魔法ゆっくり許早苗

※許して下さい
















魔法ゆっくり許早苗











「ちこくちこく~!」


            _,,.. -- 、__,,..,,__
          ,. -<.     `ヽァo、`ヽ.
       , '7´    )       ';`ー゚) '、        
       ノ !     ;    !    i'´    .i        
      ;.'  ';   _!_ ,!  ! /_!_  ,i     ,i
     ,'    '; ゝ、 |__」/_」_ ソ   ,.イ |
     i ,'   ! (ヒ_]     ヒ_ン ).!  /  ,'
     !_ハ_!  ,ハ""  ,___,   "" !コ    i
       ソーr' !   ヽ _ン   r'´二.ヽ ',
      ;'  ノノ>.、.,_    ,.イ/´ _iノヽ 




皆さんお早うございます。
私はどこからどう見ても普通の女子高生ゆっくり、名前はゆっくりさなえです。
でも私は普通のゆっくりとはちょっと違うところがあったのです。
それはどこかというと…ってそんなこと言っている場合じゃありませんでした!
このままじゃ学校に遅れちゃうんです!
一度でも遅刻してしまったら私の優等生というイメージが台無しに!
隣の席のゆっくりれいむさんにドヤ顔をされてしまいます!
何とか遅刻しないようにしないと!

「だれかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

!?
今の女性の叫び声は…?

こうしてはいられません!
事件が私の事を呼んでいます!

え?学校?
いえ、大丈夫です!
世界の平和を守る為の遅刻ならば、ゆっくりけーね先生もきっと『おっけーね♪』って言ってくれます!

「ゆっゆっゆっ…」

全速力で跳ねているのになかなか辿り着けない!
やはりこういう時は胴付きゆっくりが羨ましくなります。
れみりゃさんのようなずんぐりむっくりの手足ならば胴なしのままで十分ですが。
やはりこういう時は私に似合うようなすらっとした手足が…

…って、そんなこと考えてる場合ではありませんでした!
現場に急がなくては!




「ゆっゆっゆ…や、やっと着きました…」

全速力で跳ねたので苦しいです。
でもダイエットにはなったでしょうか?
…って、そんなこと言ってる場合ではありません!
先程の悲鳴は…。

「わたしをみてぇぇぇぇぇぇ!!」

…!?
先程の悲鳴!?
でも私を見て?
それは一体…。

「あああああ!もう一度!」

あ!?ゆっくりが転がってる!?


   /\ /l               /l
   l  V / -‐ '  ̄ ̄ ̄` ー 、    /  l
   ヽ //:: :: :: :: :: ::/⌒ヽ-―‐、 /  /
   >=ニニニニニニー-、ヽ_ノノ     l_/
   ヽ /  l  /l  /! ―、ゝ‐'_< ̄\
    Y   リ/-‐{ / リヽ_i `― \ヾ、_>
    lハ /≡≡ V ≡≡\l  ヽ \
     VU//┌─┐//し/ } l  l ̄
    / li    ゝ_ノ     / l  i \
   / / \    U _/  / /   }
  〈   / >、 _/   //   ソ
  // ̄ ̄   └――リー――'ヘ/



…って、な~んだ、ゆっくりてんこさんじゃないですか。

ゆっくりてんこさんは誰かに叩かれたり踏まれるとすっきり出来るという少し変わったゆっくりさんです。
しかも、その姿を誰かに見られるとさらにすっきりできるそうです。
常識に囚われていないという意味では尊敬できるゆっくりさんですが、こういう時は紛らわしいです。

