1話


アルバ 「兄ちゃん、強いんだね 部屋の窓から、オイラ見てたんだぜ!」
トウヤ 「ああ・・・」
アルバ 「兄ちゃんの剣、なんかキラキラ光ってカッコよかったぞ 今度、オイラにもやり方を教えてくれよ なあ、いいだろ!?」
トウヤ 「(やれやれ、そう言われても困るんだがな・・・)」

ほめられたのはいいんだが・・なぁ



2話


トウヤ 「一日中、庭で見張りをしてたんだって?」
アルバ 「・・・うん」
トウヤ 「大変だっただろう?」
アルバ 「う・・・ん・・・ (スゥ・・・)」
トウヤ (・・・お疲れさま)

ずいぶんとがんばったみたいだな 眠そうだったし・・・



3話


アルバ 「ガゼルと兄ちゃんだけつまみ食いするなんてずるいぞー! オイラだって連れてってほしかったのに」
トウヤ 「でも、おかげで僕らは夕ご飯をなしにされてしまったんだよ?」
アルバ 「でもでもっ! やっぱりずるいぞ!!」

ずるいって言われてもなあ



4話


アルバ 「ジンガって兄ちゃんの弟子なの?」
トウヤ 「一応、そうなるのかな」
アルバ 「ふーん・・・でもでも これからジンガもここで暮らすんだよねっ へへへ、楽しみだな」
トウヤ 「どうしてだい?」
アルバ 「修行の合間に、遊んでくれるって約束してくれたんだよ フィズもラミも女の子だから、あんまり外で遊びたがらないんだよ」
トウヤ 「ああ、そうか ジンガとなら思いきり暴れ回れるわけだ」
アルバ 「うんっ!」

アルバには、いい友達ができたって感じなのかもしれないな



5話


アルバ 「兄ちゃん、兄ちゃん!」
トウヤ 「どうしたんだ」
アルバ 「レイドがねっ、おいらを剣術道場に通わせてくれるって!」
トウヤ 「良かったじゃないか」
アルバ 「うんっ! おいら頑張るよっ!!」
トウヤ 「・・・辛くても逃げたりしちゃダメだぞ?」
アルバ 「そんなこと絶対ないやい!兄ちゃんがびっくりするくらい強くなるんだからなっ!!」
トウヤ 「ああ、楽しみにしてるよ」

そっか、ついにアルバも剣術修行か・・・



6話


アルバ 「決闘は勝ったんでしょ」
トウヤ 「さあ、どうかな」
アルバ 「あーあ、あいらも早く強くなって、兄ちゃんたちと戦いたいなぁ そしたら、絶対に勝てると思うぞ!」

あの勝負は引き分けだと思う



7話


アルバ 「おいら、もう少しだけ道場に通ってみることにしたよ」
トウヤ 「そうか・・・」
アルバ 「うん、やっぱり剣術は習いたいもん つらいけど、もう少しだけがんばってみる!」

どうするのか決めるのはアルバだからな



8話


アルバ 「サーカス 面白かったね?」
トウヤ 「ああ」
アルバ 「おいらやっぱり、空中ブランコが一番面白かったよ どうしたら、あんなにすごいことができるのかなぁ・・・」
トウヤ 「やっぱり努力をしてるからじゃないかな すごいことを支えてる半分は、その人の努力だと僕は思うよ」
アルバ 「努力かぁ・・・」

サーカスは楽しかったみたいだな



9話


アルバ 「兄ちゃん・・・」
トウヤ 「アルバ!? まだ寝てなくちゃダメじゃないか!!」
アルバ 「リプレ母さんに教えてもらったよ 兄ちゃんたちが助けてくれたんだよね ありがとう」
トウヤ 「そのために、ベッドを抜け出してきたのか?」
アルバ 「うん・・・」
トウヤ 「わかったよ、アルバ さあ、部屋まで連れてってあげるから 今はゆっくり休んで、早く元気になるんだ」
アルバ 「うん・・・」

わざわざ、それだけのために来てくれたのか



10話


アルバ 「兄ちゃんたち、すぐ側で列車をみたんだろ ねえねえ、速かった? すごかった!?」
トウヤ 「そう言われてもな 僕が見た列車は、落石でひっくり返っていたものだったし・・・」
アルバ 「なんだ・・・ つまんないの・・・」

どこの世界でも子供は乗り物が好きなんだな



11話


アルバ 「ラムダとレイドってさ どっちが強いのかな?」
トウヤ 「そう簡単に比べられないな ラムダの剣は一撃必殺だけど、レイドは防御がすごくうまいから」
アルバ 「同じ剣術でも 全然違うんだねえ」
トウヤ 「でも、どっちも強いのは確かだからな アルバもいろいろ教えてもらうといい」
アルバ 「うん、そのつもりさ!」

レイドが柔で、ラムダが剛って感じかな?



12話


アルバ 「おいら、あのミモザって姉ちゃん苦手だよ だって、おいらのことちっちゃい子みたいに呼ぶんだもん・・・」
トウヤ 「アルバだけじゃないよ 僕だって、同じような呼ばれ方をされてるんだから」
アルバ 「ええっ?」
トウヤ 「気にしても仕方ないよ きっとあれは、あの人のクセなんだ」
アルバ 「そうなのか・・・」

たしかに、あの呼び方は恥ずかしいものな



14話


アルバ 「お城の騎士たち みんなお化けにやられちゃったのかな・・・」
トウヤ 「そんなことはないさ 騎士はお化けなんかに負けたりはしないよ」
アルバ 「でも・・・」
トウヤ 「騎士は強いんだって、僕に教えてくれたのはアルバだろう? 今にきっと、お化けをやっつけてくれる そうだろう?」
アルバ 「うん・・・」

子供たちのためにも、がんばらないと・・・



17話


アルバ 「よかった・・・ 兄ちゃん、帰ってきてくれたんだね」
トウヤ 「ああ、心配かけたね」
アルバ 「兄ちゃんが魔王の力を持ってたって、おいらは気にしてないよ! おいら、知ってるんだ そんなものなくったって兄ちゃんは強いんだ だから、信じてるよ 悪い奴らをやっつけて帰ってくるってさ!」

約束は守らなきゃな?



ED


「おいら、強くなるよ うんと強くなって姉ちゃんを手伝うからね!」



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最終更新:2009年04月06日 23:27