ボールダー・ザ・ブレイブ(Balder the Brave)

(マーベル、キャラクター)

初登場:Journey into Mystery #85(1962年)
種族:アスガルド人






概要

アスガルドの戦士の神。また光の神。
アスガルドで最も気高くソーに次ぐ勇敢な戦士と言われている。
実際の北欧神話におけるバルドルをモデルにしており、その中ではオーディンフリッガの子とされていて、つまりトール(ソー)の兄弟である。
コミックにおいてはソーの友人という記述も多いが兄弟という記載もあり、設定の揺れが見られた。
最近の展開ではソーこそがフリッガの最初の子であると明記されていることもあるが"War of the Realm"でも兄弟の扱いになっており、血縁関係の真偽が複雑になっている。

不死の魔術

オーディン「敵軍を撃退し追撃する際、そなたは戦いを放棄したな!理由を申せ」

ボールダー「小鳥が巣から落ちたのを見つけ母鳥の元へと戻しておりました」

という妙な理由で戦いを放棄したボールダーはオーディンの怒りをかい、「死の試練」の罰を受ける。
その試練で弓を射られれば鷹が飛来して矢を持ち去り、槍を投げられれば大地から蔓が伸びて槍を絡めとった。
最後の試練としてソーがハンマーを手に取ったところでオーディンは終了を宣告し、「ボールダーに何者にも傷つけられない力を授けるために儀式であった」ことを告げる。
これ以来、あらゆる生き物はボールダーを守ることを誓うこととなった。
(Journey into Mystery Vol.1 #106)

ラグナロクの予言

実はこの試練はボールダーの死をきっかけにラグナロクが始まりアスガルドと神々が滅亡すると予言されていたためのもので、オーディンはフリッガに命じ上記のような魔術をかけたのであった。
ただしこのとき小さなヤドリギだけが見逃されてしまったために誓いをたてず、ボールダーの唯一の弱点となった。
ボールダーの名声に嫉妬したロキはノルン族の女王で魔女でもあるカーニラを問い詰め、ヤドリギのことを聞き出すと、ヤドリギを材料にした吹き矢を作る。
ロキが吹き矢でボールダーを殺害しようとしたとき、矢は突然炎の鳥に変化しロキを襲った。
実はカーニラ自身もボールダーを守る生き物に含まれていたため、ロキの企みを妨害したということだった。



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最終更新:2022年11月10日 13:12