オルテュギアを押し退けて質問を繰り出すハイペリオンと、まだ混乱中らしいイータ。
しかも両親のことを聞かれて泣きそうです。
「あああ、ほら泣くなって……よし、決めた! イータは今日からうちの子で俺達の妹!」
「兄さん!?」
「ほへ?」
オルテュギアの独断に驚く二人ですが、言い出しっぺは全く気にせず、力強く続けます。
「もう一度親に会えるまででも、お前が嫌になるまででもいい。好きなだけこの家にいろ!」
「いい年して考え無しなんだから……異存はありませんがね」
呆れ顔のハイペリオンですが寧ろ賛成のようです。
「ほんとですか!? イータ、ここにいていいですか!?」
「ええ。イータは今日から私達の家族ですからね」
「あー! それ、俺が言おうとしてた台詞!」
「兄さん……」
「おにーたん……かっこ悪いです」
「うぅっ……モウダメポ」
かくして、とくむ荘の大家兼管理人兄妹に、新しい家族が加わったのでした。

373 名前: 我が家にイータがやって来た・3 ◆EjQ3RWhlFY [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 15:25:01 ID:???



――もし明日が来て、また一緒になれたらイータは何をしたい?
――えっと、おとうひゃんとおかあひゃんと一緒に、ごはん食べたいです!
――おとうひゃんと同じだね。おとうひゃんも、三人で一緒におかあひゃんのごはん食べたいな。
――おかあひゃんは何したいですか?
――そうですね……色々あるけど、何でもいいですよ。三人一緒なら、それで倖せですから。
――おかあひゃんらしいなv流石は……だvV
――イータも、三人一緒にいるのが一番好きです!
――さあ、イータ。もうベッドに入りなさい。
――おとうひゃん達はどこにも行かないからな。安心しておやすみ。
――了解です。おやすみなさいなのです。



……『おやすみなさい』して寝たのに、朝になってなかったです。
それに、おとうひゃんとおかあひゃんがいないです。
だから、『明日』はまだ来てないです。
イータが入ってた箱の中には、おかあひゃんが作ってくれた縫いぐるみと、いつも一緒の毛布があったです。
でも、おかあひゃんはいない……おとうひゃんも……どこにも行かないって言ってたのに。
けど、『家族だから、また一緒になれるよ』っておとうひゃんは言ってたです。
『また』がいつ来るかは分からないけど、おにーたんもおねーたんもいるから、イータは一人ぼっちじゃないです。
寂しくてちょっと泣いちゃっても、だいじょぶです!
いつおとうひゃんとおかあひゃんに会ってもいいように、元気にしてるのです!
――あっ、変態さん発見です! おねーたんにもらったこの傘で叩くです!


とりあえず終?





携帯厨な自分がこれ程憎かったことはない…orz
元ネタバレたらこの上なく恥ずかしい事に今気が付いた('д`)ウヘァ

374 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 16:33:14 ID:???
今日はいい日だ、
>>346-365>>371-373
長編お疲れ様です
生徒会長に取り得がなくても人運はありまくりだな
イータもがんばれ

375 名前: 350 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 18:22:50 ID:???
>350やっぱり余計だったか
いちおう改定してみたがあくまでも提案ということで

プロト・ジン 3年男子

入学時、在校生はおろか教員をもしのぐ学力で
新入生ながら現生徒会発足時、初代生徒会長に抜擢される
しかし、学園内部の派閥抗争と、周辺からの期待によるプレッシャーにより
1年で自らの能力不足を理由に辞職した。
その経緯から自分を卑下する癖があるが自覚している。
その後は普通の生徒として学業に勤しんでいるが その温厚な人柄と真面目さに
学園内部の反アスハ派やのみならず生徒会執行部内部からも 一目を置かれている。
しかし本人にその自覚無し。

376 名前: 350じゃなくて本当は370 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 18:24:18 ID:???
アンカーをミスったすまん!!
>370>375

377 名前: 雨と傘と虹の話を書いた者 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 18:39:27 ID:???
375氏、提案ありがとうございます
自分も大体そんなイメージで書いてました
ただ、最初の「入学時、在校生はおろか教員をもしのぐ学力で 」という所は違いました
やっぱり元がプロトジンということで、あまり優秀だったわけではないというのが自然かと思ったのですが…
自分は、プロトジンが学校の為になりたいと思い、生徒会長になったが無理だと思って辞めた、という考えで書いてました
後は本編で触れている通りです

378 名前: 雨と傘と虹の話を書いた者 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 19:40:32 ID:???
すいません。アカツキはずっと男だと思ってたんですが
よく見たら女でした。アカツキ君って書いてある場所は
「アカツキさん」と解釈してください

