3-Dマン(3-D Man)

(キャラクター名、マーベル)

能力

常人の3倍の筋力、敏捷性などの体力
常人の3倍の感覚
変身しているスクラルを見破ることができる

緑と赤に塗り分けられたボディーを持つ(おそらく昔流行った立体眼鏡(赤と緑のセロハンを片方ずつの目に貼った眼鏡で、左右別々に赤と緑のフィルターを着けてと撮った映像を見ると立体的に見えるという仕掛けがあった)をイメージしたもの)。

初代:チャック・チャンドラー(Charles "Chuck" Chandler)とハル・チャンドラー(Harold "Hal" Chandler)の、兄弟の合体


初出:Marvel Premiere #35 (1977年4月)
属性:超能力者(ハルの眼鏡に焼き付いたチャックのイメージで合体)、男性、地球人、アメリカ人

概要

(初出は1977年であるが)1950年代のヒーローという設定。
NASAのパイロットであったチャック・チャンドラーは、テスト飛行中、(クリースクラル戦争で戦略拠点となっていた)地球の宇宙開発プログラムを調べるため、地球に来ていたスクラル人に捕まり、尋問を受ける。チャックは隙を突いて逃げるが、スクラルの宇宙船が爆発し、チャックも「分解」されてしまった。この爆発を見ていたチャックの兄弟ハルは、事故で足が動かなくなり、またチャックのイメージが眼鏡のレンズに焼き付いてしまう。

眼鏡に精神を集中すると、チャックとハルが「合体」した3-Dマンになる。3-Dマンの間は、二人の意識が同居しているが、チャックの意識が支配的。

合体による副作用があり、ヒーローからは半ば引退する。

他メディア展開

日本で、アニメ作品化の企画も持ち上がっていたようであり、野口竜によるイラストなどが残っている。
企画書では「愛の異次元戦士3Dマン」と題し、予知能力をもったまこと少年と3-Dマンが力を合わせて悪のミスターIQと戦うというもの。「愛の戦士レインボーマン」に似たタッチで描かれていた(ダッシュ6/土の化身っぽい)。
コミック化のマンガ家は、いたはししゅうほう氏が考えられていた(いたはし氏は「バトルフィーバーJ」のサントラのジャケットなどを担当。アメコミ風の絵柄で有名)。

余談ではあるが、1979年当時、川内康範の作品のリバイバルがあったようで、1981年に映画「月光仮面 THE MOON MASK RIDER」、1982年にアニメ「愛の戦士レインボーマン(化身のロボットが合体するヤツ)」がつくられている。(ただし、特撮版「愛の戦士レインボーマン」は1972年作品で東宝製作)。


二代目:デルロイ・ギャレット・ジュニア(Delroy Garrett Jr.)


初出:Avengers Vol 3 #8 (September, 1998年9月)
属性:能力を獲得した人間、男性、地球人、アメリカ人

概要

トライアスロン(Triathlon)を名乗ったヒーローで、後に3-Dマンのパワーを得る。
オリンピックに出場した陸上選手。しかしステロイド検査で陽性となり、3つの金メダルを剥奪される。この結果、トリウム・アンダスタンディングという新興宗教にはまる。教団の設立者、ジョナサン・トレモントはデルロイに奇妙な遺物(実は初代3-Dマンのパワー)を与えるが、これにより常人の3倍の体力を持つ超人になった。デルロイはこれを、教団の教えが自分の潜在能力を引き出したと思い、ジョナサン・トレモントも特に否定しなかった。デルロイは、超人トライアスロンを名乗り、教団のスポークスマン(広告塔)になる。

その後、アベンジャーズに参加。

シヴィル・ウォーではキャップ派だったが戦後は登録し、再訓練を経て、第一期卒業生となる。
50州イニシアチブで、ハワイのポイントマンへの所属に決まり、赴任の途上に初代3-Dマンの名前、コスチュームとゴーグルを受け継ぐ。

その結果、スクラルの変身を見破れるようになってしまい、ポイントマンに紛れ込んだスクラルを発見し、撃破する。
その後、イニシアチブに潜入するスクラルを狩り出すためスクラル・キル・クルーに加入、各地でスクラル狩りを始めた。しかし、地球人の味方だったスクラルを殺害してしまったため、自ら去っていった。


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最終更新:2020年08月08日 20:53