610 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/20(火) 22:10:46 ID:???
小ネタ投下
運動会(>>574)で、顔面に怪我をしたカオス君でしたが

カオス「(顔中を包帯で巻いている)おはよー」
「(あの声はカオス?ありゃあ新手のギャグか?)」
「(やべっ、いつものよりおもしろいぞ)」

休み時間

カオス「皆してニヤニヤしやがって、俺って嫌われてんのか?」
アビス「えっ、それってギャグじゃなかったの?」




613 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/22(木) 01:23:15 ID:???
保守

614 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/22(木) 03:11:47 ID:???
>>610
GJ!
やっぱり普段のファッションが相当…ww

615 名前: 傘の人 [sage] 投稿日: 2005/12/22(木) 15:07:40 ID:???
>>610
カオスがナイスです

ところでクリスマスネタ、9割方書き上がりましたが…メモ帳で50KBってやっぱり長いでしょうか?

616 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/22(木) 16:06:05 ID:???
まだ381KBだから長くても大丈夫だと思う

617 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/22(木) 16:54:36 ID:???
ドレッドノート「こんな寒い日に市内全域で停電だね!ハイペたん、僕の体温で暖めてあげるよ!」
ハイペリオン「押し売りは失せろぉおぉぉぉっ!」
オルテュギア「押し売りを装った変態を窓から投げ捨てろ」
イータ「ふにゃ~、湯たんぽと毛布でぬくぬくモフモフです~」

とりあえず復旧したけどまた電気止まるかもしれんorz

>>615
wktk

618 名前: 通常の名無しさんの3倍 [age] 投稿日: 2005/12/22(木) 21:08:17 ID:???
保守

619 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/22(木) 21:35:15 ID:???
>>616
>>617
ありがとうございます
今最後のあたりと手直しをしてるんですが、完成したらどうしましょう
できたらすぐ投下するか、それともクリスマスまで待ったほうがいいですか?

620 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/23(金) 00:54:07 ID:???
職人さんのお好きにどうぞ。

これ以外に何かを求められても正直困るとオモ。

621 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/23(金) 22:31:11 ID:???
>>620
それもそうでした、すいません。
もうちょっとかかりそうなのでこの際イブ~クリスマス当日にかけて投下します

622 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 16:59:12 ID:???
イブと言っておいてなんですが、用事が出来たのでちょっと早めに投下します
それと、一度きりとか言ったんですがまたプロトジンが主人公になってしまいました。すみません

623 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 17:00:45 ID:???

今日は12月の24日。今頃は皆浮かれているんだろう。

もっとも、俺にはクリスマスなんて無縁だった。
クリスマスは俺はいつも一人で過ごしてる。
だから楽しくも何とも無い、毎年退屈なクリスマスだった。

今年もきっと、俺は家でクリスマスを過ごすんだろう。
だから今日も俺は、スーパーで食い物を買い込むのさ。


そんな訳で、スーパーに着いたぞ。


さすがにこんな時期なだけのことはある。安いぞ、特売の嵐だ。
財布の心配なんかせずに済みそうだ。


…はぁ。でも、空しくなるな。何だか寂しそうなクリスマスになりそうだ。何故だろう。


…本当は答えはわかってる。きっと皆と一緒に過ごしたかったからだ。

誕生日も、今まではずっと一人で過ごしてきた。
だけどこの前のは違う。俺が何も言わなくたって、皆俺を祝ってくれた。
駄目な俺だったのに、本当に本心から。とても嬉しかった。
だから、皆と一緒に居れたらって思ってるんだろう。

624 名前: 最悪のイブ [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 17:02:31 ID:???


だけど俺の我が儘でそんなことなんかやっていい訳がない。いや誰だって普通は出来ないが。
…贅沢なんか言えないのだ。一度祝って貰えただけでも十分なんだから。

それに、どうせこれまでだって家で過ごしたんだ。
全然平気な筈だ。だから余計なことを考えるのはやめた。


さぁて、もうすぐ家だ。
明日は深夜に何かやるらしい。結構話題には上っている。
どうもインパルス君に似ている少年が主人公らしいが、俺にはよくわからない。
まあ見てみよう。予定は無いんだ。


……む?


妙だな。何か変だ。一度目を擦る。

…やっぱり何も変わらんな。おかしいな。

そこにあったのは確かに俺の家だ。だが、俺の目が普通なら一体どうしたんだろう。












俺の家にトラックが突き刺さってるように見えるのは何故だろうな。


625 名前: 最悪のイブ [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 17:03:36 ID:???
取り敢えず警察は既に居た。
頭が痛いんだがまずは状況を聞かにゃなるまい。
…家が大破。一体どうなってるんだ?

事情はいたって簡単だった。
なんと運送トラックが子供を避けて俺の家に突っ込んだらしい。

俺は法律だの何だのに詳しい訳じゃないが…まあきっと責めるもんじゃないんだよな。
子供が悪いわけじゃ無し、避けたトラックが悪いわけじゃ無し。
要は俺の運が悪かったって事だ。
…多分。

俺は携帯電話なんぞ持っていない。だから連絡もつかなかったんだそうだ。
くそ、しかし俺の家をどうしてくれるんだ。
子供を避けたんなら文句を言ってはいけないかもしれんが…
だって家と命だったら命が優先なのは当然なんだ…いや…しかし…

やめよう。直る訳じゃないんだし。

626 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 17:05:56 ID:???
この後、また投下します

627 名前: 最悪のイブ [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 22:30:43 ID:???
…夜遅くなって、警察は引き上げて行った。
そもそも捜査をするような事件じゃない。
現場検証が終われば引き上げは普通なんだろう。張り込みなんてもっての他だ。

家の状態は聞いていたが、改めて確認することにしよう。

エアコンはお釈迦だ。使い物にならん。
電話も逝ってる。連絡網が来たら大変だな。
そして隙間だらけ。これじゃ寒くてしょうがないじゃないか。

…泣きたくなっちゃうよ。これじゃ最悪のクリスマスイブだ。
でも泣いて家が直る訳じゃないしな。だから…




さっさと寝よ。ちょっと寒いが。

他の事は明日また考えればいいさ。


628 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2005/12/25(日) 00:52:28 ID:hO7yjHpn
GJ!
続きも楽しみにしてます

629 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 01:36:37 ID:???

前向きなプロトジンよ、
これからも前向きに

630 名前: 翌日 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 08:43:49 ID:???
さて起きたはいいがどうしよう。


…いや、考えることは無い。修理の依頼が先決じゃないか。


という訳で、電話が使えないので公衆電話からレイスタさん達に修理の依頼はしておいた。
クリスマスにこき使ってすいません。

でもあの人達がどんなに仕事が速くても、やはりそれなりに時間は喰うだろう。
そうなれば直るまでこんな家に居る気は無い。
さっき確認したんだがテレビまで壊れてたんだ。
これまではテレビを見てなんとかやってたのに。これじゃ退屈とストレスで死んじまう。


…出かけてこようか。どうせ予定など有って無い様なものだったんだ。
そうと決まれば話は早い。映画?買い物?まあ何でもいい、どこか時間を潰せそうな所に…

「…プロトジン君?」

…誰だ!?


631 名前: 招待状 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 08:44:57 ID:???
女性の声が外から聞こえた。
何だ、一体誰だ。訪ねて来る彼女がいる程俺は大層な身分じゃないんだが。
変だとは思いつつも俺はさっさと外に出る準備をした。家がこんな状況でインターフォンは無い。
俺を呼んだなら答えにゃならん。

…ストライクダガーさんとダガーさんだった。
なんでまた俺の家に?
「…何これ?どうしたの」
「見りゃわかるでしょう。事故ですよ」
「へえ…大変だったね」
「そっちこそ一体どうしたんです?わざわざこんな所に」
いくらこの二人が風紀委員だからといって、俺の家にまで来る道理なんか無い。
「こんな所って…自分の家でしょ?まあちょっと用事があってね」
「用事というか・・・でもまあそんなところですか」
???
「プロトジン君、昨日から連絡取れなかったんだけど…まさか家がこんなになってたとはね」
「…余計なお世話ですよ…とにかくどうしたんです?」
「だから電話も通じなかったのかな。壊れちゃってた?」
「ええ。原形さえ留めてません」
「そっか…うーん、大変ね」
「はぁ」
「まあそっちの話は置いておくとして、私達ちょっと会長に使われてね」
つまり雑用?
「ええと、ちょっと待ってね。ダガー、あれ渡したっけ?」
「これ?」
そういって何やら小さな封筒を出す。
…手紙のようにも見えるが。
「そう、これのこと!じゃプロトジン君、開けてみて!」
そう言ってストライクダガーさんは例の手紙らしきものを渡す。
…新手の悪戯か?いや、風紀委員のこの二人ならそんなことも無いだろうけど。
なんだか女子はちょっと苦手だ。それでも躊躇いつつも俺はその手紙を開ける。
「何が書いてある?」
何って…



「…クリスマス会招待状?本日開催?」



632 名前: 招待状 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 08:48:24 ID:???
「そ。クリスマスパーティー!」
「何でまたこんな唐突に?」
「会長が『思い付いた』らしくて。昨日急いで伝えてたんですけどね」
『思い付いた』というのは説得力がある。
確かにアカツキさんならやっても不思議じゃないな。
「それで皆に教えたんだけどね。プロトジン君だけ何度かけても通じなかったの。
取り敢えず今日もう一度朝早くに電話して、でもやっぱり通じなくて…まさかこんなことになってるとは思わなかったからさ」
成程。そういうことか。
「急な話だから来れないって人も結構いたけど、でも来れそうな人は皆来るってさ」
「だからってこんな凝った物作らんでも」
「いいじゃない」
「それでプロトジン君はどうなのかしら?」
……クリスマスパーティー、ね。

少し考えてみよう。

「…家は大破。暖房は昇天。隙間だらけで当然寒い。すること無けりゃいるとこ無し…か」
「悲惨ね」
「普通声に出すかな?」
道は一つじゃないか。
「まあこんな状況だし…そういうことなら」
「それじゃ決まり。早く学校行こ!」


…本当は別の理由もあるんだけど。

行くと答えた理由、それは皆と一緒の方がきっと楽しく過ごせるだろうと思ったから。
そう思ったのは、誕生日に祝って貰えて凄く嬉しかったからだ。
皆と一緒に居られて、俺はとても楽しかったから。
だから皆と過ごせる時間を、これからは出来る限り多くしたかったんだ。

…そんなこと恥ずかしくて死んでも言えないけれど。

633 名前: 朝の風景 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 08:55:46 ID:???
「にしても会長も突然よ。やるならやるで早く言って貰えれば良かったのに」
「まああの人はそういう人でしょう」
「ま、こういう行事は嫌いじゃないからいいけどさ」
ぶつくさ言ってるけど、でもその割には楽しんでるような様子だな。
俺もこんな風に時々は気楽にしてきても良かったのかな。
「でもあまり羽目を外さないようにね」
「…はーい。もう、ダガーってば少しくらい大目に見てもいいじゃない」
「そういう訳には…ん?」

(わんこたん待つのです!)
(こら、走っちゃ駄目だよ!危ないから!)

…何処かで聞いたような声が響く。ついでに犬の鳴き声も。

(イータ、止まりなさい!)
(おねーたん、でもわんこたんがいっちゃうのです!)
(クロ!止まれってば!!)

どうも声の主達は近付いてきているようだ。
「この声って…まさか」
「ハイペリオンさん!?」
どう考えてもそうとしか思えない。

「ハイペリオンさん来るって言ってたっけ?」
「ええ…確かに言ってましたが」
誰かがこっちに走ってくる音が聞こえるが…

…!?女の子と黒い犬が駆けて来た。

「わんこたん、止まるです!」

「…わんこ?」
「犬のことでしょ」
「犬ですね」

そして犬は止まり、女の子は漸く犬に追いついた様だった。

634 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 09:08:23 ID:???
…俺達のすぐ近くまで来て、その子はようやくこちらに気付いたらしい。
「…おねーたんたち、だれですか?」
「…」
「誰って言われてもね…」
「プロトジン君はこの子知らない?」
「さあ…」
…見たこともある気がするが、誰かに似てる気もする。
「おにーたんもだれで…あっ!おにーたんはおにーたん!」
ワカラン。何を言ってるんだ。
こちらが怪訝そうな目で見ているのがわかったのか、少女は俺の説明をしてきた。
「おにーたんはイータのおさいふひろってくれたひとなのです!」
その子は大きな声で叫んだ。
「やっぱり知り合い?」

財布?財布って…ああ、思い出した。確かハイペリオンさんの妹さん…ということはまさか…

「イータ!ここにいたの!?」

やっぱりハイペリオンさんの連れなのか。
…何だか今日も騒動の予感がするぞ。

「イータ、こんなところまで走って…全く」
「うー、ごめんなさいです」
「迷子になっちゃうじゃないか…って先輩?」
二年のバクゥ君もいた。彼が犬の飼い主か。
「どうもおはようございます」
「バクゥ君、おはよう!こんな所で一体何してるの?」
「何って先輩方がクリスマスパーティーだって」
「それでハイペリオンさんと一緒?…もしかしてデートしてたのかな?」
ストライクダガーさんも意地が悪いな。
「!?ち、違います!僕はただクロを連れてただけで、そうしたらイータちゃんがやってきて!」
「…悪ふざけはやめてくださいよ」
「あら、ごめんなさいね」
「バクゥ君も慌て過ぎですよ」
確かにこの慌て様はな。
まあ彼はいつも女子に可愛いとか何とか言われているし、多分弄りたくなるんだろう。
「まあそれはともかく。先輩方、おはようございます」
「おはようございますなのです!」
「…まあ改めて、おはようございます」
「…バクゥ君、まだ顔が赤いよ?」
「放って置いてください!」
ハイペリオンさんは呆れた様子で、バクゥ君は困った顔でこちらを見る。

635 名前: 朝の風景 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 09:09:45 ID:???
「先輩達も学校に行く途中ですか」
「うん」
するとハイペリオンさんは表情を暗くした。
何やら深刻なことでも考えているようだった。
「…そもそも風紀委員の二人がなんでプロトジン先輩と一緒に?まだ伝えてたんですか?」
「デート!」
「冗談は止してくださいよ…」
「昨日皆にクリスマスパーティーのことを伝えていたのだけれど、プロトジン君の電話が壊れててね」
「電話が?ああ、それで」
「まあそういうことなのかな」
それでもハイペリオンさんの表情は険しい。
俺が来たら問題だったのだろうか。
「もしかして俺が来るのがまずいのかな?」
「えっ!?あ、いえそんなわけじゃないですけど…気になることがあったんで」
「何?」
何か様子が変だった。辺りを見渡してから再び話す。
「昨日の内に他の人にも伝えたんですね?」
「そうですが何か?」
「おねーたんどうかしたですか?」
「もしかして…奴を呼びましたか?いや、来るって言ってました?」
「奴って、ドレッ…」

「あーーーーーはっはっは!!何を今更!!」

!?