「グレンキャノンもだ!」

!?
今の声…。

私の目の前に現れたのは…


                      __
                   \ .|o| /        __
         r=''i~||`ヽ.      r'_,-,_',         |~|  |`'ー、
         |  |..||`ヽ.|    〔|}_.―._{|〕        l,_|  |〔〔l||
         〔||―'-i....___|..___,-〉ヘHヘ〈ー、__,............___|.........|‐=∥
          |`ーレニニi77ニニi7ヲ/ヲ/フ´ニニニ|   | .| _.-;''\||
         |冂|    | |     |三三|       |   | .| |c〈 〈ヽヽ.   ,--、
         || |   | |==、_|三三|__,.====|   | .| |c∧ ヽ〉 ヽ /  /   , -‐、
         || |r===,| |- - - - - - - - - - - -'、三ニ', | ヽ,c.',__ri^i/`''/  / /
         || ト、 三`'i|| ̄||三三三|| ̄ ̄|| ̄`Y`、.三`、|/___./`''/-、/`'/
         || | `i''ー-||  |:三三三||    ||  :|  . ̄ ̄l.i´r====ノ`ー'^'ー'´`'/ _... -‐‐┐
        / ̄ ̄フ`ヽ, ||  |'(米)三/|   || .目|     |.| |::::::/`ー--、.._`ー'ゝ''´、,_,.-‐''´
      r、/__/ r‐‐i'´〔ト、|〕7`'r'´ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄i , -‐‐'‐'''''´`ヽ,_    `'ー、`ー;´
     /|/ ̄__/`ヽ, | []|`i´ ̄|  |  | ̄]  .| rr‐| ゝ、___)_..))   i ̄`ー-、   ゝ、
     |r―--、    |__| .|........|   |_. ̄__|__|l,___|    `'ー`'''ー-'、    ヽ  (_ ,' ,'ー-、
     `y'フー、ヽ,  ∧r-ヽ,ヽ‐‐',.___`ーr‐‐‐‐r‐‐-r、iノ          `''ー--―''´`''ー--'′
     λ|.....ノヽ|__ノ  |  | `ーr---r--|     |  | |
     ト、ヽ_ノフノ    .|  |  |  | |    |  | |
     ヽ`ーヲ     |  |  |  | |    |  | |
       ̄      |  |  |   |  .|   .|  ||
               r‐┴.┴r、_|___|_ l|r―‐┴‐┴ト、_
            | | ̄ ̄| |   ((())| ||| | ̄ ̄ ̄~| ||
             | |___//ト、.----r' `|| ト、___.イ |'
            `iー―'^iノ|´   | .|`ヽr―‐‐.r'´ト、
             |   | |    |   |  | :  : | .||
              |r=='、| |  「~| |  |  |,.===、|  |ノ
             ||   .| | |||  |  |   |  |
           ||   | | ||.|  |  |   |  |
             ||   | |    ̄  |  .|  |   |  |
           |レ、  | | [|||||||] |  |  |   |  |
      i、___ノ  l___|.....l___r,‐‐r、ノ  /|  .| /||',|  ト、
      |     __.-‐'ー‐rr='|`i'''''i ト.  | |_| |;| |;|_|_.||
     人/ ̄フ´ ̄ ̄|l   `ー‐‐'|  ヽレ''''''''| |'''''''''''トi
     `''ー‐--'--――''――――''′  |l,.-―| |―--||
                         l.,__y__|l


デビルガンキャノン!
まさかこんなところで出会えるなんて…。

あ、デビルガンキャノンを説明致しましょう!
デビルガンキャノンの正式名称はJDG-009Xアルティメットガンキャノンって言うんですよ。
『自己ゆっくり』『自己すっきり』『自己繁殖』の三大理論を備えた究極のゆっくりなんです。
まさに浪漫ですよね!
あ、ちなみに開発者はゆっくりにとりさんです。

ちなみにジムとかイデとか言っている方は信仰心が足りませんよ!
そんな貴方は守矢の加護を受けなければいけません!
守矢神社への連絡先は…え!?その話は後にしろって!?
…仕方ないですね、わかりました。
で、何の話でしたっけ?

あ、そうそう!デビルガンキャノンの話でしたね!
かなこ様を実験的に生体ユニットにした途端に暴走してしまったんですよ。
まさにゆっくりした結果がこれだよ!ですね。
一度言ってみたかったんですこの言葉。

ですが安心して下さい!
かなこ様は絶対に無事です!
だってかなこ様はゆっくりの神様なんですから!

「グレンキャノンもだ!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪」

ああ、かなこ様…じゃなくてデビルガンキャノンがゆっくりてんこさんを吹き飛ばしてしまいました。
てんこさんは吹き飛ばされながらも非常に嬉しそうな顔をしてますね。
その顔を敢えて表現するなら『ほぼイキかけました』でしょうか。

でもこのままではてんこさんはともかく、街の皆さんがゆっくり出来ないかも知れません。
悪いゆっくりは退治しなければいけません!
例え中身がかなこ様であろうとも!
涙は誰にも見せません…。

今の私って悲劇のヒロインですよね。
家族が相手でも皆の為に戦う…燃えてきました!

