Alan Baddeley先生によるワーキングメモリの概説書の翻訳が出版されました。
ワーキングメモリといえば,音韻ループ,視空間スケッチパッド,中央実行系からなるモデルが有名です。
本書では,このモデルの提案者であるBaddeley先生自身がモデルの背景,その後の研究の進展,理論のアップデートについて概説してくれます。
さらに,社会的認知や抑うつ,意識などのより広いテーマについてワーキングメモリの観点から議論しています。
ワーキングメモリが気になっている方にお勧めしたい一冊です。
原書は,以下の通りです。
Baddeley, A. (2007). Working memory, thought, and action. Oxford University Press.
最終更新:2012年09月16日 (日) 21時16分29秒
最終更新:2012年09月16日 21:16