636 名前: 朝の風景 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 09:12:55 ID:???
「僕ならきちんとここにいるぞ!」
朝から派手な登場だ。
「げ、出た」
露骨に嫌そうな顔をして言ったじゃないか。明らかに危険だ。
「素晴らしい朝じゃないか、プロトジン君、バクゥ君、それに風紀委員の方々にイータちゃん、そしてハイペたん!!」
「あ…おはよう」
「先輩…どうもおはようございます」
「…」
「…」
「…」

ハイペリオンさんが拳を握り締めたのは見なかった事にしよう。

「一体何処からこの害虫は湧いてきたんでしょうね」
「ハイペたんへの愛があれば僕に不可能など無い!」
「ウザい。キモい。今すぐ帰ってください。いや、むしろ今ここで死んで貰いましょうか、(ピー)!!」
「君とならどこだって僕は行こうじゃないか!さあ手を繋いで学校に行こう!」
非常に不味い。このままでは彼の命に関わる。
「いや、先輩。危険です、ここは一度離れたほうが」
「ドレッドノート君、逃げたほうがいいんじゃ…」
「は?君達は何を言ってるんだ!勇気と愛があれば何だって問題になんかならないさ!」
だが俺達の警告は既に遅かった。

「イータ、出番ですよ」
「…わかったです」

637 名前: 朝の風景 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 09:15:14 ID:???
「さあハイペたん!一緒に学校に行こうじゃないか!君へのクリスマスプレゼントは僕自身…ふぎゃっ!」
…予想はできたが。イータちゃんが傘でドレッド君に襲い掛かった。
物凄いスピードとパワーだった。姉妹とはここまで似るものなのか。
「へんたいさんはたいじするです」
「何て事をするんだ!?ハイペたん、イータちゃんを止めてくれ!何でこの子がこんな事を!」
「身に覚えはありません?」
「全く無い!!!」
「イータ、殺りなさい!」
「殺りなさいって一体誰を!?ぐはぁっ!!?」
素早く懐に入り込み、そしてそのまま斬り上げ…いや叩き上げた。
そのまま派手に飛んでいった。むしろ飛ばされたと言うべきか。
余程強烈な一撃だったのだろう。ドレッドノート君は気絶したらしい。
「おねーたん、イータはがんばったのです!へんたいさんをやっつけました!」
「偉いですよイータ。よくやりました」
………なんて子だ。
「どうしたんです?早く行きましょう」
「…ま、仕方がないよね」
「自業自得ってことでしょう」
呆れながら、それでもダガーさん達はハイペリオンさんに続く。
俺とバクゥ君はどうなったかと言うと…








バレないように、こっそりドレッドノート君を運んでいた。

さすがにここで置き去りはあんまりだと思ったから。


638 名前: 朝の風景 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 09:26:58 ID:???
「いやわざわざ運んで貰って済まないな、君達。…にしてもどうして僕は気絶してたんだ?」
学校の手前で彼は言う。
「…きっと寒かったんでしょう」
「それにしては妙に体が痛い。それに寒さにやられる僕じゃないんだがな。…変だなぁ」
覚えていないとは…幸せな人だ。
もう一度ハイペリオンさんに出会ったら、今度は彼女が直接手を下すかもしれないのに。

幸いにして、彼女達はさっさと学校に着いてしまったらしい。
これでドレッドノート君の危険はひとまず…

「!?大変だ!」

どうしたんだろうか。

「ハイペタンの匂いがするぞ!気が付かなかった!」
「匂いって!?あっ、先輩!何を突然走り出すんです?」
それでも彼は止まらない。
多分聞こえてさえいないのだろう。
「待ってろハイペたん、今そっちに行こうじゃないか!!」

「先輩、どうします?あのままじゃ本当に殺されちゃいますよ」
…仕方がないな。俺の手には負えない。

案の定、暫くして絶叫が聞こえた。
懲りない人だ。


…それでもきっと、彼は決して諦めない。
それだけ彼女が好きなんだろう。
好きな者の為なら、何だって彼は出来るのだろう。


…ドレッドノート、それは「勇敢なる者」って意味だったな。

何が起きようが、きっと彼は恐れない。だから彼女の為にあれだけのことだって出来る。

今更ながら、彼に相応しい名だと思った。

あまり恐れないのも考え物とは思うが。

639 名前: 学校にて [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 10:36:58 ID:???
絶叫が今も響く中、俺達は校門を潜った。
「…先輩、放っといていいんでしょうか」
俺は知らないな。
「だって今も悲鳴が…大変ですよ、痣だらけで窓にへばりついて…うわ」
バクゥ君は目を逸らす。犬のクロ君は怯えきっていた。
俺なんか最初から見ようとさえしなかったのに。恐ろしいことになってるのはわかりきってるんだ。
「とにかく行こう。ドレッドノート君のことは考えるな」
「そんな無茶な。無視なんかできませんってば、未だに叫んでるんですよ?」
「考えてみるんだ。もしドレッドノート君を庇ったらその後はどうなる?」
「どうって…げぇ、考えるだけでも」
変態の仲間扱い、殴る蹴るなどの行為は当たり前。
ドレッドノート君なら生きていられても俺達では最初の一撃さえ怪しいのだ。首を突っ込む気にはなれない。
「先輩、どうかご無事で。…行こう、クロ」
…俺達に出来るのは祈ることぐらいだ。

640 名前: 学校にて [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 10:38:50 ID:???
教室に着く前、始めに目にしたのはインパルス君だった。
「インパルス君、おはよう」
「…ああ、バクゥ。おはよう」
どうも不機嫌そうだな。何かあったんだろうか。
「畜生、フリーダムはともかく…あのバカツキ…一体アイツは何なんだ…ブツブツ」
「何を言ってるんだい」
「ああん!?あのバカツキがとんでもない事やってるんだよ!」
一層不機嫌そうに振り向くと、彼は憎々しげに教室の方を見る。
「とんでもないことって…」
今度は大きな溜息を吐いた。
「あ、先輩もいたんですか。聞いてくださいよ、あのバカツキがとんでもない格好で飾り付けしてるんですよ」
「バカツキ呼ばわりは良くないけど…どんな格好なんだ?」

「金ピカのサンタ服着てるんですよ、アイツは!見てるだけでも腹立たしかった」
「サンタ服が金ピカ?どういうこと?」
「文字通りだ!ったく、あんなのにうろつかれたらやる気無くすぞ」

……………成程。

「風紀委員達にフリーダムがとっ捕まってるのはいいんだけど、あの金ピカだけはどうにも我慢できなくて」
「そうは言っても…パーティーなんだから皆で準備しないと」
「嫌だね!アイツの居るとこで準備なんか絶対にしない!」
「はぁ。しょうがないね」
…彼のイラつきは見てるだけでも良くわかった。
俺はアカツキさんは嫌いじゃないが、黄金のサンタは確かにやり過ぎとも思う。
さっさと話題を変えてしまった方が良いだろう。
「他の人はどうしたんだ?ストライク君とか、弟のデスティニー君も」
…どうやら逆効果だったか。益々不機嫌になったらしい。
「ストライクは何故か調理室に連れて行かれたって。
デスティニーなんか友達と約束があるって…それで今日は来れないそうです。
レストラン巡りをすることになるかも、とか言ってましたよ」
「…レストラン?」
「レジェンドとかいう子との約束らしくて…プロヴィデンス先輩に似てる子です。
アイツがデートなんかしてる間に、何故俺は黄金のサンタを拝まにゃならんのですか」
「そうか…それじゃガイアさんは?」
「あのアホはフリーダムにくっついてますよ。ああ、全くこんな憂鬱なクリスマスは初めてだ」
「でも飾り付けはどうするの?」
「他の『まとも』な連中がやってるの!そうじゃなきゃ俺だって暇人なんかやらないさ」
どうも退屈そうだ。
「本当に憂鬱だ。くそ、あのサンタ吊るしてやりてぇ…」
よくわからないが、とにかくそれは我慢しよう。後でエライ目遭うから。
しかしずっとここに居るのは良くないな。ストレスが溜まっていくだけだろう。
さて、どうしたものか…

「あーーーーーっ!!おにーたんたち、それにわんこたん!」

…イータちゃんがやって来た。学校中を駆け回ってでもいるんだろうか。

641 名前: 学校にて [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 10:39:53 ID:???
「こんなところでなにやってるのですか?」
「いや、何もすることが無くってね」
インパルス君は苦笑しながら答えた。
「なにもない…ですか」
「そう言うイータちゃんは?お姉さんはどうしたんだい」
「おねーたんはへんたいさんとたたかってたです。…イータたいくつです」
変態…やはりドレッドノート君か。
「…へぇ。そう、ドレッドノート先輩が…まあ無事を祈っておくか」
「せっかくイータがやっつけたのに、またやってきたのです。
『今日こそ息の根を止めてやります』とかいってたです。どういういみですか?」
「ごめん、俺には聞かないでくれ」
「…とにかくおねーたんがいないのでたいくつだったのです。
イータはたんけんしたいのですが、あまりうろうろしてはいけないっておねーたんがいってたのです。
『ドレッドノートみたいな変態に遭いますよ』っていってました」
「…退屈なのは俺も同じさ。アイツだって変態と良い勝負のできるセンスだ」

…状況を整理してみよう。
バクゥ君の犬が居る。そしてストライク君は調理室。
イータちゃんは退屈で、一人で歩き回るつもりは無い。
インパルス君はやることも無くストレスが積もっている。多少の発散はあっても良いだろう。

…材料は揃ってる。解決法なら簡単じゃないか。俺が一肌脱ぐとしよう。


642 名前: 学校にて [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 10:41:38 ID:???
「そんなに退屈なら学校の中を探検でもしたらどうだい?丁度インパルス君も居るし、一緒に行って来たら?」
「!」
「要は散歩ですかぁ?まあ別にいいですけど」

…気晴らしに散歩は基本なんだよな?
俺だけ感覚がズレてたらどうしようか…

「!!インパルスおにーたん、いっしょにきてくれるですか!?
…でもこまらないですか?きょうはクリスマスで、いろいろおともだちとようがないですか?」
「ああ、いいよ。さっき言ったろ、すること無いんだってば」

…作戦成功、かな?

「バクゥ、お前はどうする?」
「僕は手伝いに行くつもりなんだけど、でもクロが…」
そこまで言うと、彼ははっとしてこっちを見た。
俺の言わんとした事がわかったのかな。
「そうだね、それならついでにクロも連れて行ってあげてくれるかな?」
「はい!わんこたんもいっしょがいいです!」
「OK、それじゃ行こう。途中でストライクの様子も見に行けるし」
「クロ、いい子にしてるんだよ」
そしてちょっとバクゥ君が笑った。明らかにこちらを見て。
ま、いいか。
「それじゃ行っておいで」
「あれ、先輩行かないんですか?」
…何だって?
「そっちのおにーたんはこないですか?おおぜいのほうがいいです!」
「先輩も行ったらどうです?多分パーティーが始まるまでは時間があると思うし」
「…それもそうだな」
彼も似たようなことは考えたか。

でもいいか。散歩してのんびり過ごすのもきっと悪くない。

643 名前: ストライク君の悲劇 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 14:02:49 ID:???
「先輩、質問なんですが」
「何?」
「何故俺が調理室にいるんでしょうね?」
「愚問ね、ストライク君」
バスターさんが言い放つ。愚問だって?
「生徒会はてんてこ舞い。あなたは来るのが早過ぎた。そこで手伝わされるのは当然でしょ!」
「…怒ってますね。まさかバスターさんも俺と同じクチですか?」
「まあね。迂闊で残念なのはあなただけじゃないわよ…」
…確かにその通りだな。早く来た俺が迂闊だった。
だが俺にとっての最大の問題はそんなことではない。

「なら、イージス先輩は何故です?」

そう、イージス先輩が調理室で、包丁を握っているのだ!しかも俺の後ろで!
俺としては今すぐにでも逃げたいところだ。

「彼女があなたを探してたの。だから案内されたんだって」
余計なことを!!誰だ、そんな事したのは!
「『せっかくのクリスマスだし、俺もお世話になってるんで』とか言ってたからさ。
…デュエル君なんか『ママンと食事に行く』ってさ。あなたは彼女がいていいわね」
「ムカついてるのはわかりましたが、だからって俺の後ろで平然と包丁を持たせるんですか!?」
「大丈夫だって。私にブリッツ君だっているからさ、包丁で追い掛け回されたりはしないって」
あてにはならん。
「…いざとなったら盾にしますからね」
「…そーいう笑えない冗談言わないの」

644 名前: ストライク君の悲劇 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 14:03:34 ID:???
どうしても不安だ。前を向いていても殺気が漂っているようでならない。
…こっそり後ろを見てみた。

「イージスさん凄いですね!包丁捌きがそんなに速いのに、正確です」
「そんなに凄いか?…まああまり自慢することじゃないが、ありがとう」
「だってこんなに切り口が…どんな使い方もバッチリですね」
「俺はいつもは自分で料理してるからね。最初は失敗ばっかだけどもう慣れたよ」

口調は男だが普通の会話だ。

「…ストライク君。そっちの野菜取ってくれる?」
なんで俺だけこうなるんだ?

とんでもないスピードでイージス先輩は野菜を切り刻む。
「張り切ってますね」
「だってクリスマスじゃないか。皆が喜んでくれるなら何だって頑張るさ」
「先輩、ちょっと飾り付けの様子見に行ってきていいでしょうか」
「あら、何を言ってるの?駄目ですよ」
「…はい」
だからどうして俺の時だけ!

645 名前: ストライク君の悲劇 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 14:05:58 ID:???
まあ二人も周りに居ればバスターさんの言う通り、変な事は起こらないだろう。
取り敢えずいつものように警戒する必要は…
「こっちの炒飯が出来たわ。向こうに持っていくけど」

!!俺を見捨てるのか!?

「ああ、どんな具合だ?」
「文句無しの出来ね…多分」
「ちょっと食べてみよう…うん、これなら問題ないと思うよ。それじゃ運んで貰えるかな」
「わかったわ」
待ってくれ、行かないでくれ!!

「じゃ、お料理頑張ってねー!」
…行っちゃった。何てこった。

こうなったらブリッツ先輩が最後の砦……ん?
…おかしいな。実におかしい。

何故イージス先輩と俺しかこの空間にいない!!?そんな馬鹿な。
これが…ミラージュコロイド?命があれば、俺も今度習ってみようか…

鼻歌交じりに包丁の音が響く。怖いよ…

646 名前: ストライク君の悲劇 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 14:07:41 ID:???
だが愚痴っていても先は見えない。
取り敢えず今後の戦略を考えよう。
危険が生じた際の対応として…

①応戦

…勝てん。敗北率99%だ。

②説得

…失敗率100%。聞く訳は無い。

③助けを呼ぶ

…不確定要素が多過ぎる。あてには出来ない。

④逃走

…これが一番無難か。

不本意だが、困ったときには逃げるのが一番らしい。

647 名前: ストライク君の悲劇 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:15:08 ID:???
先程から警戒しっぱなしだ。イージス先輩の挙動の一つ一つに注意しなければならない。
包丁を手放しても何を持っているかわかったものではない。油断が死に繋がるのだ。
「…ねぇ、ストライク君」
!!早速来た!
「何でしょうか!?」
一体何をするつもりだ。
そう思って見ると、先輩は鍋で色々なものを煮込んでいた。
とりあえず襲い掛かってくるような感じではない。
「量はこれくらいでいいのかしら?」
「はぁ…俺は何人来るのかわからないんでちょっと」
「……そう」
良かった、セーフだ。
安堵しながら、それでも警戒を怠らずに作業に…………………かかるわけにはいかないかも知れん。 

妙だな、寒気がする。
…きっと冬だから寒い、それだけだ。きっとそうに決まってる。
そうでなきゃ気のせいだ。そうだ、イージス先輩は関係無いに決まってる。
自分に言い聞かせるんだ。
関係無い関係無い関係無い関係無い関係無い関係無い…

「ストライク君?」

!!つい現実逃避で警戒を怠っていた。

648 名前: ストライク君の悲劇 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:16:08 ID:???
「今度は何でしょうか!?」
…はっきりと感じるぞ。とうとうヤバいモードに入った!
流石は俺。先輩との付き合いの長さは伊達じゃないぜ。
という訳でさり気なく、そしてゆっくりと俺は距離をとりつつ答えた。

「ストライク君、火がとっても綺麗だよ…ここの油を使えばもっと綺麗に燃え上がるかな」

危険度MAXだな。距離をとり始めたのは正解だ。

「駄目です。調理室の備品が燃えてしまいますよ!」
まだ出口まで距離がある。時間を稼がねばならないが、考えが無い。不味いぞ。
「そう、火は駄目なの」
「駄目です」
まだ遠い。くそ、何か引き延ばせるような話題は…
「…ならいいんだけど。ストライク君、今日って雪は降らないのかなぁ」
「天気予報で言ってましたが微妙らしいです」
今度は何を言い出すつもりだ。
「残念だな…白い雪も良いんだけど…」
良いんだけどどうしたんだ?

「赤い雪も見てみたいな」

ヤベェ。

「赤い雪が降る地方なら実際にあるそうです。確か赤い砂塵が核になってどうとか…そちらに行っては」
「そういう赤じゃなくって…」
…やはりアレか!?

