祖母の葬式の帰り、日頃の疲れからか、ついうとうとと寝てしまったようだ。
うつらうつらと前を見ると、目の前に奇妙な女がいた。
赤毛で、袖のない着物を着、おまけにやたらと背の高そうな女だった。
女は箱を一つ膝の上に乗せている。
私はなんだかそれが気になってしまった。一体何が入っているのだろうか?
女はこちらを見た。
どうやら、私が箱に興味を示しているのに気付いたらしい。
「ふぅん。気になるかい?」
女がそう言ったので、私は寝ぼけた頭を縦に振って答えた。
「……誰にも言うんじゃないよ?」
女は箱を開けた。
箱の中には、妙な被りものをした生首が入っていた。
いや、造形を見る限り、これは確実に作り物だろう。
明らかにデフォルメされている。
ただ、とても可愛らしく感じたので、私はつい微笑んだ。
すると。
「よいぞっ♪!!」
箱の生首が笑顔で応えた。
ああ。生きているのか。
わたしはひどくおんながうらやましくなった。
元ネタは察してね!
ん……?でも、これって元ネタ通りなら、
この後とんでもないことにならないか……?
by.ゆっくり怪談の人
- ほう -- 名無しさん (2011-03-06 19:18:47)
- 元ネタは棺潜りかな? -- 名無しさん (2011-03-08 11:47:05)
- 元ネタの棺潜り?は知らんがえーきさまはヤマ可愛いなあ -- 名無しさん (2012-02-28 01:07:00)
- ゆっくりの匣だな -- 名無しさん (2013-05-29 04:07:41)
最終更新:2013年05月29日 04:07