【絶望はんぶんこ】レビュー
RTT氏の最新シナリオ。現在00~03まで。
ジャンルは、readmeによると「ほのぼのドメスティック学園ラブコメディー」。
実際にはロボットものであり、同氏のシナリオ「てのひらワルツ」(以下、「のひら」)と世界観を同じくする。
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# 00
何かお偉いさん?たちの謎会話からスタート。
話題となっているのは対AT(この世界のロボット)用のパイロット(強化人間?)の模様。
もうひとつ話題になってるようだが、不明。
画面がHideされっぱなしなので視覚情報が少ないのは、氏のシナリオではいつものことだ。
これらはシミュレーター上はもちろん、実際にもかなり凄い戦果を上げたらしいが…
ここで世界観の解説が、誰かのモノローグ調に語られる。
世界の大半は海になり、文明はかなり後退しているっぽい。
そしてヤバいらしい。…確かこのヤバい理由、「のひら」で解説されてたような。
続いてどこかの基地らしき場所。RTT氏らしいテンポの良い会話。
つか「メタルボディで生活」ってあんた。そしてモブ整備兵も反応すんな。
あ、この2人姉弟なのか。やばい、この姉面白い。
そんな背景で何かが撃ち上げられている様子。会話内容からすると、移民船か何かか?
そこにラテン系の男・ブギンが通信を入れて来る。何かトラブルがあったらしい。
出撃する姉・カスミと弟・ヤスト。え、嘘。この姉、大尉なの?
ここで00終了。インターミッションへ。
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# 01
いきなり回想が入った。
それが終わるなり、前回の続きっぽい戦闘の描写。
ブギンがピンチっぽいが、スティールとか言うヒゲがさらりと流す。
なるほど、スティールって物腰穏やかっぽい毒舌家って立ち位置か。把握した。
そしてブギンは「恋は盲目」を地で行ってる感じ。わざと、と言う可能性もあるが。
早速戦闘開始。
いきり立つ敵(蛮族)に対し、兵隊さん2人はマイペースに会話を続行。
…何て言うか、スティールが素敵過ぎる。
あれ? 蛮族側に公国兵がいる。こいつがリーダーっぽいし、蛮族、雇われたのか?
よく見ると村人もいるな。何と言う混成部隊。
つか一部の敵の射程が超長い。3-8って。1-2に武装ないし、突っ込んでくしかないのか。
…砲台の設置された敵陣地に突貫していくような、そんな絶望的な気分がする。
そして戦闘メッセージがない。敵ザコはもちろん、味方にも。
凄く淡々と進む感じは嫌いじゃないが、人によっては趣味合わないんだろうなあ。
#追記
)後で確認したら一部キャラにはメッセがあった。…他のは、まだ作ってないのか?
そんな戦闘を続けるうちに、カスミとヤストが到着。
ブギンないがしろにされ過ぎ。と言うか、見るからに必死な村人とかの前でバカ会話するな。
あと、森の中に出現しないでください。移動力3のヤストが前線に行けません。
あれ? 今、滑腔砲被弾したら何か吸われたような。
調べてみると、「減」属性付いてた。…なしてさ?
#追記
)「滅」のミスだったのかも、と今思った。
別の滑腔砲(名前同じ)にはレベル指定なしの「劣」属性。…だから何で?
名前から効果が全く想像できないのが辛い。て言うか同名武装でも機体によって属性違うし。
機体色&機体名で判別しろってのは、流石に無茶じゃございませんか。「のひら」もこうだっけか?
※※余談※※
でも、「滅」属性付きの火炎放射器だったら納得行くかもしれない俺がいる。バトルテック的に。
もしくは「EN回復Lv1=排熱効率向上 <水中>」とか。
※※余談ここまで※※
そして重装甲のブギンが永続の装甲劣化喰らった挙句、超射程(前述)から逃げきれずに落とされた。
何度かクイックロードしてみたが、乱数保存なので逃げれません。
リスタートして再チャレンジ。
今度は間合いやCT発生率を考えて行動。少し考えてやればそれほど難しくはないな。
撃破すると、何かすげえやけっぱちなことを言いながら爆散する公国兵。
…あれ、もしかして「のひら」より状況悪化してる?