「ねえ、赤い雪作ってみない?」
「いや雪は降るかわからないんですってば!!」
ちょっと早足で歩く。
「…ううん、やっぱり雪は要らない。あなたがいればいい。だからさ…」

…手には包丁。そしてゆっくりこちらに歩いてくる。俺の為すべき事は唯一つ。

思い立ったが吉日とはよく言ったもんだ。さっさと逃げれば良かった。
「先輩、ちょっとトイレに行ってきます!それじゃ!」
「!」
この際走って逃げる。確実に彼女を刺激することになるが、逃げられればこっちの……ん!?
「…何でよ?何で逃げるの!!!!?」
何でかはこっちが聞きたい位だ。それにしても大変だ。すぐに追いついてきた。
「大丈夫だよ、私も一緒に逝ってあげるからさ…だから逃げないで、ねえってば!ストライク君!」
メチャクチャ速い。計算外だ。
…もしかしたら俺は逝くかも知れない。
死んだらバスターさんとブリッツさんは道連れにしてやることにしよう。
絶対呪ってやる。

649 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:17:34 ID:???
「じんぐるべるべーる、じんぐるべるべーる、すずがなるのです!」
「…寒いな。イータちゃん元気だね…」
本当に廊下はとても寒かった。冬ということを考えれば当然だったんだが。
「でもバカツキが要る教室よりはマシですよ」
「どうしたですか?はやくたんけんにいくのです!」
子供は本当に元気だな。
「…もしかしておにーたんたちたいくつですか?」
「そんなことないさ。ただ、ちょっと寒くてね」
「ほんとですか?」
「ああ、大丈夫。心配してくれてありがとう」
「ならいいです!たんけんするです」
そう言うと走って行ってしまった。
「やっぱ子供は素直でいいですね。バカツキやアホガイアも見習えってんだ。…いや、駄目だ、そんなになったら想像するだけで吐き気がする」
「まあ純粋なのは良いことだ」
「アイツらは純粋な馬鹿ですがね…おーいイータちゃん。あまり遠くに行っちゃ駄目だぞ!」
「わかってるです!」



「ぎゃあああああ!誰か助けてくれぇーーーーーー!!!!!」
「ねえストライク君、どうして待ってくれないの!?言ってるでしょ、私も一緒に逝くから大丈夫よ!」
冗談じゃない。何でクリスマスに散らにゃならんのだ!
…だがしかし、斬りつけられるのも時間の問題なのか?いや、そんなわけにはいかない。
走り続け、あらん限りの声を絞って、何度も何度も俺は助けを求めていた。

650 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:19:09 ID:???
「…先輩、何か聞こえません?」
「何かって…」
言われて耳を澄ます。
(助けてくれーーー!)
(お願いだから止まってよ!すぐに楽になるんだから!)
クリスマスなのに、随分物騒な事言ってるな。
「これってストライク!?大変だ、助けに行かないと!」
「そうみたいだね」
「ふぇ?なにしにいくのです?」
「…イータちゃん、来る?ちょっと危ないけど」
「なにするのですか?もしかしてたんけんですか!?」
何をするって…この子に説明は難しいかな。
「そうだね…」
わかりやすい説明なんて出来るかどうかはわからないが。
「イータちゃんはお姉さんが喧嘩してるのは好き?嫌い?」
「いやです!…でもへんたいさんをやっつけるのはべつですけど」
「…それじゃお姉さんがその…『変態さん』?に襲われてたらどうする?」
「とめるです!」
「ならそういうこと。彼も止めに行くんだよ…カッコつけて言うなら、『仲間を守る為に行く』のかな」
「?」
「ま、わからないならいいよ」

でもさっきドレッドノート君を救ってたら、後の展開は厳しかったろうけどな。

もしやっても本当に格好良かったかどうかはわからないしね。

651 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:21:38 ID:???
「嫌だあぁぁぁぁぁぁ!来ないでくれぇ!」
ヤバイ、死ぬ!あともうほんの数十センチほどの距離しか開いてないぞ!
「止まってよ、もう少しなんだから!!」
「助けてくれぇぇ!!!!!!!」

「ストライク!?無事か、どこにいる!?」

……曲り角から声が!インパルス!?助けに来てくれたのか!
「インパルス、ここだ!助けてくれ!!!」

「何処だって!?」

…アイツ使えねぇ!たった今素通りしてしまったじゃないか。
ご丁寧にも壁に張り付いてたぞ!ビビッて避けたか!?
助けに来たと思わせながらなんて奴だ。役立たずめ!
…まだ叫んでる声が聞こえる。

「ストライク、どうにかしてこっちに戻れ!!」
何だって!?冗談じゃない!
「戻って来い!そうすりゃ俺達が何とかするから!」
無茶だ、死んじまう!
…しかしこのままではいずれ殺られるのか。
仕方が無い、アイツに賭けよう!
652 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:24:21 ID:???
「インパルス君」
「何です」
「さっきの『俺達』って…俺も入ってるのかな?」
「当然でしょう。先輩が援護、俺が片付ける。作戦はさっき話した通りです」
やれやれ。俺に死ねというのか?
「あのおねーたんこわいです」
「イータちゃん、その傘貸してくれるかな?」
「?」
やはりやるのか。
「おにーたん、だめです!しんじゃうです!あのおねーたんとってもつよいです!」
さすが、あんなお姉さんがいるだけのことはある。わかっているじゃないか。
「…大丈夫だよ」

そうして彼は、静かに傘を構える。
…まるで本当の剣の様に。

「えーと、それじゃお嬢さん」
「…なんです?」

「元剣道部員にして現役長刀部員の実力…」

いつもの表情は何処にも無い。

「…とくと御覧あれ」

…そして研ぎ澄まされた瞳を向ける。

653 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:25:37 ID:???
「止まってよぉ!一緒に死ねば大丈夫よ!」
畜生、どこで振り返る!?
…イージス先輩の刃物の扱いは完璧だ。
普通に行っても切り刻まれるだけだ。

素人がプロを相手にするには突飛な行動での撹乱しかない。『兵は詭道なり』か…

…やるか。

全力で走って多少距離を開けた後、俺は倒れ込む。
限界が来た、と思わせるように。
「…やっと止まってくれた?」
「いや、もう逃げても無駄らしいんで」
チャンスは一瞬だ。逃がす訳には行かない。
「大丈夫。私もすぐ逝ってあげるから!」
イージス先輩は包丁を大きく振り下ろす。今だ!
「!?」
とっさに後ろに下がる!後はこのまま…
「何で避けるの!?」
二撃目はしゃがむことで避けた。これならいける!
脇を潜り抜け、そのまま後ろを取った。
そして俺は、偶然置いてあったダンボールを踏み台にして飛んだ!
「!ストライク君!」
イージスさんは咄嗟に後ろに包丁を振る。
だが三撃目は空中で、四撃目はその後天井を蹴った反動で何とかやり過ごした。
やったぞ!!今日の俺は冴えてる!って喜んでる場合じゃなかった。
とにかく距離を稼いだし、後ろも取った。後はインパルスを信じて走るしかない。

654 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:27:08 ID:???
ストライク君がこっちに走ってくるようだった。彼の方はうまくいったらしい。
「先輩、お願いしましたよ!」
「…自信は無いけどね。やってみる」
十分に距離は開いている。作戦通りいくとしよう。

インパルス君の声が脳裏に響く。

(先輩はできるだけイージスさんの武器を減らしてください)
(どういうことだい)
(イージスさんが得意とするのは主にナイフ型の刃物です。
一本だけならまだ打ち合う自信はありますが、二本で襲って来るとなるとナイフ型の方が小回りが利く為、『あるみゅーれ』では不利です。
そしてイージスさんはその類の刃物は大量に持っていると考えておいたほうが無難でしょう)
(一本なら勝てるかもしれない…か。しかしどうやって?)

「プロトジン君!?何で邪魔するのよ!どいて!」

(問題はそこです。如何に武器を消費させるかですが)
(どうするんだ)

(方法は簡単です。投げさせるんですよ)

655 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:29:05 ID:???
…少々情けないが俺は上履きを投げる。

案の定、避けられた。そのままこっちにナイフを投げてきたぞ!
「邪魔あぁぁぁぁ!」

(距離が開いているなら、こちらが飛び道具でかかればイージス先輩のことでしょう。必ず応戦してくる筈です)
(それで消費させる?)
(邪魔者はすぐにでも消したいと思うでしょうから。手持ち以外は全部投げると思います)

十三本は飛んできただろうか。だが俺はその全てをかわし切った。やったぞ!
「何で?何で一本も当たらないの!?私のナイフがどうして!」
これぞ戦略だな…インパルス君には感謝せねば。

(だがどうやって避ける?俺だったら最初の一発で昇天かもしれない)
(結論から言うとそれは自力でやってもらうことになりますが…自分の見解だけ伝えておきます)
(というと?)
(イージスさんは強い。動きも速いし、投擲も正確だ)
(…)
(ですが彼女には重大な弱点がある。…彼女は絶対に致命傷しか狙わない)
(なるほど。ある程度は読めるのか。しかしそれにしたって)
(イージスさん位になれば急所の位置程度は把握している筈です。ならそこを狙ってくるのが普通でしょう)
(!?急所が何箇所あると思ってるんだ!)
(イージスさんの性格を考えて下さい。飛び道具で来るならどこを狙うと思いますか?)
(…投げて、一撃で、ストライク君を殺せるような場所、ということかな?)
(飛び道具である以上、胴体部は確実に死ぬとは限らない。手首、関節を狙うのも困難。ならば他には?)

(…頭部、または首?確かに一発でアウトかも)
(おそらく…手足でも狙われたら仕方がありませんが。その時はすぐに駆けつけます)


かなり難しかったが、彼女の目線、手の動きで狙いを判別することは出来た。
一本だけ掴む事も出来たぞ!極限状況の人間は凄いんだな。

656 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:36:30 ID:???
「何で邪魔するのよ!どいてぇぇぇ!」
イージスさんは接近戦でカタをつける気だ!
接近戦は勝ち目が無いだろう。だがこんな時の為の作戦だ。
この後はインパルス君が相手をする予定だ。
ちらっと後ろを見る。

しかし彼はまだ構えている。目を閉じたままだ。
だがここで焦らせてはいけない。集中しているのを乱すことになる。

「邪魔ぁぁぁ!!」
だからといってここに居ては斬られるだけだ。
ストライク君と並んで走って逃げる。

…!?彼がキッと目を見開く。
そしてこちらに走ってきた。心の準備は出来たのか。

「インパルス君、後は任せたぞ!?」
「了解!」

そして傘を振り翳し、インパルス君は駆けて行く。

「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「死ねえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

657 名前: 死闘 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:41:39 ID:???
…一瞬、何が起こったのかわからなかった。
包丁は床に突き刺さり、インパルス君はへたり込む。
イージスさんは倒れた。勝ったのか?

「…危なかった。死ぬかと思いましたよ」
「やったのか!?」
「気絶させただけですけど…暫くは起きないと思います」
「やられた部分とかは無いのか?」
「ええ、平気です。…全く、一体何なんですかこの人。素人の動きじゃありませんよ」
「俺と心中するのが生き甲斐らしいから…ああ恐ろしかった。インパルス、助けてくれてありがとうな」
「そいつはどうも…ってイータちゃんに先輩も、何呆けてるんです?」
!まさか見蕩れてたとか言うわけにはいくまい。
「いや、凄いなぁと思って」

…妙だな。イータちゃんはインパルス君を見たまま驚き、呆然としていた。

「…おにーたんかっこよかったです!!!!!」

なるほど、納得。
「えぇ!?いや、その、格好良いって言われても…」
「何言ってんだ、照れんなよ」
「うるさい、イージスさん起こすぞ」
「なっ!?」
「ほんとにすごくてかっこよかったです!イータかんげきです!」
「…はは、ありがと」

…傘を手に取った時の彼の表情は、確かに格好良かった。

昔の武士は刀を持った途端に別人になるとか聞いたが…彼は違うな。

彼は、守る為に刃を握った。だからそれだけできっと格好良かったんだろう。








いや、握ったのは傘だったな。


658 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:43:45 ID:???
「いやぁインパルス。色々押し付けて悪いな」
「…取り敢えず間に合いそうだ。ったく、お前も世話が焼ける奴だな」
そう言う彼の前には料理の山があった。スゲェ。
「お前凄いよ。イージス先輩には勝っちゃうし、こんなに手際はいいし」
「そう言うならもっと感謝しろ。跪け」
「おやインパルス君、冗談も大概にしようじゃないか」
「ま、そう言うなら冗談ということにしようか」
「おにーたんはりょうりもおじょうずなのですか!?すごいです!!」
「…どうもありがとう」

「それより先輩、イージス先輩はどこに運んだんです?教室とか言わないで下さいよ」
一応保健室だな。必ず風紀委員の誰かに『しっかり見張って貰う』ように頼んだ。
「そうですか、あの人達も一緒なら無茶な真似は出来ませんよね…ありがとうございます!」
俺だって血のクリスマスなんか見たくないからな。
別の場所では既に起こっているかもしれんが、まああの人は多分何をしても死なないし。
「それじゃそろそろ教室に行ってみるかい」
「はーい!」
「ストライク、俺達が助けてやったんだから全部運べよ」
「えぇ!?ちょっ、待てよ、そんな!」

659 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:47:41 ID:???
教室の準備は結構進んでるみたいだな。皆せっせと動いていた。飾りもかなりの数だ。
…あ。ハイペリオンさんがこっちに向かって来るな。イータちゃんに気付いたようだ。
「あ、おねーたん!」
「イータ、一体何処に行ってたんですか」
「ぼうけんです!インパルスおにーたんがすごくかっこよかったのです!」
「冒険…ですか?それにインパルス君が?」

…殴りすぎて赤くなった様な感じの拳だったが、気にしないでおこう。

「ああ、先輩達が付き添ってくれたんですね」
「おねーたんはへんたいさんはやっつけましたか?」
「それがね…あと少しという所で邪魔されてしまって」

「当然です!」

「!」
ダガーさんがいつの間にか後ろにいたじゃないか。
「…当然、ですか。どうして先輩が邪魔するんです?
あんなストーカーで不死身でどうしようもなく変態で(ピー)な(ピー)なんか庇う理由なんて無いでしょう」
「…まあその通りだけど。流石に一時間近くサンドバッグにされてたら見ていられなくてね」
「あと少しで仕留められたのに…」
「仕留められたら学校が困ります!死人が出たら問題でしょう!?
…はあ。どうしてクリスマスだというのにこんなに騒動が起こるのかしら。
イージスさんといい貴女といい…少しは限度というものを考えて下さい!」
「…わかりました。 出 来 る だ け 気をつけましょう。イータ、おいで」
「はーい」

660 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:48:55 ID:???
一時間もサンドバッグって…
「ダガーさん、今の話は一体?」
「聞いた通りでしょう。それとも疑問でも?」
「結局ドレッドノート君はどうなったんです?」
「ああ」
そう言ってハイペリオンさんの去っていった方向を見た。
やはり風紀委員としては暴力沙汰は気になるのか。あ、でも今朝は見捨てたな。
「どうなったといっても、痣だらけになったことを除けばどうにもなっていませんよ。心配しました?」
「そりゃあ気になるでしょう。外から叫び声が聞こえたくらいですよ」
「あれだけ殴られたものだから私も気になりましたけどね、無駄でした。あんな人は殺したって死にませんよ」
「それもわかる気が…きっと不死身伝説は揺るがないんでしょうね」
「全くね」
不死身、変態、ストーカー…凄い言われようだ。

「おーい、プロトジン先輩!」
ストライク君?君は確か運んでる筈じゃ…
「何?」
「頼みます、手伝って下さい。あれ全部は無理です…」

…やれやれ。

「わかった、手伝うよ」
「本当ですか!?ありがとう!」
「仕方が無いわ。私も手伝いましょうか?」
「是非!」
「運び終わったらいよいよ始めましょうか。そろそろ飾り付けも終わるでしょう」

今年は賑やかなクリスマスだ。
一人で過ごすなんて馬鹿馬鹿しい考えだった。楽しそうじゃないか。

…でもちょっと賑やか過ぎるかな?
随分と騒動があった気が…気にしないほうがいいな。

661 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:53:02 ID:???
「へえ、凄い」
運び終えて入って来ると、教室は様々なイルミネーションで彩られていた。
やっぱりクリスマスなんだな。今更ながらそう思うほど綺麗だった。
「綺麗じゃん。生徒会も本気かな?」
「バカツキが見栄張ってんだろ。朝から大変な目に遭って疲れた、早いとこ食っちまうぞ」
「異議無し、だな。先輩、それじゃお先に!」
君達、散々な目に遭った割に元気だぞ。
「ここは早い者勝ちだよな!ってええぇ!!?」
「どうした!?(グイッ!)げぇ!?何だ?」

「貴方達、まだパーティーは始まってませんよ?」
…さっきから忙しそうだな。風紀委員も大変だ。

「いいじゃないですか!始まるったってどうせバカツキのくだらん演説でしょ!?」
「こら、インパルス!」

「…貴方達?」

空気が変わった。本気か?
「!はいっ!」
「まあこのまま行くのならそれでも良いけれど…覚悟はあるんでしょうね?」
「?」
「?!だってあんな奴の話なんか聞いてられません。先に食います!」

「…なら彼らのようになっても構わないのかしら?」

「!!!」
「?」
彼ら?
インパルス君はびっくりしている。何か知ってるのか。
「いえ、俺はフリーダムみたいなことは!」
「…ならいいけど。最後まで楽しみたいなら最低限のマナーは守ることね。忘れたら私はもう知りませんよ?」
「はい…」

