小ネタ386 ぱちゅりーのご本

ぱちゅりーのご本

ゆっくりぱちゅりーといえば本が大好きな事で有名。
しかし飼いゆっくりならともかく、野山の奥深くに生きる野生のゆっくりぱちゅりーはいかにして本を手に入れているのでしょうか?

ここはぱちゅりーの村。どうやらここにはいろんなゆっくりが尋ねて来るようです。
「むきゅ!白蓮、ゆっくりおはよう!」
「おはようぱちゅりー、ゆっくりしていってね」
するとお家からぱちゅりーやまりさの子供たちが飛び出してきて
「ゆっ!びゃくれんさんだじぇ!」
「むきゅ!エア巻物!エア巻物!」
子供達にせがまれた白蓮はエア巻物を取り出すと子供達に読み聞かせをしてあげました。
白蓮はとても長生きなのでいろんなことを知っています。その経験がエア巻物に記録されているのです。
それは子供達にも大人達にも興味深いものでした。

昼頃になるとめーりんが狩りから戻ってきました。
「じゃおっ!今日の狩りは大成功だったよ!」
「お疲れさまめーりん、ゆっくりしていってね!」
母ぱちゅりーはめーりんをお家の中に案内し、ふかふかの干し草のベッドの上に
座らせると野イチゴを出してもてなした。
ただでさえ気持ちいいふかふかのベッドの上いっぱい食べためーりんはシエスタモードに入った。
「むきゅ、めーりんはシエスタモードに入ったようね。お母さんは外で見張って来るわ。おちびちゃんはめーりんのシエスタを邪魔しちゃだめよ。」
「むきゅっ!わかってるわ!」
子ぱちゅりーはめーりんを起こさないようにそっと帽子をとった。
「むきゅぅ~っ!!」
帽子の下には若干穴の空いた絵本があった。この絵本はめーりんが天敵のゆっくりさくやから身を守るために生えてくるものである。
昔からナイフに対抗するのは本と決まっている物である。
内容はめーりんの夢が絵本になった物で子供にも読みやすいのだが、
まれに大人のめーりんの場合そこまでよ!な内容もあったりする。
まあそんな精神的ブラクラのような事もあってぱちゅりーのそこまでよ!な事に対する抵抗感も育まれていくのだが…

夕方にはゆっくり阿求が尋ねてきた。
阿求は気候や暮らしなどこの村の様々な事を記録しているのだが、
どうやら一冊分たまったのでぱちゅりーの書庫に保存を頼みにきたようだ。
「むきゅっ!わかったわ。この本はゆっくり保存させてもらうわ。」
村の奥にある洞窟は書庫になっており今までの阿求の記録や、生え変わっためーりんの絵本が保存されていた。そしてもう一つ…
ぱちゅりー達はゆん生を全うすると、さあお食べなさい!をするように真っ二つに割れ一冊の本を残す。
その本にはぱちゅりーのゆん生、子供達への想いが残されていた。
狩りや子育て、困った事があったらいつも母ぱちゅりーは自分のお母さんのご本を読んで頑張った。
「お母さん、今日もゆっくりしていってね!!!」
ぱちゅりーはお母さんのご本にすりすりをすると書庫の洞窟に蓋をして子供達のところへ戻って行った。

もっちり

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最終更新:2010年07月31日 21:32