【夏休み10】夏は終わったのか?

 状況を説明すると、時は今まさに、定期的に訪れる、反ゆっくりブーム(ゆっくりを毛嫌いする人間の
声が少し大きくなった事が主な原因で、しばらくすればすぐに収まるのも経験済みなので―――あえて
『ブーム』と呼ぶ)であった。
 多分、またしばらくすれば平和になるだろう
 そこでだ。


 「『ゆっくりゆゆこ 及び ゆーびぃー の祖先は、ゆっくりミスティアである』 という説は間違っている」


 この命題を、あと証明するためのレポートを書く事に決めたのが。一週間前



 「~がなかった」「~という常識は根本から間違っている」等等、歴史上の出来事を「無かった事」
にする説は様々アリ、いつでも人々の目をひきつけてくれる

 「江戸時代、日本は鎖国ではなかった」 等という定義上の問題から、やや近年では「人類は
月に月面着陸をしていなかった」「聖徳太子は存在しない」説などと言った具合に、こうした思い
がけない理論は、多くの人を驚かせ不安にさせると同時に大いに楽しませ、普段抱えている様々な
コンプレックスも少しばかり解消してくれる。現在の常識となっている学説を支えている、一般人とは
距離のある学者達を徹底的に論の中で叩きのめしてくれるからだ。

 「そういうのは得意だが、悪用するととんでもないことになる」

 以前、知り合いのゆっくりけーねが言っていた。
 勿論そこには、政治的な背景が絡んでいる。具体例はここでは省くとしても、古今東西の様々な
虐殺・侵略行為や、近年のテロ活動までをも「無かった」と唱えるという事にまで行き着くと………

 (そんな事は今回関係ないが………)

 彼女は小学校から中学校にかけての読書感想文等に何を書いたか覚えていないが、評価された
事は覚えている。
 先生達が喜び望むような文章が何なのか、そしてそれが書いてる方にとっても、とても味気なく詰まらない
ものだという事を知っていたからだ。

 ならば――――



 +++++++++++++++++++++++++;;



 今は午前中。
 宿題は7月に終わっていたが、自由研究という物自体が、どうにも苦手だった。

 「”柔軟な発想” ってのが出来ないって奴だなー」

 友人のゆっくりるーみあも言っている。
 今更、朝顔の観察などはできない事も解っていた。
 7月の最後に、たまたま熱そうにしていた名前も知らないゆっくりれいむを、朝顔の鉢を貸して涼んで
もらっていたら、いつの間にかもみ上げが蔦の様に伸び、そして、花ではなく、小さいが蟹がなっている。
 素直にこの一連の変化を追っていればよかった。

 「そんな社会的な事にこだわらなくてもいいじゃない」
 「いや、そうだけどね」

 同級生が途中で書いた自由研究の論文
 何百万部売れただろう?


  ――「ゆっくりの融合・ そして、人類侵略論」


 これが、登校日に教師の目に触れ、その完成度と説得力の高さから、トントン拍子に出版が決まった。
というか、今でも地味に売れている。
 ………ひと夏のブームで終わる事を願う。
 露骨に、どこかの民族が日本を侵略しようとしている陰謀を説いた本は数あれど、その民族の一人一人
の能力や価値観にまで踏み込んた本で、ここまで売り上げを伸ばしたのは稀であろう。

 「あれさー 本人も後悔してるんだって?」
 「高校生が自由研究に書いた って事と、インパクトで売れたんだろ?」

 内容ははっきり言って大した事がない。
 あの程度の論文を書ける奴は、高校ではゴロゴロしている。

 「あと、やっぱり――――対象がゆっくりだから、それとなくあんな破綻した論でも通用するって事と」

 これは、とても不幸な事だが

 「―――あんな事件があったからだねえ………」
 「それに喧嘩売るような論文、何でそんなに書きたがってるの?」

 ああ、それは…………

 「何?ゆっくりに酷い差別をして、狼藉働いてる奴が許せないとか? そういうのを実際見たとか?」
 「見た、というか」
 「………………………」
 「私が、そういう事をしたんだ」


 嫌なもんだよ
 自分がした事が、後から一番最低だと思えるようになるのは…………


 「おいおい」
 「ごめん」


 図書館に篭り続けるのにも疲れた。
 2人は外へ出た。
 こんな炎天下の中、閉じこもって頭だけ抱えていると、発想だっておかしくなる。

 +++++++++++++++++++++++++;;



