ちぇん親子の詰め合わせ

※編集者≠作者(猫が飼えない人)。タイトルは適当。やっつけでごめんなさい。


金縛り

「おねぇさん、おねぇさん!」「おねぇさん!」
「なんだ、ちぇん?」
「おへやのすみにはだかのおんなのひとがたってるよ!はずかしいね!」「はずかしいね!」

「……まだ居たのか」
「「??」」
「あぁ、実はな………」
金縛りに遭って、そのときにみた奴が同じだということを説明中……。
「ゆーれいさんだね!」「ゆーれいさんだね!!」
「……お前らホラーはダメじゃなかったのか?」
「ぐちゃぁやおいかけてくるのははこわいだけど、ただでてくるだけじゃこわくないよ!」「こわくないよ!」
「……ほら味しらべでもお食べ。いやぁ一番恐いのを最初に見せて悪かった」
「あまいよぉ! おねぇさんだいすき!!」「だいすき!!」
「こぉいつぅ」
ナデナデ
今日もアパートの一室は平和だ。

余談ですが金縛りの部分は作者の実話なのは内緒だ!


レンタル屋

ゆっくりをレンタル屋に連れて行ってみた。
世界観が昭和と以前言っていますがDVDがあるのは無視してください。
「それぞれ二本までは借りて良いぞ?今日セールだし」
「わぁい!」「わぁい!」
「おちびちゃんがまずえらんできてね!」「わかったよ!」
数分後子ちぇんがDVDケースを咥えて持ってくる。
「なになに……あぁ、パンの人の最初のほうの話か」
「さいしょのおはなしがみてみたいんだよ!」
「次はおかぁさんがさがしてくるよ!」
数分後DVDケースを持ってくる。
「あぁ、ジブリか」
「絵のどうぶつさんがすごくモコモコしていて見たくなったんだよ!」
「じゃぁ、あたしもアニメで統一して借りていくか……」

お姉さんはイデオン劇場版を借りていった。

お姉さん達が帰ってから店員は思い出した。
「次からは動物・ゆっくりご遠慮下さいって言うの忘れていた………」

ちなみにザンボットを見たときのちぇんの反応
「おねぇさん、なんであのひとたちはやまにむかってるの?」
「あの人たちはみんなと一緒じゃ周りの人をゆっくりできなくしちゃうからだよ」
「そんなのおかしいよ! わからないよぉ!!」
「お前さんにもいつかわかる日が来るよ あ、爆発した」
「わからないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

知恵熱で寝込んだ。これからは欝物はあまり借りないようにしよう。


ネコもしゃくしも

「おねぇさんおねぇさん」「おねぇさん」
今日も元気にコタツの中からちぇん親子が声をかけてくる。
師走にもなり、身を切るような寒さになってきたので寒がりな気のあった
この親子はよほど気に入ったのかコタツの中が自分達の寝床になっている。
ちゃんと寝たのを確認した後、電源切って毛布をかけているから風邪はひかない……はず。
あぁ、話を戻そう。今はちぇん親子がこちらに聞きたいことがあるようだ。
「なんだ?」
「今日、テレビで話していたことなんだけどね?」「ことなんだけどね?」
あたしがいない間はテレビで時間を潰しているようだ。
「ネコもしゃくしもいそがしいってどういうこと?
 ネコさんがいそがしいのはわかるけど、しゃくしさんが
 いそがしいっていうのがわからないよぉ」「わからないよぉ」
猫も杓子も大忙し、かぁ……
「あぁ、確か……なんだがな? もともとは寝子も弱師も大忙し・
 つまり、年寄りから若い人まで凄くいそがしいって意味だったんだ」
「じゃぁ、なんで人げんさんからネコさんとものさんになったの?」「なったの?」
「書き間違いだ」
「かきまちがい!?」「おどじなの!?」
「あぁ、書き間違い+勘違いで今に連なるんだ」
「「ゆっくりりかいしたよ!!」」
最近、いろいろと知恵が付いてきたらしく色々なことが気になるお年頃のようだ。
耳をパタパタ・尻尾をフリフリとさせながらコチラに聞いてくる様は実に愛らしい。

……明日カメラ買おっと。
「さて、頭も使ったから金平糖でも食べよっか? それとも犬っ子飴食べるか?」
「いぬさんのあめさんはなめるのがかわいそうだからこんぺいとうさんにするよ!」「するよ!」

