ゆっくりを拾って飼う話

こんばんは。猫です。初投稿ということで駄文になるかもしれません。
このSSはゆっくりを拾ってただ飼う…という単調な内容です。
外の世界にゆっくりがスキマ経由でやってきたという設定です。
本編に登場する村は架空のものであり現実には存在しません。
パロデイが若干あります。
~本編~
ここは日本のどこかにある村…めんどくさいのでA村と呼ぶことにしよう。ここA村は農業に水産業が盛んでありそれ以外に観光スポットもない普通の村だ。
そしてそこに一人の男が居た。彼もまたどこにでも居る普通のサラリーマンである。男は今自転車で家へ帰宅するところだ。そして家の玄関まで着くと…
「ゆぅ…ゆぅ・・・」と変な音が聞こえてきた。どうやら庭に何か居るらしい…。男は落ちてた石を握り締め庭へ歩を進めた。そこにはなんと生首がころころと落ちていた。
「ひぃ」咄嗟に持ってる石を生首目掛けて投げた。ボコッ…と音と共に少し生首が膨らんでいた。そして生首はこちらに振り向き…
「いたいよーゆっくりしていってね!!」と叫んだ。
男はインターネットでこの生物を検索したり雑誌を読んで調べあげた。どうやらこの生物は「ゆっくり」と呼ばれるもので黒くて中に眼がたくさんある空間からやってきたとゆっくりたちは言っていた。
同時にゆっくりの飼育方法が書いてあるマニュアルもその空間から出てきたためゆっくりをペットにする人間は増えた。男はそのマニュアルを印刷して読むことにした。こうして普通の男とゆっくりれいむの同居生活は始まった。

~一日目~
ジリリリリ…。目覚まし時計が鳴り響いた。
「うーん…朝か」男は目を覚ましたが「ゆっくりしてよー!れいむがゆっくりできないよー!」生首…もといれいむが跳ねて時計の置いてある台に乗ろうとするが届かずに跳ね回ってた。
男は時計を止めて着替えを始めた。「ゆ!れいむのまえではだかになるなんてだいたんね!!」という声が聞こえてきたが男は着替え終わるとささっと部屋を出て行った。
リビングに行きいつもの目玉焼きとパンという洋風な朝食を作り始めた。ゆっくりはどうやら果物や甘いものが好物らしいので角砂糖を2つ分け与えた。
「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー!!」れいむは角砂糖を食べていた。その間に男は仕事へ出て行ったがれいむは目の前の角砂糖に夢中で気づかなかった。
‐‐‐‐‐ここからはれいむのターン‐‐‐‐‐
「ゆっくりごちそうさま!…ゆ?おじさんどこにいったの?かくれんぼだね!」れいむはかくれんぼだと勘違いして家の探検に行った…が、
「どうしてすずめないのー!」と叫んでいた。ドアもしっかり閉めてあるのでリビングから出られないがれいむはただの壁にしか見えず閉じ込められていると勘違いしているようだ。
それからも探索も進めたが座布団に座ると「とてもゆっくりしてるねー…ZZZZzzzz・・・」あっという間に寝てしまった。
‐‐‐‐れいむのターンエンド‐‐‐‐
夕方になり男が帰ってきた。仕事で疲れてきたがれいむの寝顔に見とれていつの間にか疲れは取れていた。これがゆっくりの癒し効果なんだろうな…男はそう確信した。
晩御飯の支度を続けていくといつの間にかれいむが「ゆっくりしていってね!!」と男の足に擦り寄ってきた。晩御飯をテーブルに運んで食事が始まるがれいむは一切口に運ぼうとしない。
「…どうした?食べないのか?」「これたべものなの?みたことないものだね、ゆっくりしてる?」どうやらオムライスを見たことないから食べれるかどうか警戒しているようだ。
「大丈夫だ、それはオムライスと言ってな…食べると幸せになれるとてもゆっくりした食べ物だ」男は少年時代を思い出しながら語った。その数秒後「むーしゃ!むーしゃ!しあわせ~!」という声が家を包み込んだのは言うまでもない。
オムライスを食べ終わりれいむの皿を見ると・・・新品同様に輝いていた。洗剤を使っても落ちない汚れも綺麗に落ちていた。…汎用性が高すぎるぞ!ゆっくり!。
れいむはオムライスに夢中だったせいか顔…いや全身ケチャップまみれだった。しかしゆっくりは水が弱点らしく長期的に水に入れるとあっという間に溶けてしまう。そのため男は濡れ雑巾で体を拭いていた。
「くすぐったいけどとてもゆっくりできるよー!おじさんありがとうね!」れいむは男にお礼を言った。一通り綺麗になり男もお風呂を堪能したところでそろそろ寝ることにした。
れいむはお昼寝で使った座布団が気に入ったらしくその座布団の上でぐっすり寝ていた。男もその癒される光景を見ながら夢の世界にダイブしていった。

~あとがき~
ゆっくりの小説なんて初めてで設定も思いつくがままの勢いまかせで書き上げました。一応好評であれば続きを書いていきたいと思います。
ありきたりなネタらしく被ってるかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。by猫愛好家

  • ありきたりな日々を描いてるだけかもしれないけど、
    そこがまたほのぼのしていて・・・本当にゆっくりできる
    内容だと思います♪ -- 名無しさん (2009-01-24 00:53:19)
  • いいセンスだ。 -- 名無しさん (2012-11-07 07:09:23)
  • ゆっくりしたわ -- 名無しさん (2013-09-24 22:54:29)
  • ゆっくりできますねー -- 名無しさん (2013-12-23 17:57:46)
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最終更新:2013年12月23日 17:57