379 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 21:15:47 ID:???
>>329の続き
ダガー「生徒会長、1号車から7号車まで整列しました。欠員は今のところメビウスさん達以外にはいません」
ストライクダガー「どこに行ったんだろう。まったく、仕方ないわね」
ダガー「あなたが言わないで…」
アカツキ「ありがとう、ダガーさん。じゃあここで、この公園を管理してる人を紹介するわよ。まだ私達と同じくらいの歳で、
公園の管理はバイトでやってるそうだから話が合うかもしれないわね」
インパルス「バイトに管理させる公園?大丈夫か、ここ」
レッド「??どうしたストライク、顔が青いぞ。PS装甲か?」
ストライク「(…な、なんだろう…なんか嫌な予感が…)(カタカタカタ)」
    「ようこそ、CE学院ご一行様…」

ルージュ「(バシーン)そして、よく来たな愚弟!!」
ストライク「ね、姉ちゃん!!?」
アカツキ「こんにちは、ストライク君のお姉さん。今日も可愛い服ね」
ルージュ「ありがとう、アカツキさん。いつも弟が世話になって」
ザク(黒)「何ですかあのゴスロリは…しかも「精神注入棒」とか書いてある変な棒を持って」
ザク(赤)「ストライクの双子のお姉さんよ」
ストライク「じゃあ俺はちょっと用事を思い出したのでここらへんで」
ルージュ「(ストライクの襟首を掴んで引きずる)古い逃げ方だな愚弟。そう遠慮するな、この公園の紅葉は宇宙最高だ。
私も付き合ってやるから存分に鑑賞しろ…あ、みなさんもこの紅葉を楽しんでください」
アカツキ「じゃあみんな、ここからは自由にしていいわよ!集合時間はしおりに載ってるとおりね」

ルージュ「どうした?遠慮するなよ、母さんのおにぎりはお前の大好物だろ?お前が来ると聞いて弁当の量を多めにしてもらったんだ」
ストライク「いただきます…(バクバク)姉ちゃん、でもなんだってこんな所でバイトなんか…それに学校は」
ルージュ「私も少しぐらい家計に協力をしないとな…ちなみに学校は、お前の学校を出迎えるために特別に休んでやった。嬉しいか?」
ストライク「(ありがた迷惑ですお姉さま)」
イージス「ストライク君、探したわよ…お弁当、僕と一緒に食べましょう」
ストライク「(世界一嫌なツーショット実現!!)」
ルージュ「キミは?」
イージス「俺、イージスと申します、お姉さま」
ルージュ「ああ、ストライクからいつも話は聞いています。この愚弟に好意を持ってくれてるそうですね」
イージス「はい、愛しています。……殺したいほど」
ルージュ「はっはっはっは、そこまで想われているとはこの幸せ者め!(ストライクの背中をバシバシ叩く)」
ストライク「(あ、明日が見えねー!!)」

リジェネレイト「イージスの奴、またストライク君を追いまわしてなければいいが」
カラミティ「そんな事よりリジェネレイト、私達のご飯は?」
リジェネレイト「もうすぐ着くはずだが…(ブロロロロ)来た来た」
ラーメン屋「どうもー麺出留亭でーす。醤油ラーメン3つに餃子と炒飯を頼んだリジェネレイトさーん」
リジェネレイト「おー、こっちだこっちー」
ダガー「(ズザザッ)出前を頼むなーっ!!」
リジェネレイト「(代金を払いながら)そう言うなよダガー、べつに校則には違反してないぜ。
だいいち俺達は弁当を作るほど料理が上手くないんだ」
カラミティ「かと言ってコンビニの弁当じゃ空しいでしょ。この寒さだとあったかーい物が恋しいのよ」
プロヴィデンス「青空の下で食べるラーメンはとってもデリシャスでーす。ハムッ、ハフハフ、ハフッ」
ダガー「だけど、曲がりなりにも学校の行事でそんな非常識な事を」
リジェネレイト「ダガー、じゃあアレはどうなんだ?」
ダガー「え?」

380 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 21:22:54 ID:???
タケミカズチ「お嬢様、前菜は産地から空輸してきたキャビアとフランス産の生牡蠣。サラダは帆立貝のサラダでございます」
アカツキ「ありがとうタケミカズチ(パクッ)うん。いい味よ」
タケミカズチ「恐縮ですお嬢様。では後ほどスープをお持ちいたします」

プロヴィデンス「コ、コース料理ですか?さすが生徒会長でーす…」
カラミティ「わざわざテーブルまでセットして…よくやるわね」
リジェネレイト「なんでも、バスに執事やお抱えの料理人や材料を乗せて用意させたんだと」
ダガー「そ、そうだったの?あの車両、妙に見たことない人がいるなあとか、変な荷物があるなあとは思ってたけど」
カラミティ「ねえ、その時点でおかしいとか思わない?」
ダガー「私とした事が…だいたい、なんでこの学校にはこんな連中ばっかり(落ち込み)」
リジェネレイト「気落ちするなダガー。ほら、餃子食うか?うまいぞ」
ダガー「いらない…」

