作中のTRPG・SCREAN
SCREANの世界に存在するメタフィクションとしての
SCREAN。
様々なバリエーションが存在し、オリジナルのシナリオも、作者の正体も不明。
セッション中に意識を失うプレイヤーや、何かに乗っ取られたゲームマスターが現れ、大騒ぎになった。
あらすじ
街で最近続いている不審死。
友人や家族が死んだり、オカルト好きな人間が事故現場で知り合い、彼らは坂の上の喫茶店に集まるようになる。
ある日彼らは事故現場で地面を這う謎の影に遭遇し、尾行を決意。
辿り着いた造船所の中で発見した石版は、邪神の宿る呪われた遺物であった。
石版に手をかざした彼らはカト(カゲ)を操るカテラヌーヴ(カゲツキ)となり、災禍を絶つ方法を求めて危険な探索に身を投じるのだった。
シナリオによってゲームの目的は異なり、アヌーカト(ノラカゲ)をすべて倒すとクリアとなるもの、闇の教団と戦うもの、石版を集め邪神を封印するものなど多岐にわたる。
ゲーム中の設定
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カト(カゲ) |
邪神によって授けられた力。
生き物の影の形をしており、カテラヌーヴ(カゲツキ)の意思に従って行動する。
カトには他のカトや人間の影を攻撃する力があり、影を破壊された人間は即死する。
カトは戦うことで成長するが、カトの受けたダメージはカテラヌーヴを襲うほか、育ち過ぎると自分の主の影を食い、無差別に人間を襲うアヌーカト(ノラカゲ)となってしまうので注意すること。
カトは影の映らない場所に出ることは出来ず、また影しか見ることが出来ない。
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カテラヌーヴ(カゲツキ) |
石版を通じてカタラケパット(影の王)と契約し、カトに取りつかれたもの。
邪神を封印することが出来るのは、カテラヌーヴのみ。
ゲーム中では、プレイヤーを指す言葉でもある。
NPCにも数人のカテラヌーブがおり、プレイヤーと目的を同じくする者も、敵対する者もいる。
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カタラケパット(影の王) |
影を司る邪神。
信者にカタラを授け、また呪いを得意とし、古代インダスでは権力闘争に加担していた。
インダス文明の衰退はカタラケパットによるもの。
カタラケパットを封印することで全てのカトは消え、街に平和が取り戻される。
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石版 |
邪神を封印していた石版。
数十年前貿易商の手でインドから持ち込まれ、数年前までは私設の美術館で公開されていた。
召喚者は石版を数枚に割った上で、街のあちこちに隠した。
邪神を再び封印するには、石版を集めて封印の呪文を唱えなくてはならない。
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召喚者 |
邪神を現代によみがえらせた張本人。
封印の呪文や石版のありかなど、重要な情報は全て彼の周りにある。
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アヌーカト(ノラカゲ) |
主を持たないカトの意。
街を騒がせている変死事件の犯人。
カトが成長しすぎてカテラヌーヴを食べてしまうと、アヌーカトとなる。
主がいないため不死身で、倒されてもしばらくすると復活してしまう。
普段は大人しいが、踏まれたり、カトの存在を感知すると襲ってくることもある。
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美術館 |
貿易商が設立したという工芸美術館。
後継者が途絶え、数年前に閉鎖してしまった。
地元のガラス細工の他、貿易商がコレクションした世界の珍品が展示されている。
石版もその中の一つだったようだが、現在どうなっているかは不明。
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封印の呪文 |
邪神を封印するための呪文。
集められた石版の前で、以下の呪文を唱える。
「スミヤ、スミヤ、カタラケパッタン! ウロ、メテラ、ヴミアージャ! ウレラ、カタラケシャテク、ソーディラッハ! ウレラ、カタラケシャテク、ソーディラッハ! ウロ、メタラケヴーマ、エリャ! ウロ、カテラヌーヴァ、エリャ!」
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造船所 |
潰れた造船所。
作中の変死事件が発生した場所であり、ゲームの実質的なスタート地点。
ここでカトを手に入れ、アヌーカト(ノラカゲ)から逃げるところからSCREANは始まる。
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教団 |
邪神を崇拝するカルト教団。
完全な邪神の復活と、邪神の力による統治をもくろんでいる。
幹部にのみカテラヌーヴとなることが許されており、彼らは幾度となくプレイヤー達とぶつかることになる。
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彩晶堂 |
坂の上の喫茶店。プレイヤー達の拠点でもある。
喫茶店の他にギャラリーも兼ねており、街の若いガラス職人はこの店に作品を置いてもらい、
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最終更新:2015年03月07日 12:29