 8月31日が、地区トーナメント初日とか、どう考えてもおかしすぎだろう、この運営………

 かなりの参加者が思っているはずだ。
 良いひと夏の思いでも何もあったものではない。勝てば、所詮突破ではあるが、喜ぶにはまだ早すぎるというもの。
負ければ真の地獄である。
 夏休みの結果が敗北 という悲劇を当然参加者の半数は味わう訳だ。
 いや、寧ろ勝負事に、この道に進むのであれば、夏休みやら、思い出作りやらといった概念自体を捨てよ という
本来の硬派なメッセージなのだろう。
 当然、出場するゆっくり立ちも死に物狂いで練習する訳だ。

 「それにしても時代は変わった………」

 まりさは思いを馳せる。



 ――――『MUGEN -YUKKURI道-』―――――


 世界4大ゆっくり格闘技


 ・老人から子どもまで、健康のため最も人気の    ―――――――「ゆっくり相撲」(勝敗が通常つかない)
 ・ゆっくリンピック公式種目に認定された        ―――――――「格闘技っぽいなにか」(※正式名称です)
 ・タイ発祥の、軍隊訓練にも採用されている     ―――――――「ゆっくり残像拳」(対猛獣用に15世紀頃に考案)


 その中でも、「最もゆっくりできない流派」として知られているのが、この『MUGEN -YUKKURI道-』
 通称「むげん」である。
 源流は、古今東西の、ゆっくり同士の決闘や、対人間・野生動物・妖怪に用いられていたの実践技を、11世紀に頃に
フランスでゆっくり達にまとめられたものを、13世紀にゆっくりれいむ(リングネーム・『すとろべりー・博麗』)が正式に
総合格闘技として昇華し、広めたものである。
 歴史としては最も古いが、その内容は実戦を想定しているだけあり、実に過酷な上、非常に敷居が高い。
 考案者達の種類と、当時のゆっくりの種族の数の多さが影響しているためでもあるが、当初は「レイマリ以外はこの技を
おぼえるべからず」という決まりがあり、公式の試合では、決して他の種が参加する事はおろか、道場入りすることすら
できなかった。



 その排他的な姿勢は、16世紀の「まろんぐらっせ・霧雨(1504-1598 イタリア)」の



 ――「まりさか、れいむにあらずんば『むげん』マスターにあらず」



 や、同時代の「ぷりんあらもーど・博麗(1556-1606 台湾)」の



 ――「他のゆっくり達にも『むげん』をおしえてほしいって?だったら一口餃子一年分もってきてね!!!」



 や、次の世代の「がとーしょこら・霧雨(1610-1638 ウズベキスタン)」の



 ――「『むげん』ができないんなら、『ゆっくり相撲』を続ければいいんじゃなあい?
    ――――って、何アレ?
    え?
    相撲?
    「B」じゃないのアレ?
    「B」だと思ったぜ あっはっはっはっはっは!!!」


 という公式の言葉が受け入れられてしまったことからもうかがえる。
 17世紀後期より、当時の世界チャンピオンであった「ばななおむらいす・博麗(?-1689)」が、特例として
実験的にれみりあに参加権を認めたことで、その門戸は他の種にも開かれる
 18世紀には、正式にどの種も道場入りは許可されるようにはなった―――が、依然としてれいむ・まりさ
以外の公式試合の出場は認められなかった。
 そして20世紀、第3489回(推定)目の世界大会である夏の「だいいしん・ぱーれんゆっくり覇」に、初めて
みょん(リングネーム・『ちぇりーばぶるす・魂魄』)が実力から出場がみとめられ、ついに扉は全てのゆっく
りに開かれる

 その後春のアジア大会「きょうら・だいよんゆっくり殺」で幾度かベスト8入りを果たすめーりんに続き



 ―――20××年



 ついに、ゆっくりぱちゅりーが優勝!!!
 アマチュアにおいても、環境は一変した

 ――「さらばレイマリ」

 は、当時の流行語の一つとなり、本格的に全ゆっくりに、Mugenの門戸は自由に開かれる様になった。
 全ゆっくり参加時代の幕開けである。


                   ――民明書房刊 「コレであなたも嫁要らず」 より抜粋――

 ==================================================


 ――まりさは、今の環境を決して悪い事とは思っていない。が、現世界チャンピオンである、
リングネームも忘れたが、ゆっくり雛がどうにも気に喰わなかった。

 その厳しい条件や喘息を乗り越えて初の非レイマリ地世界チャンピオンとなったぱちゅりー
 更に彼女を下した、先代チャンピオン・クリスピーシンドローム・ホワイトロック(※れてぃさんです)

