武装神姫SSまとめ@wiki内検索 / 「二アー・トゥ・ユー」で検索した結果
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二アー・トゥ・ユー
SHINKI/NEAR TO YOU 『神姫』。 それは自らの心を持ち、自らの意思で行動する全高15センチ程度のフィギュアロボの総称である。 様々な分野で活躍するロボットが存在する西暦2036年において、多様な機能、機構、機器を持ちオーナーである人間をサポートする、最も我々に身近な存在。 いつしか人々はそんな彼女たち神姫の中で誰が最も美しく、優れ、そして強いかを競い合うようになった。 『武装神姫』。 様々な武器を駆り、装甲に身を包み戦う彼女らを人々はそう呼んだ。 CHAPTER MENU 君の隣に[Near to you] movement 『神姫センターで会いましょう』Phase01 Phase01-1 Phase01-2 Phase01-3 Phase01-4 Phase01-5 ... -
wiki相関図 最新投稿対応状況
...ピソード1 二アー・トゥ・ユー Phase01-7 ユメノカガヤキ 剣は紅い花の誇り 第拾陸幕 幕間三 鳳凰杯編V sister G princess 9話 番外―sweet sweet chocolate ― EXECUTION Phase-4 鳳凰カップ編04 Phase-X01-Second Volumes Column02 武装神姫~ストライカーズ・ソウル~ 第1話 Gene Less Gene8おまけ Les lunes 第1話後半 Second Place -Howling- 第四話2 単発作品用トップページ 音声ファイル2036 三十路の独身男性、自営業の場合 第五弾発表 ある... -
メニュー
...セキ 武装食堂 二アー・トゥ・ユー 2012年 美咲さんと先生 二人のマスター 類は神姫を呼ぶ 浸食機械 引きこもりと神姫 ライドオン204X フツノミタマ 白濁!? 阪高神姫部 白い英雄を喰う黒い女神 マイナスから始める初めての武装神姫 2011年 流れ流れて神姫無頼 アスカ・シンカロン MMS戦記 天海市神姫黙示録 UGV(仮) Forbidden Fruit すとれい・しーぷ 車輪の姫君 樫坂家の事情! Slaughter Queen Esmeralda. 2010年 おまかせ♪ホーリーベル 戦うことを忘れた武装神姫 Gene Less The Armed Princess―武装神姫― ウサギのナミダ PRINCESS BRAVE 神姫☆こみゅにけ~しょん アルトアイネス奮闘姫 ロンド・ロンド... -
作品ページ
... えりもだんでぃ:二アー・トゥ・ユー ぬえ:剣は紅い花の誇り ぽちたまの:sister G princess 穂刈:EXECUTION 武装神姫~ストライカーズ・ソウル~ うさぎなひと Gene Less ryusei Les lunes 鐵大和:Second Place -Howling- 長屋のご隠居:神姫長屋の住人達。 修理屋:三毛猫観察日記 留美・みつる:Elysion 喜久子:双子神姫 Eli:Report vanish archetype ミヤコン:クラブハンド・フォートブラッグ 第七スレの6:流れ流れて神姫無頼 ALC:鋼の心 ~Eisen Herz~ 土下座:犬子さんの土下座ライフ。 卯月:武装神姫と暮らす日常 ネコマスター:ネコのマスターの奮闘日記 参拝客:狛犬はうりん劇場 :2037の彩 ミヤコン:ホワイトファング... -
50音順キャラクター図鑑
...ゼリス(ぜっちゃん)二アー・トゥ・ユー 零(ゼロ) おまかせ♪ホーリーベル 左右葉 夢絃 せつなの武装神姫 ソウ Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 蒼貴 深み填りと這上姫 蒼蓮華 戦う神姫は好きですか ソフィ おまかせ♪ホーリーベル ソルティ おまかせ♪ホーリーベル た行 隊長 Gene Less 小鳥遊 鳥小 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン 高野 孝也 戦う神姫は好きですか 武井 峡次 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン 武井 隆芳 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン 橘 明人 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 立花 圭祐 神姫ちゃんは何歳ですか? 田端 神楽 スロウ・ライフ 田中 妄想神姫 たま sister G princess? タマ ネコのマスターの奮闘日記 タマエ 神姫長屋の住人達。 たま子 Gene Less 旦那さ... -
燐の5 「腕試し」
「武装神姫のリン」 第5話「腕試し」 もうリンと俺の2回目のバトルから2週間が経っている。 あの日からリンはあの時の敵ヴァッフェバニーの「コニー」にかすかなライバル心を持ったのか、賞品の訓練機で日々練習に励み、俺が仕事で家を空けている時間の半分は訓練機に向かっているらしい。 というのも訓練機はUSBケーブルでPCに接続すると訓練のデータをHDDに保存し、リプレイしたり、ゴーストとの戦闘も行える。つまり自分自身との戦いが行え、そうして自分の弱点も見つけることが出来る。 つくづく俺たちにはもったいないほどのモノを貰ってしまったと思う。 それでも、当の本人はそれがとても楽しいみたいなので俺は何も言わないが・・・・・・ 問題が1つだけある。最近のウチの電力料金が上がっているのだ。 もちろん原因は言うまでもなく、今まで仕事時は動いていることが無かったPCと訓練機の分だ。 ... -
