11話



ラムダ 「礼をいわねばな」
トウヤ 「え・・・」
ラムダ 「俺もレイドも、お前がいなければ取り返しのつかないことをしていただろう」
トウヤ 「いえ・・・」
ラムダ 「あの時、俺はレイドをかばうことが最良の道だと思った 片目を負傷した俺よりレイドのほうが騎士団に残るべきだと、な 今にして思えば、俺は犠牲になったつもりでレイドを犠牲にしたのかもしれん」
トウヤ 「・・・・・・」
ラムダ 「犠牲というものは望まずとも生まれてくるものらしい しかしそれは、犠牲を出していいということではないのだろうな」
トウヤ 「ええ、きっと・・・」

ラムダも多分、苦しんでいたんだ・・・


12話



ラムダ「・・・気になるな せっかく盗んだ宝玉を連中はどうして他人に使わせる?」
トウヤ「あっ!?」
ラムダ「何か理由があるのかもしれんな」

たしかにおかしいな、それは・・・


14話



ラムダ「皮肉なものだな 召喚術によって栄えた世界が、その召喚術が原因で滅びかけている」
トウヤ「仕方がないさ 誰も知らなかったんだ」
ラムダ「さあ、俺は同じだったと思うがな」
トウヤ「・・・・・・」
ラムダ「そうだとしても、お前はこの世界を守りたいと思えるか?」
トウヤ「ラムダは・・・どうなんだ?」
ラムダ「多分、お前と同じさ」
トウヤ「だったら、答える必要はないな?」
ラムダ「ああ、そうだな」

それでも僕はこの世界が好きなんだ・・・


17話



ラムダ 「お前と言う人間は不思議だな・・・ お前の言葉は周りの者をつき動かしていく 信じられない力を引き出させてしまう それは魔王の力でも、誓約者の力でもない お前自身の力だ」
トウヤ 「ラムダ・・・」
ラムダ 「自信を持てばいい お前がお前でいるなら 誰もが力を貸すだろう 俺は、そう思う」

僕自身の力、か・・・


ED


あれからもう、どれくらいたったのだろうか?
いくつもの問題や戦いを越えて
僕はまだ、答えを出せずにいる
でも、あきらめたりはしない
僕は一人じゃないのだから
頼りになる仲間が側にいてくれる
だから、きっと見つけてみせる
誓約者として、僕が導いていく未来の形を・・・


「見せてもらおう、この世界の価値を そのためならば、俺はお前の剣になろう!」



.
最終更新:2009年05月02日 16:51