こうして見るとダガーさんも恐ろしい人だ。

662 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 15:59:04 ID:???
『えー、マイクテスト、マイクテスト…』
アカツキさんの声だな。もう始まるのか。

『えー、本日は日曜日にも関わらずここに来てくれてありがとう。
それではこれよりクリスマスパーティーを始めます!
それじゃ楽しんでいってねー!メリークリスマス!!』
インパルス君の心配も無駄だったな。
手短な始まりの挨拶だった。

「馬鹿げた演説は無かったか」
「腹減った…そして疲れた」
「今度こそ始まったな。それじゃ先輩、お先に」
「同じく」
「…ああ」

一人になった。
テーブルには料理がたくさんあったので、今がっつく必要も無いだろう。
そこらをうろついてみるか。


…椅子に巻きつけられている人達がいるな。

「頼む、僕を行かせてくれ!せっかくクリスマス会に来たのにこれじゃ」
「ケーキの蝋燭で射的を始めたのは誰です!?今日はここで反省してください、しっかりとね!」
…そんな愉快なことになってたんだ。
「俺は関係無いんだ、放してくれ!」
「やめてよね、ジャスティス君」
「止めなかったので同罪。以上!」
「…ああ、ジャスティス先輩とのクリスマスが…」
「仕方がありませんわね」
「ええ、仕方がありませんよ!ここでたっぷりとパーティーを見ててください!」
ダガーさんも大変だ。

663 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:00:14 ID:???
「OH、なんてことでしょうか!ボクの故郷の料理とオナジです、スバらしい!ああ、こっちは寿司が!」
こっちにはプロヴィデンス君か。
「嬉しいのはいいんだけど、静かに食べようね」
「…スイマセン、プロトジン君」
「別にそこまで落ち込むほどのことじゃないってば」
「申し訳ナイ。ソウですね、クリスマスデスから楽シミましょう!ウキウキするでーす。他のヒトも来れば良かったデス」
「来れば良かった?誰のこと?」
「テスタメント君とリジェネレイト君、アウトフレーム君です!」

…不良の人達?いや、悪い人達じゃないのは知ってるが…
確かに見かけてないな。

「何で来れないの?」
「えーと…テスタメント君はサンタを探しに行くのダそうです!」
そりゃ夢のある話で。

「何でもサンタが猟師にヤラれた写真を見つけたラシいのでス。ソれで驚いてサンタの生存を確認スルらしくて」
妙な画像が出回ってるもんだ。

「他の人はどうしたんだい?」
「リジェネレイト君は確か…ああ、クリスマスバーゲンとか言ってマシタ。人形を買うトカ」
「…」
安くなったフィギュアを狙ってるのか。

「アウトフレーム君はライブの取材ヲ…確かT.M.Rデシタか」
「ああ。クリスマスライブをするんだっけ」
「ザク(橙)君達カッコいいです…ハァ、ボクも何か歌えたら」
「…何か一つ位は歌えない?」
気分が良ければ歌ってそうな人だし。

「イイのですか?歌って」

質問の意味を取り違えたようだが。ま、問題無いだろう。
クリスマスなんだから多少歌ったって文句言う人はいないだろうし。

「…まあ俺は構わないけど。聞いてみたいし…ただ周りに迷惑にならないように」
「わかりました。それじゃ…イキマス。

Dashing through the snow,」 

なるほど、そう来たか。

664 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:01:42 ID:???
「In a one horse Open sleigh,  O'er the fields we go,  Laughing all the way」

クリスマスに相応しい曲だな。しかも中々上手い。
日本語版じゃないのも何か新鮮だ。

「Bell's on the bobtail ring,   Making spirits bright,   

What fun it to ride and sing a sleghing song tonight!  

 Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!」

T.M.Rとは趣が違うが、これはこれで悪くないな。

「Oh, what fun it is to ride, In a …うワァ!何ですか!?」
何がどうしたんだろう。
「?!アナタは誰ですカ!?」
彼の後ろに誰かが立っていたらしい。

「いまのうた、もういっかいきかせてくださいなのです!」

イータちゃんか。
「イータがしってるのとはちがうです、おしえてください!」
英語版は聞いたことないか。まあおかしくは無いな。
「うーん…あー、イータちゃん?」
「なんです?」
「多分聞いても訳がわからなくなるだけだと思うんだけど、それでも?」
「ききたいです!」
「じゃ…プロヴィデンス君、どうぞ」

「…イータちゃん、デスか?」
「はい!」
「そレじゃ今から行きマス」

そうして彼は、大きく息を吸い込んだ。

665 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:02:39 ID:???
「Dashing through the snow, 


In a one horse Open sleigh,


O'er the fields we go,


Laughing all the way;


Bell's on the bobtail ring,


Making spirits bright;


What fun it to ride and sing a sleghing song tonight!


Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!


Oh, what fun it is to ride, In a One horse open sleigh!


Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!


Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh!!!」

666 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:07:35 ID:???
歌い終わったみたいだな。
「すごいですおにーたん!ほかのうたはないですか?」
「まだマダ沢山アリます!

we wish you a merry christmas…」
「!もっとおしえてくださいです!」

どうやら意気投合しちゃったか。
まあ楽しく過ごせればそれが一番だろう。俺が口出しすることじゃない。

「Jingle, bells! Jingle, bells!」
「じんぐるべーる、じんぐるべーる!おねーたん、こんどはあっちのがたべたいです」
「わかったから落ち着きなさい!」

俺も何か食べてこようか。

…クリスマスの過ごし方なんて知らなかったけれど。
それでも皆といれば、凄く楽しくなるんだな。
一人で過ごすなんて馬鹿みたいだったな。

皆と居るとこんなに楽しかったんだ。
こんなに素晴らしく過ごせるんだ。

何だか人間って素晴らしい。

667 名前: クリスマスパーティー [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:11:37 ID:???
時計を見ると、もう結構な時間が経っていたらしい。
…皆随分長い間、飲んで食って騒いでたな。

「あ、プロトジン君!楽しんでる?」
「?はい…ってええぇぇ!?」

…凄く輝いてる衣装だった。黄金のサンタとはこのことか。

「何ですかその格好は」
「ああコレ?大したことじゃないよ」
「…大したことじゃないって」
「クリスマスだしさ、今日着る服をお父様に頼んだら…まあいいや。それで楽しんでるかな?」
「まあお陰様で。まあちょっと大変な目には遭いましたけど」
「大変?ああ、イージスさんに勝っちゃったんだって?」
「勝ったのは俺じゃないです。俺は援護だけで」
「どっちにしろ凄いって。…ってそうだ、言い忘れてた」



「この後二次会をやろうって決めたんだけど、来るかな?」
「二次会?まあ予定もありませんし行ってよければ」
「本当?ありがとう、それじゃ早速他の人にも教えてくるよ!」

…?教えてくる?

「…決めたのは一体何時なんでしょう」
「ほんの五分前、かな」

…はは、アカツキさんらしいや。

「それじゃここには何人来てるんでしょうね」
「さあ?」

絶望的だな。悲惨すぎて涙が出るよ。

「…手伝いましょうか」
「ありがとう!」

何だか上手く嵌められたのか。それとも俺が馬鹿なのか?

「何処に行くと言えばいいんです?」
「T.M.Rライブ会場!」
「わかりました」

ま、いいさ。悪気は無さそうだったし。

668 名前: いざ路上ライブへ [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:13:12 ID:???
「あのバカツキ!今更決めやがって、急なんだよ!」
かなり不満そうだ。しかも寒いな、流石は冬。不満は大きくなる一方だろう。
「そう言うなって」
「あー寒い。アイツがいるとやってられん。畜生、マジで殺るか?」
「インパルス君、落ち着いてってば」
「うるせぇバクゥ!決めたぞ、殺ってくる!」
「へ?」

なんて事だ。アカツキさんに向かって真っ直ぐ走って行ってしまったじゃないか!
散歩で発散した筈のイライラが爆発したか。

「こんのバカツキィィ!」
「ん?」
「死ねぇぇぇ!」



が。



「 や め て よ ね 」



鋭い蹴りが炸裂した。
…もう何も言うまい。
「一体何?」
「さあ」
「先輩カッコいいです!」
「おのれアホガイア…ガクッ」
「君が僕に勝てる訳(ry」

哀れになってきた。見るのはやめよう。

669 名前: いざ路上ライブへ [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:14:27 ID:???
「おねーたん、これからどこいくです?」
「どこって…うーん、ライブと言ってわかるでしょうか」
「?」
「わかりませんよね…どう説明しましょうか」
「簡単さイータちゃん!皆で歌を聴きにいくんだよ!ってぐあぁ!!」
「説明ありがとうございます。後は心置きなく消えろ!!」
「そんな馬鹿な、今日は君と一緒に過ごすんだい!」
「死ね!!!」
「ぎゃっ!」

こっちも悲惨だ。しかしあれだけの怪我でまだ動けるとは…不死身は伊達じゃないのか。

「おねーたんいっちゃったです。たいくつです…ふにゃ!?」
「…誰?」
「うう、ぶつかってごめんなさいです…(かおがみえないです)」
「…」
「あっ、わたしはイータなのです。はじめましてなのです」
「…クスッ。可愛いね…」
「ふぇ?」
「…何でもないよ」
「デストローイ!そんな所で止まっちゃって何やってんの?」
「あ!ガイアねーたん」
「あらイータちゃん。どうしたの」
「おねーたんがへんたいさんをやっつけてるです」
「…そう。なら暫く帰って来ないね。だったらしょうがないね、私達と一緒に来ない?」
「はい!」

こっちは和やかだな。クリスマスはこうあって欲しいものだが、全員がそうなるのは無理らしい。







「 掲げた~ それぞれの灯を~ 」

「 命と~ 咲か~せて~ 」

む。歌が聞こえてきた。ライブ会場に来たようだ。

670 名前: いざ路上ライブへ [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:20:44 ID:???
(キャー!コッチムイテー!)
(カッコイイー!)
凄い観客数だ。T.M.Rの人気恐るべし。
人混みで本人達が見えない。

「さぁ、次はMETEORだ!」
(キャー!!!)
「アカツキさん、凄い人数ですよ。これじゃ絶対見れませんって」
「うーん、決めるのが遅かったのかな」
まあそれはあるだろうな。

「 嘆き光~ 波に飲まれ~ 」
「 痛みの中、 君は目覚めて~ 」

「残念ね。皆、仕方が無いからここで聴こうか。ちょっと遠いし騒がしいけど」
(エェー!?)
(ハァ?)
「聴こえるだけましでしょ。それじゃ静かに」
(チッ)
(クソッ!)
(バカツキ!)
「…大変ですね」
「ま、いいよ。慣れてるしさ」

…普段は気楽だけど、この人も結構嫌なことはあったんだろう。
無能なのに嫌気がさしたから、俺は諦めたのに。彼女は今も頑張ってる。

きっと皆のことを想ってるから、楽しませてあげたいと思うから、だからきっとめげないんだろうな。

「 光はまた~ 空に墜ちる 」
「 望むだけの~ 熱を捧げて 」
「 崩れ落ちゆく 過ちの果て~ 」
「「「 最後の夢を 見続けてるよ~ !」」」
(キャーーー!!)
(グフクンサイコー!)
(ザククンカッコイイヨー!)
(ジンクンガンバッテー!)
「みんなー、ありがとうなー!」
「来てくれて嬉しいぜ!」
「寒い中本当にありがとう!」
「それじゃ今日はおしまい!」

「「「ありがとうな~!」」」

671 名前: いざ路上ライブへ [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:25:20 ID:???
「なんだ、二、三回歌ったら終わっちゃった。やっぱり来るのが遅かったかなぁ」
「そういうことですね」
「それじゃ三次会でも…」
まだ続けるつもりなのか?
「だってそんな機会そうそう無いし…?何騒いでるのかな?」
「?」

「ガイアちゃん、来てくれたのか!?」
「え!?いや、ちょっと先輩、あの…」
「!?おい、ザク(橙)!」
「落ち着け、その子は…」
「まさかこんなトコで会うとは思わなかったぜ!」
「人の話を聞…ぬがぁ!ぶつかるな、そして止まれ!」
「さーて、それじゃ行こうかガイアちゃん!」
「だからあの、違うんです!」
「止まれってばザク(橙)!!」


「ガイアさんが?」
「いつの間にあんな所に?」
妙だな。一緒に学校を出た筈だ。あんな所にいられるわけがない。
「一体なんでガイアさんがあんな所に」
「私はここですよ?」

「ここなのです!」
「私がどうしました?」
謎はさっさと解けてしまった。
すると連れて行かれたのはワイルドダガーさんか。
可哀相に。残りの二人に助けられることを祈ろう。

672 名前: 白き夜に [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:32:00 ID:???
「 扉の 向こうへ~ 」
「…アカツキさん?」
「 優しい手を 振り翳して 」
「アカツキさんってば」
「?ああごめん。ライブなんか行くから触発されちゃって」
「まあ構いませんが。でもアカツキさん、もう暗くなってきましたよ」
「ホワイトクリスマスは皆で過ごしましょ!」
「何を言ってるんですか。ついでに雪は降るかどうかわからないようです。予報で言ってました」
「…ああ、そう。ま、いいよ。もう着いちゃったもんね」
着いた?
「…ショッピングモールじゃないですか?」
「そう、その通り。 いい、みんな!!!よーく聞いて!!!!!」
「!?」
急に大声を出すので驚いたじゃないか。

(ウルセェバカツキ!)

「それじゃ今からクリスマスショッピングターイム!」

何だって?

673 名前: 白き夜に [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:33:44 ID:???
「?」
「一人で彷徨うも良し。恋人や友人達と一緒に語らうも買い物も良し!!皆思いっきり楽しんできて!」
自由時間という訳だな。

「それじゃフリーダム、行きましょう!」
「あ、うんわかった」
「先輩も早く!」
「いや、俺は…」
「早く行きましょう!」

「ハイペたん、聞いたかい!?さあ恋人同士行こう…ってうわぁ!?」
「まだ死なないとはしぶとい人ですね!いい加減くたばれ!!!!」
「君がいる限り僕もまた不滅なのさ!」
「さっさと死ねって言ってんのよ!!!!!!!」

「ふー、イージス先輩は撒いたのかな?」
「さあ?さっき見かけたから見つかるのも時間の問題じゃない?」
「!!!アンタ達は!」
「何なら呼んであげる?」
「頑張って逃げてくださいねー」
「調理室ではよくも俺を見捨てたな!!」
「あれ、そうだった?」
「僕はずっとそこにいましたけど?」
「何!?隠れてたんですか?」
「いやあ、危なくなったら助けるつもりだったんだよ。廊下でもずっとついて行ったし」
「はぁ!?」
「まあインパルス君が頑張っちゃったけど。その後実は調理室でも手伝ってあげたんだよ、気付いてた?」
「気付く訳ないでしょう!大体どうしてそんなことを!死ぬかと思ったんですよ!?」
「だってほら、面白そうでしょう?」
「!!許さん!!!」
「あ、イージスさん」
「!?」

「んじゃあ俺はバイクの部品でも見に」
「炒飯食べよっと」
「楽器は置いてあるかな?」
「ギロロ。これより作戦を練るであります」
「僕はペットショップに」
「…特売に行かなきゃ」
「お前の服でも選んでやるよ。さっさと来な」
「…うるせぇよ。服だけでギャグの良さが決まる訳じゃねえ!…そして服は俺が!!」

674 名前: 白き夜に [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:35:55 ID:???
「みんないなくなっちゃったです」
「…うん」
あちこちで起こったことに気を取られていたら、いつの間にかみんないなくなっていたじゃないか。クモの子を散らしたようだったな。
ストライク君とドレッドノート君は無事だろうか。ふとそんなことを思う。
「おねーたん、またへんたいさんをおいかけていっちゃったです」
死ななきゃいいけどね。まああの不死身っぷりなら何とでもなるか。
「おにーたん、おひまですか?」
「うん、そうだけど何か?」
「おねーたんが、くらくなったらひとりでいちゃいけないっていってるです。
『ドレッドノートみたいな変質者に遭います』っていってるです…?なにわらってるです?」
「ああ、いや何でもないよ」
「それで、あの…イータについていてくれるですか?」
「わかった、いいよ」
こんな小さな子、放って置く訳には行くまい。
「ありがとうです!それじゃおかいものにいきたいです!」
「…財布は持ってるかい?」
「!」