メインウェポン
●メインウェポン ○天使型 『GEモデルLC3レーザーライフル』 系統:ランチャー・射撃・遠 重量:10 攻撃:1000 命中/HIT数:100/1 射程:100~500 必要:- 準備:100 硬直:100 スタン:220 ダウン:180 スキル:[攻]ハイパーブラスト 神姫侵食度:40 備考:原作とほぼ同じです。 『アルヴォPDW9』 系統:機関銃・射撃・遠 重量:5 攻撃:500 命中/HIT数:100/10 射程:140~320 必要:- 準備:60 硬直:60 スタン:50 ダウン:70 スキル:[攻]サラマンダーチルドレン 神姫侵食度:20 備考:原作とほぼ同じです。 『アルヴォLP4ハンドガン』 系統:短銃・射撃・中 重量:3 攻撃:350 命中/HIT数:200/2 射程:25~180... -
白の女王
先頭ページへ 白。 純粋を表す白。 純潔を表す白。 白。 無邪気を表す白。 無慈悲を表す白。 白。 高潔を表す白。 虚無を表す白。 白。 それは雪の色。 それは無の色。 白。 それは始りの色。 それは終りの色。 白。 それは限り無い光。 それは終り無い闇。 白。 白。 白。 純粋故に残酷。 無邪気故に残虐。 高潔故に孤高。 雪と共に始まり。 無と共に終わる。 それは白。 黒にして、白。 ここは、空に包まれた世界。 青に包まれた世界。 青が満ちる世界。 何所までも何処までも青く、ただ青い空。 其処には雲も無く、風も無く、太陽も無く。 在るのは無限の青。 不気味な程... -
5話 剣の舞姫(ソードダンサー)
第5話 剣の舞姫(ソードダンサー) ついに来た。俺は、目前の多目的ホールの収まる建物を見上げていた。 今日、これからここで行われるのは”武装神姫ショウ”というイベントだ。 企業による次世代モデルの発表や会場限定品販売、個人ディーラーの自作品販売、新規ユーザー獲得の為の催しも充実している。 もちろんバトル大会も行われる。 バーチャルバトルで強くなったエルを公式戦に出すことを決意し、出場を申し込んだ。 会場前には、一般参加者の列が伸びており、今現在も伸び続けている。 俺はその列を横目で見ながら、メインゲートとは違う入り口へと向かう。 そこで大会招待状をみせ、入場証をもらい控え室へと案内された。 控え室はかなり広く、すでに数人の参加者が自分の神姫のチェックをしていた。 俺も与えられた一角に荷物を置き、持ってきたパソコンを起動させる。 「よし、出ていいぞ」 ペンケース... -
8話 剣の名は
第8話 剣の名は 剣を貰ってからしばらくたったが、再びエルゴに来ていた。 エルゴの二階、休憩スペースのベンチに座ってバトル映像が出ているスクリーンを見ていると声がかかった。 「よお! 治虫じゃないか」 声のするほうを見ると、久しぶりの知った顔があった。 「お! 章太郎」 立ち上がってしっかりと握手をした。 こいつは、月影章太郎(つきかげ しょうたろう)幼馴染みではないが、親友であり悪友でもある。 お互い仕事に就いて、会う機会が無くなっていた。 「どうした? こんなところで」 章太郎が俺に問い掛けると、章太郎の肩でもぞもぞ動く物を見つけた。 「しょうちゃん、だれ?」 それは章太郎の肩に乗っていたストラーフだった。 エルと違い、ツインテールユニットをつけておらず、角もつけていなかった。 「ああ、紹介するよ。悪友の陽元治虫だ」 「よろしく」 章太郎の紹介で、... -
燐の4 「予想外の初陣」
武装神姫のリン 第4話「予想外の初陣」 本来はイベントを見に来ただけだったはずだが、今、俺ははじめて見るバトル用のインターフェイスをまじまじと見つめていた。 データを使用するバーチャルバトルなのでリンはまるでロボットのコックピットのようなインターフェイスに腰掛け、首の下部にある普段は隠れた端子に専用ケーブルを繋がれる。 「なんにもそういう訓練みたいなのしてないけど、大丈夫か?」 俺が尋ねるがリンはキリっとした目を向けて。 「基本的な動きはプリセットされていますし、基本武装ならある程度は扱えるはずです。」 「そうか、俺が指示とか出したほうがいいのかと思ったけどどうする?」 「私が判断するよりもマスターの判断の方が信頼できます。お願いします。」 「わかった。で装備はどうする?」 「レッグパーツとセカンドアーム、アングルブレードをレッグパーツに。セカンドアーム基... -
9話 鳳凰杯への挑戦
9話 鳳凰杯への挑戦 エルの勝利を告げるコールを聞いて、エルをポッドから出して、オーナーブースから出る。 俺たちは、近くの休憩スペースで空いているテーブルを見つけて座った。 「使い心地はどうだ?」 未だ装備を着けたままのエルに訪ねる。 「ああ、軽く動くし違和感もない。最高だね」 「それはよかった」 エルが装備状態のままなのは、続けて試合があるからだ。 俺たちは、鳳凰カップという大きなイベントに来ている。 バトルイベントに参加したエルは、三試合が終わった。次の四戦目に勝てば、決勝に進める。 何かの運命か知らないが、予選グループLに決まったエルは、快調に勝ち進んでいた。 進行状況にもよるが、予選が終われば他も見て回れるなと思っていたら、声がした。 「おねえさまぁぁぁぁぁ!!」 そう叫びながら、飛んできてエルに抱きつくシルク。 「おい…おまえなぁ」 エルは何時... -
日記その三 〈後編〉 明人VS葉月
「……なぁアニキ?」 「……なんだ? ユーナ」 「何でよりにもよってアタシなんだよ…アタシ、まだデビューしたてじゃないか……」 「……だからだよ、どこに実の妹の誕生日に、リーグ戦でもないのに本気出してぶっ倒す兄貴がいるんだよ……」 「あ~そう、なんだ、結局アタシはかませ犬だってわけ?」 「そんなつもりはないさ。ちょっと善戦させて兄の威厳は護るつもりだったよ…」 「つもり……ねぇ…確かに、このままじゃぁホントにアニキの威厳とアタシのプライド、どっちも失いかね……」 “ヒュン”“ヒュン”“ヒュン”と近くで風を切る音がする 俺・ユーナ「「ないじゃね~かぁぁぁぁぁ!!!!!」」 ユーナはウイングユニットのエンジンを全開にしてその場を離脱、すると… “ドスッツ!!”“ドスッツ!!”“ドスッツ!!”…あ、危ねぇ… どこからともなく飛... -
