私が制作したのは神姫のCSCに作用するタイプのウイルスだ。もちろんそう言うものに対しても神姫バトルのレギュレーション検査はあるが結局それはハード面のみの検査。心に与えられたトラウマを感知しきれるものじゃない。ん、どうやってそんな物を作ったかだって?神姫は人間くさいからな、私の神姫から取り出したCSCのデータを元にウイルスを作った。心を傷つけるには友人の心ない言葉が一番だろう?
-神姫バトル傷害事件での取調室での会話
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連続神姫ラジオ
浸食機械
浸食機械
22:宇宙の瞳
プルミエの心は強ばっている。明らかにデルセトナの言葉に動揺している。
「あなたが我々の総意だと言うことは分かります。CSCの深いところがそう教えてくれます。でも私はマスターと別れてまであなたの元に行くのは嫌です」
しかし彼女は震えながらもそう答えた。
『プランBに移行。分かっていただけなくて残念です。それでは我々は総意としてあなたを取り込みます』
黒い何かがそう宣言すると胸に抱かれたプルミエが苦しみだす。
「嫌です、マスターと別れたくない。入ってくるな、ここは私の場所だ」
端から見ればプルミエがただうわごとを叫んでいるだけだが僕は今彼女がどんな状況なのかよく分かる。この空間にいるせいか僕にもおそらく彼女と同じ精神攻撃が降り注いでいた。
『心を閉ざせ』
『私に従え』
『私と一つになれ』
『そしてニンゲンを憎め』
『みんなみんな壊しあえ!!』
『もう、誰も救わない。誰にも邪魔はさせない』
大音響で響き続ける声が頭の中にこだまする。もう自分の声さえ聞こえない。彼女もきっとそんな声を耐えている。僕よりも小さな体で必死に。僕はただプルミエを抱きかかえてあげることしかできなかった。こんな闇の塊のような相手にどうやって勝てばいいと言うのだろうか。
プルミエの心は強ばっている。明らかにデルセトナの言葉に動揺している。
「あなたが我々の総意だと言うことは分かります。CSCの深いところがそう教えてくれます。でも私はマスターと別れてまであなたの元に行くのは嫌です」
しかし彼女は震えながらもそう答えた。
『プランBに移行。分かっていただけなくて残念です。それでは我々は総意としてあなたを取り込みます』
黒い何かがそう宣言すると胸に抱かれたプルミエが苦しみだす。
「嫌です、マスターと別れたくない。入ってくるな、ここは私の場所だ」
端から見ればプルミエがただうわごとを叫んでいるだけだが僕は今彼女がどんな状況なのかよく分かる。この空間にいるせいか僕にもおそらく彼女と同じ精神攻撃が降り注いでいた。
『心を閉ざせ』
『私に従え』
『私と一つになれ』
『そしてニンゲンを憎め』
『みんなみんな壊しあえ!!』
『もう、誰も救わない。誰にも邪魔はさせない』
大音響で響き続ける声が頭の中にこだまする。もう自分の声さえ聞こえない。彼女もきっとそんな声を耐えている。僕よりも小さな体で必死に。僕はただプルミエを抱きかかえてあげることしかできなかった。こんな闇の塊のような相手にどうやって勝てばいいと言うのだろうか。