クリエーターオウンド
(アメコミ用語、一般)
概要
コミックスに関しては、クリエーター、つまり書き手(ライターおよびアーチスト)がすべての権利を持つ、著作権の形態。すべての権利がクリエーターに帰属するため、映画などでキャラクターが使われる場合も書き手にお金が入る仕組み。クリエーターオウンドを採用している出版社として、Eclipse Comicsや
イメージ・コミックスが有名。
マーベルやDCなどの出版社では、通常書き手との間に「雇用契約」(サラリーマンのように会社に雇われる代わりに、報酬を得ることができる)を結び、著作権などの成果を出版社がすべてとる形式となっている.
このため、さまざまな書き手が作ったキャラクターが同じユニバースにいることができる。一方で、書き手が一切のリスクをとり、同時に成功した場合のリターンをとる契約として、クリエーターオウンドが使われる。
なお、マーベルやDCでも、EPIC Comics(マーベルのクリエーターオウンド誌)や一部のヴァーティゴ(DCの大人向けタイトル)でも使われた。例えば、フランスのマンガ家メビウスと
スタン・リーが合作した
シルバーサーファーはEPICで行われており、この合作はクリエーターオウンドでなければ(メビウスの
版権が保護されていなければ)できなかったろうと言われている。
アメコミ@wiki
最終更新:2020年04月15日 19:23