戦う神姫は好きですか 十話中半
戻る 先頭ページへ 大学構内のリアルバトルセンター、そこに俺はいる。 ここはバーチャルバトルセンターと違い普段から人数が少ない。それは今日とて例外では無いが、そんな場所に俺と君島とオマケはいるのだ。 何故こんなところに居るのかと言うと、研究室でカレーを食ってたところに君島が表れ、俺にバトルを申し込んだからだ。断る理由も特に無く―――裕也先輩が君島に負けたというところにも興味があった―――俺は君島とバトルをする為にここに来たという訳だ。最も、君島がリアルバトルを申し込んで来たことに一抹の疑問を抱いたが。 君島はお喋りなキャラじゃないのは見て取れる。だから俺達は口数も少なく神姫の準備をしている。この中で一番喋ってたのがアリカというのはどうでもいい話だ。 ナルに戦闘用装備を装着し、各種作動テストを行った後にバトルスペースの待機場所へと送り込む。あちら側を見れば、アリ... -
第七話 「美少女戦士、登場!?」
注)主成分:バトル、ギャグ、パロディ、スラング少々 少しでも暴力描写に嫌悪を抱かれる方は、読むことを避けて下さい。 内なるコニー(何…?今アタシが見ているのは夢?幻?だってよ…アタシの目の前にいるのは… メ イ ド さ ん じ ゃ ね ぇ か よ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ!?) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 話は数時間前に遡る。 さて、今日はセカンドリーグの第5戦目。 あれからコニーも冷静に戦いを行う事が出来て、現在通算3勝1敗。最初にリンちゃんと 戦う事が出来たのがいい結果になっている。あれからもリンちゃんとそのマスターとの 交流は続いており、戦闘データなんかもメールで送りあっている。2人はお互い良い ライバル関係で居るようだ。 コニー「んっふっふ~♪今日も華麗かつクール... -
Mighty Magic装備構成解説
先頭ページへ 装備構成解説 マイティ超高速巡航装備 軽量飛行装備 機動戦闘装備 シエンATパイロットスーツ装備 クエンティン瞬間移動装置活用装備 マイティ 超高速巡航装備 頭部:ヘッドセンサー・アネーロ 胸部:FL012胸部アーマー 背部:リアウイングAAU7 エクステンドブースター×2 VLBNY1スラスター×2 ランディングギアAT3(補助スラスター付バージョン)×2 ポラーシュテルン・FATEシールド×2 VLNBY1増設ラジエーター VLBNY1携行小型タンク ぷちマスィーン・シロにゃん (GEモデルLC3レーザーライフル) 上腕部:VLNBY1腕部アーマー 下腕部:左/FL012ガードシールド、右/M4ライトセイバー 大腿部:VLNBY1脚部アーマー 脹脛部:VLNBY1収納ポケット 脛部:WFブーツ・タイプ・クレイグ 武装: ス... -
強敵
前へ 先頭ページへ 次へ 「強敵」 『不良品』の著者様に敬意を込めて。 なんてこった。強すぎる。 『きゃあああ!?』 タイプ<ゴーストタウン>バトルフィールド内において、おれの天使型MMSアーンヴァル「マイティ」は、空中にいたところを相手神姫に攻撃された。アウトレンジから一方的に射撃することで安心しきっていた マイティは、ビルの外壁を蹴たぐって「跳んで」きた敵と避ける間もなく激突。そのまま失速し地面へ真っ逆さまに落下した。 「体勢を正せ!」 おれはすかさず命令する。ダメージからではなく驚愕に前後不覚に陥っていたマイティはおれの声で平静を取り戻した。神姫スケール換算地上三メートルでマイティはウイングブースターを反転させ、下方への運動エネルギーを強制排除、墜落寸前でホヴァリングした。 頭上から脳天割らんと落ちてきた敵。巨大なアームに握られた「フロ... -
戦う神姫は好きですか 最終話
戻る 先頭ページへ ネリネ。 私の可愛い神姫。 私の初めての神姫。 ネリネ。 まさに天使の様なその笑顔は、私にとってかけがえのない宝物だった。 貴女がくれたものを、私は生涯忘れはしない。 ネリネ。 でも、貴女は居なくなってしまった。 私が悪かったの? 興味本位で、神姫バトルを貴女にやらせたのが。 違う。 悪いのは、あいつらだ。 神姫には心がある。 神姫は唯の玩具じゃない。笑いもすれば、泣きもする。 それなのに、神姫をただのバトルの道具にしか見なかったあいつら。 私は、絶対許さない。 ネリネ。 私は今日、貴女の仇を取る。 轟―――。 朽ち果てた戦場に、真紅の影が躍った。 それは、血染めの鎧を身に纏う、白髪赤眼の悪魔。 「そんなんじゃぁボクは殺せない... -
武装神姫・標準武装一覧
武装神姫・標準武装一覧 ※各武装の設定は非公式のものです。 『フブキ』【大手裏剣・白詰草】 【忍者刀・風花】 【忍者鎌・散梅】 【飛苦無・蓮華草】 『アーンヴァル』【アルヴォ PDW9】 【アルヴォLP4ハンドガン】 【GEモデルLC3レーザーライフル】 【M4ライトセイバー】 『ストラーフ』【フルストゥ・グフロートゥ】 【フルストゥ・クレイン】 【アングルブレード】 【シュラム・リボルビンググレネードランチャー】 【モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ】 『マオチャオ』【研爪(ヤンチャオ)】 【防壁(ファンビー)】 【旋牙(シャンヤ)】 【ぷちマスィーンズ】 『ハウリン』【十手(じって)】 【棘輪(きょくりん)】 【吠莱壱式(ほうらい・いちしき)】 【ぷちマスィーンズ】 『ヴァッフェバニー』【カロッテP12】 【カロッテTMP】 【STR6ミニガン】 【ハグタンド・アーミーブレー... -