聞かないほうが良かったかも。

「わすれたです…おかいものいけないです…イータバカです…」
やはり持っていなかったか。むう。
だからってここでずっと待たせるのも可哀相だな。仕方が無い。
「まあ大丈夫だって。俺も自分の財布は持ってるから何か欲しいものがあったら言いにおいで」
「…いいのですか?」
「いいよ。…ただ、程々にね」
すると笑顔が戻ったじゃないか。
やっぱり子供には笑顔が一番だ。
「イータうれしいです!おにーたんありがとうなのです!」
「…そこまで言うほどじゃないよ」
「それじゃいくのです!」

675 名前: 再会 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:37:21 ID:???
「それで何を買うのかな?」
「おかしです」
子供らしいな。
「…俺はここにいるから。見ておいで」
「はーい!」
そうして元気良く走って行った。
「あまり慌てちゃ駄目だよ!」
「はーい!」
聞いているのかいないのか。

「うー、どれにするかまようです」
…かれこれ十分は悩んでいるだろうか。
値段を気にしてるのだろうか。そこまで気を使わなくてもいいのに。
「まよっててもしょうがないです、これにするです!」
とうとう決まったか。……ん?
「…」
「…」
イータちゃんと男が同じ菓子を握ったまま止まった。
「…おじさんごめんなさいです。どうぞなのです」
「おじさんはちょっとやめて欲しいですね」
「うー、ほんとうにごめんなさいなのです」
「いえいえ、遠慮することはありませ…?君は…」
「どうかしたですか?」
知り合いだろうか。まあ人が良さそうで変質者という感じではなかったが、念の為俺は彼を凝視していた。
話は続く。

「おじさんどうかしたですか」
「いや、大したことではありませんよ」
「…へんです。どこかであったことあるですか?」
「まあそうですね」

何だろう。繋がりが見えん。

「?あったことあるですか………あ!」
「?」

「めいしゅさんですか!?」

盟主だって?
学校で誰かがそんなこと言ってた気もするが、良くわからん。

676 名前: 盟主からのプレゼント [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:38:35 ID:???
「おや、思い出して頂けましたか」
「めいしゅがどうしてここにいるですか?」
「たまには外に出ないといけないでしょう。丁度クリスマスだし買い物ついでに、ね」
「めいしゅもおかしたべるですか?」
「いけませんか?」
「あっ、そんなことないです!!」
「クスッ。それより君はどうしてここに?」
「おかしをえらんでたのです…あそこのおにーたんがかってくれるのですけど、あまりたかいのはだめなのです。めいわくなのです」
「…そっちの彼ですか?」

そう言ってこっちを笑顔で見る。
何だ、この落ち着いた物腰は…只者じゃないな。

「そうですか、それでこれを取ろうとした訳ですね」
「はい」
「君はこれが欲しいんですか?」
「…はい」
「…それじゃ質問を変えましょう。君の好きなお菓子は何でしょうか?」
「えーと、あっちのくっきーなのです」
「…なるほど。それじゃちょっとここで待っていて下さい」
「?」

677 名前: 盟主からのプレゼント [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:40:01 ID:???
そのまま「盟主」はレジに行って会計を済ませてしまった。何する気だ?
…戻ってきたぞ。

「はい、それじゃどうぞ」
「どうぞって?」
「これですよ。好物なんでしょう?」
見ると、その手にはクッキーの袋が握られているじゃないか。
それもついさっきイータちゃんが指し示した物だ。
「!いいのですか!?」
「プレゼント、というにはケチ臭いかもしれませんけどね」
「うわぁ、ありがとうなのです!」
「それにそっちの彼もきちんと君を見ていたことですし。彼にはご褒美ということでこれを」

む。結構距離があるのに俺の視線まで気付いてたんだな。
やっぱり只者じゃない。

「おじさ…じゃなくてめいしゅさん、ありがとうなのです!」
「いえいえ、どういたしまして」
「ほんとにありがとうです!」
「それじゃ。いつかまた会えたらいいですね」

そうして彼は去ろうとした。

「あ、そうそう」
「?」
「メリークリスマス、そして良い新年を、ね」
「ふぇ?」
「…やっぱり何でもありませんよ」

…去り際、彼が呟くのが聞こえた。

そしてコートのポケットに両手を突っ込む。

盟主、か。中々格好良いじゃないか。

678 名前: 不運な人 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:41:01 ID:???
「くっきーおいしいです。(ムグムグ)めいしゅありがとうなのです」
「…それで盟主って誰なんだい?」
「めいしゅはめいしゅです」
「あ、そう…わかった」
盟主…何者だ?
「うー、さむいです。おにーたん、おみせにはいらないですか」
「…うーん、君のお姉さんがすぐわかる場所にいた方がいいと思うけど」
下手に連れて行ってハイペリオンさんに出くわしたら、本当に変質者扱いされかねない。
「おねーたんまだたたかってるですか?」
「多分ね」
「もどらないですか。まだむかえにはこない…うう、ほんとにさむいです…」
…耳に手まで真っ赤になってるな。可哀相になってきた。
「わかった。暖房の効いてる所にでも行こうか」
「はーい!」
しかし何処に行こうか。やはり無難にファミレスか?
「…おにーたん」
?イータちゃんが俺の袖を引っ張ってきた。どうしたんだ。

「どうかしたかい?」
「あっちにたおれてるひとがいるです」
「何だって!?」
クリスマスにそんな目に遭うなんて不憫だ。一体今日は何人が犠牲になってるんだ。
俺達はすぐに駆け寄った。
イータちゃんがすぐに様子を見る。さすが子供は足が速い。
「…すごいきれいなかみのけなのです!」

「アカツキおねーたんみたいです、すごいです!」
「そんなのはいいから早く。怪我とかしてるかい?」
「わからないです」
「取り敢えず運ぼう」
そうしてその人を担ぐ。
なるほど、驚くのも無理は無い。凄い金髪だ。どうも女性らしい。


ちょっと待て。金髪の女性だって?


…………………………!


「まさかアマツさん!?」
「だれです?」

間違い無い、それは確かにアマツさんだった。

679 名前: 不運な人 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:42:56 ID:???
「全く、済まないな。人前で気絶とは不覚だった」
「ふかく?」
「ああ、気にしないでくれ」
「…どうして今日はこんなに問題が多いんでしょうか」
一体なんてクリスマスだ。
「本当にどうしてあんな所で?」
「…まあ、私も買い物でもしてのんびりしようと思ってたんだが…それに…その…なんだ」
「?」
歯切れが悪い。何だろう。随分恥ずかしそうだ。
「……ほら、い、一応クリスマスだしな…だから、その……あれだ、うちの弟共にも…えーと…」
そういうことか。素直に言えばいいのに。
「プレゼントですか」
「!?ああ、そう、それだ!プレゼントだ」
「プレゼントを選んでてどうして倒れるんです」
「私もいろんな所を回ってて…いやプレゼントなんて何でも良かったんだけどな」
「…」
「そしたらあそこで妙な男がぶつかってきてな。迂闊だったよ」
「ぶつかってきたって…」
スリ?それとも本当の変質者に狙われた!?
「それってマズくないですか」
「いや、心配には及ばん。財布の中身は揃ってたし、気絶してた時間もそう長くは無かった」
一応無事、か。
…すると何でぶつかったんだ?
「しかし気絶するほど強くぶつかるというのは…」
「ああ、大丈夫だよ」
「しかし相手がもし変質者だったら」
「多分そんな大事じゃないさ」
「?と言うと」
「随分幸せそうな表情だったぞ。私が思うに、きっと奴には何も見えてなかったんだろ」
「変な人がいるんですね。一体誰です?」
「知るもんか。ただ……そうだね、山ほど何か持ってたな。
多分人形かな?いや『ふぃぎゅあ』?そう言った方が良いのか?その類の物にはちょっと疎くてな」

………………へぇ、納得。なんてわかりやすいヒントだろう。

680 名前: 不運な人 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:44:06 ID:???
「…犯人に心当たりはあるんですか」
「知らないよ。第一気にしたって仕方あるまい」
なら、一応『彼』の首は繋がった訳だ。
「災難だったな、全く」
「怪我とか無いんですか」
「足がちょっと痛い。でも応急処置はした。イズモももう呼んである」
「タフですね」
「怪我は今に始まったことじゃないしな」
「…ご苦労様です」
まあ迎えが来るならそんなに心配は要らないだろう。
「それじゃイータちゃん、アマツさんも何か食べません?暖かい物でも」
「いいのか?」
「何なら買ってきますけど」
「そりゃ悪いな」
「イータちゃんは何を…イータちゃん?どうしたんだ」
変だな。アマツさんを見上げたまま動かない。

681 名前: 不運で、だけど優しい人 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:46:46 ID:???
「ええとイータだっけ?どうかしたかな?」
「おねーたんのあし…」
「…足がどうしたのかな?」

「すごくいたそうにしてるです」

「!」
「!?」
「いたそうです…がまんはよくないです」

「…おや、バレたか」
「バレたってアマツさん、平気なんですか!?」
「言ったろ、処置はしたんだって。そう悪化はしないよ」
「でも、がまんはよくないです!」

「…イータちゃん」
「ふぁい?」
「心配してくれてありがとう。優しい子だね」
「…」
「でも私は平気なんだって、だから大丈夫さ。そんなに辛そうな顔をするもんじゃない」
「ほんとにへいきなのですか?」
「大丈夫!だからそんな顔しないでさ、笑った方がいいぞ?」
「え?でも」
「子供には笑顔が一番似合うからな」
「…こうですか?」
「そう!」

アマツさん、何だか立派な人だな。

俺は何も言わずに買いに行くことにしよう。


「あー!おにーたん」
「む、買って来てくれたか。本当に悪いな」
「いえそんなことは」
「あんまんです!あったかいです!」
「…コンビニ弁当か。まあいいさ」
「すいません、何を買ってくるか聞かなかったんで」
「…お前の分は?」
「もう食べてきちゃいました」
「成程」
「それじゃおねーたん、いっしょにたべるです」
「ああ」

なんとも微笑ましい光景だな。ドレッドノート君に見せたいくらいだ。

「おいしいです!」
「うん、こっちも中々旨いぞ」

682 名前: 最高の贈り物 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:48:24 ID:???
暫くして、俺は静かに立ち上がる。
なんとなく、外の景色が見たくなった。

「おにーたん、どこいくです?」
「もう帰るのか?」
「あ、いや外でも見に行こうと思って」

「…ああ。そうか、そうだな。ならこの子も連れて行ってやれ」
「何のことです?」
「なんだ、気付いてなかったか?」
「だから一体何のことですか」
「フン、まあいい。行けばわかるよ。それならさっさと行って来い」
「??」
「おねーたん、どうしたですか?」
「多分ね、とてもいいものが見えるから。行っておいで?」
「わかったです」

いいものとは一体…?

まあ行けばわかるらしい。気にしないでおこうか。

683 名前: 最高の贈り物 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:49:42 ID:???
「…すっごくきれいなのです!!!」
…外に出て驚いたじゃないか。
なんと一面が雪に覆われている。
アマツさんはコイツのことを言ってたんだな。全然気が付かなかった。
「ゆきなのです、きれいです、すごいです!!」
そうしてイータちゃんは転げ回る。
…本当に楽しそうだった。
「?」
「先輩?」
「あ、イータちゃん!」
ガイアさんにインパルス君にデストロイさんじゃないか。
いかにも買い物帰りといった感じだ。
「インパルス君、バイクの部品はもういいのか?」
「ふふん、完璧ですよ。これで俺のコアスプレンダーは無敵だ!」
「バカインパが何言ってんの」
「あぁ!?余計なお世話だ、アホガイア!」
「…喧嘩…しない…ウェーイ」
「…まあそうだな」

そして聞き慣れた声が聞こえた。

「?どうしたんだい、こんなんじゃ僕は全然諦めないぞ」
「…もう殴る気も失せました」
「本当かい!?ならこれからデートに…(ゴスッ)!?何をするんだ、痛いじゃないか」
「これから兄さんとイータと、あと実家の妹たちのプレゼントを決めなければならないんですよ。
アナタのせいですっかり忘れてました。だからアナタに構う暇は無いし、そのつもりもありません」
「おや。しかし僕へのプレゼントを忘れていないかい」
「あの世への切符くらいなら今日と言わずいつでも差し上げますけど」
「またまた、冗談を言う君も可愛いじゃないか」
「……ああ、丁度良い物を思いつきました」
「!そうか、僕のプレゼントを思いついたか…ん?そんな所で屈んで何を?」
「見てて下さい」
「…雪玉かな?雪合戦でもしようと?いや、それにしては大きいじゃないか。そんなに大きくしてどうするんだい」
「さあ?どうすると思います?」
「…うーん。はっ、わかったぞ!まさか僕に投げようと!?」
「正解!そして死ねぇ!」
「なっ!?ギャアアアアア!」

684 名前: 最高の贈り物 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:50:41 ID:???
「インパおにーたん!」
「ん?何だ?ぎゃ!!」
…まともに雪玉を喰らった。
「何すんだよ、突然!?」
「ゆきがっせんです!」
「いきなりは卑怯…こら、アホガイア、やめろ!」
「いいじゃない、せっかく降ったんだし!」
「…あー諸君。元野球部でもある俺に勝負を挑むとはいい度胸じゃないか!お前達、俺のコントロールは正確だぞ!喰らえ!!!」
「ふにゃ!うう、まけません!」
「痛!げっ、ちょっと待ちなさい、何発投げてくんのよ!?やったわね!」
「ふん、俺に敵うと思ったか!!」
「何ですって!?行くわよイータちゃん、デストロイ!」
「はい!」
「ウェーイ!」
「なっ、三対一!?冗談じゃない、先輩、援護を!先輩?!」
俺には何も聞こえないな。たった今から俺は背景だ。
「ちょっ、先輩?!」
「覚悟なさい!!」

「何馬鹿な事やってんだか。アンタのファッションと同じ位ね」
「…なら、馬鹿をやれよ。お前もさ」
「ハッ、何言ってんの!?……でも…」
「どうした?」
「……いいな……楽しそう…」
「…素直に行って来い」
「…うん」

685 名前: 最高の贈り物 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:52:44 ID:???
…辺りを見回してみる。

「ハイペリオンさん、何をやってるんです!?」
「見てわかりません?ゴミを埋めてるんですよ」

(オチツクンダハイペタン!!!イクラボクデモシンジャウジャナイカ!)

「!!ドレッドノート君がその雪山の中に!?何てことを!」

………………ま、死なないだろ。

「なんとかイージスさんに会わずに済んだかな?全くブリッツ先輩もバスター先輩も…」
「私が何?」
「!?」
とうとう遭遇したな。
こっちは殺されるかもしれん。助けに行ったほうがいいだろうか。
「…ね、ストライク君」
「はい!?」
「空を少し見てみて」
「へ?どうして」
「いいから!」
…?おかしいな。襲いかかる気なんか全く無さそうだ。
何でだろう。さっきストライク君を追いかけてた時とはまるで違うな。
ストライク君に抱きついているじゃないか。傍目から見たら痛いカップルにも見えるぞ。
どういう風の吹き回しだろう。

686 名前: 最高の贈り物 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:53:48 ID:???
「…雪が降ってますが」
「とても綺麗じゃない?」
「はぁ」
「…こんなに綺麗なのにそんな感想しか出ない?」
「いや、そんなこと言われても」
「だったら仕方が無いね…えい!」
「?ってうわああぁ!?」
顔面から雪に突っ込まされた。彼にしてみればいつもと比べると何でも無いだろうが…
「あははは!」
「#$%&*!何するんですか?!」
随分人が変わったな。

これはどういうことだろう。雪に感動したとかいうオチじゃないだろうが、よくわからない。

…でもこうして見ると、本当に無邪気にはしゃいでるようだ。

やっぱり年相応の少女なんだろう。

「あははははは!ストライク君ったら雪まみれ!」
「アンタのせいでしょ!」
「でも、そういう雪もすっごく綺麗!」
「はぁ!?」
「イータちゃんにデストロイさん、こっちにも投げてあげて!」
「(゚д゚)!?」
「ストライク、いい所に来たな!手伝え、支援しろ!!」
「いくでーす!」
「ウェーイ!」

まさかこれがクリスマスの奇跡ってやつだろうか。

いや、変な考えをしてしまった。これが奇跡なら随分ケチな奇跡だ。


…だってそんな奇跡が無くたって、それでもきっと彼らは笑う。それは、本当に楽しそうに。

笑顔で日々を過ごせる、そっちの方が俺にはよっぽど奇跡に思えるね。

687 名前: 最高の贈り物 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:54:54 ID:???
空には雪が、そしてここには笑顔があった。

…雪は深く静かに降り積もり、

明るい声が、高く辺りに響き渡る。




贈り物なんか無くたっていい。

だって俺にとっては、彼らの笑顔が贈り物だから。

ここに降る雪が贈り物だから。

今日のこの日、過ごせるだけで嬉しかった。

白き夜景に響く声、それはきっと最高の贈り物だ。




…本当に、何て素晴らしいクリスマスだったんだろう。

688 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:56:19 ID:???
長々と駄文を失礼しました

689 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 16:59:28 ID:???
長編乙!

