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---- #contents ---- *大正野球娘。への想いを語らナイト~新宿八景紳士戯~ 2010年4月7日新宿ロフトプラスワンにて開催 -出演:村上仁之(TBSプロデューサー)、池端隆史(監督・シリーズ構成) -スペシャルゲスト:天河信彦(脚本)、伊藤かな恵(鈴川小梅役)、新井里美(アンナ・カートランド役) -公式詳細レポート(全3部):http://www.tokuma.co.jp/edge/08special_taishorepo01.html **オリジナルメニュー -小梅酒ソーダ:600円 -桜花会フィズ:700円 -小梅キュー:450円 -大正野球丼(タイショウヤキウドン):650円 上記品書きを本編画像に載せて店内各所に掲示。イベント終了後に持ち帰りが許可され瞬殺された。 大正野球丼は開演前に完売。小梅キューは練り梅とキュウリ。 **構成 1部 TBS村上P、監督、脚本の天河氏が登場してトーク 10分休憩 2部 伊藤かな恵、新井里美、両氏が加わり、アニメの1話~6話についてトーク 10分休憩 3部 同じく、7話~最終話までについてトーク 最後に、追加注文をするともらえる抽選券による抽選会。 **抽選景品 -サイン入りうちわ:3人 -サイン入りマグカップ:1人 -サイン入り台本(1話・2話):2人 -サイン入りクッション(晶子・小梅):2人 -桜花会声優全員のサイン入りポスター:2人 -サインボール:2人 クッションにはその場で封を開け生サイン。サインペンが水性だったらしくクッションに対して里美氏「ヨダレ注意」。 小梅のクッションには池端監督のサインが追加。業界外初のサインとのこと。 台本とサインボールの両方が当たった果報者も。 *トーク内容 **冒頭 村上Pが出演者の紹介・発表を行う前に、当日、訃報が伝えられたプロ野球巨人・木村拓也コーチに追悼の言葉を述べた。 **人気投票 挙手による簡易的なキャラ人気投票が行われた >小梅 そこそこ >晶子 4、5人? >巴 少し >静 少し >たまちゃん そこそこ(女性が手を挙げてた) >雪 そこそこ >鏡子 4人? >胡蝶 そこそこ >乃枝 3人? **東京節 -本編であんまり大正らしいところにいかないので、この90秒に全編の8割の大正要素を集約 -東京節は1番だけじゃ物足りない。印象づけるためにも2番までやった --2番までやればそのまま興味を持ってくれるか、呆れて視聴を切るか。そこで切った人とは縁がなかったと… -東京節を知らないという反応が多くて驚いた -元気に歌うようにと指示。何度か録り直して、一番ふわふわした感じのものが採用された --東京節が好評だったので伊藤かな恵氏をエンディングテーマにも起用 -東京節以外にも様々な当時の流行歌を劇中で使いたかった **たいやき。 -スタッフの略称は「大正」「野球娘」「やきむす」などだったが、「たいやき」と略す発想はなかった。うまい事考えるなと感心 -第4話でたい焼きを出したことで「たいやき」略称が公認されたと反応があって笑った **話作り -女の子がたくさん登場し、努力して何かを成し遂げる感動ストーリーものを作りたいということで、該当作品を探したところ「大正野球娘。」が選ばれる -J.C STAFF松倉プロデューサーが「これ読んどいて」と原作第1巻を監督に手渡し企画スタート。1巻の内容(桜花会設立→男子チームとの練習試合まで)で1クール作品を作ってほしいと言われ驚く -最終話の試合の勝敗から決めることに。しかしシリーズ構成段階ではまとまらず、各話脚本から始めることに --監督・脚本陣も薄々「勝たないよなー」と想像していた。いいところまで食らいつく展開ができればOKと考えていた --村上Pは初めの段階から「惜敗しかありえない」と思っていたとのこと -時代考証にあたり、天河氏は図書館で資料収集。監督は麻布地区の古地図を手に入れ、小梅の家の検討をつけたり歩いて回てみたりした --大正時代の雰囲気を知るため、監督自身が自腹で(観光を兼ねて)岐阜県の大正村を訪問 -サブタイトルは監督が担当。大正時代でも広く知られているような古典・和歌から採用する気でいたが、徐々に苦しくなり落語の題名などにも手を伸ばす --「これから」は脚本家陣からもっとちゃんとしたサブタイトルを考えてくれと言われたが、「『これから』なものは『これから』なんだからどうしようもない」と押し切る --もっと「胡蝶走る!」みたいな単純なタイトルにすれば楽だった -監督は「(可愛い描写やおもしろ描写について)その場限りの男」と自称。