7話 新たな武器を探せ
第7話 新たな武器を探せ 『試合終了。Winner,エル』 勝者のコールと共にエルが左手を腰に、右手を掲げて二回足を鳴らす。 『今日も“剣の舞い”が華麗にきまった! 剣の舞姫、次の試合もその舞で我々を魅了してくれ!」 歓声の中アナウンスが流れ、俺はエルを受け取り控え室に戻った。 俺は机にエルを置き、椅子に腰掛けふうっと息を吐いた。 「マスター……」 控え室に残っていたアールが近寄ってきて心配そうな目を向ける。 エルは着実に強くなり、勝ったり負けたりをしながらもサードリーグの上位まで上がってた。 ネットなどの評判では、いつセカンドリーグに上がってもおかしくないと言われていたが、俺は悩んでた。 俺の脳裏に先ほどのエルの“勝利の舞い”の姿が甦った。 飛行能力と圧倒的な瞬発力を発揮する背中の翼が折れ、ブースターは爆散。 左サブアームは吹き飛び、右サブアームは関... -
SSS第2話
第2話 敵のマオチャオがジグザグに接近してくる。 デフォ装備の接近戦仕様。頭ン中もデフォのままらしい。 ポム! 手にしたSRGL(シュラム・リボルビンググレネードランチャー)を発射する。 案の定、爆風を交わそうとジャンプした。 楽な子猫ちゃんだぜ。 ガガガガガガガ!!!!! 大型アームに構えた大口径マシンガンをフルオートで乱射した。 アーンヴァルでもあるまいし、空中じゃ良い的なんだよクソ猫。 ”四本腕(ストラーフ)”を舐めんじゃねぇ。 オイルと緑の毛を撒き散らしてマオチャオの残骸が落下する。 さてと、お次は… 振り返った先に目を見張った。 俺と同じストラーフの”ブラボー”がマオチャオに組みつかれている。 ドリルを腹へぶち込む気だ! 初期化されちまったからってお粗末すぎるぜブラボー… 畜生、あれじゃSRGLも大口径マシンガンも... -
アマチュア・個人製作武装一覧
戻る アマチュア・個人製作パーツ一覧 ※本設定は非公式のものです。また、強制されるものでもありません。 ※物語製作においてご参考になれば幸いです。 武装神姫の世界的普及は、当然の成り行きと言うべきか、日本のアマチュアガレージキット業界にも大きな影響を及ぼし始めた。 2036年現在におけるアマチュアガレージキット製作においては家庭用工作ロボット・コンピュータの支援が当たり前となっており、製作者の手間がかなり低減されている。そのためおよそ三十年前当時では使いにくい材質を用いたり、意欲的なギミックを仕込んだりするなどして作品形態が多様化していった。そういった中で生まれてきたのが「機械系作家」と呼ばれる人々である。簡単に言えば、自作のロボットや機械式おもちゃを製作販売するアマチュアガレージキット製作者のことである。 武装神姫のガレージキットへの派生にいち早く気づい... -
日記その四 〈前編〉 『八相』
「………和美嬢か?」 「……お止めくださいませスケイス様、それはあまり気分のいい御冗談ではありませんわ…」 確かにそうか…ちと失礼だったかな……(それはそれで和美嬢に失礼だ) 「冗談だ。テメーの声、忘れられるわけでもないだろ?」 「あら、それはそれは、勿体なきお言葉。本当にうれしですわ、スケイス様」 「こっちとしては早めに忘れたいんだが……」 「あ、アニキ! アイツは一体何者なんだ? さっきからアニキに馴れ馴れしくしやがって!」 「そ、そーよ、そーよ!! 兄さんに対して馴れ馴れしいですよ!! あなたは何者なんですか!!」 「これはこれは、私としたことがご挨拶が遅れてしまいましたわね………わたくしはもと『八相』の1人…」 「策謀家-ゴレ-」 「「「!!!!!」」」 俺の一言で息を呑む三人 ま、しゃあないわな…… ... -
燐の6 「決闘、対ルクレツィア」
「武装神姫のリン」 第6話「決闘、対ルクレツィア」 リンがウチに来てから遂に半年が経過した。 コレまでの燐の戦績は16勝4敗。 今では俺のランクもサードリーグの最上位レベルに達している、次の大会で入賞(もちろん一番良いのは優勝だが)すればセカンドリーグへの参加が認められるはずだ。 リンは今でも普段は可愛いもの好きでとても可愛いヤツなのだが、ひとたびバトルとなると表情が変わる。 敵を見つめる紅い瞳。そこから発せられ、敵を鋭く射抜く視線は敵をそれだけで戦意喪失に追い込むほどだ。 サードリーグのランカーではもうリンの二つ名を知らない者は少ない。 ソレは「黒衣の戦乙女」 なんとも大層なネーミングだ。 もちろんこれは俺たち自身で考えたわけじゃない、ネットの掲示板で"どこかの誰か"が勝手につけたものだ。 それでもネットの力によりこの名は数日の... -
登場神姫の武装紹介
鋼の心 ~Eisen Herz~ 登場神姫の武装紹介 アイゼン #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Eisen01.JPG) 【ファルクラム】(fulcrum) アイゼンの標準装備。 ストラーフの各種装備を中心とした、オーソドックスな重量級神姫。 主兵装は2門の【FB256 1.2mm滑腔砲】で、弾種は【徹甲弾】【榴弾】【散弾】の三種を撃ち分けられる(弾薬選択はセレクターではなく、マガジン交換によって行う)。 副兵装は同じくフォートブラッグの【M16A1アサルトライフル】で、主砲リロード中の牽制や対空砲火として使用する他、軽装甲高機動の神姫相手ならば主力としても使用する。 補助兵装として使用するハンドガンも、やはりフォートブラッグの【FB0.9V アルファ・ピストル】で、『ハンドガンの利点は... -
