「最初てこずったけど所詮この程度か」
捨て台詞をはきかけジルダリアは消えていく。
次いで可凜も消える。
データボックスから俺の手に帰ってくる。
泣きそうな表情だ
「ごめんね隆斗、ボクが…もっと上手く対応出来てたら…」
「いや、俺の方こそあんな展開になるとは思わなかったから。」
気を取り直してもう少しやっていこう
という事であの後3回位ネット対戦をしたが、先程までの健闘もなく。全敗した。
流石に可凜のモチベーションも戻りそうにないので俺達は切り上げる事にした。
次の日になると、俺は卓三にかなりダメ出しをされた。
「隆斗。昨日のバトル、お前がしっかりしていれば全部勝てたんだぞ。」
「違うよボクが…」と言おうとした可凜の口を止める。
「…だろうな、あんなになるなんて思わなかったし、的確な対応も考えつかなかった。」
「大体お前は可凜ちゃんに全部任せきりすぎるんだ。神姫バトルってのはな、神姫だけが強くて頑張るだけじゃ勝てないんだよ。神姫とオーナー二人が揃う事で初めてバトルでの強さを獲得するんだ。」
その話を素直に受け入れ、色々と反省点を出し合った。
その晩、二人きりになると可凜は縋り付いて大泣きした。
「ごめん…ごめんね隆斗。せっかく勝てるようになったのに…ボク…また弱くなっちゃった。」
「可凜の強さだけが原因じゃない、俺が素人だからって言い訳にして闘いを可凜に任せきりにしてたのが悪いんだ。」
「だって…ヒック隆斗は恩人だから…どうしても強くなって…勝って…恩返しがしたかったんだ…それに…勝てなくなって、隆斗にも見捨てられると考えると恐くて…」
「(本当に忠犬だな…。可凜は。だからあの後動きが硬くなって勝てなかったんだな)その気持ちが嬉しいぜ」
「でも…思いが結果にならなくちゃ…」
「可凜の考えてる事がわかった以上、答えは出てる。」
「…?」
「一緒に強くなろう。俺も、可凜も。」
「隆斗…。」
「逆にそんなんでいつまでも女の子泣かせてる俺の方が甲斐性無しになっちまう。そうと決まれば明日から特訓しよう。」
「うんっ」
可凜に少し笑顔が戻る。
自分達の欠点を見付けた事で、俺達は一緒に前進する道に気付けた。
さて、鍛えようっ
特に俺を(笑)
捨て台詞をはきかけジルダリアは消えていく。
次いで可凜も消える。
データボックスから俺の手に帰ってくる。
泣きそうな表情だ
「ごめんね隆斗、ボクが…もっと上手く対応出来てたら…」
「いや、俺の方こそあんな展開になるとは思わなかったから。」
気を取り直してもう少しやっていこう
という事であの後3回位ネット対戦をしたが、先程までの健闘もなく。全敗した。
流石に可凜のモチベーションも戻りそうにないので俺達は切り上げる事にした。
次の日になると、俺は卓三にかなりダメ出しをされた。
「隆斗。昨日のバトル、お前がしっかりしていれば全部勝てたんだぞ。」
「違うよボクが…」と言おうとした可凜の口を止める。
「…だろうな、あんなになるなんて思わなかったし、的確な対応も考えつかなかった。」
「大体お前は可凜ちゃんに全部任せきりすぎるんだ。神姫バトルってのはな、神姫だけが強くて頑張るだけじゃ勝てないんだよ。神姫とオーナー二人が揃う事で初めてバトルでの強さを獲得するんだ。」
その話を素直に受け入れ、色々と反省点を出し合った。
その晩、二人きりになると可凜は縋り付いて大泣きした。
「ごめん…ごめんね隆斗。せっかく勝てるようになったのに…ボク…また弱くなっちゃった。」
「可凜の強さだけが原因じゃない、俺が素人だからって言い訳にして闘いを可凜に任せきりにしてたのが悪いんだ。」
「だって…ヒック隆斗は恩人だから…どうしても強くなって…勝って…恩返しがしたかったんだ…それに…勝てなくなって、隆斗にも見捨てられると考えると恐くて…」
「(本当に忠犬だな…。可凜は。だからあの後動きが硬くなって勝てなかったんだな)その気持ちが嬉しいぜ」
「でも…思いが結果にならなくちゃ…」
「可凜の考えてる事がわかった以上、答えは出てる。」
「…?」
「一緒に強くなろう。俺も、可凜も。」
「隆斗…。」
「逆にそんなんでいつまでも女の子泣かせてる俺の方が甲斐性無しになっちまう。そうと決まれば明日から特訓しよう。」
「うんっ」
可凜に少し笑顔が戻る。
自分達の欠点を見付けた事で、俺達は一緒に前進する道に気付けた。
さて、鍛えようっ
特に俺を(笑)