太陽の下で生きるゆっくりは

とある日の事だ。ゆっくりちぇん・れいむ・まりさが旅をしていた
今日、この3人は自然の恵み 厳しさ 辛さ そして――――
自分の感情、「絶望」をしることになった―…


「太陽の下で生きるゆっくりは」


 *      *      *


「ゆぅ…まりさ、もうここはゆっくりできないね」
「そうみたいだぜ…」 「わかるよぉ…」

三人が寂しげな会話をしている、その視点の先には
「工事を始める」という張り紙があった。
「ゆ!ゆっくりできるばしょがあったよ!」
「ゆぅ?れーむ、なにいってるんだぜ?」
「あのやまにいけばいいんだよ!
  おいしいみや、むしさんがきっとたくさんあるよ!」

「れいむ、それはいいかんがえなんだぜ!」
「わかるよー!」

三人は、山にむかうことにした。
その身に危険が迫っていることも知らずに―――


======

「ゆ、やまについたね!」「ここでゆっくりしてくんだね!」
「まずはおいしいものをあつめなきゃね!」
れいむは林の奥につっこんでいき、
それにまりさとちぇんもつづいていった。


「ゆー…なにもないね」「そうみたいだぜ」
「ゆ!あんなところにきのこさんがあるよ!」
「あ、ちぇんまつんだぜ!その奥h…」

まりさがとめるにもかかわらず、ちぇんがきのこを
とりにいってしまった。

「ゆっくりとるよぉ…ゆ…」
尻尾できのこを採ろうと頑張っているが、
ここは崖に近い場所だったのだ。

ガッ

鈍い音がして、きのこがとれたとおもったら
 同時に、ちぇんが落ちていった。

「わがらないょおおおおお!!!」

悲鳴を聞き、まりさとれいむが急いで駆けつける。
だが、遅かったようだ…

「だ、だいじょうぶ?ちぇん…」
「わ、わからないよぉ…」
気絶してしまった。慌てる二匹

「ど、どうしようまりさ!」「そんなこといったって…あ!」

まりさは岩場に走っていった

====

「ちぇん!だいじょうぶ!?」「…わ、わかるよぉ…」
「いままりさとれーむがたべものをとってくるからね!」

「わかるよ…ゆっくりまって…」
ちぇんはもう一度気を失ってしまった。


 *   *    *

「ゆ!きのみがあるよ!」「がんばってとるのぜ!」

高いところになっている木の実をれいむが
頑張ってとろうとしている。

「ゆぎ…ゆ!(パチン)…と、とれたよ!まりさ!」
「れいむ、がんばったんだぜ!」

果物が落ち、甘い匂いを放っている。
お腹がすいたれいむとまりさにはごちそうのようなものだ。

「れ、れいむ…これたべていいかぜ?」
「ゆ!?だめだよ!これはちぇんのぶんだよ!」
「ゆぅ…ゆっくりがまんするのぜ…」


そのころ、岩場では大変なことが起こっていた


ゆっくりと二人の帰りを待ち、傷を癒しているちぇんの元に降り立つ
――――れみりゃだ

どうしようか
はやくにげなくては
でもこれでうごけるはずもない
いや
に げ な く て は…!

「うー♪おいしそうなえさがいたどぉー♪」
「やだぁああ!たべないでねぇえ!」
「きみはこのかりすまれみりゃにたべられるんだどぉー!」
「ゆっくりしていってよぉおおお!」
「もうにげられないどぉー♪」

あぁ、もうここで終わるのか――
ちぇんはそう思った…が
そこに現れる、小さな影それは…

「きのみをとってきたよ!」
「れみりゃ!こっちのほうがおいしいのぜ!」

「うー…いわれてみれば…そうみたいだどぉ♪」
れみりゃは向きをかえ、まりさのほうにいった。
「ゆ!これをたべるのぜ!」
まりさはりんごをほうりなげた。
予想どうりにれみりゃがそれをまるごと口に咥え、飛んでいった

----助かった!


「まりさ、ありがと!…でもりんごもってかれちゃった…」
「いいんだぜ、ちぇんが助かったから…」
「わかるよ!ありがとー!」
ちぇんはすっかり元気になっていた。



今日は、ここで夜を越える----

========

夜が来た、体力を養うためゆっくり達はもうそこで寝ていた。

「ゆう…」
暗い岩場に、寝息が響く。
その時、まりさはこんなことを考えていた。

おなかすいたんだぜ…
きっとみんなもすいているんだぜ…

そうだ!
  もりにいってたべものをとりにいくんだぜ!


れいむたち、まっててね!


まりさは決意し、森にぴょんぴょんと跳ねていった。

「きっと食べ物があるはずなんだ…あ!
  木の上にくだものがあるんだぜ!」

嬉々として、木むかってはねていた。
そこへ、誰かがやってきた


…ゆっくりれいむだ。
だが、友達のれいむではなかった

「ゆ!そこのまんじゅう!それをとってるの?」
「まんじゅうって、きみがいえることじゃないんだぜ…」

「がんばってとってね!」

そうだ、がんばらなくては…

プチン、と弾ける音がして、りんごがおちてきた。

「これをもっていくよ!」「まりさ!ばいばーい!」
「ゆ!ありがとうなんだぜ!」

まりさはのられいむとあいさつをかわし、巣までりんごをもっていった。


その後、ちぇんとれいむに当然のように喜ばれた。
このあとに、このままゆっくりしてぶじかえれたかどうかは。

物語の「終末」とこのゆっくりの命の「終末」を。

まだしらない。

  • 本スレが荒れてた時期だけにラストが意味深に見える -- 名無しさん (2011-06-02 15:35:54)
  • なんだか打ち切りみたいな終わりかただな -- 名無しさん (2011-09-15 15:06:50)
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最終更新:2011年09月15日 15:06