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***スカーレット・ウィッチ (Scarlet Witch), 本名:ワンダ・マキシモフ(Wanda Maximoff)
初出:X-MEN#4(1964年)
種族:ミュータント、女性
所属:[[ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]→[[アベンジャーズ]]など
#ref(avsx0.jpg)
([[Avengers vs. X-Men]] #0,2012年5月,Art:Frank cho, color:Jason Keith )
*概要
スカーレット・ウィッチはX-MEN系統の作品、及びアベンジャ—ズ系統の作品に登場する女性ミュータント。
X-MENの宿敵、[[マグニートー]]の娘で双子の片割れである。弟は[[クイックシルバー]]。
(最近の展開によりマグニートーとの血縁は否定されたが、今後どうなるかは不明)
最初は悪役として登場するが、後にヒーローとしてアベンジャ—ズの一員となる。
強力な能力を持っているが時にコントロールを失い、たびたび世界を揺るがすレベルの悲劇を引き起こしている。
マーベルユニバースの歴史において重要なキャラクターの一人。
なお、菜食主義者である。
*能力
「ヘックス・パワー」物事の起きる確率を操作する能力。
初期はこの能力で対象に不幸を起こす能力。
例えば、「海で水柱が上がり、相手を巻き上げる」ということが起こるのは、海の側にいても非常に低い確率である。しかしこの確率を操作することで、「水柱が上がり、相手を巻き上げる」ということを起こすことができる、という能力。
やがて現実を自在に改変するカオス・マジック(混沌魔術/現実改変能力)へとパワーアップ。使い方によっては、神のように考えたことがすべて可能になるということ。困ったことは、スカーレットウィッチがこの能力を完全にコントロールしていないため、「暴走」が起きること。
*経歴
初登場時は[[マグニートー]]を父とは知らなかった。
ヨーロッパの小さな村に住み、ミュータントパワーのせいで魔女と看做され、迫害を受けていたところを[[マグニートー]]に助けられる。このことを恩義に感じて[[マグニートー]]に従い、[[ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]の一員となった。
しかし、心からマグニートーの主義ややり方に同意していたわけではなく、彼の危険な行動を止めようとすることもあった。
後にアベンジャーズの一員となる。
チームメイトでアンドロイドの[[ヴィジョン]]と結婚。
能力を[[アガサ・ハークネス]]に鍛えられるが、一時[[アガサ・ハークネス]]を殺したと思われていた。
【以下の記述にはネタバレを含みます】
*重要な事件
【[[アベンジャーズ・ディスアッセンブルド>Avengers Disassembled]]】
アベンジャーズに次々と破滅的な事件が起き、チームは解散に至る。
後にスカーレットウィッチの能力が暴走したせいであったと判明する。
【[[ハウス・オブ・M>House of M]]】
マーブルユニバース全体を巻き込む大型クロスオーバーストーリー。
スカーレットウィッチが世界をミュータントによって統治された世界に変化させる。
改変後の世界を統治するのは、王家となった[[マグニートー]](つまり"M")の一族(=Mの一族→ハウス・オブ・M)だった。
【[[M-Day]]】
[[ハウス・オブ・M>House of M]]の結末で絶望したスカーレットウィッチはさらに能力を暴走させ、「ミュータントなんていらない("No more mutants")」と呟き、世界からミュータントを一掃する。
残ったミュータントは数百人となり、その後の展開に大きな影響を与えた。
【[[Avengers vs. X-MEN]]】
スカーレットウィッチはアベンジャーズの元へと戻り、共闘。
そのカオスマジックはフェニックス・フォースに対抗する重要な鍵となる。
最終的にはホープと共に"No more phoenix"と唱えることでフェニックス・フォースは世界中に拡散、消滅する。代わりに世界中で新たなミュータントが誕生を始め、M-Day以来続いた絶滅の危機から脱した。
【[[Uncanny Avengers]]】
2012年から始まったシリーズ"[[Uncanny Avengers]]では、アベンジャーズとミュータントの混成チームに参加。
ここでワンダと[[ピエトロ>クイックシルバー]]は自分たちの正体を知るために、[[ハイエボリューショナリー]]のいるカウンター・アースに乗り込んだ。そこで[[ハイエボリューショナリー]]から語られた事実は、双子は本当は、双子を連れて逃げたとされる夫婦(ジャンゴとマルヤ)の肉親(ジャンゴの姉妹のナターリャが実の(生物学的な意味の)母親)であること、そしてミュータントではなく、[[ハイエボリューショナリー]]の実験体ということだった。
その後、ワンダは実の母ナターリャの精神体に導かれて、ナターリャもスカーレットウィッチであり、「スカーレットウィッチ」とは母から娘へ代々伝えられてきた「魔法使いの血脈」を意味するものであったことを教えられる。
実は、混沌魔術は邪神[[クトン]]がワンダを手駒にしようと、彼女に触れたために身についたものだった。
*実写映画
マーベル・シネマティク・ユニバースでは2014年の"キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー"のエンドロールに挿入される場面で初登場。エリザベス・オルセンが演じた。
2015年公開の"Avengers: Age of Ultron"では正式キャストとして登場。
ただしミュータントという設定、及びX-MENやマグニートとの関係はないものとなっている。
