ゆっくり愛で小ネタ58 ゆっくり・バウンダー

 これは饅頭に顔を書いたような妖獣で体の大きいことといったら巨人のようだ。
体つきは丸々としていて、球状の体は肌色で正面以外には長い毛が生えている。
そして体を巨大な布のアクセサリーで飾っている。
体はしなやかかつ強靱で、歩くときには変形した底面が地面を引っかいて跡を残す。

正面には大きな目が2つある。大きく開いた口はいかにも不貞不貞しく白い歯がびっしり生えている。  
ゆっくり・バウンダー(ゆっくりと名乗る跳ね回り屋)は凶暴で野蛮、
恐るべき捕食者であり、人里離れた荒野に住む。  
その体は実に頑健たるもので、さながら巨人のような腕力と持久力を有すると言われる。

球体状の体つきにもかかわらず、飾りを抜いた体高は9フィート(約2.7m)、
横幅も同程度に達する。体重は約4,000ポンド(約1.8t)。  
ゆっくり・バウンダーが太さ3フィート(約1m)もある木をくわえて根こそぎ引き抜き、
あっという間に木っ端みじんにしてしまったのを見たレンジャーもいるという。  
ゆっくり・バウンダーが集団でいることは決してない。
性別を持たないクリーチャーで、ひとりで数体の“子供”を生み、しばらくは育児袋に入れて育てるが、
その時期が過ぎると幼いゆっくりも自分で自分の身を守らねばならなくなる。

ゆっくり・バウンダーの特徴は、自分のまわりの環境にいる他のクリーチャーと手をくみ、
これを守り、これに食物を与えることである。
この奇妙なふるまいは、一体に乱暴なゆっくり・バウンダーにはそぐわないように見えるが、
現実問題としてレイダーはウルフ(狼)、ライオン、ホース(馬)、ディスプレイサー・ビースト、
アウルベア、ユニコーン、ヒポグリフ、時には人型生物の集団ともいっしょにいる。

相手に受け入れられるかどうかは別にして、ゆっくり・バウンダーはいつも比較的近くにいて、
自分が仲間に決めた相手(複数の場合もある)を見守り、毎日肉を持っていく。
決めた仲間を自分の意志で傷つけることはなく、相手が攻撃をしかけてくれば退く。
もっとも、ほとんどのクリーチャーは、こんな強力な仲間がいてくれることをすぐに喜ぶようになり、
ゆっくり・バウンダーを受け入れるばかりか、頼りにもするようになるのだが。




  • 腕力ってwww腕あんの? -- 名無しさん (2012-03-29 20:10:07)
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最終更新:2012年03月29日 20:10