アダム・ストレンジ/ADAM STRANGE


(キャラクター、DCコミック)

初出:Showcase #17(1958年12月)
種族:地球人

概要

地球生まれの宇宙の英雄。
元は考古学者だったのだが、ある時宇宙から降り注いだゼータ光線を浴び地球から25兆マイル*1離れた惑星ランにテレポートしてしまう。
ランの指導者である科学者サーダスと出会い、コミュニケーション用に開発したゼータ光線がアダムをテレポートさせてしまったのだと説明を受ける。
サーダスの娘・アランナと恋に落ちたアダムは、惑星ランを襲うモンスターや異星人と戦い、ランの英雄となったのだ。

だが、ゼータ光線の効果には制限時間が存在し、それを過ぎるとアダムは強制的に地球に送還されてしまう。
そのためアダムは次にゼータ光線が地球に当たる時間と場所を計算しなくてはならず、愛するアランナとは(超)遠距離恋愛が続いた。

その後、『実はラン人の男性は生殖能力を失っており、アダムはアランナとの間に子供を作る為にランに連れてこられた』という衝撃の事実*2が判明。
メガ・ゼータ光線によってランに永久移住し、アランナとの間には娘・アリーナが生まれた。

基本的には惑星ランのヒーローなのだが、ジャスティス・リーグを始めとする地球のヒーロー達と共闘することもあり、ジャスティス・リーグの名誉メンバーに選ばれている。


能力/武器

  • 優れた戦略家で熟練したパイロット。ただし、特殊能力は持たない

  • ゼータ光線が地球の『どこ』に『いつ』照射されるか正確に計算できる数学的知識も有する

  • ジェットパック付き宇宙服を装着する事で『宇宙空間での活動』と『空中飛行』が可能になる。

  • 戦闘では主に光線銃を使用

備考

火星のジョン・カーター*3やフラッシュ・ゴードン*4等の古き良きスペースオペラ系作品を彷彿とさせるキャラクター。
シルバー・エイジ期のヒーローには珍しく銃を武器にしている。
惑星ランが、ホークマン(宇宙人の方)の出身星サナガーに危機をもたらす可能性があったため、ホークマンと共闘するなど、ホークマンに縁がある。

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最終更新:2022年05月09日 13:31

*1 約4.23×10の13乗kmで、約4.3光年

*2 ……という名の後付け設定

*3 エドガー・ライス・バローズの代表作の一つ『火星シリーズ』の主人公。地球から火星にテレポートし、火星の姫君と恋に落ち、最終的に火星の大元帥となる

*4 1934年に初登場した同名のスペースオペラコミックの主人公