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アメコミ@wiki
***スカーレット・ウィッチ (Scarlet Witch), 本名:ワンダ・マキシモフ(Wanda Maximoff)
初出:X-MEN#4(1964年)
種族:ミュータント、女性
所属:[[ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]→[[アベンジャーズ]]など
#ref(avsx0.jpg)
([[Avengers vs. X-Men]] #0,2012年5月,Art:Frank cho, color:Jason Keith )
*概要
スカーレット・ウィッチはX-MEN系統の作品、及びアベンジャ—ズ系統の作品に登場する女性ミュータント。
X-MENの宿敵、[[マグニートー]]の娘で双子の片割れである。兄は[[クイックシルバー]]。
(最近の展開によりマグニートーとの血縁は否定されたが、今後どうなるかは不明)
最初は悪役として登場するが、後にヒーローとしてアベンジャ—ズの一員となる。
強力な能力を持っているが時にコントロールを失い、たびたび世界を揺るがすレベルの悲劇を引き起こしている。
マーベルユニバースの歴史において重要なキャラクターの一人。
なお、菜食主義者である。
*能力
「ヘックス・パワー」物事の起きる確率を操作する能力。
初期はこの能力で対象に不幸を起こす能力。
例えば、「海で水柱が上がり、相手を巻き上げる」ということが起こるのは、海の側にいても非常に低い確率である。しかしこの確率を操作することで、「水柱が上がり、相手を巻き上げる」ということを起こすことができる、という能力。
やがて現実を自在に改変するカオス・マジック(混沌魔術/現実改変能力)へとパワーアップ。使い方によっては、神のように考えたことがすべて可能になるということ。困ったことは、スカーレットウィッチがこの能力を完全にコントロールしていないため、「暴走」が起きること。
*経歴
初登場時は[[マグニートー]]を父とは知らなかった。
ヨーロッパの小さな村に住み、ミュータントパワーのせいで魔女と看做され、迫害を受けていたところを[[マグニートー]]に助けられる。このことを恩義に感じて[[マグニートー]]に従い、[[ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]の一員となった。
しかし、心からマグニートーの主義ややり方に同意していたわけではなく、彼の危険な行動を止めようとすることもあった。
後にアベンジャーズの一員となる。
チームメイトでアンドロイドの[[ヴィジョン]]と結婚。
能力を[[アガサ・ハークネス]]に鍛えられるが、一時[[アガサ・ハークネス]]を殺したと思われていた。
【以下の記述にはネタバレを含みます】
*重要な事件
【[[アベンジャーズ・ディスアッセンブルド>Avengers Disassembled]]】
アベンジャーズに次々と破滅的な事件が起き、チームは解散に至る。
後にスカーレットウィッチの能力が暴走したせいであったと判明する。
【[[ハウス・オブ・M>House of M]]】
マーブルユニバース全体を巻き込む大型クロスオーバーストーリー。
スカーレットウィッチが世界をミュータントによって統治された世界に変化させる。
改変後の世界を統治するのは、王家となった[[マグニートー]](つまり"M")の一族(=Mの一族→ハウス・オブ・M)だった。
【[[M-Day]]】
[[ハウス・オブ・M>House of M]]の結末で絶望したスカーレットウィッチはさらに能力を暴走させ、「ミュータントなんていらない("No more mutants")」と呟き、世界からミュータントを一掃する。
残ったミュータントは数百人となり、その後の展開に大きな影響を与えた。
【[[Avengers vs. X-MEN]]】
スカーレットウィッチはアベンジャーズの元へと戻り、共闘。
そのカオスマジックはフェニックス・フォースに対抗する重要な鍵となる。
最終的にはホープと共に"No more phoenix"と唱えることでフェニックス・フォースは世界中に拡散、消滅する。代わりに世界中で新たなミュータントが誕生を始め、M-Day以来続いた絶滅の危機から脱した。
【[[Uncanny Avengers]]】
2012年から始まったシリーズ"[[Uncanny Avengers]]では、アベンジャーズとミュータントの混成チームに参加。
ここでワンダと[[ピエトロ>クイックシルバー]]は自分たちの正体を知るために、[[ハイエボリューショナリー]]のいるカウンター・アースに乗り込んだ。そこで[[ハイエボリューショナリー]]から語られた事実は、双子は本当は、双子を連れて逃げたとされる夫婦(ジャンゴとマルヤ)の肉親(ジャンゴの姉妹のナターリャが実の(生物学的な意味の)母親)であること、そしてミュータントではなく、[[ハイエボリューショナリー]]の実験体ということだった。
その後、ワンダは実の母ナターリャの精神体に導かれて、ナターリャもスカーレットウィッチであり、「スカーレットウィッチ」とは母から娘へ代々伝えられてきた「魔法使いの血脈」を意味するものであったことを教えられる。
実は、混沌魔術は邪神[[クトン]]がワンダを手駒にしようと、彼女に触れたために身についたものだった。
*実写映画
マーベル・シネマティク・ユニバースでは2014年の"キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー"のエンドロールに挿入される場面で初登場。エリザベス・オルセンが演じた。
2015年公開の"Avengers: Age of Ultron"では正式キャストとして登場。
ただしミュータントという設定、及びX-MENやマグニートとの関係はないものとなっている。
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