ゆっくり愛で小ネタ22 無口なゆっくりとある日の休日

※俺設定、俺妄想の極み。ご了承の上どうぞ。

『無口なゆっくりとある日の休日』

今日は休みだかられいむをどこかへ連れて行ってやろう。
「おーい!!れいむー!!」
ゆっくり用に改装した部屋の前で大声を出して呼んでやる。
「ゆー!!ゆっくりしていってね!!!」
 ・・・とまあ普通のゆっくりなら元気に飛び出て来るんだがうちのゆっくりはちょっと違う

そーっとゆっくりでも楽に開けれる軽いドアを開き
少し顔を赤らめモジモジアセアセしながらドア越しにこちらを覗いている。
その様はまるで花も恥らう清廉潔白、純情可憐な少女そのもの。
いつもながらかわいいなぁ。

「ほら、こっちおいで」
そういって手招きすると丁寧にドアを閉め少し恥らいながら俺の足元へやってくる。
「ちゃんとドアを閉めていい子だね」
そういいながら優しく頭をなでてやると、まるでキスでもされたかのように赤くなり
うつむいてモジモジする。

あー!!もう!!!たまんねえっす!!!!こ れ ぞ 萌へ ! ! ! ! !

と内心テンション上がって来た所でれいむに尋ねる。
「今日はどこへ行きたい?」
そういうと何も言わず俺のズボンをはむっと遠慮がちに咥えて少し引っ張る。
「ん?付いて来いってことかちょっと待ってろ。支度するから。」

弁当に水筒それに色々な小物っと、ちゃんとれいむの分も用意してっと。急いでれいむの元へもどる。
「おーい待たせてごめんな。」
さっきの位置のまま一歩も動かず静かにどこか気品すら漂っている。ゆっくりれいむなのに。
俺が近くに来たのを確認すると、微笑んだ後にまるでバラを背負うかのような、
そんな美しさすら感じさせながら、ふわっとひるがえり
ゆっくりと綺麗なリズムで飛び跳ねながら俺を自分の行きたい場所へ誘う。

あ、やべ、きっと俺、今さくやがれみりゃを可愛がってる時と同じ顔になってる。うん、鼻血確認おk。

鼻にティッシュを詰めながら散歩気分で林道を歩く。
「あ、おいそっちは草むらだぞ。」
そう呼び止めるとすこしこっちを見てまるでだいじょうぶ、といわんがばかりに笑顔で返す。
するとそのまま草むらの中に入っていってしまった。
慌てて、見失わないように後を追いかける俺。
だが草に隠れてしまってなかなかれいむの姿を捉えられない。
これは困った、れいむを探してうろうろしていると、急に丸い物体が横から顔めがけて飛んできた!
うぶ!!!驚いて尻餅をついてしまう俺。
なんだこれ、と顔から外すとれいむだった。
「おい、どうしたんだよ。いきなりぶつかって来るなんて。」
そう尋ねるとれいむは後ろを向いてその先に在る物を示した。

 ・・・これは・・・多分、落とし穴だ。それもかなり広範囲に渡って草をおおい被せてある。
なるほど、深さはどれくらいか解らないが、気付かず落ちれば確かに怪我をしたかもしれない。
このれいむ、無口で内気だけど、こういう時は異常に鋭い上に積極的に行動で意思を示す。
こいつは元は野生だったから多分、あんまり喋らない分こういう風に皆を引っ張っていたに違いない。
「ありがとな、れいむ。よし、ここからは離ればなれにならないように足元にひっついていろよ。
それで俺の行く道が合っていたら裾を咥えてそのまま真っ直ぐ引っ張る。
間違えていたら裾を咥えたままいやいやするんだぞ。」
力強い表情と可愛らしい頷きの後、れいむは俺のズボンの裾を引っ張って目的地までゆっくりと導いた。


それからしばらく俺たちは歩き続けた
恐らく猟師達もなかなか行かないであろう
山道を上り下りしながら深い獣道に少々ビビリつつも、静かな森の中をれいむと進んでいった。
驚くほどにれいむは元気なままズボンを引っ張り道を示してくる、
もしかすると今の俺って親ゆっくりに引っ張ってもらう子ゆっくり?

このれいむみたいな女子ならおかーさんになってもらいたいれす!!!
 ・・・いかんいかんちょっと疲れてきたのかおかしなことを考えてしまう。

妄想を振り払い森の中を歩き続ける。

そして・・・・

「ここがれいむの行きたかった所か!!!」

俺は正直に驚いた、美しい小川だった。恐らく人の手もおろか、
妖怪やゆっくり達もほとんど知らないのであろう、すばらしい風景だった。
周りの白く美しい小岩や岩石は自然が描く美しくも荒い力強さを感じさせ。
あまりにも澄んだ美しい川は川底やそこで優雅に泳ぐ住人たちを映し出していた。

そんな光景に見惚れているとれいむはすっ、とそこに住む妖精の様な軽やかさで
岩の上にゆっくりと降り立った。
そして・・・・・



「ゆっくりしていってね!!!」



少し顔を赤らめ最高のゆっくり顔で一言、そう言った。

ああ、ゆっくりさくや、おれお前の気持ちがよく解る。
感涙と鼻血をだばだばと垂らしながら俺はしばらくヘブン状態入りました。

少し落ち着きを取り戻した後、もう昼を過ぎていたので
れいむと共に昼食を取った。
小口でほとんど解らないほど上品にむーしゃむーしゃしているれいむを眺めながら
ゆっくりと弁当を食べる。
俺の「ごちそうさま!!」に合わせ、
あくまで静かに上品に聞こえるか解らない程度の声で、「しあわせ♪」とゆっくり流のごちそうさまをするれいむ。

食後は何することも無く。
照れるれいむを抱きかかえながら美しい小川を眺め続けていた。

「なあ、れいむ今幸せか?」
コクンっと頷くれいむ。そっかとつぶやく俺。

とてもゆっくりとした時間の中、日が落ち始めるまで俺たちは
ゆっくり、川を眺め続けた。


おまけ:帰りは近道を通って元の山道に戻りました。このれいむはホント地理に強い。

長くなりすぎた上に977さんの言ってる物とはおおよそかけ離れた物に。
たぶん普通の元気なゆっくりだけど必要な時、必要な事だけ喋る
って事なんだろうけどなんだか妄想が膨らんでこんな形になってしまいました。


  • この話のゆっくりは個人的に一番好みだわ -- 名無しさん (2008-08-10 13:19:02)
  • ハナジトマラナイタスケテWW -- ゆっけの人 (2008-11-02 22:18:21)
  • やべ萌えるこれマジ希少 -- 名無しさん (2008-11-23 03:36:54)
  • これはのびるwww(いろんな意味で) -- 名無しさん (2008-11-29 14:53:10)
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最終更新:2008年11月29日 14:53