 2人とも、まりさにとっての神だ。
 その実力・ゆっくりっぷり・思想や信念に対し、疑問を抱いた事も無い。
 しかし、それに対して、ゆっくり雛の態度は酷かった。

 「あ、今日から私が白岩さんの代わり……えっ、私ふとましくないけど? 勤まりますかね?」

 TVで、先代が防衛線に敗れた時、2重の悔しさで歯軋りしたものだ。
 あれ以来、他のゆっくり雛自体とはどうにも付き合いづらい。
 勝手にまりさが思っているだけで、当のほかのゆっくり雛たちはさして変わらない。自分たちの間から、
チャンピオンが誕生した事で増長する者もいない。
 勝手に似たんで、その内の一人がやらかした事を全体に当てはめて―――もっとも幼いゆっくり達の
間では軽いいじめなどはあるかもしれない

 ゆっくり間でさえ、たまにこうした種族同士の諍いがある。
 ましてや人間とゆっくりの間では――――

 会場に向かう電車の中、試合の事から飛躍して、そんな似非社会は敵名事をまりさは考えていた。

 「いかんいかん……試合の事を考えねえと」

 今年は団体戦にしか出られない。
 クーラーの聴いた車内で、いっその事到着まで仮眠でもとろうかと考えている内に、次の駅に停車する。
 目を開けて、まりさは少し飛び上がった。
 はたてがはいってきたのだが―――その顔は無残なことになっていた。
 バナナが顔に突き刺さり、ありえないほどのめりこんでいる。
 ちょうど。130年程前のフランスで起きた暴動の写真が、こんなじゃ無かったかと思う。
 今も昔も、ゆっくりへの攻撃はバナナと相場が決まっているらしい。それにしても、ありえないほどの不自然に硬く
真っ直ぐで大きなバナナだと思う。

 「だ、大丈夫?」
 「何とか。これで4回目」

 何から数えて4回めなのだろう?
 やはり、今年の夏からだろうか?
 もっとも、バナナがついに顔面を貫通してしまったゆっくりも何度か見たので、これはまだマシな方
 あれで、目の前が見えるのだろうかと不安になっていると、自分の降りる駅に着いた。
 炎天下のホームに出ると、日差しに耐えかねて帽子を目深に被りなおす。やや視界が悪くなった所で、
後から声をかけられた。
 振り返った瞬間 何か硬くて太いものを顔に押し当てられ、完全に視界がふさがれた。

 +++++++++++++++++++++++++;;


 時刻はもう正午を回った
 ―――自由研究は間に合わない。 とうに諦めていた。

 「奇をてらえばいいってもんじゃないね」
 「てらい方にも問題があったね」
 「……私に問題意識がなかったわけじゃないんだけどなあ」

 ルーミアと彼女はゲートをくぐり、人ごみを掻き分けながら、明日の登校に思いを馳せた。
 あの滅茶苦茶な論文を書いてしまった男子生徒は、どんな顔で登校するだろう?内容はタイトルに反して、
実はそれ程攻撃的ではないのだが、とにかく変なブームに乗ってしまった。
 学校のゆっくり達は、何というだろう。実際に暴力に訴える奴はまずいないと思うが、隣のクラスのてゐ辺りが
仲間を引き連れてわざわざ何かいいに来るだろう( 『馬鹿なの? やるの?』 とか)。
 いや、逆にゆっくり達がこっぴどく迫害されるか?きめぇ丸辺りなど、基本顔からして周囲を見下しているから、
何をされるかわかったものではない。
 ゆっくり達は、寧ろ殺そうとする方が難しいような連中だが、雰囲気は確実に悪くなるだろう。

 「憂鬱だなあ……」
 「宿題終わってない事の方が憂鬱じゃないのかー」
 「それはもう諦めた」

 だから――31日
 最後の日に、まともな光景を、少し良い思いでと作ろうと考えたが、特に思いつかず、行楽にしても手遅れ。
 親友と、Mugenの地区トーナメントを見に来たのは、せめてもの慰めだった。
 彼女の母校も出場する
 実はかなりの強豪である
 何せ、監督が………………

 +++++++++++++++++++++++++;;



 「ゆっくりしていってね!!!」
 「ゆっくり……」
 「ゆゆっ ゆー・・・・・・」

 皆、自分のダメージというより、お互いの顔がショックな様子。

 「ゆははは~ あんたもか」

 まりさの学校のレギュラー全員、顔にバナナを突き立てられている。理屈は自分達でもあまりわからないが、
視界は思ったより悪くならないし、無理に抜こうとしなければ却って痛くないので、試合には差し障りは無い
と判断して皆このままだ。
 ただ一人、無傷な者が。