11話 鳳凰杯・激突!『剣の舞姫』VS『鋼帝』
11話 鳳凰杯・激突!『剣の舞姫』VS『鋼帝』 比較的大きな部屋にパーテーションが切られて、僕達を含む参加者が神姫のセッティングをしている。 開会式前に説明を受け、控え室に通された。そして僕は、開会式後からノートパソコンで、DVDを繰り返し再生させて見ている。 「さっきから何みてるんだよ」 ウォーミングアップをしているジルが聞いてくる。 「今朝、静姉から貰ったDVD。ブランクを埋めるのは情報だってさ」 「ああ、あれか。てっきり、いってらしゃいのキスかと思ったんだけどな」 「な、なにいってんのさ!」 ニシシと笑うジルに対して、顔を赤くして怒る。 「で、どうなんだ?」 ジルがモニターもほうにやって来て、覗き込む。 モニターには、くるくる回って剣を振ったり、回し蹴りしたりしている神姫の映像が流れている。 「なんだこれ、まるで出鱈目だな」 「そうでもないよ、ほら」 ... -
固執
前へ 先頭ページ 次へ 「固執」 仰向けに寝ながら、神姫スケール換算地上千メートルを、高速巡行するマイティ。 手足には軽量で対実弾防御力のあるカサハラ製鉄ヴァッフェシリーズのプロテクターを着込み、クリティカルな胸部には同梱装備のアーマー、頭にはヘッドセンサー・アネーロをかぶる。 右手はミニガンではなく、アルヴォPDW9。アーンヴァルの実弾射撃武装はどちらもケースレス方式をとっている。飛び出した薬莢が飛行機動を阻害する恐れがあるためだ。とくに高速移動時にその弊害が見られ、だからミニガンは飛行時に正面へ撃つことができない。 背中のウイングユニットには、ありとあらゆる推進装備がくっつけられている。エクステンドブースター、ランディングギア。そしてヴァッフェシリーズのスラスター。融通の利く動きはほとんどできないが、一方向に集中したノズルは莫大な推進力を生み出す。ア... -
第4話「黒子の悪夢と白子の決意」
第4話「黒子の悪夢と白子の決意」 「ご主人様ー! しろちゃーーん! どこー!?」 闇の中に声が吸い込まれていくが、返事は無い 「ごしゅじんさまぁ…、しろちゃぁん…どこぉ…?」 次第にその足取りは弱々しいものとなり、ついには立ち止まってしまう 「おい、ブラボー! 銃を取れ!」 「ひっ!?」 「今日もよろしく頼むぜ兄弟!」 「鉄くずどもをスクラップ工場に叩き返してやれ!」 「ちょ、ちょっと、ボクは…」 銃を無理矢理押し付けられる黒子 そしてその場はバトルフィールドへと切り替わり 「な、なんで、なんでボクこんなところにいるの?」 混乱を極める黒子、そんな彼女に黒い人影が飛び掛る 「きゃーー!」 殆ど反応できない黒子、しかし、―――ズバシュ! 「危なかったな兄弟」 後からかけられた声に振り向くと ”チャーリー”がフルストゥ・クレインを... -
燐の10 「強敵出現!?」
武装神姫のリン 第10話「強敵出現!?」 「おめでとう、亮ちゃん~」 「お姉さまお美しいですわ~茉莉、ご主人様も決まってましてよ」 「お二人さ…じゃなくて3人とも、おめでとう」 「茉莉~おめでとう。 ちなみにブーケは私に投げるのよ~~」 「リン、おめでとう。」 歓声を浴びながら花道を3人で歩く。俺の横には純白のウェディングドレスに身を包んだ茉莉、そして肩には同じ形状の神姫サイズのドレスを着たリンが。 そう、俺たちは結婚したのだ。 アレから10ヶ月。 俺たちはやっとのことで結婚式を挙げることが出来た。 というのも、「リンにもドレスを着せ、式にも出す」と言う提案に両親が猛反対したからで…… でも俺は引くわけにはいかなかったからこうして辛抱強く交渉を続けた。 で両親が折れたのが先月末。 ちなみにこの半年で交渉に必要なスキルが鍛えられたらしく、先月は大手企... -
燐の13 「進攻」
武装神姫のリン 第13話 「進攻」 日本時間にして午前4時15分。 「べーオウルフ」本部サーバーへの突入が開始された。 モニターには基本はヴァッフェバニー装備ということで見た目はほぼ同じだが装備の各部が違う神姫たちが画面いっぱいに表示されている。 左腕に表示されるマークからそれが世界のあちこちから、この作戦のために集まった戦力であると分かる。 その数は なぜこれほどの戦力が必要なのかというと、べーオウルフのサーバーのセキュリティはとてつもない防御力を誇るからである。 まずは厳重なファイヤーウォールが13、そしてそれを全て抜けたらすぐに待っているのが無数の防衛ユニットだ。 ウィルスのデータを調整した単純な物ではあるが、その攻撃はハチの針を思わせるように接触と共に膨大なバグデータと即効性のウィルスを対象に注入して消えてしまう。しかも消えた分新たに補充されるというオマケつ... -
優柔不断な短編集
優柔不断な短編集 書いた人 優柔不断な人(仮) キャストオフ! ※騎士子シリーズとは何の関係もありません 「ねーマスタ、「きゃすとおふ」ってなに?」 PCを眺めていた猫型神姫-ティファニーが俺に聞いてきた。 「ああ、ず~っと昔に仮面ナントカって番組があって、その主人公達が使った技らしい。 重たい鎧を投げ捨てて凄い速さでバトルしたとか」 「ふ~ん、そうなんだ~。あ、ひょっとしたらフランちゃんもそういうのできるんじゃない?」 不意に話を振られた騎士型神姫-フランが答える。 「確かに重たい鎧を捨てれば速く動く事ができるだろう。だがそれで目にも留まらぬ速さで動ける訳ではないし、 防御力低下のデメリットの方が大きいと思う。」 「なーんだ、残念。…あれ?なんだろ、この「キャストオフ可」ってのは?」 PCをいじっていたティファニーがそのリンクをクリックしようとす... -
第五話 「悲しき戦士の咆吼」