という訳でここで口から取り出したのは一つのステッキです。
これもゆっくりにとりさんからいただいた物なんですよ。
魔法の言葉を言えば…フフフ、見ててください。
では行きます!

「みらくるぅぅぅぅぅぅ!ふるぅぅぅぅぅぅぅぅつぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

私の体が緑色の光に包まれていきます。
そうです。
私の真の正体は魔法ゆっくりだったのです!
確認してませんが、やっぱり変身する時って一瞬裸になってしまうんでしょうか!?


           _,,.. -- 、__,,..,,__
       ,. -<.     `ヽァo、`ヽ.
     , '7´    )       ';`ー゚) '、
    ノ !     ;    !    i'´    .i
    ;.'  ';   _!_ ,!  ! /_!_  ,i     ,i
   ,'    '; ゝ、 |__」/_」_ ソ   ,.イ |
   i ,'   ! (ヒ_]     ヒ_ン ).!  /  ,' 
   !_ハ_!  ハ//  ,___, /// !コ    i
    ソーr' !   ヽ _ン   r'´二.ヽ ',
    ;'  ノノ>.、.,_    ,.イ/´ _iノヽ i
    i   ン´ ,,.ィ`i7こ__ノ こ二、ヽ,ハノ
    ',  ! ァ{,.゙l,'h、 |  / /  レ'i、
   、_)、ノヽ/| 广¨`'ヽVン'"゙(二`ヽ^..\
       i .|  ..,(,,,,,),、 ) `i i\ ...\
       l゙ヽ-//''-゙l,゙' /   !゚zD゚)\,_,,\
         .| ゙l,.ィ "   ゙' レ'"´`' ̄' メニミミミ.〉
          i  .}     _,_../,,,、 ,/  .,/
          ,!イ.(、  .,-',,,r,rシ,ミ''" __,,,.-'"`
     ,,/ン゙7,,ヽ ,,//''(.‘ヤ|l゙l''r,''ヽ
     .゙l/_,//,ヘレ"|  ヽ  .ヽ、゙'く,
    ‘ヽ,// 丿 ,!  l  .゙i、  ‘i、,/
      i|,_ ,/` │  l   .゙i、,,,,,,,ア
         ]゙㍉,,_.l゙  ゙l_,,,,,―"  ゙l
        {' _  `y′ 一  /



…っと、そんなことを言っている間に間に変身が完了してしまいました。
では、ここで決め台詞を…コホン。

「ゆるさなえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

やった!
言えました!
かなこ様!すわこ様!
さなえは…いえ、許早苗は一匹でも歩いて行けます!

あ、ちなみに変身した私はゆっくりさなえではなく許早苗って言うんですよ!
許早苗になっている間は体もつくんですよ!
これも信仰心の賜です!

さて、デビルガンキャノンは、と…。

「グレンキャノンもだ!」
「きゃあっ!?」

危ない危ない。
デビルガンキャノンのグレンキャノンに当たってしまうところでした。

しかし変身が完了するまで待っていてくれたようです。
敵ながらなかなかゆっくり出来るようですね。
中身はかなこ様ですけど。

でも今度はこちらの番です!
行きます!

「五穀豊穣ライスシャワー!!お米食べろ!!

私の口の中から出た沢山の米粒がデビルガンキャノンに向かって飛んでいきます!
決して汚い物ではありませんよ!

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

やった!
デビルガンキャノンに見事命中しました!

「戦いなんてもんは臆病なくらいで丁度良いのよねぇ~」

あ!
デビルガンキャノンが背を向けて逃げてしまいました!
かなこ様の救出はまたこれで次回ですね。
まあ、簡単に救出出来たら面白くも何ともありませんよね。
ではここで勝利の決め台詞を!