ルージュ「(箸を置いて)…さて、弁当も食べ終わった事だし、私は二人の邪魔をしないようにここら辺で退散するとしようか」
ストライク「ええっ、ちょっと姉ちゃん!!?」
ルージュ「イージスさんにあまり迷惑をかけるんじゃないぞー。はっはっはっは(去っていく)」
ストライク「姉ちゃん!行かないで姉ちゃん!!」
イージス「ストライク君…あっちへ行きましょう。さっき、いい場所を見つけたの…」
ストライク「ギャー!プリーズヘルプミー!」


ガイア「(ついに、ついに来たわよこの瞬間が…私はこの時のためにこの場所へ来たと…いや、これまでの人生を生きてきた
と言っても過言ではないわ!!さあ行くのよガイア。フリーダム先輩との素晴らしきランチタイムのために!!)」

ガイア脳内劇場
(ガイア「先輩、お昼一緒に食べません?せっかくバスで隣同士になったんですし」
フリーダム先輩「うん、いいよ。僕もキミと一緒に食べたかったんだ」

フリーダム「すごーい!これ、手作りなの?」
ガイア「は、はい…料理は好きだから…おいしいですか?」
フリーダム先輩「うん、とっても美味しいよ!!あ、ガイアちゃん、ほっぺたにご飯粒ついてる…取ってあげる(ペロリ)」
ガイア「ひゃう!もう、先輩ったら…」
フリーダム先輩「あっはっはっは…ガイアちゃん、ガイアちゃん」)

フリーダム「ガイアちゃん?」
ガイア「(ビクッ)は、はい!!なんでしょ!?」
フリーダム「お昼、一緒に食べようか?せっかくバスで一緒になったんだし」

ガイア「(エクセレントーーーー!!!まさか、まさか先輩の方からお誘いが来るなんて…これはなんて奇跡?
やっぱり日々の行いのおかげ?それとも、毎日欠かさず先輩の事を考えてる努力を神様仏様がついに認めてくれたのかしら?)」

ガイア「ええ、いいですね!じゃあ早速行きましょう!」
フリーダム「うん、やっぱりお昼はみんなで食べたほうが美味しいからね」
ガイア「みんな………で?」

381 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 21:34:34 ID:???
エターナル「さあさあ、ガイアちゃんもこちらへいらっしゃい。お弁当はやっぱりみんなで食べたほうが
美味しいですからね」
ザク(赤)「(ジャスティスの首を掴んで自分に向ける)ジャスティス先輩、あーんして下さい」
ジャスティス「あ、ああ…(バクッ)」
ザク(桃)「(ジャスティスの首を掴んで自分に向ける)ジャスティス先輩☆次はこっちですよ。はい、あーん☆」
ジャスティス「あーん…(パクッ)」
グフ(白)「(ジャスティスの首を掴んで自分に向ける)次はこっちよジャスティス君、あーん」
ジャスティス「あ、あーん…(バクッ)」
ザク(黒)「(ジャスティスの首を掴んで自分に向ける)よくわかんないけど次は私だそうです。はいあーん」
ジャスティス「な、なあ。そろそろ俺、アゴと首が疲れてきたんだが…」
フリーダム「みんな、お待たせ…あれ?ガイアちゃん、口をそんなにポカーンって開けて…欠伸?寝不足なのかな」
ガイア「(ああ神様、仏様…もしいらっしゃると言うのなら…あんたら絶対私の敵だー!!)(泣)」


茂みの中
アッシュ(ヨップ)「ゲロゲロリ…そろそろあの腰巾着二人が、あの紅葉の木の下へやって来るころであります。奴らは美的感覚に
うるさいでありますからね。必ず、このよく整った紅葉を選ぶはずであります…」
アッシュ(オルア)「ギロギロギロ…そう、学校に行く前に近所の公園で採取した蜂の巣をたっぷり仕掛けてある、この紅葉の木を!」
アッシュ(クラブリック)「クーックックック、これで奴らは蜂に刺されてボロボロ間違いなしであります!!」
アッシュ(ヨップ)「静かに、腰巾着たちが来たであります!生意気にも用心棒も一緒でありますよ」

ミー「エターナルさんは他のみんなと一緒に食べるそうですので」
ティア「それを聞くと、私たちも姉妹2人だけで食べるのはちょっと寂しくなってしまいましてね」
ドム「光栄です…(あーあ、お姉さまと食べたかったなー)」
ティア「じゃあ、食べましょうか」
ミー「私達の手製なので、あまり味に自信はないのですが…」
パー「いえいえ、どんな料理でもドムが料理を覚えたての頃に食べさせられた試作品に比べれば」
トルー「確かにあれは凄かった。食べた俺の口から暗黒闘気が飛び出した」
ドム「む、昔の話でしょう!」