690 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 17:02:29 ID:???
GJ!!あんた神だ!
ほぼ全てのキャラが活躍してるし、設定の使い方も上手い!!

691 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 19:04:49 ID:???
いつもながら超GJです。
このスレにとって最高のプレゼントだったよ。

692 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/25(日) 20:09:27 ID:???
クリスマスに長編をありがとう
キャラの特徴がつかめてるところがなんとも

693 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/26(月) 07:56:41 ID:???
そろそろ次スレの時期だな

694 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/26(月) 08:19:24 ID:???
え、もう容量ヤバい?

695 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/26(月) 20:33:21 ID:???
保守

699 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/28(水) 13:14:56 ID:???
 ,⌒⌒ヽ
ノ V从从) もうすぐお正月です!
ξζ*・∀・) イータモ オトシダマ モラエル?
 (__)

700 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/28(水) 14:50:26 ID:???
CE学園学生寮、学習室
(DVDデッキに「年末特番」と書かれたディスクを挿入)
デストロイ「……じゃあ、再生しますよー」
ガイア「いやークリスマスパーティーに浮かれててすっかりあの特番のこと忘れてたわ。録画してくれてありがとデストロイ」
フリーダム「やっぱりシンがいいよねー、最後まで自分の信念を曲げずに戦ってて。34話とかすごくかっこいいし」
ガイア「そうですよねー先輩♪」
デストロイ「あれ…?ガイアちゃんって確か…前にオルガのファンだってむぐぐ」
ガイア「(デストロイの口をふさいで)デストロイ、こう言う場ではそういう発言は控えて」
フリーダム「ところでガイアちゃん、インパルス君は?」
ガイア「バカインパですか?あいつならデストロイが誘いに行ったんですけど、本編見てないから分からないって言って
部屋にこもってるみたいですよ」

インパルスの部屋
インパルス「…分かってるよ。だから正月にはデスティニーと帰るって」
ミネルバ「本当に?本当の本当?」
インパルス「本当だよ!」
ミネルバ「お盆にもそんな事言って、結局帰ってこなかったじゃない!帰ってこないとお年玉あげないわよ」
インパルス「だから、今度は帰るって言ってるだろ…全く、いい加減子離れしろよ」
ミネルバ「なに生意気な事言ってるの。まったく、二人ともこっちの学校に入ればいいのにこんな遠い所に入って。
心配するほうの身にもなって欲しいわ」
インパルス「まだ言ってんのかよ」
ミネルバ「そう言えば、カオス君たちやザクスプレンダーちゃんは元気?」
インパルス「あー。カオスは妙なファッションに目覚めて、ガイアは相変らず色ボケで、アビスは運動会の騎馬戦で大暴れして、
ザクスプレンダーはまだ部活が決まらないが…一応お袋の知ってる連中は全員元気に生きてるよ」
ミネルバ「…??なんか妙な事やってるみたいだけど…。元気なら安心ね」
インパルス「とにかく年明けたら帰るからな。土産は何がいい」
ミネルバ「そうねー。あんたが前に電話で言ってた、ブラストシルエットレーズンジャムって言うの食べてみたいわ」
インパルス「あー…買えたらな。そんじゃ切るぞ、俺にはいろいろ用事もあるんだ」
ミネルバ「何もう切るの?つれないわね。じゃあね、インパルス」(ピッ)

デスティニー「兄さん、電話?誰から?」
インパルス「お袋。正月には帰って来いってよ…あんまりしつこいから帰るって言っちまったが、お前予定とか大丈夫か?」
デスティニー「大丈夫だよ。僕もそろそろ帰らないとなーって思ってた所だし」
インパルス「ならいいけど」
デスティニー「ところで兄さん。学習室でフリーダム先輩達が何か見てるけど、一緒に見ないの?」
インパルス「ああデストロイがそんな事言って誘いに来たな。フリーダムの野郎と何か見るなんて冗談じゃねえっての。
それにあのアニメ本編見てないから話がわからねえし…あの茶髪の優男が主人公だったか?」
デスティニー「半分違うよ兄さん」

701 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/28(水) 14:53:13 ID:???
ミネルバ 女

インパルスとデスティニーの母親。旅館で働いている。
いまいち子離れできてなく寂しがりな所があり、昔からよく友達や親戚、息子の友達や先輩後輩、担任、近所の人、
果てはその辺を歩いてただけの知らない人まで家に泊めてしまう困った癖がある。
インパルスとデスティニーが遠くのCE学園に入るのに最後まで反対していた。

学習室
テレビやDVDデッキの他にもスクリーンや黒板、様々な参考書や問題集などもある。
本来は静かに自習をするための部屋だが、実質はみんなでDVDやスポーツの中継を見るための部屋と化している。

702 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/28(水) 18:03:10 ID:???
>>700->>701
可愛いおかんハァハァgj!

703 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/28(水) 18:09:07 ID:???
>>700-701
Gj
ジャムに対してのトラウマになってなきゃいいんだが

704 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/29(木) 01:23:48 ID:???
雪風が頭に浮かんだ俺は負け組みさ・・・・

705 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/29(木) 14:34:51 ID:???
>>704
,〃⌒`ヽ 〃⌒ `ヽ
( 从∧从) Li∧iVi i <<イ㌔
( ζ*・∀・) i(゚∀゚*i |

706 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/29(木) 23:51:32 ID:???
>>700-701
GJ!
そして保守

709 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/30(金) 23:02:03 ID:???
保守

710 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/31(土) 19:54:43 ID:???
それぞれの年越し

ファミレス
デスティニー「後ちょっとで年明けか。…レジェンドちゃん、ずいぶんそのケーキが気に入ったみたいだね。これで7個目だよ?
他にも一杯ご飯とか食べてるのに」
レジェンド「だって…美味しい、このケーキ」
デスティニー「それなら何よりだけど…(不思議だなぁ、去年まで女の子と話す事が苦手だった僕が、年明けをこうして
レジェンドちゃんと過ごしてるなんて)もう1個お代わりいる?」
レジェンド「うーん…」
デスティニー「何?もうおなか一杯かな?」
レジェンド「違うの…口の中が甘くなったから、グラタンも食べたくなって…頼んでいい?」
デスティニー「!!!」

プロトジン「(コーヒーを飲みつつ)デスティニー君が座ってるテーブルすごいな…料理の皿が回転寿司の皿みたいに積み上がってる」
メサイア「おや?プロトジン君じゃないか」
プロトジン「あ、教頭先生」
メサイア「どうも、こんばんは…この前は災難だったね。トラックが家に突っ込んで来たんだって?」
プロトジン「ええ…でも家はレイスタ君たちが直してくれましたし、あとは正月に帰省するついでにエアコンとかも買ってきて
生活を持ち直そうと」
メサイア「大変だね、君も…そういえば2年前も大晦日に会ったね。確か、君は冬休みだというのに生徒会室で書類を整理していた」
プロトジン「はい。終わってから用務員さんに叱られましたよ」
メサイア「ああ、あの時は…っと、どうもいかんな、年のせいかこうやって昔の事ばかり思い出してしまう。もっと未来に目を向けなければ」
プロトジン「ええ。そうですね先生」
デスティニー「(タッタッ)うー、トイレトイレ…あ、教頭先生とプロトジン先輩。先輩は行かないんですか?年越しカラオケ」
プロトジン「年越しカラオケ?」
デスティニー「デュエル先輩たちが、向かいのカラオケ屋を全室借り切って宴会やってるんですよ」

カラオケ屋
インパルス「俺の歌を聴けーーーーー!!」
ガイア「やかましいバカインパ!!」
デストロイ「ま、まあまあ…」
グフ(橙)「いいじゃないの、楽しいって事はいい事よ?」
フリーダム「うん。僕も楽しい事は好きだよ」
インパルス「キーノオーノーアメハ♪ヒガーシーノマーチイニー♪」
バクゥ「なあ…インパルスってカラオケになると突然声優みたいな声を出すよな」
ガイア「なんか知らないけど、女性ボーカルの曲を歌うために趣味でボイストレーニングやってたんだってさ」
バクゥ「な、なんでまたそんな真似を…だいたい、どんなトレーニングしたらあんな声が?」
ガイア「さあね、バカの考える事はさっぱりだわ…と、ところでフリーダム先輩。私と愛のデュエットを一曲」
フリーダム「ごめん、僕デュエットの曲知らないんだ」
ガイア「…(がっくり)」
711 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/31(土) 20:03:38 ID:???
ミー「クズレーオーチーユクー♪」ティア「アヤマーチーノーハテ♪」
ミー&ティア「サイゴーノユーメーヲー♪ミーツヅーケーテールヨー♪」
エターナル「(ぱちぱちぱち)…たまには、みんなでこうやってお酒を飲むのも楽しいですわね」
パー「エターナル先輩、顔が赤いですよ」
ドム「あー、なんかお姉様酔ってるぅー?…ウィック(フラフラ)」
トルー「お前が一番出来上がってるじゃねえか。ビール三本も開けやがって」
アビス「ところでカオス、その服何?」
カオス「ああ。年越しにふさわしく、スウェーデンの民族衣装を赤色でアレンジしてパナマ風に仕上げてみたんだ。
しかも、電飾が仕込んであってこうスイッチを入れるとピカピカ光るぜ、どうだ?自信作なんだが」
アビス「ヘン」
セイバー「かっこいい…(ウットリ)」
アビス「エーッ!!?Σ(゚Д゚;)」

ジンフエゴ&ジンテンペスター「アイワナビアビップスター♪キミガズットームチューナソレーナンーテエローゲ♪」
地中型グーン「歌詞が違いませんか先輩方?」
ザク(白)「さあ今夜はオールナイトだぜコラァ!!」
デュエル「夜明けまで誰も帰さんから覚悟しろよキョシヌケ!!」
ゾノ「そうそう派手にやるぞお前らあ!!」
ブリッツ「うるさいのが三人も集まって来て通常の三倍うるさいよこの部屋」
ジャスティス「ま、まあまあ…賑やかでいいじゃないか」
ザク(赤)「そうですよねジャスティス先輩!私とデュエット歌いましょう」
グフ(白)「あら、ザク(赤)さん?あなたはソロの方が向いているんじゃない?私はデュエットじゃないとあまり上手じゃないから」
ザク(赤)「先輩のほうこそソロのほうが歌唱力を発揮できるんじゃないかしら?」
ザク(桃)「ジャスティス先輩っ☆私と歌いましょうよー☆」
ザク(黒)「はいはい三人とも止めてください」

とくむ荘の近所
ハイペリオン「さあ早くお家に帰りましょう…兄様がお酒とおつまみを待っています」
イータ「はい!でも…おねーたん…あの塀の向こうからキモいスクランブルが」
ドレッドノート「(ザザッ)ハイペたーん!!今年最後に熱い夜をキミと(バゴボキガスボガス)」
ハイペリオン「(パンパン)最後までしつこい人ですね…今年の思い出と一緒に冬の太平洋に投げ捨てて差し上げましょうか
この屑にも等しい(ピーーーー)野郎さん!?」
ドレッドノート「それは僕とイタリア風にお正月を祝いたいという事だねハイペた(ガスッ)」
ハイペリオン「消えろ消えろ消えろッ!!(ガスガスガス)(踏みつけ×108)」

ドレッドノート「(首から下が地面に埋まった状態)ハァハァ…ハイペたん、来年こそキミを射止めてみせるよ…」
イータ「おねーたん、へんたいさんがまだこっちみてるです」
ハイペリオン「見ちゃだめですイータ。あ、メネラオスさん」
メネラオス「おう、ハイペリオン。それと…イータちゃんだったかな?」
イータ「は、はじめましてです!イータです」
ハイペリオン「メネラオスさんはお出かけですか?」
メネラオス「ん?いや、今帰るところだよ。さっきまでパチンコやってたんだが、家内から年越しぐらい家族と過ごせって言われてね」
イータ「としこしはおうちにいるひとと…じゃあ、あのひとはひとりなんでしょうか?なんだかかわいそうです」
メネラオス「あの人?」
イータ「めいしゅさんです…あのひと、ひろいおうちにひとりです」
メネラオス「めいしゅさん…ああ。大丈夫だよイータちゃん、盟主さんにも、ちゃーんと一緒にいてくれる仲間がいるからな」
イータ「ほんとですか?」
メネラオス「ああ」

712 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/31(土) 20:07:44 ID:???
隣町の屋敷
   「さて、そろそろ年が明ける頃ですかね」
(ピンポーン)
   「おや?こんな遅くに来客とは」


   「どなたですか?」
メビウス「どーもー!!飲みに来たよー!」
フォビドゥンV「お邪魔しまーす!!」
ジン(飛行)「メネラオスさんは家族サービスで来れないみたいですけど…年明けぐらい、一緒に飲みましょうや」
ネルソン「酒もつまみもたっぷり用意してありますぜー!」
エグザス「単車はそこのスタンドにみんな停めてあるからバレる心配もないですし」
ジオグーン「え?え?えーと、先輩…ここって確か有名な幽霊屋敷だって」
ウィンダム(ネオ)「う、うん…もしかして誰かいるんですか?先輩達、やけに親しそうに話してますが」
ミストラル「ぶっはっはっは!!そういやテスタメントに頼んでそう言う噂流してもらってたんだっけな」
ドレイク「まあ楽しみにしてな、中に入ってからお前らにも噂の真相を教えてやるよ」
   「やれやれ…一人で静かに年を越そうと思ったんですけどね。じゃあみなさん、入ってください」


クサナギ邸
アカツキ「今年は楽しかったね、タケミカズチ」
タケミカズチ「はい、お嬢様」
アカツキ「来年はどんな楽しい年にしようかな」
タケミカズチ「ではお嬢様…私はそろそろ空港まで行かなければ」
アカツキ「正月になったら実家に里帰りするって行ってたね、そう言えば…じゃあタケミカズチ、良いお年を」
タケミカズチ「はい。お嬢様も良いお年を」

713 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/31(土) 21:00:02 ID:???
>>710-712
GJ!このスレの住人も良い年を!

714 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/31(土) 21:26:06 ID:???
>>712
GJ!ジン二人の歌ワロスw
皆さん、どうぞ良いお年を。

715 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/31(土) 21:34:21 ID:???
>>710-712
鬱な気分がどっかいっちゃったよ!GJ!

716 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2005/12/31(土) 23:15:23 ID:???
年越し乙です
うー、トイレトイレってあんた

717 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 00:26:58 ID:???
ちょっと遅いが、あけおめ

718 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 01:20:32 ID:???
CE学園学生寮
TV「みなさん、明けましておめでとうございます!!」

アマツ「せっかくの年越しにつき合わせて悪かったな。デュエル君たちも誘いに来たんだが、どうも病み上がりに騒ぐのは不安でね」
グーン「気にしないで下さい。私もああいうノリは苦手で」
ストライク「いやあ、健康第一っすよアマツさん」
イージス「無理に騒いで怪我をしたら大事だからね」
レッド「そうそう。去年は姉さん怪我が多かったから。今年はストライク君の言う通り健康第一で行かないとね」
アマツ「ふふ、そうだな」
ストライク「じゃあ改めてみんな、あけましておめでとう!(レッドフレーム達とコップで乾杯)」
レッド「おめでとう!!」
イージス「ああ、おめでとう」
グーン「おめでとうございます」
アマツ「おめでとう、みんな」
ルージュ「(ガチャッ)おめでとう愚弟!!」
ストライク「(コップを落とす)ね…姉ちゃん?」
ルージュ「どうも、皆さん。あけましておめでとう御座います」
ストライク「姉ちゃん、一体何の用事で…?」
ルージュ「何の用事で、じゃない。さあ家に帰るぞストライク!正月はヘリオポリス神社へ初詣に行き、そして先祖代々の墓に
一年の平和と躍進を誓うのが我が家のしきたりだと承知しているだろう」
ストライク「でも、姉ちゃん」
ルージュ「言い訳無用!じゃあ皆さん、こいつ貰って行きますね…あ、イージスさん」
ストライク「!!」
イージス「何ですか?」
ルージュ「一緒に来ませんか?弟のことも色々聞きたいですし」
ストライク「ちょ、ちょっと姉ちゃん!!?」
イージス「いいんですか?僕も」
ルージュ「恥ずかしがるな、イージスさんは乗り気みたいだぞ?この色男」
イージス「じゃあお言葉に甘えて…お供させてもらいます。行こう、ストライク君!」
ストライク「誰か、誰か助けてー!!!?(イージスとルージュに引きずられていく)(ズルズルズルズル)(バタン)」
アマツ「ストライク君も大変だな…」
レッド&グーン「う、うん…」

アッシュ(ヨップ)「ゲロゲロリ。さて、無事新年を迎えた所で…」
アッシュ(オルア)「さっそく新年最初のトラップをご開帳であります!!ギロギロギロ」
アッシュ(クラブリック)「クーックック…エターナルが着けていったあの髪飾り型爆弾は、新年を過ぎるまではただの髪飾りでありますが…
2006年になった後は凶悪な小型爆弾と化すであります。しかも今度はこの通り、ちょっとやそっとの衝撃じゃ爆発しない!(カンカン)」
アッシュ(ヨップ)「おお!完璧であります!!これで奴の髪型はアフロ確定であります!!」
アッシュ(オルア)「ギロギロ!さあ後はこのスイッチを押して、新年から奴にトラップを味わってもらうであります!」
アッシュ(ヨップ)「ところでクラブリック、さっきカンカン叩いてたのは何でありますか?」
アッシュ(クラブリック)「それはもちろん、髪飾り型爆弾…あれ?エターナルにつけたはずなのになぜここに?」
アッシュ(オルア)「…えっ?(カチッ)」
(チュドドーン!!)