余談だが金平糖を食べさせた後に顎の下辺りを撫でてみたらゴロゴロいうことに気づいた。


帰る日

「今日はくりすますだねおねぇさん!」「くりすますだね!」
「あぁ、そしてあたし達は今日は帰る日だ」
「かえる?」「かえる?」
「そう、あのおうちにだ」
ハッとした顔になるちぇん親子。
「「なまはげさんはいやだよ!!」」
「無理だちぇん・・・・・・我が母は、一度決めたら梃子でも動かぬ……!」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」」

こうして私のクリスマスは帰郷の露に消えたのだった。

この小ネタは作者の日常をわずかにずらしてますが実話です。

余談。
「おねぇさん、またあそこになんかうすいおねえさんが立ってるよ!!」
「この間も出たからなぁ………、いい加減成仏しろよ………」

また幻想的な何かが出ました。


鹿せんべい

鹿せんべいの粉を被って、鹿公園の鹿の真ん中に行ったら大変な目にあったんです、ハイ。

「しかさんを見にいくよ!」「いくよ!!」
「待て、ちぇん達!!鹿煎餅を持って行っちゃいけない!!」

尚、鹿煎餅は人体には有害です、確か。


すぃーが欲しい

「おねぇさん、ちぇん達もすぃーが欲しいよ!」「ほしいよ!!」
とは言われてもすぃーはどこかで落ちてるのを拾うしか見つからない、といわれている。

リアルラックが【柊蓮司】並の私には拾えるという要素は絶皆無。
さてどうしたものか……。

1・たまたま超絶的幸運が発動し、おねぇさんはすぃーを拾える。
2・『ねんがんのすぃーをひろったよ!!』といっているゆっくりを探し、以下略
3・見つからない。現実は非情である。

「どれがいい?」
「そ、そこまでしなくてもいいよ、おねぇさん!!」「いいよ!!」
「そうか……」

とりあえず、すぃーはこまめに探そう、うん。


買い出し

「おねぇさんおねぇさん、なんで今日はこんなに人間さんがいるの?」「いるの?」
「あぁ、年の瀬だからなぁ、このさい沢山買おうとする人も多いんだろ。ほら、あの人沢山食べ物買ってるだろ?」
「そうだね、じゃあちぇんたちもたくさん食べものさんを買わなきゃ!」「かわなきゃ!」
「おぉい!?」

結局、ちぇん達に押し切られて、年末の食料品買い込みに1万近く使ってしまった。
母にはしこたま怒られた。

なお、当初買う予定はつまみの裂きイカだけだった、ということを明記しておく。

とりあえずちぇんには仕置きとしてたい焼き【お好み焼き味】を食わせんとす。


風が強い

「風さんが強いねぇ、おねぇさん!」「ぴゅーぴゅーふくね!!」
「そりゃそうだろう、一昨日なんて風速が29メートル超えたらしいし」
「どのくらいの速さ?」「どのくらいのはやさなの?」
親ちぇんと子ちぇんは目を輝かせて聞いてくる。
「前にテレビで台風の映像見たよね? アレくらいか、それ以上」

「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
瞬時に風に吹っ飛ばされる姿を想像したらしく、二人はガタガタ震えていた。
「重心低いからそうそう吹っ飛ばんので安心しなさい」

ちぇん親子(最近は子ちぇんも大きくなってきた)を宥めすかすのに苦労したのは言うまでも無い。
雪をむしゃりむしゃり食べてるゆっくりがいそうな気がする今日この頃。


お年玉

「あけましておめでとう! 今年もゆっくりしていってね!!」「していってね!」

「お年玉やるからこっちにきなさい、ちぇん親子」
「おとしだま?」「おとしタマ?」

後者がどう考えても猫科の名前だが、敢えてスルーしておく。
「ほぉれ」
「わぁ! お餅だね!!」「おもちだね!!」
え?金渡してやれだって? 原初のお年玉なので問題が無いとしておきたい。
あと、別の袋に500円玉入れてあるから後で渡しておこう……。

  • 鹿煎餅は、米ぬかと穀類で出来ているので人体には無害です。 -- 鹿県民 (2009-04-23 04:19:18)
  • 昔新聞紙入ってたのを見たんだが……。 -- 名無しさん (2009-04-23 12:28:45)
  • 修学旅行の時に食べた友人が腹痛で倒れたが -- 名無しさん (2009-10-19 18:02:02)
  • まあ完全無農薬の米ぬかと穀類のみを使用したこだわりの鹿煎餅とかないだろうし
    米ぬかは農薬が特に残りやすいところだから鹿煎餅に農薬入っててもおかしくないと思う -- 名無しさん (2010-01-26 13:59:53)
  • わかるよーわからないよー -- 名無しさん (2010-11-26 19:08:11)
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最終更新:2010年11月26日 19:08