「悪は絶対ゆる「へぇ~…さなえやるじゃん。あ、今は許早苗…だっけ」…誰です!? 決め台詞を邪魔するのは!」

何というマナー違反な方なんでしょう!
勝利後の決め台詞が一番大事だと言うのに!
ヤッターマンだって毎回決め台詞言っているじゃないですか!


         , \, -─-- 、.,_
        ,.i (ヒ_]    ,___, `ヽ,. /
       ./        ヽ _ン   ヒ_ン )
     _,./__,,. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' .、`ヽ,ー:'
  ,. ''"´ /´ / ;'     !     ;`ヽ,ヽ、
  '.、  .;'   ', i ´ハ_ _ハ  ノ メ !,!ヽ,.ヽ.
    `Y    i Vレ'7;__,.!/ V !__ハ ハノ., ',ノ';
   _ノ     i=ハ ' (ヒ_]    ヒ_ンハ.ノi   i
   `.>'    iX|⊂⊃ ,___, ⊂⊃ノ!レノ
  ∠._   ノ |=ヽ、    ヽ _ン  ノ!i レ
      ,.ヘ,) | |>,、 _____, ,イ| |


って、すわこ様じゃないですか!
あ、すわこ様って言うのはかなこ様と同じ神様なんですよ~。

「まさかさなえがここまでやるなんて思わなかったよ」

えへ、すわこ様に褒められてしまいました。
今日は良い日になりそうです。
これは記念撮影するしか!
そして私達の写真を配って信者をゲットスルノデス!

「これは私自ら手を下す必要がありそうだね…」

さあ早速ゆっくりあやさんに連絡しましょう。
え~っと…携帯電話…っと。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

え~っと…『今すぐここに来てください』…これでいいですね、送信っと。

え?
胴なしの時はどうやって携帯電話を使っているか、ですって?
チッチッチ。
常識に囚われていてはいけませんよ。
常識なんて全て脱ぎ去るのです!
そうすれば守矢の加護を得る事が出来ますよ!

「ゆるすわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


          , \, -─-- 、.,_                  
        ,.i (ヒ_]    ,___, `ヽ,. /             
       ./        ヽ _ン   ヒ_ン )          
     _,./__,,. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' .、`ヽ,ー:'         
  ,. ''"´ /´ / ;'     !     ;`ヽ,ヽ、    
  '.、  .;'   ', i ´ハ_ _ハ  ノ メ !,!ヽ,.ヽ.      
    `Y    i Vレ'7;__,.!/ V !__ハ ハノ., ',ノ';   
   _ノ     i=ハ ' (ヒ_]    ヒ_ンハ.ノi   i    
   `.>'    iX|⊂⊃ ,___, ⊂⊃ノ!レノ     
  ∠._   ノ |=ヽ、   ヽ _ン  ノ!i レ      
      ,.ヘ,) | |>,、 _____, ,イ| |
        γ´⌒´--ヾvーヽ⌒ヽ-:,,
       /⌒ y..   /\   ); `ヽ-:,,
      /    ノ\_| .蛙 | ._.イ  | "-:,,
      !  ,,,ノ爻ヘ._\/__.ノr;^ >  )  \,
      .|   <_ \ヘ,,___,+、__,rノ /\ /:    ヽ,,
       |ヽ_/\ )...、__,+、_アソ〃 /       \
       | ヽ、___ ヽ.=┬─┬〈  ソ          "-.,
      |   〈J .〉、| 許 |, |ヽ-´           ゝ
      .|   /"" | 諏 |: |               ミ
       |   レ  :| 訪 .| リ               "-:,,
       |   /  ノ|__| |                  "-:,,
       .|  | ,, ソ  ヽ  )                ,,,-ー"
       | .,ゝ   )  イ ヽ ノ             ,,,-ー"
       .| y `レl   〈´  リ          ,,,-ー"
        | /   ノ   |   |    / """"
        l ̄ ̄/   l ̄ ̄|  ,,,-
         〉 〈 `ー-ー-|   |-ー"
        /  ::|    (_   \
       (__ノ      \___)

え?
すわ…こ…様?

「驚いた?実は私も許諏訪に変身できるんだよ…」
「な…な…何という前衛的なファッションセンスなんですか!すわこ様!」
「…え?」

素晴らしい!
常識だけでなく服すらも脱ぎ捨てたその体!
さすが私の神様です!
これならさらに信仰を集める事が出来るでしょう!

