玲音@SD
今日は休日だ。
ロビーに下りていくと、風花がソファに据わってノートパソコンを見ていた。
ネットを見ているらしい。いつもの光景だった。

天神@紫藤神魔
「おはよう、風花」

玲音@SD
風花「あ、紫藤くん。おはよう」

天神@紫藤神魔
「今何時だか分かるか?昨日アルバイトで遅かったら時間がわからん・・・」

玲音@SD
風花「11時過ぎ」
少し笑いながら。

天神@紫藤神魔
「じゃあもうお昼か・・・」
「まったくもって寝坊だな、目覚まし握りつぶすとは思わなかった・・・」

玲音@SD
風花「そうだ。コーヒー飲む?」

天神@紫藤神魔
「おお、飲む飲む」

玲音@SD
風花はくすくす笑いながら、自分の分のおかわりと一緒に紫藤のコーヒーを淹れてきた。

天神@紫藤神魔
風花のコーヒーって豆ひいてるんでしたっけ

玲音@SD
いえ、寮のインスタントですね。

天神@紫藤神魔
「あー眼が覚める匂い、風花はブラック派か?」

玲音@SD
風花「いえ、私は少し甘いのが」

天神@紫藤神魔
「そうか、甘いのっていいよな」ミルクと砂糖いれてる奴

玲音@SD
風花「にがいのはちょっと苦手です。子供っぽいかもしれませんけど」

天神@紫藤神魔
「別に子供っぽくなんて言わねえよ、それなら俺は風花より子供になるぞ?」

玲音@SD
風花「ええと……それは、」
風花は笑ってごまかした。

天神@紫藤神魔
「ははは、気にするなよ男の子だって甘い物に心ときめく瞬間はあるんだよ、ガートショコラとかな」
コンビニにだって『男のスイーツ』って増量品が売ってるくらいだと付け加える

玲音@SD
風花「あ、別に変だとかそういうことじゃないですよ」

天神@紫藤神魔
「うん?」

玲音@SD
風花「ただ、なんというか、紫藤くんのイメージというか……」

天神@紫藤神魔
「クラスの柄の悪い不良転校生には見えないか?」

玲音@SD
風花「え、ええと、ごめんなさい。忘れてください」
風花は苦笑している。

天神@紫藤神魔
「いいって、仲間だろ」
「それに地元じゃ確かに不良やって喧嘩もしてたしな」

天神@紫藤神魔
「人間そんなもんだよ、自分の知ってる面とは違う面が必ずあるもんだ」
さらに角砂糖一個いれて飲む

玲音@SD
風花「ペルソナ、ですよね」

天神@紫藤神魔
「そうだな、まあ俺は見たまんま、荒々しい馬鹿力だろ」

玲音@SD
風花「それだけじゃないですよ、きっと。紫藤くんのセキリュウは」
風花「助けられた時、そう思ったんです」

天神@紫藤神魔
「それだけじゃないって?」

玲音@SD
風花「不器用だけど、どこか優しい面もあるというか……」
風花「そういうのわかるんです」

天神@紫藤神魔
「優しいねえ・・・」
「俺はそんなに優しくないと思うが」

玲音@SD
風花「あとは、嘉田塚先輩のアティスは、静かに見えてどこか苛烈なイメージがあったり。篠宮先輩のタナトスは、どこか悲しげ」
風花「あくまでペルソナのイメージですし」

天神@紫藤神魔
「ふむ」

玲音@SD
風花「でも、紫藤くんはそれなりに優しいと思いますよ。その、見た目はちょっと恐いけど」
風花は笑っている。

天神@紫藤神魔
「・・・臆病だと思うがなぁ自分だと」
「転校してきたばっかの時、風花みて『ああ、こいついじめられてんのかな?』って思ったことがあったんだが」
「あの時、俺、地元にいられなくなって、転校でこっちに逃げ出してきたようなもんだったから」
「問題起こすのがどうかで迷っちまったんだよ、俺」
俯いて語る

玲音@SD
風花「……あの、もしかして、助けようとしてくれた、とか」

天神@紫藤神魔
「あんまりクラスでいい顔されてたわけでもなかったし、風花だって俺みたいなよくわからに不良が近づいてきたらおびえるだろ?・・・いや、言い訳だなすまん」
「・・・なにもしなかったことには変わらないしな」

玲音@SD
風花「いえ、紫藤くんが謝ることじゃないです。それに、勇気が出ない気持ちって、わかるから」

天神@紫藤神魔
「・・・すまん」
「俺は、風花こそ優しいと思うな」

玲音@SD
風花「私は……私も、臆病なだけ」
風花「あの時もそう。じっと、誰かが助けてくれるのを待ってた」

天神@紫藤神魔
「自分をいじめて、謝ってきた相手を許せるなんて優しさ、そうそうねえよ」
「風花には包みこむ優しさがあるよ、間違いない」

玲音@SD
風花「それは……なんだろう。ルキアが教えてくれたことなのかな」
風花「私にも何かが出来るって」

天神@紫藤神魔
「なら、なおさらそれは風花の力だよ」
「ルキアも風花の心から生まれたものなんだから、それは風花の心だ」

玲音@SD
風花「そう思えたらいいんだけどね。まだ、本当のところわからないの」
風花「ただ、ここには私の居場所があるから。だから頑張ってみようって思う」

天神@紫藤神魔
「おう、頑張れ風花」

玲音@SD
風花「ありがとう」
風花はなぜかおかしそうだ。

天神@紫藤神魔
「今度、誰かにいじめられてても俺が助けてやるよ」
「蛇の道は蛇って、んな後ろぐらい奴追い返してやるよ」と腕をまくって

玲音@SD
風花「それってものすごく心強いような、すごくまずいような……」
風花「でも、ありがとう。そうだよね。仲間がいるんだ」

天神@紫藤神魔
「まあ、気にすんなって!不良の仲間なんてやっかいごとにまきこまれない限りはいいとおもうぜ」
「これからもよろしくな風花」

玲音@SD
風花「うん。よろしく」

天神@紫藤神魔
「影時間の時だって頼りにしてるぜ、ほんと」

玲音@SD
風花「うん。紫藤くんも、すごいと思うよ」
風花「私だけじゃない。みんな頼りにしてると思う」

天神@紫藤神魔
「俺なんて脆い脆い」
「さて、昼飯でも作るかな・・・風花の分も作ってやるよなにがいい?」
俺は朝飯と兼ねてるけどと苦笑する

玲音@SD
風花「あ、私は……何でも大丈夫」

天神@紫藤神魔
「よし、紫藤特性オムレツくわせてやる!不毛な味はしないから期待してろよ!」
(ぁ

玲音@SD
風花「あ、ははは……お願いします」

玲音@SD
/*/

天神@紫藤神魔
お疲れ様でしたー

玲音@SD
はい、時間です。お疲れ様でした。

玲音@SD
美鶴よりも順当にいけそうに見えるw

天神@紫藤神魔
不思議だなあ・・・美鶴より動かすのに違和感感じない

(中略)

玲音@SD
では、リザルト。
関心度は2→3に上昇
関係値は+60
最終更新:2009年07月26日 23:32