719 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 01:23:52 ID:???
スカイグラスパー「(ため息)はぁ……部長が帰ってきたらどう言い訳しよう、グライダー部がつぶれた事」

ギニア高地
ステルスディン「今ごろ、あいつらは新年を迎えている頃かな。待ってろよ、もう少しであの秘奥義が完成する。
そうすれば我がグライダー部の未来は明るい!!(跳躍)トアァーーッ!!(飛び蹴りで岩石を砕く)」


カラオケ屋の外
インパルス「……ふぁー眠。流石に夜通しだとみんなきついみたいだな」
デストロイ「うぇー…目がくるくるする」
ガイア「まあ、みんなかなり酒も入ってたしね。さっきデュエル先輩達の部屋覗いてきたけど、そっちももうみんな寝ちゃったみたいだし」
インパルス「俺も、寮に戻って寝るかな」
デストロイ「待って…新年の挨拶がまだ済んでないよ」
インパルス「毎日会ってんだから、別にいいんじゃねえか?そう言うのは」
デストロイ「だーめ。ちゃんとやらなきゃ…じゃ、明けましておめでとう。ガイア、インパルス」
ガイア「うん、明けましておめでとう…って、フリーダム先輩に1番に言いたかったんだけどねホントは。
まあ仕方ないからあんたらで我慢してあげるわ」
インパルス「そりゃどうも。明けましておめでとう」


ガイア「さー、今年こそフリーダム先輩に告白して二人で甘い生活をするよー!」
インパルス「やっぱお前の抱負はそれか…来年も同じ抱負にならないと良いがな」
ガイア「なんですってこの初バカインパ!!あんたの方こそ「今年は部活を潰さないよーに」とでも抱負にしときなさいよ」
インパルス「だからアレはバカツキの無駄遣いの所為だって言ってんだろうが!!」
ガイア「何よ!!」
インパルス「何だよ!!」
デストロイ「二人とも…新年早々喧嘩はだめぇえ……」

720 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 02:04:32 ID:???
>>718-719
乙そしてGj
新年初めてのネタをありがとう


721 名前: 鍋会ネタ [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 02:17:38 ID:???

三日前

ガイア「へぇー、新年に鍋会ねぇ・・・フリーダム先輩呼んでいいかしら?」
インパ「却下」
ガイア「なによーバカインパ、どこにあなたの決定権があるっていうのよぉ」
インパ「ヤツの口付けた鍋なんか食えるかよ、それに何されるか・・・」
レッド「よぉ、二人して年末年始の予定か?」
インパ「ン?レッドか・・・(ペカーン)よし、フリーダムも呼んでいいぞ」
ガイア「バカインパにしちゃあ話がわかるじゃないの」
インパ「バカは余計だ」

・・・んで現在

レッド「すまーん、姉さんの見舞い行ってて遅れた」
インパ「揃ったな、まぁ、ここに腰掛けてくれ」
レッド「ありがとう、フリーダム先輩は?」
デスト「ジャスティス先輩もいない・・・」
ガイア「行く途中肉を買ってくるらしいよ、勝手に進めてくれて構わないだってさ・・・ガッカリ」

やはり、レッドとフリーダムは会えない運命なのか?
とはいえこれはいつものことじゃないか、でもお正月こそ奇跡が起こるはずだ・・・絶対に

デステ「そうだった、醤油を切らしててたんだ」
インパ「事前に確認しとけて」

こんなこともあろうかと醤油をカラのヤツにすり替えさせといてよかった
買い物に行かせるような形に話をすすませないと

レッド「んじゃ、俺が買ってくるよ」
デスト「いやいいですよ、忘れたのは僕ですし」
インパ「まぁ待てよ、レッド君も行きたいって言ってるんだしさ」
デステ「兄さん!!」
それに、買う途中でフリーダム先輩に会えるかもしれないからな・・・
ここは我慢してくれ
レッド「・・・ああ、んじゃ行ってくるよ」
全てを察してくれたらしく彼はそそくさと部屋を後にした

722 名前: 鍋会2 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 02:18:26 ID:???
するとその後からフリーダムとジャスティスが現れた
嘆くことは無いいつものことだ
フリーダム「いやぁ、まいったよ・・・何せ途中女子に襲われてジャスティス君を掴んで手を放そうとしないんだから」
ジャスティス「フリーダムがいなかったら浚われていた」

あのジャスティス親衛隊とか言うヤツか?余計なことをしやがって
でも、正月なら肉屋とかはしまっていて当然スーパー等で買うものだろう
そうなればいやでも、会う確率は高くなる

インパ「ところで、さっきレッド君が買い物に出たんですが、見かけました?」
フリーダム「そう言われてもよくわからないな・・・」

まぁ、無理も無い、会ったこともない人間の姿なんて判るはずがない
インパ「こいつです、こいつ。普段着てるように赤い格好だったんで結構目立つと思うんですが」

ここまで来て嫌な予感が脳裏をよぎる
もしかしたら、買い物帰りの途中に親衛隊に襲われた(すれ違いする確立あり)とか
フリーダム先輩らが通った後、工事を始めてたとか(別ルート必須)
もしかしたら、会ったのは会ったが、気づかず素通りすることもある
もしかしたら、レッドを買い物に行かせただけ損したというのか?
そうしたらレッドの骨折り損だ・・・すまないレッド

フリーダム「えっ?ああ、あの赤い人でしょ?寮の前で会ったよ」
ジャスティス「そういや自己紹介もしてたな・・・何だと思ったが」

ええっ?俺は自分の耳を疑った

インパ「い、今なんと・・・?」
フリーダム「だから、さっき会ったって」

とうとう来るべき日が来たのだ

723 名前: 鍋会終わり [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 02:20:25 ID:???

フリーダム「ちゃんと僕に声をかけてくれたけど・・・思いっきり感激してたけど・・・感激されるほどのことをしたかなあ」
インパ「さ、さぁ・・・」
当たり前だ、普通は会えるような距離にいるのに全然会えない人間がようやく会えたんだ
感激するしかないじゃないか
レッド「醤油買って来たぞ、きいてくれインパルス」
インパ「ああ、聞いたよ、さっきフリーダムにあったんだろ?」
レッド「そうだ、ようやくようやく・・・」
二人盛り上がる俺とレッド
それについてこれずに戸惑う一同
等のフリーダムなんか反応に困っていた
そんなことはどーでもいい

インパ「やったぞ、とうとう会わす事が出来たんだばんざーーい!!
・・・
・・・・・
・・・ハッ?」


どうやら俺は初夢をくだらないものに使ってしまったようだ・・・

724 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 02:26:09 ID:???
ではここでメネラオスの妻子おば

ローエングリン:女性
メネラオスの妻で、CE学園非常勤講師
恐妻家、彼女の前ではブルコスやロゴスメンバーはおろかザフトメンバーすら恐れおののく
メビウスは大姉御と呼んでいるが、人前でそう呼ぶと雷が落ちる
在学時メネラオスとはクラスメートであった
因みにメネラオスは会合が無い時放課後塾の講師をしている

ゴッドフリート:男
メネラオスの息子、双子の弟

バリアント:女
メレラオスの娘、双子の姉

725 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 09:46:23 ID:???
>>721-723
GJ!!夢オチワロス

726 名前: 【大吉】 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 13:02:07 ID:???
〃⌒`ヽ
(从∧从)
(ζ*´Д`)<大吉なら今年こそハイペタンとラブラブ!!

727 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 13:02:59 ID:???
〃⌒`ヽ
( 从∧从)
(ζ*´∀`)

 〃⌒`ヽ
( 从∧从 ) クルッ
(ζ*´∀`*ζ)彡



〃⌒ `ヽ
i iVi∧i」
| i#゚Д゚)|<こっち見んな!!

728 名前: 【1291円】 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 13:22:11 ID:???
>>727
ドレッドノートキモスwww


ではわたしは出た額を全てイータちゃんへのお年玉にしようハァハァ

729 名前: リジェネレイトはパチンコで 【627円】 負けた [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 22:09:39 ID:???
(寮の自動ドアを不機嫌な顔でくぐるリジェネレイト)
カラミティ「どうしたの?そんな機嫌の悪そうな顔して…あ、もしかしてパチンコで負けたとか」
リジェネレイト「その通りだよ!くそ、正月だってのにあの店ちっとも出やしねえ!おかしいな、あの台はいけるはずだったんだが」
プロヴィデンス「オウ、元気出してくださーい。ショーブは時の運でーす」
カラミティ「まあまあ、たまにはそんな日もあるって。で、いくら負けたの?」

730 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/01(日) 22:11:17 ID:???
カラミティ「あれ?全然負けてないじゃん。って言うか、どうやって使ったのそんな半端な額」
リジェネレイト「そういやそうだな…よし、もう一回勝負してくる!(タッタッ)」
プロヴィデンス「リジェネレイト君、ネバーギブアップでーす!」

2時間後
カラミティ「で、今度はマジでボロ負けしたって?あっはははは」
リジェネレイト「うるせえ」

731 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2006/01/02(月) 12:52:31 ID:kWTfgof+
保守

732 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/02(月) 22:32:13 ID:???
>>729-730
GJ!リジェネレイト頑張れ!

733 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/03(火) 01:16:05 ID:???
保守ね

734 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/03(火) 15:04:42 ID:???
学生寮
デストロイ「(コンコン)…ダガー先輩、いる?」
ダガー「いるわよ、入ってー」

ダガーの部屋
デストロイ「(ガチャ)お邪魔しまーす…」
ダガー「あら、デストロイさん。どうしたの?」
デストロイ「…やる事なくて…ガイアやインパルスは実家に帰っちゃってるし、テレビは特番ばっかりだし……
外に出かけたりする気もないし…だいいちお金がそんなにないし」
ダガー「娯楽室は?」
デストロイ「今日一日メンテナンスです」
ダガー「そう、ありがと。行く手間が省けたわ」
デストロイ「もしかして…先輩も暇なんですか?」
ダガー「まあね。実家が近いから帰るのもバカバカしいし」
デストロイ「…私と…同じですね」
ダガー「しょうがないから適当にご飯食べて本でも読もうかってね」
デストロイ「(チラッ)…あ、カップラーメン」
ダガー「気になった?それ結構おいしいわよ。「大盛り3倍極辛葱ラーメン「アスハ」(ツン君お仕置きシールつき)」」
デストロイ「先輩でも…カップラーメンなんて食べるんですね」
ダガー「悪いー?私だってご飯作るのが面倒な時もあるのよ…ふあーあ、っと」
   「(ドンドン)オラオラ、強盗だ!金出せ!」

デストロイ「ひっ…ご、強盗?」
ダガー「バカなこと言ってないで入るならさっさとしなさい、リジェネレイト君」
リジェネレイト「(ガチャ)よう、暇人風紀委員長」
ダガー「どうしたのよ。珍しいじゃない、私の部屋に来るなんて」
デストロイ「先輩……こんにちは」
リジェネレイト「デストロイも居るのか。実はさっきパチンコで大勝ちしてな、気分がいいからケーキ買って来たんだ。
おし、可愛い後輩に先に選ばせてやろう!」
デストロイ「うわあ…ホントですか…?ありがとうございます…」
ダガー「お皿出してくるわね」
リジェネレイト「悪いな」
デストロイ「すいません」

デストロイ「ご馳走様でした…先輩」
リジェネレイト「しかしホンット暇だな。もう一回今度はパチスロでもやって来ようか」
ダガー「やめときなさい、負けるだけよ」
(ガシャン)
デストロイ「(ビクッ)」
ダガー「何の音?まるでガラスが割れたみたいな」
リジェネレイト「管理人室からだ」
ダガー「管理人室?そう言えば、寮母さんも帰省しててあの辺誰もいないんだっけ。防犯装置が作動しないってことは
寮母さんが切って帰っちゃったか、それとも壊されたか」

735 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/03(火) 15:09:51 ID:???
管理人室前
ダガー「やっぱり誰かいるわよ…窓も割れてて、破片が飛び散ってる」
デストロイ「…う、うぇ…もしかして泥棒さん…?」
リジェネレイト「(大きな声で)おい!!」
    「!!!(ダダッ)」
ダガー「あっ逃げた!追うよ二人とも。私とデストロイさんはこっちの道、リジェネレイト君は向こうへ!」

泥棒?「(タッタッ)…(ドン)いてっ、何でこんな所に壁が?」
デストロイ「見つけた(泥棒?の肩を捕まえる)に、に、…逃げちゃ…だめ」
泥棒?「み、身動きが取れない!なんだこの壁?」
ダガー「(木刀を持って物陰から現れ)いいわよデストロイ!泥棒さん、観念しなさい。
校則第12条・校内及び学生寮への不法侵入者には、警察へ通報した上で風紀委員が迅速に対応する!」
泥棒?「ちょ、ちょっと止めて」
ダガー「問答無用!!ちぇえーーーい!!」

(ビシバシビシバシボカボカドカドカガスッ)

泥棒?「痛い!痛いですって、ちょっと、ダガー先輩!」
デストロイ「この声って…先輩、ちょっと待ってください」
ダガー「何?悪人に情けは無用よデストロ…ん?よく見たらユン君じゃない」
レイスタ(ユン)「いてて、危なく骨が折れる所だった。ダガー先輩、やりすぎですよ…よく見たらデストロイさんもいるし」
デストロイ「あ…その、…ごめんね(手を離す)」
ダガー「何をしてたの?こんな所で」
レイスタ(ユン)「娯楽室のメンテしてる業者の人に呼ばれたんですよ!!ゲーム機の中に動作がおかしいのがあるけど、
直し方がわからないから来てくれって…」
ダガー「じゃあなんで窓割って入ったりしたのよ!返答次第じゃ家宅不法侵入で通報するよ!」
レイスタ(ユン)「バカ言わないで下さい、俺はちゃんと入り口から入りましたよ!だいたい俺、管理人室の前になんか行ってないです!」
デストロイ「…って事は」
リジェネレイト「見つけたぜ、こんなのが食堂に隠れてやがった」
泥棒「(気絶)……」
ダガー「今度は本物みたいね」
デストロイ「(携帯を出して110番)も、もしもし…警察さん…ですか?CE学園の学生寮ですけど、泥棒さんが…」

(警察が帰った後)
リジェネレイト「ケーキ屋の前から俺をつけてたらしい。羽振り良さそうに歩いてて、大きな建物に入っていったからどこかの金持ちだと
思ったんだと」
ダガー「金持ちどころかギャンブル漬けで綱渡りの生活なのにね」
リジェネレイト「やかましい」
デストロイ「とりあえず…これでみんな、丸く収まりましたね」

食堂
レイスタ(ユン)「(メチャクチャに荒らされた食堂を見て)俺はちっとも丸く収まってないけどな。
管理人室の窓も直さなきゃいけないってのに、この食堂の様子は一体何なんだ…
だいたいリジェネレイト先輩も泥棒一人捕まえるのに食堂がこんなボロボロになるまで大暴れしなくても」
ダガー「ごめんユン君。防犯装置もやっぱり壊されてたみたい。だから、お願いしてもいいかな」
レイスタ(ユン)「…また仕事が増えた(カクン)」

736 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/03(火) 15:11:37 ID:???
食堂
ごはんを食べるための部屋。とはいえ、大体はみんな自室で食事を済ませてしまうのであんまり使われない。

娯楽室
遊ぶ為の部屋。ビリヤード台、ダーツ、ピンボールが設置してある他に、OBが置いていったゲーム機もある。
ゲーム機には古い物が多いので月に一回メンテナンスされる。

737 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/03(火) 16:07:22 ID:???
>>734-735
乙!そしてGJ
レイスタに休みはないんだなあ
レイスタにも乙

738 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2006/01/04(水) 00:40:27 ID:4vp/FXk4
保守

739 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/04(水) 16:23:11 ID:???
イータもお年玉もらったのかな

740 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/04(水) 17:37:48 ID:???
貰って喜んでるイータ・・・うわっ、テラモエス

741 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/04(水) 21:09:29 ID:???
イータがオルテュギア兄さん以外からお年玉をもらう為には
ハイペたんが実家に帰る必要があるわけで

>>453を見ると、ハイペたんは家に帰るのをすごく嫌がる気がするんだがw

742 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/04(水) 21:34:49 ID:???
>>741
つドレッドノート

イータ懐柔の好機だよな、お年玉イベントって。

743 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/04(水) 21:51:14 ID:???
会えばインパルスやガイアとかから貰ってそう
ドレッドノートは・・・近寄ったらハイペたんにボコられてそれどころじゃない希ガス

744 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/04(水) 23:16:20 ID:???
   ,⌒⌒ヽ
  ノ V从从 )
(`ξζ*^∀^)`)
  (__)

>>740
こうですか?わかりません!