思いつくままに作っているところもある -ギャグは三回繰り返すべしというのがモットーの監督。ランニングで地面に倒れる晶子さんのネタなど **キャラ作り -キャラは無駄遣いしたくないという監督。 -野球モノはポジションと性格が対応してるのでキャラを作りやすい --3塁は特に頭を使う必要がないので巴。1塁は意外と運動神経がよく機転が利かなければならないので静 -各キャラクターの野球能力は実在した野球選手をモデルにしているが、作画担当に伝わりやすいように映像が残っているものに絞った **納豆売り -池端監督の父が納豆屋のバイトをしていた -他にも富山の薬売りなど多様な売り子を出したかったが枚数削減のため納豆売りのみにした -明治大正昭和の売り子の口上のCDを探して口上を研究 -演技指導の人を呼んでアフレコした **制服・上履き考証 -スカートの丈を松倉Pは短くするよう要望。監督は長くしたいと反発。 -スカートの丈が長くなるのは昭和に入ってから。それ以前は膝丈かそれより少し上。ただし大正時代では生足じゃなかった。 -先生が学校でスリッパを履いてる資料は見つかったが、生徒が上履きとして何履いてたかは不明だった --日本人の習慣として土足はないだろうということで、とりあえず上履きを履かせた。でも下駄箱は描かなかった。 **ユニフォーム -普通の野球ユニフォームにしようと思ったら村上Pに「時代考証とかいいんで可愛いのにしてください」と露出アップを要求される -「ふざけんなああああ!」と普通の野球ユニフォームにしようとするが、もっさりしてて可愛くないのではと思い結局現在の形に -こうたろ氏の原案はなく、監督が神本氏と協議し設計 -パン屋とか給食当番と言われるが、あの帽子は当時のユニフォームをもとにデザイン -里美氏「普通の男物のユニフォーム着てるのも可愛いですよね」 -一番似合うのは小梅 **萌えとエロ -天河氏「監督は萌えを知らないって言うけど自然と萌えを描いてるのが恐ろしい」 -4話の静に宿題を見せて欲しいとねだる巴のシーンが本編で一番エロい。合宿の露天風呂よりエロい。 -里美氏「合宿のときの先に寝ちゃったアンナ先生の体のラインがいい」 **小梅 -第2話、小梅のトンネルでんぐり返しは最終話でのアクションに繋がる伏線とかではなく、可愛く見せようと思いやらせてみた -全編通して意外と満面の笑みのカットが少ない。大体は困り顔。東京節と9話の最後と最終話ぐらいしかなさそう -かな恵氏に「晶子と巴に板挟みにされたらどちらについて行くか?」と質問 --「晶子さんはケタ違いの財力だけどどちらでも金には困らない」と監督 --悩むかな恵に「晶子についていくと縛られそうだから」と巴を推す里美氏 -キャッチャーマスクで顔がかゆくなる描写は監督の実体験。いつもいるキャッチャーが不在で代理を務めたら、顔がベチョベチョになり気持ち悪かったとのこと --経験者には分かる苦しみだろうとして描き、会場にいた一部紳士からも同感の反応が見られた -遅刻しそうになってトーストを咥えながら走るベタな展開を希望する監督。抵抗措置として天河氏、トーストからおにぎりに変更する --「あれはどんだけ固いおにぎりなんだよ」 **小者化する晶子 -OPの晶子は偽物ではありません。あんな表情もします -電話交換手が晶子さんからの電話と伝える→嬉しげに電話をとる岩崎→「卑怯者!」→言うだけ言って電話が切れる。天河氏「晶子さんの小者株が急上昇」 -お嬢を立ち直らせるのは時間がかかる --削りに削った第4話でも時間がかかり、終盤の話にしわ寄せがきた **そんなに重くない雪様 -筆が滑った。あそこまでネタにされるとは…。雪様には申し訳ないと思っている。皆許してやってくれ -他の人物よりグラマーだという設定(公式サイト編集後記参照) -最終回に野球に対する思いを打ち明けさせるために、出番を抑えていた --雪と環は野球が上手というキャラなので、練習ではあまり成長の見せ場が無い **乃枝 -乃枝はいい子ですよ -眼鏡不人気という反応を受けて、合宿では髪を解いた状態や眼鏡を外した状態を見せてかわいさを強調 **巴 -甲斐田さんはクールなキャラを演じることが多いが、監督の作品ではバカなキャラばかり演じさせられている --巴のバカキャラは甲斐田さんの存在に半分は引きづられている -右打ち設定でキャラ表やメインビジュアルが上がり、外部に発表されていたにも関わらず、監督の趣味で左打ち設定に変更 -記子に一円を貸したことについて「巴はきっと金の使い方を知らない」 **静 -静はもう少し活躍する予定だった。