結奈SEでゴーストを作るメリット、デメリット

メリット

伺かにおけるゴースト制作においてはそのほとんどが栞の内部辞書を
テキストエディタ等で編集していくことになるわけだが、
結奈SEの場合は専用となるゴーストエディタにより内部辞書及びテキストデータを編集することになる。
そのためゴースト作りを始めようと思い立ったら、
ゴーストエディタを搭載したゴーストセットがあればすぐにできるのが強みである。
テキストエディタ等のようにゴースト周り以外に必要なアプリケーションを準備する必要が特にないのである。
ただし当然ながら、ゴースト作成に必要不可欠なシェルは予め別に用意しておく必要はある。
ちなみに補助的ではあるがゴーストエディタよりshellのsurface編集も行うことができる。

また実際のゴースト制作に即してのメリットとしては予めトークやスクリプトの入力がカテゴリ分けしてあるため、
必要な箇所を記述していけばそれだけでゴーストを作り上げることができる。
その際にもSSTPを用いたスクリプトのテストが起動させたゴーストでそのまま行うことができるため
動作を確認しながらの編集作業が非常に行いやすい。
そしてゴースト公開後のネットワーク更新においてもゴーストエディタよりボタンひとつで行うことができるため、
気軽に更新することができる。

デメリット

しかしながら当然、デメリットもある。一番に挙げたいのがゴーストエディタ、アプリケーション自体の不安定さである。
ある程度使い込めばどういった場面でゴーストエディタが落ちるかは予測できるかもしれないが、
ゴーストエディタが不安定な動作終了をしてしまった場合、最悪ゴーストの辞書ファイルを破損させてしまう。
つまり記述、編集したデータが全く消えてしまうのである。
結奈SEを使う場合、常にこの事象と隣り合わせであることを肝に銘じておかなければならない。
編集した辞書ファイルのこまめなセーブだけではこの事態を回避できないのである
(こまめにゴーストをアーカイブ化してセーブすることをお勧めする)。

その他のデメリット面としては、メリットとして挙げたカテゴリ分けされた入力項目である。
一連の動作が複数カテゴリにまたがる場合、少々煩雑になってしまう感があるのは否めない。
特に変数を用いた反応の分岐を用いてカテゴリをまたいでいる場合、うまく動作しない可能性がある。
さらにこれはより作りこんだゴーストを目指そうとした場合、
結奈SEのカテゴリの階層構造を予め理解してスクリプト記述の全体設計をきちんとしていないと行えない。
言い換えると、トークやネタなどを思いつくままに入力しているだけでは分岐などによる不整合が必ず生じてしまう。
その場合カテゴリごとの移動は行えず、トーク単位での移動になるためかなり面倒な作業を強いられる。

また、結奈SE自体開発が止まってすでに数年経過しており、
その後に登場した本体、SSP等に実装された機能や技術に対応してない可能性もある。

総括

これだけだとデメリットの面が強調されてしまっているかもしれないが、ゴーストに特別な機能を持たせたり、
複雑な作りをすることを求めないのであれば最も簡単にゴースト作成を行えるのが結奈SEである。
なにより、トークをひとつ追加しただけのような場合でもデータ更新が簡単に行えるため、
気軽にゴースト制作を楽しみたい人にはうってつけである。


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最終更新:2008年01月23日 15:16