アッシュ(ヨップ)「(ぐきゅるるるるぅ…)そう言えばワガハイ達…お弁当がまだだったであります…」
アッシュ(オルア)「(ぐきゅるるるるぅ…)ヨッピー、ここは我慢の子であります。あいつらが蜂に追われる姿を見るまでは他の事に気を
取られてはダメであります」
アッシュ(クラブリック)「(ぐきゅるるるるぅ…)それにしても…見るからに美味しそうでありますね」
アッシュ(オルア)「見ちゃダメであります」
アッシュ(ヨップ)「食べてる音も食欲をそそられるであります」
アッシュ(オルア)「聞いちゃ駄目であります」
アッシュ(クラブリック)「思わず「ワガハイたちも仲間に入れてー」と…」
アッシュ(オルア)「言っちゃ負けであります!ねえヨッピー…あ、あれ?ヨッピー?」
382 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 21:40:16 ID:???
アッシュ(ヨップ)「いやー絶品でありますねミー先輩、この卵焼きは」
ミー「ありがとうヨッピー君。今日は素直ですね」
ティア「ええ、君が素直だと嬉しい限りです。どんどん食べてください」
アッシュ(ヨップ)「遠慮なく頂くでありまーす!!」
ドム「ヨッピー、少しは遠慮しなさい!」
アッシュ(ヨップ)「へっへーんもう遅いでありますよーだ」

アッシュ(オルア)「あーっ、ちゃっかり混じって食べてる!!ずるーい!!」
アッシュ(クラブリック)「ど、どうするでありますか?」
アッシュ(オルア)「予定より少し早いでありますが…裏切り者を処罰するためにも、ここで実行するであります!!」

ミー「では私達は、ドムさん達ともう少しその辺で写真を撮って来ますので」
アッシュ(ヨップ)「はいはい、行ってらっしゃいであります」
(ガサッ)
アッシュ(ヨップ)「(ボトボトッ)おや、何か落ちて来たであります。…蜂の巣?まさか…」

(ギャーーーーーーーーーーーー)
フリーダム「何?今の叫び声…何かあったのかな。ヨッピーの声みたいだったけど」
ジャスティス「ところでガイアちゃん、お重の二段目は開けないのか?」
ガイア「あー、その、面倒臭くて二段目は作るの止めちゃったんですよー、あは、あははは…
(だ、出せないわ…フリーダム先輩の前以外で、この二段目だけは…)」

383 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 21:42:50 ID:???
タケミカズチ 男
アカツキの執事。アカツキを非常に可愛がっており、彼女の言うことなら何でも聞く。
去年、屋敷で大暴れしたインパルスを止めようとして逆に気絶させられた事から
体力の低下をひしひしと感じている。


次で最後の予定。予想以上に長くなってしまった

384 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 22:22:52 ID:???
>>379-383
乙そしてGJ
ストライク生㌔

385 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 23:06:26 ID:???
ξζ*・∀・)。 お弁当ジュルリ
そしてGJ

386 名前: 350じゃなくて本当は370 [sage] 投稿日: 2005/11/20(日) 23:25:05 ID:???
>377
余計なことしてしまったなスマン
俺としては入学とほぼ同時に生徒会長に抜擢される当り
何らかの実績があると勝手に思い込んでた
この学校は勉強できた位じゃ目立たないからな・・・・

>370>375は無視してくれ

390 名前: 携帯厨だがやってみた [ステルス改行なってませんようにsage] 投稿日: 2005/11/21(月) 17:59:18 ID:???
,〃⌒`ヽ      〃⌒ `ヽ
( 从∧从)    Li∧iVi i
(ζ*´Д`)―┬―i(゚∀゚#i |

 ,⌒⌒ヽ
     ノ V从从)
    ξζ*・∀・)



原作通りに考えるとこんな関係だよね。
このスレ的なイータがますます謎で不可解な存在に……orz

391 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/21(月) 19:17:29 ID:???
〃⌒`ヽ      〃⌒ `ヽ
( 从∧从)    Li∧iVi i
(ζ*´Д`)―┬―i(゚∀゚#i |
      .│
     ,⌒⌒ヽ
     ノ V从从)
     ξζ*・∀・)

こういう事か。
確かにハイペリオンが発狂しそうだな

393 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/11/21(月) 22:20:49 ID:???
>>391
おおっ!修正㌧クス!



ξζ ・д・) おとうひゃんが…変態さん?
ξζ TдT) うぅっ、ぐすっ…そんなの嫌ですぅぅ……
最終更新:2009年09月23日 00:18