 「よく嫌がらせされなかったね!!!」
 「う~ん……自分の体は、ちょっと大切にしようというか……」
 「何だよ何だよ 喰われ齧られてなんぼでしょーに。私達ゆっくりはさ」
 「Mugenやってて、無傷も何もないでしょうに」
 「む…… そのMugenの試合のために、傷つけたくないって言うか……」

 一同は、会場の中に
 そこには、それまでのやる気を多少削がせてくれる光景が待っていた。

 +++++++++++++++++++++++++;;



 「酷いな…」

 見渡す限り、顔面にバナナがのめりこんだゆっくり達ばかり。
 選手たちの有様もだが、彼女とルーミアが一言漏らしたのは、隣に立っている選手たちの対してである

 「見て見てよっ 御姉様。 どいつもこいつも顔にバナナなんか突き立ててさ」
 「こっちは会場に来る前は誰一人傷ついていないのねえ」
 「解るわ解るよー 結局は三下の集まりなんだねー」

 何やら、悪巧みしているゆっくり特有の顔の、3割増しは性質の悪そうな目付きのわるいゆっくり3体

 ゆうか・めーりん・ちぇん

 ―――何の姉妹だろう?

 「――――と、一匹、無傷のおりこうちゃんを はっけーんv」
 「あいつは………」
 「………要注意だな……」

 ちぇんは、どこからともなくバレーボールを取り出すと、マジックで何かを書き始めた。


  ――「勝つのは、我々 傘音ヶ淵高校だ  オマエラ 沙羅屋敷高校ではない 」――


 「うむ。よく解っている」
 「ちぇんはおりこうさんね」

 るーみあと、呆れながら見ていると、3人はボールを一際高く放ると、突然ジャンプした。

 ちぇん →  めーりん → ゆうか の順に、高く高く。
 そして、空中で、めーりんはもみ上げをグルリと回すと、一気に下から叩き付けた
 そのまま、天井近くまで上昇!

 「うわあ………」
 「すげえー」

 何が凄いかというと、バレーボールも、こうした跳躍力も、コンビネーションも、全てこのMugenという競技には
関係が無いこと。
 関係が無いというと、ゆうかが一番下でジャンプした意味も、全く無い。

 「いけい! ちぇええええん!」
 「喰らええええ!」

 そこそこの勢いで、ボールは、あるゆっくりをめがけて飛んでいく。

 「おっ……あれは…………」
 「あのゆっくりは………」

 それは、2人も知っているゆっくりだった。
 沙羅屋敷高校のエース・ゆーびぃー。
 優勝候補で、ボールはこのままなら、クリーンヒットするだろう。恐るべきボールコントロールだが―――
何度も言うが、Mugenには、一切関係がない。


 「あーぶつかる」


 その時だった――――




 *************************************************************************************



 ―――夏は終わったのか?

 季節はまだまだ暑苦しいが、楽しい夏期休暇が終わって、明日からまた厳しい現実社会(=学校)に戻るのだから、
幻想は終わってしまった。

 宿題は、一つ終わらなかった
 評価は思い切り下がるし、それを取り返すために、また苦労するだろう。
 学校の雰囲気は悪くなっている事だろう。
 それでも、気分は悪くなかった

 「いやー面白かったねー」
 「2回戦からも目が離せないわ」

 楽しみもできた

 「感動したねー」
 「そんなに感動したなら、それで何か一本描けば?」
 「ん?」
 「あの、バナナ突き立てられてたはたてさんから、その時の写真もらったでしょ?」


 ―――優勝候補の、沙羅屋敷高校のゆーびぃーを、 試合前に守った、我等が母校・夜津谷高校のみすちー

 「あいつらって、結構仲悪いと思ってたんだけど、いいもの見られたね」
 「じゃあ、それで一本今から自由研究書いてみたら?」
 「『相性悪いと思われてるゆっくり同士の友情』とか?」



 それは――――単純に書いていて面白そうだ。



 「奇をてらってる訳でもなし」
 「いや、おかしいだろう」
 「ん――――でも」


 るーみあは、携帯電話を取り出し、改めて2人で眺めながら言った


 「これは、実際見たことだし」


 はたてに転送してもらった写真を見ながら――――彼女は、もう少し夏が続くのだと感じた。

 これから長く辛いが、やりがりのやりそうな先のレポート

 7月頃からの思い出を振り返ってもいい。





 夏は、もう少し続く





















 一回戦で敗退した、優勝候補の 沙羅屋敷高校と  我等が夜津谷高校    その他全体の半数の高校のゆっくり達を除いて





















 「―――だから、何だって言うんだ、この写真………」
 「不意打ちされたバレーボールから、試合前のライバルを守ったんだから凄いじゃない、このみすちー」
 「だから、それ実戦には役に立たねえっつってんでしょうが! むきゅー!」


