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コアコンピタンスとは

他社にはない会社の強み。差別化や参入障壁として活用できる。
市場価値を生み出せる強みであることは当然として、下記のような要素も重要となる。
模倣可能性(Imitability) 真似しづらいこと
移動可能性(Transferability) 応用のしやすさ
希少性(Scarcity) 希少性の高さ
代替可能性(Substitutability) 別の物で代替しづらいこと
耐久性(Durability) 長期にわたって優位であること

コアコンピタンス例

1つのコアコンピタンスだけで差別化を図るのはなかなか容易ではないため、複数の要素を組み合わせて、他にはないサービスを生み出すなども考えられる。

コアコンピタンス 備考
技術力・プロセス力 高い生産性を持って同じことが他社より早くできる、利便性が高い、高品質で実現できるなど
営業力、人脈力
人財力
販売力 先行者優位で顧客の囲い込みに成功。スイッチコストがあるため、他社が入りにくいなど。
ノウハウ 過去の運用実績に積み重ねたノウハウがあるなど。
小回り力 大企業がやりにくいことをスピーディーに意思決定して実現できる。

■大企業がやりにくいことの例
法律的にグレーゾーン
価格をフリーにできる。
大手の持っている仕組み上変えにくい所等
シェア力・規模力 ニッチ・局所化部分で他に類がない、規模の経済性でコストが安くできるなど
ブランド力 知名度が高い、デザインが優れているなど

競合他社との比較

いくつかの要素を競合他社と比較して、それぞれ得点をつけていく。

そこから、自社の強みを生かす方向性に行くか、
弱点を補強する方向性に行くか等を検討していく。

(例)
コアコンピタンス 自社 競合A 競合B
販売チャネルが広い 80 70 95
開発コストが安い 80 90 70
・・・
最終更新:2023年02月03日 12:54