ふ… ふふふふふふ… 来たわっ… 来たわよついにっ…!!! ついにアタシが戦いの舞台にッッッッッ!! コニー「ふふふふふ…アハハハハハハハハハハぁ!!今日からこのコニーちゃんの 最強伝説が幕を上げるのよ!カ――ッカカカ―――!!」 ジャロ「すごいのだコニーちゃん、すっごいハイテンションなのだ!」 ヴェル「ええ…でも入れ込み過ぎて、逆効果にならなければ良いんだけど…。」 ノワル「うわ~!このポップコーン美味ひいよ!ねぇ! 『ニンニクギョーザ味』らって!ヴェルも食べる?モグモグ…」 今日はセカンドリーグ…いわゆる非賞金制リーグの第1回戦、やっとボディを購入できた コニーの初陣なのである。 とりあえず短いながらも1週間みっちりヴェル達と同様の疑似訓練を積んでの戦いだから、 まず負ける事はない… と、思うんだが……。 「コニー、初めての実践で気持ち... -
第五話 「悲しき戦士の咆吼」※注)神姫破壊描写あり
ふ… ふふふふふふ… 来たわっ… 来たわよついにっ…!!! ついにアタシが戦いの舞台にッッッッッ!! コニー「ふふふふふ…アハハハハハハハハハハぁ!!今日からこのコニーちゃんの 最強伝説が幕を上げるのよ!カ――ッカカカ―――!!」 ジャロ「すごいのだコニーちゃん、すっごいハイテンションなのだ!」 ヴェル「ええ…でも入れ込み過ぎて、逆効果にならなければ良いんだけど…。」 ノワル「うわ~!このポップコーン美味ひいよ!ねぇ! 『ニンニクギョーザ味』らって!ヴェルも食べる?モグモグ…」 今日はセカンドリーグ…いわゆる非賞金制リーグの第1回戦、やっとボディを購入できた コニーの初陣なのである。 とりあえず短いながらも1週間みっちりヴェル達と同様の疑似訓練を積んでの戦いだから、 まず負ける事はない… と、思うんだが……。 「コニー、初めての実践で気持ち... -
鋼の心~Eisen Herz~VS双子神姫~学生同士の大決戦!勿論ポロリはないよ!~
{鋼の心~Eisen Herz~VS双子神姫~学生同士の大決戦!勿論ポロリはないよ!~} 「あぁ~あ。負けちまったよ…」 「今回のバトルはアタシの勝ちだね♪」 俺は肩をダルそうにすくめながら溜息を吐く。 婪の奴はルンルン気分で笑っている。 「チクショー!あともう少しだったのに!!あんな所でヤられるなんて!!!」 「まだまだだね。でもそれなりに格闘はレベルが上がっているみたいだから、その調子で頑張ればいい」 「勝てなきゃ意味がないんだよ!…ボク、格好悪い~」 筐体から出てきたクリナーレを右肩に座らせるなり、バトルに負けた事に悔しがる。 婪の神姫の藍がクリナーレに格闘の助言をしていたが、多分クリナーレは悔しがっている方に夢中で聞いてないと思う。 今いる所は武装神姫センターのバトル施設にいる。 でも今回は地元の神姫センターではなく隣街にある神姫センタ... -
第三話 初バトル
『対戦相手求む!』の表示がされたスクリーンの真下にある扉を開き、僕たちはバトルスペースへと入り込んだ。 どうやらここの神姫センターはバトルする神姫のマスターは個室に入る仕組みらしい。個室の中にはおそらくバトルする神姫の様子を見ながら指示を出すためにつかわれるのであろう壁いっぱいの大きなモニターとヘッドセットとキーボード。そして神姫を戦場へと送り込むパネルがあった。 まるで公衆トイレのような狭く薄暗い空間に妙な落ち着きを感じてしまい、僕は立ち尽くす。 「ダイチ、なにぼーっとしてんのさ速く速く!」 ランにそう急かされわれに返った僕は、カバンを床に置きパーツの入ったケースを取り出した。 少し迷ったのちに白いパーツを取り出しランに次々と装着していく。 武装完了となったランをモニターの下に取り付けてあるパネルに近づける。するとモニターから光とも煙ともしれない白い... -
<真・十兵衛、推参>
凪さん家の十兵衛さん 第八話<真・十兵衛、推参> 「おのれぇ~!!!ですわ!」 お嬢様はお怒りでおられた! 「むしゃくしゃするですわ!!」 お嬢様は非常にお怒りでおられた! 「憂さ晴らしですわよ!!」 お嬢様は非常にとてつもなくお怒りでおられた! 「ちょっと、あの目の前で幸せそうにしていやがるさえない一般人を捕らえなさい」 「かしこまりました、お嬢様」 というわけで?なんで俺はこんな所にいるんだろうね? 「あなたには罪は無いですわ。でも運が悪かったと思って諦めなさいまし」 「って!な、なんなんだ一体!?」 「うるさい!とにかくこれからあなたの神姫にはスクラップになってもらいますわ!」 「はぁ!?」 「ごらんなさい!」 「な!十兵衛!」 「あら、やはりそうでしたの?ならちょうど良いですわ!兄の敵も同時にとれましてよ!!」 「兄!?」 ... -
CL:第二話 融合
前へ 先頭ページ 次へ 第二話 融合 夜も更け。夜食を買いにクエンティンと夢卯理音は外へ出た。 道中、足を止めて耳を澄ませば、本当にかすかに、はすはす、はす、と、ぼたん雪が降り立つ音が聞こえてくる。いや、音であると認識しなければ、それが音だとは絶対に気がつかない、それくらいの小さな音だ。 その音は音であるはずが、街の静寂をよりいっそう深めているような気がして、クエンティンは不思議がった。 「だから冬は好きなの。世界が自分を最大限に落ち着かせてくれる感じ」 夢卯理音は白い息をはいた。 「うるさくする音もあるなら、静かにする音があったっていいじゃない?」 もっともだ、とクエンティンは思う。 何事にも両極性はある。ベクトルが相手へ向かう「話す」という行為も、実は自己確認の手段もかねているのと一緒だ。 考えてみれば、静... -
12話 鳳凰杯・悪魔の裁き
12話 鳳凰杯・悪魔の裁き 一回戦が終わり、控え室が個室に変更された。 二回戦は再抽選され、対戦相手が分らないようにするというものらしい。 しばらく、控え室でエルの調整をしていると係り員がドアを叩く。 「陽元選手、エル選手、準備お願いします」 俺は、エルを抱え案内に従う。 先ほど戦った会場だが、照明が落とされ、門からの通路も暗く横に係り員がついてもらいオーナーブースへ入った。 「暗いですが、このままセッティングをお願いします」 指示に従い、エルのセッテングを開始する。 ふと、筐体を挟んだ向こう側のブースを見ると、向こうでもセッティングをしているようだ。 対戦相手ということだ。 セッティングが終わり待機していると、ヘッドセットに開始準備アナウンスが流れる。 「このままか?」 戸惑っていると、エルもヴァーチャルフィールドに下りた様で、通信可能になっていた。... -