┌────────────────────────────────────────────────────────┐
│              __,,,...,,,_/ヽ.                                                             ....│
│           -一 '    / @ ' ,ー- 、  て       ,. - ―‐-,.、/ヽ_                       Σ^ヘ、_  _,.イ^>       ..│
│          ,..::´U    _,ゝ-ー‐r―‐'、__ ヽ そ      /      /ヘ∠                       'ゝr ー'-y'  _r´         .│
│       (   ‐く二ゝ'"¨´ ̄ ̄`ー-〈`く       / /ヽ ハレ/,イヽ!ハ>                   _,. - "  ̄ `' ヽiγ´        ....│
│       /`ー<, '´   i __   l  、   ', i        レヘl(ヒ],_,ヒン ,l l l                  ,..'"          `ヽ、        │
│      ゝr‐'7´ ;'  -iー」_ ハ  ハ -ハ ヽ Y         i l "ヽ_ン " l i  l                ,.'   、_, _ __, ノ,_    !      ....│
│       /    lハ ∧r!=、 ∨ri=-!l  ;'  i       (.`ルゝ、___,,イヘハレ'               〈 _,ゝ_=ニ-=,ー=-,='- 、ヽ、ノ,イ       ..│
│      / ;'  l N ' ヒ_ノ:::::::::ヒ_,ノハ i ノ         `'<`ゝr'フ\                +  ._'ir' λ_,iヽ、!ヽ,ー-ハ、i`ヽi/i +     ..│
│    〈ヽ、 i   ;' , -"   , --─- 、"!へl      ⊂コ二Lフ^´  ノ, /⌒)                 ゝl ,.イ(ヒ_] ` ヒ_ン ) l |イ/ / i       ..│
│    ゝ _N  ;'i'´  ノ  /       i ハ  ヽ   三 ⊂l二L7_ / -ゝ-')´               + .i.レ !"" ,___,  "".i |Y´ ハ +     ..│
│        ーヘ_ `ー "U  i      / / ゙ー -''  三       \_  、__,.イ\          +     !イ人.  ヽ _ン  ,.イ ,| λレノ       ..│
│          > ,_  `ー--一'ノ        二       (T__ノ   Tヽ        , -r'⌒! ̄ `":::7`ヽr,--=;' レ、イ_,)           │
│         i"´   ノ ̄ ̄(  ̄ `)                ヽ¬.   / ノ`ー-、ヘ<ー1´|  ヽ | :::::::::::::ト、 \    ./ヽ           │
│         ` ー-"     ゛ー‐'                  \l__,./       i l.ヽ! |   .| ::::::::::::::l ヽ   `7ー.、‐'´ |\-、      ......│
│                                                                                  │
│                                                                                  │
└────────────────────────────────────────────────────────┘
       ,. -''"´     `' 、
     ,'´  ,. -‐ァ'" ̄`ヽー 、`ヽ
     //         `ヽ`フ
    / .,'  /! /!   ! ハ  ! ',                 _,,,, --──-- ,,,__
   (    ! ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、!ノ  ,.ゝ             , '´     __     `ヽ、,ヘ
   ヘ  ノレ'  rr=-,   r=;ァir /! ノ          くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´   ・・・・・・
   (  ノ !         "! ヘ(           ['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉
   )  ,.ハ ''"    'ー=-' "'! ',ヽ.            ,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ
    ) '! ト.、      ,.イ  i .ノ            i_ノL.イ rr=-,:::::::::::::::r=;ァ.!_イ  | |´
     ノヽ,! i`>r--‐ i´レヘ ノ              ヽ! |.i""       ノ( | ! |  |
 ∬  ヽ(へ レィr'7ア´ ̄`ヽ. )'              ..| ! ',. ノ('ー=ョ ⌒ ,! ! .|  |
┌-┐   ノ /イ       Y                |  |ヽ、⌒      イノi .|   .|
(i _i  rくヽ/!ノ     __  ,ゝ               . || .| ` ー--─ ´/ /入、  |
 \ \/`/::メ:::`ヽ、_二、___イ                ヽiノ  √ ヽl i iイノ二つ

 ↑ 【沙羅屋敷高校監督】                 ↑ 【夜津谷高校監督】



                                             了


 ※ ゆうか・めーりん・ちぇん 3姉妹率いる傘音ヶ淵高校は、2回戦でプリズムリバー率いる西浦高校に敗退しました

  • 全部このオチの為の前ふりかwww
    この挿絵AAについて見事な発想でした。 -- 名無しさん (2010-09-15 14:49:15)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2010年09月15日 14:49