ゆっくり農園1

どうも~猫です。
注意書き
  • 一部下品(虐待要素0ですのでご安心を)な表現があります。
  • 一応現代設定ですが幻想郷ぽい雰囲気があります。
  • ゆっくりに対する設定はすべて僕ルールです。

 -----本文-------

  ゆっくり農園

突然だが僕の住む村は20才になると少し狭い農地が配布される。過疎化して土地ばかり余ったための有効活用と
農業で生計を立てている村なためその農業の優れた村人の育成のためである。
もちろん管理が悪いと取り上げられてしまうし管理が優れていれば農地拡大もあるためみんな必死だったり最初から権利を捨てた人もいる。
そんな僕ももう20才・・・もちろん受理したが、一人で運営するのは大変だ。
そこで僕は着眼点を変えてみた、この農園のルールは「一人」ですること。
つまりゆっくりにお手伝い・・・いやゆっくりが主役の農園というものもなかなかいい。ゆっくりの単位は「匹」だから何匹住み込ませてもルール違反にはならない。

まずはゆっくりをスカウトするとこからスタートだが、早速問題が発生。
この村とゆっくりは離れて暮らしている。理由は簡単だ。
ゆっくりの棲家は村を出て山を上り山頂付近まで行かないといけないからだ。
人間の足で行くと軽く片道7時間はかかる道のり。
よほどゆっくりがかなり好きか山が好きでなければまず行こうとしない。
僕は確かにゆっくりは好きだが往復14時間かけて向かうほどではない。

・・・こうして現在ひたすら山道を登っているわけだがかれこれ5時間かかったが未だにゆっくりはおろか人にすら会ってない・・・。
とりあえずは開けた場所に到着したので休憩することにしたが・・・。
「にんげんさんなんてめずらしいね!ゆっくりしていってね!!」と声がした。
僕は嬉しさのあまり「おおおおーゆっくりしていくからゆっくりしていってね!!」と口にしていた。
目の前には麦藁帽子を被ったゆっくりが居た。ゆっくりゆうかだ。
確か・・・このゆっくりは農業や栽培に対して優れたゆっくりだったはず・・・。
神は僕を見捨ててはいなかった!!。
その後ゆうかと一緒にいるゆっくりが数匹居るらしいので巣に案内してもらった。

「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」巣に入った瞬間超ステレオで声が響いた。
「にんげんさんなんてめずらしいね!」赤いリボンのつけたゆっくり・・・れいむが話しかけてきた。内容はゆうかと一緒だな。
ここに居るゆっくりは・・・れいむとまりさとちぇん・・・そしてゆうかの4匹。
「君たちはこれだけ?」僕は子供とかも居るのかなと聞いてみた。
「そうだよ!むれのみんなからじりつしたんだよ!!」とまりさが答えた。
なるほど・・・要するにこの4匹は独立したということか・・・。
ならば手っ取り早いな・・・。よし!勧誘だ!!。
「ところでさ・・・」僕はゆっくり農園計画を余すことなく語った。
「とってもゆっくりできるはなしだけど・・・」ゆうかがうつむいている。
理由はわかっている、すでに植えてしまった作物が心配なんだろう。
「よしなら植え替えをしよう!!」僕はゆうかに提案した。
今日は提案だけして下山することにした。農地の受領手続きとかあるし。
「それじゃーな!!」「「「「ゆっくりさようなら!!」」」」
それぞれの挨拶をし立ち去った。

翌日・・・僕はバケツを2つ持って山を登っていた。植え替えをしたかったがまずは土を加工する必要があった。
なぜなら僕が受領した農地は長年放置してあったせいで土はぱらぱらで栄養は皆無、ほとんど雑草などが生える荒野のような状態である。
「ちくしょ・・・村長め・・・こんな農地に向かない土地を押し付けやがって・・・」愚痴を言うとき僕は口が悪くなる癖がある。
もちろんゆうかたちには見せない裏の顔だが。そして今に至るわけです。
幸い僕は基礎的な技術を習得しているのでなんとかなるか・・・と思った。
ブツブツとつぶやいていたら巣の前まで来ていた。
ゆっくりたちは僕を見るや否や飛び出してきた。
「ゆっくりしすぎだよ!!ぷんぷん」どうやらずっと待っていたらしい・・・なんか悪いことしたな・・・。

枯葉を2つのバケツいっぱいに押し込んでゆっくりと一緒に僕の配布された農地へ移動した。
「これはひどいね・・・」ゆうかはこれがどんな惨事かを知っている。
ゆっくりであればここで種を植えるのは無駄と諦めてしまうが僕には勝算がある。
「ここを再生させることができる!僕についてきて欲しい!」ハッタリではない。
「ゆぅ・・・わかったわ、どこまでできるかわからないけどゆっくりがんばりましょう」ゆうかが納得し、ほかのゆっくりたちも同意した。

そして僕は昨日のうちに穴を掘っていた(高さ3メートル、幅2メートルぐらいの大きな穴でさらに設置面は鉄板で固めた)。そこに集めてきた枯葉と農場の土を混ぜた。
「・・・こんなのどうするの?」ゆうかは疑問に思って質問してきた。
「もちろん土に栄養を与えるのさ・・・それと君たち、トイレはここでしてくれ」
僕はさらりと言った。
最初はゆっくりたちはびっくりしたが何か考えがあるんだろうと承諾した。
こういった肥料とか土の加工とかの技術は人間か自然しかしないためゆっくりには概念がなかったんだろうな。

そしてかき混ぜたり中身を継ぎ足したりれいむたちが捕獲したミミズを投入したりして数日・・・土は見事に栄養満点に蘇った。
ゆうかは目が丸くなり、ほかのゆっくりたちは喜んで飛び回っている。
さらに数日かけてゆうかが育てていた作物を僕の農園に植え替えた。
僕は初期の状態で人材、作物、肥料を持ったまさにチートモードでスタートするのであった。

              続く
 --------あとがき--------
どうも猫です。
農業についてはあんま知識はありませんがなんとなく書き上げてきました。
リアル農家様が見てたらぼこぼこにされそうなSSですが・・・ゆっくりのSSということで大目に見てください。

  • 農家さんがみていたら、きっとほほえむとおもいますよー。 -- ゆっけのひと (2009-06-03 20:50:54)
  • ゆっくりとの生活か・・・いいなぁ     -- 名無しさん (2010-12-01 03:39:36)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2010年12月01日 03:39