「あの~…さなえ?私の話聞いてる?」
「すわこ様!もうすぐ天狗が来てくれますから!どんなポーズで撮影しましょうか!?」
「いや、あの…かなこをアルティメットガンキャノンに入れて暴走させたのはこの私…なんだけど…」
「そんなことはどうでもいいんです!」

今は記念撮影の方が先です!
すわこ様が私の為にこんなファッションをしてくださるとは…感激です。

「あの~…かなこのことはいいの?」
「かなこ様は素晴らしい神様なので大丈夫です!たとえ生身で大気圏に突入しても無傷で生還出来ます!」
「え、あ、そう…なのかな? というか私と戦わないの…? 一応黒幕のつもりだったんだけど…」
「私達の戦いはこれからです!許早苗の勇気が世界を救うと信じて!」
「…ダメだこりゃ」

ナレーション「ついに現れた真の黒幕。許早苗と許諏訪の戦いの行方は!? というかこの二匹は戦うのか!? 許早苗が主人公で大丈夫なのか!? 忘れられたかなこの運命は!? 次回へ続く!!」

「次回も見てくれないと絶対に許早苗!」
「…次回を見てくれなくても許諏訪…っていうかこの格好恥ずかしいよ…」
「ならば私も脱ぎましょう!これでおあいこです!」
「さ、さなえぇ!服を脱いじゃ駄目だよぉ!まだ撮影中なんだからぁ!」



















何だこれ。

「こんしゅうもおもしろかったぞぉ♪」
「まさかすわこさまがてきだとはおもわなかったどぉ♪」

我が家の肉まん達はご満悦の様子。
こんなんでいいのか?

…とりあえず状況を整理しよう。
今は日曜日の朝8時だ。
俺達はテレビを見ていた。
今の『魔法ゆっくり許早苗』ってのは、れみりゃ達が毎週楽しみにしている特撮だ。
最近、れみりゃ達が嬉しそうにそのことを話すもんだから、どんなもんなのか興味を持ったのだが…。

「ゆるさなえ!」
「ゆるさなえ!」

れみりゃ達が嬉しそうに『ゆるさなえ!』を連呼している。
どこからツッコミ入れれば良いのかわからん…。
とりあえずかなこが可哀相過ぎるだろ…。

「まんまぁ♪ゆるさなえごっこやるどぉ♪」
「うぁうぁ♪おっけぇだっぞぉ♪」
「れみぃがゆるさなえやるどぉ♪」
「まんまぁはでびるがんきゃのんやるぞぉ♪」

肉まん親子が立ち上がって遊び始めた。
俺も子供の頃はかめはめ波を出そうとしたことがあったっけか…。

「おこめたべろぉぉぉぉだっどぉ!」

叫びながらポーズをとるちびりゃ。
さっきの特撮の真似なんだろう。
まあ、楽しいなら良い事だ。
俺には理解出来ないが。

「ぐれんきゃのんもだぞぉ!」
「それだけはやめろ」

だがグレンキャノン、てめーは駄目だ。
それだけは絶対に許早苗。
俺にもよくわからんが、それだけは許されざるのだ。

「うぁ?」
「あぅ?」

俺の言葉に可愛く首を傾げるれみりゃとちびりゃ。
こうして日曜日のゆっくりとした朝は過ぎて行くのだった。




            ,.-─- 、
        ∧_,,∧\書/
   /\  ( e'ω'a)∩‐  
   | 後 ⊂     /
   ヽ/ r‐'   /
      `""ヽ_ノ


多分最後に見た魔法少女物は記憶にある限りではセーラームーン…?
神奈子のキャラが確立できない。
こんな私は許されますか?


  • 絶対許早苗(お約束)
    とりあえず早苗はBメカを狙え -- 名無しさん (2011-04-10 16:51:00)
  • 何と言われようとどー見ても第6文明人の遺産 -- 名無しさん (2011-04-11 20:05:45)
  • 面白かったぞ!  -- 名無しさん (2011-04-13 22:03:11)
  • 神奈子がどこまでいってもカワイソス -- 名無しさん (2011-04-13 22:09:32)
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最終更新:2011年04月13日 22:09