ものすごい勢いでスティール機がEN切れになったり、ヤストが結局敵倒せなかったりもしたがクリア。
上層部っぽい人たちの会話。
移民船(と言うよりは脱出船?)の順番をもっと早くしろと言う各国のお偉いさんの意見が来てるらしい。
…こいつもか。この副官?もスティール系かッ。
最後に「今地球は相当やばいよ」的なことが語られて次回へ続く。
…あれ、改造なしなのか。まあいいが。
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# 02
基地(移民船?の射出施設)のトップらしい人・ガインが書類チェックしているシーンから。
続いてモノローグっぽい会話。
実にRTT氏らしいと言うか、ナイナンとかで見慣れた小難しい語りが入る。
語ってるの…もしかして、ヤスト? まだはっきりとは不明。
カスミが吠えた。
例によってブギンがないがしろにされてる。
ヤストもごく自然にブギンになすり付けるな。そしてカスミはもうちょい周り見ろ。
あ、この食事、前回のラストでガインが言ってた奴か。
どうもこの基地、ガイン含めて問題児揃いらしい。その筆頭がカスミたち4人だとか。
テンポのいい日常会話で、大体のキャラの立ち位置がつかめた感じ。
唐突にサイレンが鳴る。敵が襲来したっぽい。
て言うかだ、秘書の人。ガインの本音?を基地内放送で暴露するな。凹んでたんか、司令。
戦闘マップ。
空気読まない姉に凹む敵部隊。…このシナリオ、シリアスなのかギャグなのかどっちだ。
例の移動砲台は前回の3分の1しかいないが、代わりに重量級ATが。しかも公国とやらの機体らしい。
その隣には帝国の機体。前回に引き続き、混成部隊かよ。
つぅか、戦闘機の方がいい武器詰んでやがるんですが。それ寄越せ。
ともかく、さほど苦労なしにクリア。
戦闘中の会話とかは前回よりもシリアス度が増した感じ。
そして戦闘後。整備兵長が怒ってる。
…そりゃ、これだけ壊せばなあ。メック(違)なんざ壊れてなんぼだし。
何か伏線が張られている様子。
大佐(ガイン)に皆で美味しいご飯のお礼を言う場面。何この羞恥プレイ。
さっぱり要領を得ないガインが聞き返すと、継続して小学校の卒業式的なセリフが返って次回へ続く。
いや、引き方がおかし過ぎ。
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# 03
モノローグ…と言うか昔語り? そんなシーンからスタート。
やっぱり書類チェック中らしいガイン。お疲れの様子。
と言うかそこで何で運動会? 前回ラストのあれ、まだ引っ張ってるのかよ。
どこかから、何かを返せと言われたらしいが、移民船のことだろうか。
カスミの暴言から始まるこのシーン。弟にそれを言うな。
整備兵長、もう大好き。でも、その「繊細」さはどうかと思う。
姉弟の何か意味ありげな会話。姉が被害者で、弟が加害者? そんな印象が。
つか、その石。まだ持ってんのか。
どうもこの基地の面々も、帝国公国関係なしの混成部隊らしい。
整備兵長は帝国側で、姉弟(の片方?)とも付き合いが長い模様。
…ATM、この世界にまだあるのか?
謎のおばちゃん(民間人)登場。何やら痛いことを言いつつ差し入れしていく。
そんな感動的なシーンを台無しにする姉弟。「おやおや」とか言ってる場合か、おばちゃん。随分慣れてるな。
別基地の司令部の様子。
ほのぼのなんだか絶望的なんだか判断に困る会話の後、敵襲。
謎AT(前作で見たことある)の攻撃で、司令部壊滅。
ネームドっぽいのが出てきたが、この司令って呼ばれてる方、00で出なかったか?
もう1人のネームドは「サワキ」と言うらしい。前作主人公と同じ名字だが、関係者だろうか。
何か人探しっぽい目的をあいまいに語りつつ、フェードアウト。
再度ガイン。帝国の偉いさんと通信中。
その途中で秘書の人が直前のシーンの報告を持ってくると、偉いさんの態度豹変。急に弱気っぽく。
冒頭で「返せ」と言われたものは、あの謎ATに対抗するためのものらしい。
ガインは何か二つ名みたいなものを持ってる模様。腕利きっぽいな。
今後を予測して対抗策を練り始めたところで、次回に続く。
…あれ、戦闘なし?
更新分はここまで。
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# ここまでまとめ
「乱数系列非保存」の有難味を骨の髄から思い知れた。
つか永続装甲劣化は反則です。そんな武器が村人の機体に付いてるなんて誰が思うと言うのか。
あと、属性とか変えるんならせめて、武器の名前変えるとかの方向で判り易くして欲しかった。
武記名同じでアイコンが色違いなだけだと、ユニット能力違うのか?、程度にしか思わないので。
「のひら」同様、攻撃力が低い。そして無消費がない。
現状、弾数4射程3-5の1750(AL3付き)と、消費25射程1-3の1700(AL2付き)が味方トップ2。
他の2人に至っては、最大火力1400。装甲はGSC基準と大差ないので、ほぼ必然的にダメージ1000前後の応酬になる。
確かにバトルテックっぽいが、せめて格闘(威力1000~1100貫)くらいは無消費かもっと安めにして下さい。消費15って。
バランス的には、武器の消費や間合い、敵の行動の予測などを考えながらユニットを動かすのが好きな人向け。
俺みたいに、ある程度適当に動かしてもクリアできるバランスを望む人にはお勧めできないかもしれない。
…ああ、そう言えば俺、バトルテックでも弱かったっけ。
パイロットアイコンは前作同様、セラフ氏のもので統一されている様子。
確かに好きなアイコンではあるんだが、RTT氏の新作アイコンが見れないのは少々残念。
会話は実にRTT氏。ナイナンやレキ様程の電波は現状発していない模様だが。
とにかくキャラがネームド・モブの区別なく個性的な感じ。特に日常シーンの会話のテンポがいい作品は大好きだ。
全体的なストーリーとしては…鬱系、なのか? 判断に困る。
次回に続く場面で切られているので、続きが気になる。
事態が動き始めたばかりなので判断が難しいが、「のひら」が好きだったのなら、やってみても損はないはず。
最終更新:2008年01月17日 22:37