「ここが噂のALChemistですか。なにやらオシャレな喫茶店のようにも見えますが」
「はい、一見オープンカフェですがその実、規模こそ小規模な個人ショップながら、"マイスター"と呼ばれる店長手ずからのこだわりのグッズがひしめく、知る人ぞ知る要チェック店舗です」
「なるほどなるほど。いや、年甲斐もなくワクワクしてしまいますねぇ」
「年甲斐なんてそんな。ですが、ワクワクしてしまうのには同意です」
「犬子さんに合うモノとか、ありますかね?」
「うーん、あればよいのですが、こだわりまくりの品ばかりで、どれも容赦ない値段設定だそうですよ?」
「ははは、それは怖いですねぇ。ですがまぁ、まずは覗いてみましょうか?」
「覗いてみましょう」
「む、客か?」
和やかに会話しながら店内に足を踏み入れた私たちを、白衣姿の丸メガネのお嬢さんが出迎えました。
みたところ小学生か、せいぜい中学生くらいにみえますが、棚の整理をしていたところをお見受けしますと……。
「ええと、ひょっとしてお店の方でしょうか?」
「有無、ようこそALChemistへ、存分に見て行かれるがいい」
やはり、お客ではなくお店のスタッフだったようです。
すかさずマスターさんは相好を崩し、膝をついてお嬢さんと目線を合わせます。
「おウチのお手伝いかい? えらいねー」
そう言いつつ、マスターさんは優しい笑顔でそのお嬢さんの頭を撫ぜます。
さすがはマスターさん。子供への対応も慣れた物です。
「こっ……」
「こ?」
「子ども扱いするでなーーーーーーいっ!!」
「はい、一見オープンカフェですがその実、規模こそ小規模な個人ショップながら、"マイスター"と呼ばれる店長手ずからのこだわりのグッズがひしめく、知る人ぞ知る要チェック店舗です」
「なるほどなるほど。いや、年甲斐もなくワクワクしてしまいますねぇ」
「年甲斐なんてそんな。ですが、ワクワクしてしまうのには同意です」
「犬子さんに合うモノとか、ありますかね?」
「うーん、あればよいのですが、こだわりまくりの品ばかりで、どれも容赦ない値段設定だそうですよ?」
「ははは、それは怖いですねぇ。ですがまぁ、まずは覗いてみましょうか?」
「覗いてみましょう」
「む、客か?」
和やかに会話しながら店内に足を踏み入れた私たちを、白衣姿の丸メガネのお嬢さんが出迎えました。
みたところ小学生か、せいぜい中学生くらいにみえますが、棚の整理をしていたところをお見受けしますと……。
「ええと、ひょっとしてお店の方でしょうか?」
「有無、ようこそALChemistへ、存分に見て行かれるがいい」
やはり、お客ではなくお店のスタッフだったようです。
すかさずマスターさんは相好を崩し、膝をついてお嬢さんと目線を合わせます。
「おウチのお手伝いかい? えらいねー」
そう言いつつ、マスターさんは優しい笑顔でそのお嬢さんの頭を撫ぜます。
さすがはマスターさん。子供への対応も慣れた物です。
「こっ……」
「こ?」
「子ども扱いするでなーーーーーーいっ!!」
―――その時、私は見たのです。
マスターさんの膝をカタパルトにして跳ね上がったそのお嬢さんの右膝が、惚れ惚れするようなキレイな角度でマスターさんの側頭部に叩き込まれるのと。
それをマトモに食らったマスターさんが、優しい笑顔のままでなにやらキラキラとしたものを撒き散らしながら真横に倒れていくご様子を―――
ああ、なんというお見事なシャイニングウィザード―――
マスターさんの膝をカタパルトにして跳ね上がったそのお嬢さんの右膝が、惚れ惚れするようなキレイな角度でマスターさんの側頭部に叩き込まれるのと。
それをマトモに食らったマスターさんが、優しい笑顔のままでなにやらキラキラとしたものを撒き散らしながら真横に倒れていくご様子を―――
ああ、なんというお見事なシャイニングウィザード―――
って冷静に語ってる場合でなくてーーーーーーーー!!
「ななななな何をするんですかいきなりーーーーーーっ?!」
「む? いやすまぬ、最近橘やら香田瀬やら、人の攻撃を軽く交わす連中ばかりでつい手加減を忘れてな」
「意味が分かりません! マスターさん! マスターさんしっかりしてください!」
「しっかりせい、傷は浅いぞ」
「うふふふ……キレイなお花畑ですねぇ……ああ、おじいちゃんお久しぶりです……天国の住み心地はいかがですか……? ふふふふふ」
「「ヘンなユメ見てるーーーーー?!」」
「ななななな何をするんですかいきなりーーーーーーっ?!」
「む? いやすまぬ、最近橘やら香田瀬やら、人の攻撃を軽く交わす連中ばかりでつい手加減を忘れてな」
「意味が分かりません! マスターさん! マスターさんしっかりしてください!」
「しっかりせい、傷は浅いぞ」
「うふふふ……キレイなお花畑ですねぇ……ああ、おじいちゃんお久しぶりです……天国の住み心地はいかがですか……? ふふふふふ」
「「ヘンなユメ見てるーーーーー?!」」
<続く、かも?>
メール開通記念第二弾、妄想の人さま宛。
いえ前から、晶さんを想いっきり子供扱いするという地雷を堂々と踏むのと、その反撃をクリーンヒットで食らうのをやってみたくてw
この小ネタをお送りしたところ、謝罪代わりと言うことで、一品割安で仕立てていただけるお約束をいただきました。
やふーい、ALChemistの割引チケットゲトー、って自分で被弾SS書いといてそれを盾に割引き入手って、
いえ前から、晶さんを想いっきり子供扱いするという地雷を堂々と踏むのと、その反撃をクリーンヒットで食らうのをやってみたくてw
この小ネタをお送りしたところ、謝罪代わりと言うことで、一品割安で仕立てていただけるお約束をいただきました。
やふーい、ALChemistの割引チケットゲトー、って自分で被弾SS書いといてそれを盾に割引き入手って、
当 た り 屋 で す か 私 !
そのうち、何を仕立ててもらうかのアイディアができたら続きを書くかもです。