<ある日の休日>
凪さん家の十兵衛さん 第三話<ある日の休日> 朝、今日は専門は休み。だというのに十兵衛は律儀にもいつもの時間に俺を起こす。 「マスター、起きてくださいっ!」 「うぅむにゃ…あと5分、いや5時間…」 「駄目ですマスター!!起きてくださいぃぃぃ!!」 そういって十兵衛は俺のシャツの袖をむき~!!っとした表情で引っ張る。もちろんそんなことしても俺が動くはずは無いんだが。 しかし、 「いま商店街のスーパーで突発朝市セールしてます!行かないと! マスターの好きな冷凍食品も最大7割引です!10時までに行かないと終わっちゃいます! 冷蔵庫の海老ピラフ無くなったじゃないですか!今見てみたら7割引だったんですから!買いに行かな…ひゃぁ!」 「よし行こう!すぐ行こう!今すぐ行こう!急いで行こう!」 俺はその海老ピラフという魅力的な単語を聞き、決心してぐわっと起き上がった。そ... -
戦う神姫は好きですか 四話後半
前へ 先頭ページへ アタシは走った。 今まで生きてきた中で一番じゃないかと思えるくらいに走った。 腕の中には冷たい金属の質感しか持たないトロンベが眠っている。 速く何とかしないと、大変な事になる。 そんな気がしていた。 だから、アタシは走った。 ホビーショップ・エルゴに向かって。 ここからエルゴまでは1km弱。 本気で走れば5分で着ける。 だからアタシは本気を超えて走った。 雨がますます強くなる中、アタシは走った。 身体中に雨の水滴が叩きつけられる。 それは痛みを、冷たさを伴っている。 けど、トロンベはそれ以上のものを味わった。 この程度で音をあげる資格は、アタシにはない。 だから、ひたすら走った。 住宅街を横切り、繁華街を横切り、ひたすらに走った。 エルゴの看板が見えてきた。 たった1kmを走りぬいただ... -
戦う神姫は好きですか 六話
前へ 先頭ページへ 醒めない夢は現実と変わらない、とは誰の言葉であったか。 例えば殺される夢を見たとする。 例えば楽しい夢を見たとする。 例えば不思議な夢を見たとする。 それらを夢と判断するものとは一体何か? 刺される瞬間、その痛みが無い事に気付く。 それは感触の喪失。 楽しんでいながら、それが現実では有り得ないと気付く。 それは現実の実感。 不思議な感覚に包まれ、何となく夢だと気付く。 それを判断するものは? 仮にだ。 全ての感覚が起きている時と全く同じであり。 現実に起こりうる事の延長線上の出来事が起こる。 それが夢ではないと言い切れるか? 極論だが、貴方がこの文を読んでいるのも実は夢なのかもしれないのだ。 ……そんな事を考えさせるほどに、2036年の技術は進歩していた。 それはバーチャルリアリティーとも仮想現実空間とも呼ばれるモノである。 ... -
:〈2つ名〉辞典
2つ名 辞典 各作者様の登場人物紹介から抜粋させていただきました。 なお、Wikiに登録及び出演しているキャラクターのみです。 また、新キャラや新たな2つ名誕生の際は各作者様ご自由に更新OKです。 [非]= 非公式バトル [ロ]= ローカル(一部地域でのみ通用) [自]= 自称 《マスター編》 あ行 か行 《外道》[ロ] 猪刈 久夫 妄想神姫 《コンダクター》 長月 スバル Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ さ行 《G》 日暮 夏彦 HOBBY LIFE,HOBBY SHOP 《屍ケン》[非] ケン Mighty Magic 《Executioner》《死刑執行人》[非・ロ] ミラ・ツクモ EXECUTION 《死の恐怖-スケイス-》 橘 明人 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 《... -
信念
前へ 先頭ページ 次へ 「信念」 熱い。 普通に立っているだけでもオーバーヒートしそうだ。 アーンヴァル「マイティ」はあごから滴る冷却液をぬぐった。 あたりに舞い散る火花はただの演出オブジェクトでダメージは無いと知る。 フィールド・火山地帯02。 現実世界ではありえない、灼熱の世界。 開けた平地の周囲には大小さまざまな活火山が囲むように林立し、絶えずマグマを垂れ流している。一部は葉脈のように平地にも入り込んでいて、とある場所では水たまりのように滞留してしまっている。このマグマにはしっかりダメージ判定があり、体の正中線が浸かればその瞬間にデッド判定されてしまう。 「相変わらず、マスターの頑固に振り回された節操のない装備ね」 マイティはストラーフのGAアーム・バックパックに、サバーカ・レッグパーツを装備している。胸には防御性能に特化... -
ねここの飼い方・劇場版 ~序章&一章~
西暦2036年。 第三次世界大戦もなく、宇宙人の襲来もなかった、2006年現在からつながる当たり前の未来。 その世界ではロボットが日常的に存在し、様々な場面で活躍していた。 神姫、そしてそれは、全項15cmのフィギュアロボである。“心と感情”を持ち、最も人々の近くにいる存在。 多様な道具・機構を換装し、オーナーを補佐するパートナー。 その神姫に人々は思い思いの武器・装甲を装備させ、戦わせた。名誉のために、強さの証明のために、あるいはただ勝利のために。 オーナーに従い、武装し戦いに赴く彼女らを、人は『武装神姫』と呼ぶ。 ~プロローグ~ 其処は鶴畑家邸内に構えられた武装神姫専用棟。 この場所に置いて、あの鶴畑3兄妹の武装神姫たちが生まれ、訓練され、使役され、そして朽ち果て、棄てられていく。 そしてその施設の一つ、リアルバトル様式の実験場にて、新アラ... -
