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QC7つ道具とはシステムの品質を評価するためのツール。
主に数値データの解析に用いられてきたが、言語データの解析も行いたいということで
新QC7つ道具というものも現れた。

QC7つ道具

名称 説明
チェックシート 点検表のようなもの
特性要因図 1つの特性(問題内容や成果として得られると期待する物)と要因を結びつける図。
主要な原因を大きい骨、軽微な原因を小さい骨で表す。
その形が魚の骨のような形になることから、フィッシュボーンチャートとも呼ばれる。
人・物・金・時間、etc等色々な切り口で考えるようにすると、原因究明に一歩近づきやすい。
ヒストグラム 横軸に階級(データの範囲を分割したもの[例:100~200人,200人〜300人等)、
縦軸に度合い(データの範囲に合致する数等[例:従業員別企業数等で、100〜200人は何人等])を置いた図。
データのばらつきぐらいを見るために使われる。
散布図 2種類のデータ項目の関連性を示す
パレート図 値が降順で折れ線が累積を表す図。ABC分析とも呼ばれ、主要な原因等を調べることができる。
グラフ(層別・レーダーチャート) 2つの項目を色々な視点で、総合的に比較する図
管理図 上下_に限界線を置いて、データの動きを見るための図。プロジェクトの変動が限界線の範囲内にいるときは許容範囲内とみなす考え方。管理図には色々種類があるが、そのうちのXbar-R管理図を用いて品質管理する際の考え方として、7回連続で平均値を上回ったか下回った場合に対応する7の法則というものがある。

新QC7つ道具

名称 説明
親和図法 カードに事象を書き出し、似たものをグルーピングしていくことで問題を整理する手法。KJ法とも呼ばれる。
連関図法 原因と結果が絡み合った問題を関連づけることで整理する方法。
特性要因図とも似ているが、要因間の関連も取るためより多彩な表現を行うことができる。
系統図法(ロジックツリー) 目的や手段を設定し、系統づけて表現する方法。
目的から達成する手段を考え、その手段を目的としてさらにその目的を達成する手段を考えて図にしていく。
マトリックス図法 表形式で整理分析する。
アローダイアグラム プロジェクトスケジュール等をネットワーク図で表現することで、作業順序等をはっきりさせる。PERT図とも呼ばれる
PDPC法 まず、スタートとゴールを設定する。そして色々なシチュエーションを想定し、Aが起きた場合はA'の対処、Bが起きた場合はB'の対処等、場合分けをしながら、スタートとゴールを結んでいくことで完成する図。これにより、ケース別に応じた適切な対処を選択できる。
マトリックスデータ解析法 多変量解析(2種類以上の観測データの関連性を見出す)手法の一つの主成分分析。
事象に影響を与えるパラメータ項目の相関関係等から、複数パラメータ項目をまとめていくことで、より簡潔に状況を整理していく方法。
最終更新:2024年02月12日 17:06