745 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/05(木) 02:16:02 ID:???
冗談抜きでカワイイ

746 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/05(木) 19:07:09 ID:???
>>744
テラカワイス!

747 名前: きりたんぽ鍋って美味しいよね [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 00:14:28 ID:???
〃⌒ `ヽ
Li∧iVi i アヒャー…ゾウスイハムリ
i(゚∀゚;i | シルガタリマセン

 ,⌒⌒ヽ
ノ V从从)エェー
ξζ#・З・) ママンノケチー



実話です。

748 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 12:11:24 ID:???
保守

749 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 18:34:29 ID:???
>>743
超高額な小切手を渡そうとしてハイペリオンに止められるアカツキとか。



アカツキ「(サラサラサラ)こんな物かな…(ビッ)はいイータちゃん。少ないけどお年玉ね」
オルテュギア「よかったなイータ。って…イチ、ジュウ、ヒャク、セン、マン、ジュウマン、ヒャクマ…ご…五千万円…??!」
イータ「わーい、おねーたんありが…」
ハイペリオン「待ったーっすみませんがこれはちょっとお受け取りしかねます!!理由もなくこんな大金もらってもいろいろ困ります!!」
アカツキ「あれ?まずかった?」

750 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 20:42:33 ID:???
>>749
アカツキテラスゴスw

751 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 20:46:01 ID:???
>>749
金銭感覚ワロスw

752 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 23:24:03 ID:???
インパルス「はいイータちゃんお年玉。」
イータ「わーいありがとうです。」
ガイア「なんだ、五百円なんて安っちいわねぇ、はいイータちゃん私からお年玉。」(千円)
イータ「ありがとうです。」
インパルス「なんだとー?じゃあさっきの取り消し、はい、改めてお年玉」(千五百円)
ガイア「なによ、私より五百円増えただけじゃない、だったら私はアンタの倍の三千円よ!」
インパルス「じゃあ俺はお前の倍の六千円だ!!」
ガイア「じゃあ私は………………


五分後

イータ「ありがとうございます、だいじにつかうです、ばいばいです」
タッタッタッ
インパルス「俺のお年玉全部あげちゃった…」
ガイア「私もよ…」

753 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 23:29:08 ID:???
>>752
ワロタ、仲悪スwww

754 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/06(金) 23:50:50 ID:???
>>752
対抗しつづける二人クソワロスww

755 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/07(土) 02:04:30 ID:???
インパとガイア何やってんだw

756 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/07(土) 11:51:50 ID:???
仲良いんだか悪いんだかww

760 名前: 通常の名無しさんの3倍 [age] 投稿日: 2006/01/07(土) 21:26:43 ID:???
イージス「わーブリッツずるぅい。」
バスター「おにごっこに銃器はじゃまでござる」
イージス「えーなんでそんなの背負ってるのぉ」
ぶりっつ「あ、ミラコロとけた・・・」
「「あ・・・」」

761 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/07(土) 22:17:21 ID:???
パチンコ屋の裏
リジェネレイト「いやー今日もよく出た。さっそく交換に…お、いつかの坊主」
イータ「イータです!こんにちはなのです」
リジェネレイト「ちょうどいい。お年玉やるよ」
イータ「…?なんですか?これ?」
リジェネレイト「それをあそこの窓口に持っていくとだな、お金に(ガスッ)」
ダガー「小さい子に何させようとしてんのよあんたは!!」

762 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/07(土) 22:36:27 ID:???
>>760
キャラの口調が違うが、乙
>>761
神出鬼没のダガー恐るべしw

763 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 00:34:21 ID:???
リジェネ人気でてきたなー

764 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 11:34:42 ID:???
保守

765 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 12:21:23 ID:???
リジェネか・・・どのゲームにも出ない不遇な機体なのにここでは元気にやってるんだよな

766 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 16:20:46 ID:???
ゲームか…
出演してないのってどのくらいいたっけ?このスレの登場人物の面子で。
デストレイ出演の機体辺り?

767 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 17:21:39 ID:???
ハイペリオン2~3
リジェネレイト
ゲルフィニート
ジオグーン
空戦用ジン
電子戦用ディン
ユークリッド
ドム
インフィニットジャスティス
アカツキ
レジェンド
レイスタ
テスタメント
NダガーN
ワイルドダガー
ジンアサルト
バビ
アッシュ

こんなもんか?
これ以上は思いつかん、欠けがあったらスマソ

768 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 17:22:50 ID:???
つい入れてしまったがまだ隠者は出てなかったな

769 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 17:34:36 ID:???
ついでに
ヴォーテクス
イータ
ジンフエゴ・テンペスター
ペルグランデ
ミストラル
ザク(桃)
ザク(黒)
グフ(白)
を抜かした
連続でスマソ

770 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 17:45:12 ID:???
桃ザクならガシャポンウォーズに出てる。

771 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/08(日) 18:08:43 ID:???
ゴメン
まあ他に間違いがあってもできれば気にしないでくれ

774 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 11:49:33 ID:???
さらに保守

775 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 18:20:44 ID:???
>>593氏の絵をもとにガイアたんのAAを作ってみた

. 〃´ `ヽ
[l=i/'レレ'ノ)  フリーダムセンパイダイスキ!!
/ιιi*゚ヮ゚ノi  バカインパカエレ!!アホ!!
~ i∪i^(ノ
 く/_|_||>
  し'J

776 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 22:09:27 ID:???
>>775
おお、自分の絵がAA化されてる!
使っていただいてありがとうございます。

777 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/09(月) 22:45:38 ID:???
>>776
絵師様キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
よろしければまた描いてください

778 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 08:04:57 ID:???
違う絵士ですがストライクとイージスを描いてみました。
http://j.pic.to/3v0r9

779 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 16:36:08 ID:???
>>778
GJ!!
イージス先輩に萌えた

780 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 18:31:59 ID:???
新学期

通学風景
バスター「デュエル君おっはよー、今日もアサルトシュラウド着てきたの?」
デュエル「ウルシャイ!、こっ、これが俺の持ってる中では暖かいんだから仕方が無いだろう」
バスター「ふーん…」

昼休み

インパルス「ああ、ストライク先輩また追いかけられてる…」
イージス「待ってーストライク君、何でいつも逃げるなよ~」
ストライク「死にたくないからです!」
イージス「仕方ないなぁ…とうっ☆」
ストライク「だからって投げナイフはうわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ギン、キィィン
イージス「あら?学校に折りたたみナイフなんて持ってきたら危ないわよ」
ストライク「あっ、あなたが言わないでください」
イージス「えー、じゃぁ、これならどうだ!」
ストライク「ちょっwwwwまっwwwどうやって袖口に日本刀なんて仕込n……」

放課後

インパルス「で、今日もお決まりのパターンなわけ?」
ガイア「お決まりとは何よ、お決まりとは!今日こそは憧れのフリーダム先輩にこの思いを伝えるの!」
インパルス「ところで今日は原稿用紙じゃなくてMOに入れてきたのか?」
ガイア「そう!もう原稿用紙じゃ伝えきれないし下駄箱に入らないからね、容量の限界までかいてきたのよ」
インパルス「あ、そ。まぁ頑張れよ…」
十数分後
フリーダム「あっ…」
ジャスティス「ん?どうかしたのか?」
フリーダム「いや、こんなのが入っていたんだけど…、持って帰った方がいいのかな?」
ジャスティス「辞めとけ辞めとけ、そんなん何入ってるか解らないディスク、ろくなもんじゃねぇよ」
フリーダム「それもそうだね、途中で捨てていくよ」

初めて書かせていただきました。
突然電波を受信したため書いてみた所存です。

781 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 20:06:08 ID:???
>>780
GJ!

782 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 20:12:46 ID:???
>>780
乙!イージススゴス
ガイアはついに紙じゃ足りなくなったのかw
783 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/10(火) 23:49:00 ID:???
悪夢を久しぶりに見て思ったんだが、インパルスが目の前で引ったくりとかを見たら

インパルス「逃がさないと言ったろ!!」

とか言いながら犯人をボコボコにするシーンが目に浮かんだ……





妄想する俺キモス(´・ω・`)

784 名前: 通常の名無しさんの3倍 [すまんかったsage] 投稿日: 2006/01/11(水) 09:16:25 ID:???
ヨッピー「ゲローッ!! 勘弁であります~!!」
インパ「逃がさないと言ったろ!!」

ブリッツ「ぼ、僕の秘蔵コレクション……」
インパ「逃がさないと言ったろ!!」

ガイア「や、やだ……放してよバカインパ」
インパ「逃がさないと、言ったろ?」


インパ「……!? ゆ、夢か……」

785 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/11(水) 17:24:39 ID:???
>>784
ワロスGJw

786 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/11(水) 19:01:08 ID:???
>>784

3つ目エロスww

787 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/11(水) 19:26:44 ID:???
**********保健所からの重要なお知らせ**********


この冬流行すると予測されるインフルエンザウイルスは

・ヴェイア型
・プレア型
・ツン型

の三種です。
流行性感冒の症状に加えて人格や身体能力に急激な変化が見られた場合は、行政指定の病院で至急治療を受けてください。

788 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 2006/01/11(水) 19:39:41 ID:pTev6FQ/
age

789 名前: 787 [sage] 投稿日: 2006/01/11(水) 22:30:18 ID:???
イータ「くしゅん!……おにーたん、こんなおたよりが新聞受けにあったです」
オルテュギア「お、ありがとうな。どれどれ……ヴェイア型にツン型まで?こりゃ大変だな。
イータ、さっきくしゃみしてたけど大丈……」
イータ「アヒャ(゚∀゚)マユマユー!」
オルテュギア「ぎゃー!救急車ー!110ばーん!」

790 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/11(水) 22:44:22 ID:???
インパルス「はぁはぁ、変な夢みたな…」


インパルス「おはよー」
ガイア「遅いわよアンタ」
デストロイ「おはよう、パン焼けたよ」


モグモグ
ガイア「インパルスそれいらないの?いただき!」
インパルス「あ、おいコラ!」
ガイア「じゃ、先ガッコウいっとくね~」
デストロイ「は~い」
インパルス「おい、待てよ!ちょ、逃がねー!」


ガイア「ふふん、あいつが私に追い付けるもんか」
インパルス「よっしゃ!近道成功!捕まえた!」
ガイア「きゃ!?」
インパルス「さて、どうしてくれようか…」
ガイア「も~ちょっと放してよ、バカインパ」
インパルス「逃がさないって言ったろ?…は!!!」
ガイア「くっそ~…ん?」
インパルス「いや、俺は別にそんなつもりは…」
ガイア「は?どしたの?」
インパルス「あれは夢でこれは正夢て奴か!?いやでも…」
ガイア「アホらし、置いてこ」

インパルス「うあぁあぁぁぁあ!!」

791 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/11(水) 22:50:24 ID:???
     〃⌒`ヽ           〃⌒ `ヽ
     (从∧从)          Li∧iVi i
     (ζ*´Д`)          i(゚∀゚*i |
三三  /   つ          (|^~i^ |)
..    (  (⌒)           く/_|_||>
..    (ノ'~`              し'∪
=======================、、
      ::;;;;;;;;;..        l.|  〃⌒ `ヽ ミ
     ..;;;;;;;;;;;;;;;       l)<⌒Li∧<⌒ヽ
     ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;      l.|  `-i(゚∀゚#i |/
     ;;;;;;;;;;;;;;;つ       |.|   (|^~i^ |)
     ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.      |.|   く/_|_||>
____;;;;;''''_______//    し'∪
-----------------------´

         ∬
    ∫〃⌒`ヽ               〃⌒ `ヽ
     (从∧从)∬             i iVi∧Ll
..     (ζ*´∀`)              | i;゚ Д゚)i
     ⊂;;;; ;;; ;;つ          三三 .| (⊃i^ つ
    ∬ (;;;; ●;;i              く/_|_||/う
      ..し/`J               し'

792 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/11(水) 22:51:54 ID:???
言い忘れた
>>790
GJ!インパワロスww

793 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/12(木) 00:00:02 ID:???
>>791
ちょwwwドレッドwwwww
禿げワロタ

794 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/12(木) 00:24:10 ID:???
>>784-791
みなさんの大量投下GJ!ブリッツのコレクションか・・・
いつ見てもドレッドって八頭身だけど八頭身じゃないよなあ

795 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/12(木) 01:29:52 ID:???
ハイペたんの下着姿披露AAは八頭身だったけど、言われてみればドレッドは八頭身じゃない。


ハイペタンLOVE!!
⊂_ヽ、 ,〃⌒`ヽ
  \\( 从∧从)
   \( ζ´Д`)
    > ⌒ヽ
   /   へ\
   /  / \\
   レ ノ  ヽ_つ
  / /
  / /|
 ( (ヽ
 | |、 \
 | / \ ⌒l
 | |  ) /
`ノ )  し′
(_/


とりあえず大佐のコピペ改変で

796 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/12(木) 02:02:56 ID:???
>>794です
本当に八頭身AA作るとは・・・GJ

797 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/12(木) 15:22:58 ID:???
そろそろ次スレがいるな

798 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/12(木) 17:29:05 ID:???
次スレになったらそろそろsフリと隠者出したいな。

799 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/13(金) 14:00:59 ID:???
次スレついでに保管庫はどうする?
html化させた過去ログなら持ってるが。

800 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/13(金) 22:06:17 ID:???
>>799
>保管庫
過去ログのほかに、キャラ紹介と今までのネタがあるとありがたい

801 名前: 799 [sage] 投稿日: 2006/01/13(金) 23:39:37 ID:???
>>800
まとめとけとか作れとか言われたらやるよ。
仕事は遅いがw

802 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 00:07:52 ID:???
今、まとめサイト用に人物紹介をまとめてる
説明を多少加えてるけど

803 名前: 802 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 00:13:08 ID:???
ちなみに799氏とは別の人だから
あと、ネタは投下できる?

804 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 00:20:02 ID:???
クリスマス話の者ですが、自分はまだ投下できません
他の方は・・・一応明日の夜くらいまで確認を待ってはどうでしょう

805 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 00:26:34 ID:???
>>804
ごめん、言い方が悪かったッス
「この流れで話を投下したらマズいかなー」と思ったので聞いてみたんですが

806 名前: 799 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 01:24:34 ID:???
>>802
お、既に取り掛かっておられましたか。
ではヨロw ノシ
燃料投下の方は週明け以降でないとムリポ
…そこまで行ったら新スレ立つか?w

807 名前: テンプラ原案・要改良 [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 01:36:58 ID:???
ここはCE世界のMS等の擬人化を楽しむスレです。

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【初めての方へ】
このスレは起動戦士ガンダムSEEDシリーズのMS・MA・戦艦などを擬人化して話も考えてみるスレです
基本的にはキャラの応募は自由ですが、
・UCの擬人は板違い
・野球部、グライダー部、剣道部の所属は話の都合上「元」で
・このスレは「機動戦士ガンダム」シリーズに登場したMS・艦船などを擬人化した、学園モノ系
 ネタスレです。
・ネタ職人、絵描き職人さんは随時募集中。
最終更新:2009年09月23日 13:43