Gene22 田ミ屋
それは、ハコニワの中の闘争。タイトな戦場でせめぎ合う、ブレーキを知らないマシン達。 『さあっ! 今日もレースの時間がやってまいりましたーなーのだー! 今日は前代未聞の大戦カード、なんと神姫VS神姫のタッグマッチなーのだー!! おまけに複勝馬券はレート2倍なーのだー!』 コンパクトなボディ、張り詰めたスリックタイヤ。情熱の、甲高いモーターノイズ。 『赤ぁ~コーナぁー!! 本店の名物コンビ、爆走姉妹レム&ポー!!! マシンはお馴染みマグ○ムセイバー、ソニッ○セイバーなーのだー!』 「ポー、調子に乗って突っ走るなよ」 「わかってるぜレム姉貴! 俺達なら楽勝だぜ!」 『対する青コーナー、白馬でダークホースな白黒コンビ、トゥールー&飛蘭コンビ! なんと今日が正真正銘初レースなーのだー!! マシンはキャノ○ボール&シャイ○ングスコーピ○ン!!』 「初レースって、今日初め... -
CL:第三話 エイダ
前へ 先頭ページ 次へ 第三話 エイダ クエンティンは混乱していた。 まばゆい光に包まれたと思ったら、ボディが今までのとぜんぜん違うものにすげ変わっていたのだから混乱しないはずがない。いや、すげ変わっていたのではなく、これは本来のボディそのものが変化したのだ。見たこともないエネルギーラインが体を取り囲み、見たこともない装甲が全身に取り付けられている。というよりは装甲そのものも体の一部のようだった。 あまつさえ当たり前のように空中に浮遊している。アーンヴァルのような推進器の類はなく、背中に生えた小さな羽根からしゃわしゃわと出ているエメラルド色の粒子だけで、轟音も地面に吹き付ける風圧も無く、ただ浮いているのだ。 こんなことになった原因はすぐに分かった。あの銀髪の変な神姫だ。あの変な神姫が自分の頬を触ったと思ったら、消えて、なぜかその神姫の声が今は自分の中から聞... -
いつか光り輝く 4.0話 「融合~GとG」
第4話 「融合~GとG」 1 ガーベラ・ストレートを手に入れてから数ヶ月が過ぎた。 季節はすっかり冬。 公式戦に参加したマオは破竹の勢いでランクを上げ、今じゃセカンドリーグの中程だ。 まだ研究施設から出す段階でなかったマオにはIDが無いのだが、 なにやらあやしい手段でなんとかしたらしい。 賞金の出る各種企業主催のバトルにも(バーチャルなもの限定で)参戦し、 安定した収入を稼いでいる。 家賃と光熱費を折半して頂けて大助かりですよ。 が、そういった賞金の出るバトルには内藤も参加してる訳で… 内藤と小姫ちゃんに勝てたのは最初の1回だけで、後は全て負け。 単に結界を早め早めに展開すれば良いだけなのだ。 相性最悪。 公式戦でも同様な防御手段を持った神姫にはまるっきり歯が立たない。 近接斬撃オンリーな故、ショットガンにも弱い。 完全に同... -
Mighty Magic 3
戻る 先頭ページ 次へ 目次 インターバトル2「誤情報」 インターバトル3「エルゴより」 「固執」 「戯れ」 ※For adult only インターバトル2「誤情報」 「…………」 ぱかぱか。 「ま、マスター、どうですか……?」 ぱかぱか。 マスターは一瞬頭の中が真っ暗になり、立ちくらみを起こして倒れそうになった。 「まったく……」 「ご、ごめんなさい」 椅子に座り腕を組んで渋い顔をしているマスターの前の机の上で、アーンヴァル「マイティ」は恥ずかしさと申し訳なさと自分のバカさ加減に顔を真っ赤にして小さくなっていた。いや、もとから小さいのだが。 「シエンちゃんが、こうすればマスターが喜ぶって」 「奴の仕業か……」 マスターの言う「奴」とはハウリン「シエン」のことではなく、そのオーナーのことである。 「ココちゃんも、言ってましたよ」... -
燐の10.5「小さな挑戦者」
武装神姫のリン 第10.5話「小さな挑戦者」 「藤堂亮輔さんですよね?」 「うん?」 俺はお使いのためにリンと2人でエルゴに向かっていた(茉莉とティアは家でくつろいでいる)のだけど、後ろから急に声をかけられた。 俺が振り返るとそこには中学生ぐらいの少女と見た目は小学生。 それも結構低学年らしい男の子が少女の服のすそを掴んでいる。 そういった2人が立っていた。 「えっと…どこかで会った事あったかな?」 今の所心当たりがないので聞いてみた。 「いえ、これが初めてだと思います。」 少女が応えた。 「じゃ~、なんで俺の名前知ってるのかな?」 「神姫ネットで調べたんです」 「なんでそんなことを?」 「…ほら新。この人でしょ??」 「………うん……」 少年は小さくうなずいた。 「えっと、俺に用があるのはこっちの子なのかな?」 だいたいの予想はついてい... -
エントリー済み神姫一覧
《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆テンチョー(姉担当)&カレラ(エウクランテ/汎用型CSC) 1.C4 AC用ハンドガン 2.B1 グライダー風味ウイング 3.A9 板野サーカス 4.C11 脚部レールカノン 5.B7 サザンクロスの印 6.C4 AC用ハンドガン Op2 明鏡止水ドライブ ◆テンチョー(妹担当)&ラーリ(アーク/超攻撃型CSC) 1.C9 連装型サブマシンガン 2.C11 XBR-M-82Aビームライフル 3.A7 スカーレット・ナイトライダー轢き逃げ 4.C11 XBR-M-82Aビームライフル 5.A7 スカーレット・ナイトライダー轢き逃げ 6.C9 連装型サブマシンガン Op2 ヒミツのギミック 姉妹対決。勝ち残ればイヤでも戦うことに……。 どちらもお強いのでその可能性... - @wiki全体から「二アー・トゥ・ユー」で調べる