Generation X '97(ジェネレーションX '97)

(シリーズタイトル、マーベル)

出版:1997年9月

概要

"Generation X"アンニュアル版(年間スペシャル増大号)第3弾。
レギュラーシリーズ"Generation X"の第31話と第32話の間に出版されているが、ストーリーはチェンバーの回想として描かれるので連続はしていない。

あらすじ

マサチューセッツの「恵まれし子らの学園」分校で能力の正しい使い方を学ぶ若手ミュータントチームジェネレーションX
エマ・フロストの死んだはずの教え子だったヘリオンズのミュータントたちが学園に現れ、ジェネレーションXや教師たちを襲い始める。
この異変の中で何か別の存在が隠れ潜んでいることに気づいたのはチェンバーだけで、他の仲間たちに協力を求めるがなぜか彼らは掃除やレクリエーションなど日常の行動を繰り返し、反応が鈍い。
単独で行動するチェンバーが出会ったのは、悪魔ディー・スペアだった。


登場人物

ジェネレーションX

チェンバー(ジョナサン・スターズモア) :本作の主人公。顔の下半分から胸にかけて破裂していて、そこから高エネルギーを放出する。
ハスク(ペイジ・ガスリー):皮膚を剥がすことで様々な性質を持つ新たな皮膚に変化できる。
ジュビリー(ジュビレーション・リー):火花を放出する能力者。他のメンバーより先にX-MENと行動していた時期があることが自慢だが、その話をすると嫌がられる。
M(モネ・サンクロワ):飛行能力や怪力など様々な能力を持つ複合能力者。育ちのいいお嬢様ポジションでチームの優等生だがプライドが高く他の生徒との関係は良好とは言えない。レギュラーシリーズでは既にその正体が双子の妹たちの融合した姿であったことが明らかになっているが、このストーリーでは元の1人のモネ・サンクロワの状態で登場している。
シンク(エヴァレット・トーマス):オーラを発して一時的に他者の能力をコピーする。爽やかジョック的ポジション。
スキン(アンジェロ・エピノーサ):皮膚を伸ばし自在に操る。元ストリートチルドレン。不良っぽいが気のいいやつ。
ペナンス:学園に突如現れた異形の少女。硬い皮膚と鋭い爪を持つが、言葉を発しない。どこから来たのか、何者なのか謎に包まれている。

共同校長

バンシー(ショーン・キャシディ):口から超音波を発する。攻撃だけでなく飛行にも転用できる。
エマ・フロスト:強力なテレパス。元ヘルファイア・クラブのホワイトクイーンで、当時はヘリオンズという若手ミュータントの指導者だったが彼らを全滅させてしまったという自責の念を持っている。悲劇を繰り返さないためにもジェネレーションXの指導を続けているのだが…

その他

キャッツアイタロットビーフベヴァトロン。旧ヘリオンズのメンバーたち。復活なのか幽霊なのか、それとも?
ディー・スペア(D'Spayre):人に幻覚を見せ恐怖と絶望を引き起こし、負の感情を吸収する悪魔

原作

本作は同年6月に出版された小説版"Generation X"を改変したコミカライズ。なのでチェンバーのモノローグがとても多い。




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最終更新:2024年04月09日 06:46