朝香戦でも写っていないけどヒットを出しているはず --しかし最終話の試合展開を考えるために作成したスコアブックを取り出し、確認するも別にそんなことはなかった **胡蝶 -登場回である5話は雪の発言と晶子さんのダメさに話題を持っていかれてしまった -泥棒を追いかける巴と胡蝶は身体能力が高すぎるが、アニメ的表現ということで -監督「ズサ―ッは俺の持ちネタだからね」 **アンナ先生 -日本語が流暢な設定だが、BD特典のキャラ崩壊版アンナ先生のように、外国人らしくカタコトにする案もあった --ディレクターにエセ外国人のようだと言われたこともあり「だから私が呼ばれたんですか?!」と困惑する里美氏 **合宿 -第10話、合宿回はDVDのみの収録になってもいいように番外編的位置づけとして作っていた --しかしこの回が抜けると、応用練習の描写を飛ばして朝香中と戦うことになってしまうので「いつの間にこいつら強くなったんだ」ときっとツッコまれる -鏡子に桜花会メンバーが起こされた時の表情で人柄がわかる --たまちゃんはうなされる鏡子が隣なので不機嫌で当然。乃枝と晶子さんは表情の通り **お気に入り・印象的なシーン -池端:第6話、一塁ベースの上に立ってお辞儀をする胡蝶 -天河:第9話、終盤の小梅と三郎 -かな恵:第10話、合宿で小梅に勉強を教え、巴に勝利の表情を見せる晶子 -里美:第2話、巴の尻をつかむアンナ先生 **ディズニー・チャンネルでの再放送 -ディズニー・チャンネルの担当者が惚れ込んで放送決定。急にオファーが来て嬉しかった(公式サイト編集後記参照) -TBSにディズニーへ売り込むような力は無いです(ガチのオファーです) -里美氏とかな恵氏は会場で初めて耳にしたようで驚きの表情 **クイズ -第1話、図書館にいるモブキャラの名前は「女子○」でしょう?→女子K --準レギュラーの女子A・B・Cから順番に数えていくとKに当たり、アフレコ台本に記載 -大友ビルとは何でしょう?→オートモービル(自動車)。晶子さんが通学に使用。 --人力車屋の松本に言わせるつもりだったが、文章でないとわかりづらいのでカットされた -紳士たちの知らないネタを探してくるのが難しい **出演者動向 -BD/DVD第二巻オーディオコメンタリーで言及されたカフェオレを会場にも持参する池端監督 -声優アワード新人女優賞を受賞した伊藤かな恵氏。監督が乾杯用に『小梅酒ソーダ』を注文。「シュワシュワしてるの飲めない…」と困惑しつつ乾杯。その後オレンジジュースを飲む -水餃子などを注文し積極的に食べる新井里美氏 -『晶子の熱投を褒める星野仙一のモノマネ』を村上Pからムチャ振りされるかな恵氏。「わしが育てた」「…似てねぇ」 -二方とも家で台詞の練習をしていた(このアニメに限らず家で練習してるらしい)。その際小声ではなく声を張り上げて練習したとの事。「隣の人からの苦情は無かった?」の質問に対して伊藤かな恵は「特に無かった」、新井里美は「隣の部屋の犬が吠えてきた」 -坂下小の小学生のガヤを担当した里美氏「子供の役は苦手」「絶対鼻タレてるような小僧ですよねこの声」 **小ネタ -挙手によるキャラ人気投票にて静の際「この中に旦那がいるな」「今度は>>1000ゲットしてください」と激励 -「この中にアニオタじゃないけれどサーファーという方はいますか?」→「今頃湘南にいるんでしょうね」 -胡蝶のズサ―ッ→そこまでよッ!(ズサそ)について「胡蝶はコラのネタにされやすいですよね。壁ジャンプした後の場面で、カブト的な・・・」 -パン屋っぽいユニフォームについて「マリオとかルイージになっていた」 -OPの晶子さんについて「にせクソピ」 --「この中にガチャガチャの人はいますか?」「2時間ぐらいガチャガチャをやっている時がある。あれは仕事の邪魔なってるw」「クソピの時だけボタンの位置がずれる」「気がつくと増えていて、フルメタルなお雪とかレアが充実している」 -「4コマ面白い」「絵が描ける人はpixivに絵を上げてください」 *没ネタ **キャプテンを決める没話 >アンナ先生が「そろそろキャプテンを決めましょう」と紙を配る >真っ先に自分の名前を書く晶子さん >アンナ先生「自分以外の人を選んでくださいね」 >自分の名前を消して周りを見渡す晶子さん >小梅さんと目が合ってニッコリ微笑む >小梅さんは意味がわからず微笑を返す > >小梅に投票する晶子さん 雪に投票する小梅 > >結果→小梅5票・雪3票・巴1票 > >開票結果を聞いた晶子さんの表情はご想像にお任せします 小梅と晶子が喧嘩する展開などもあったが尺の都合で没となった。 **辻打ち(第7話)没話 記子さんが辻打ちの正体を探る話。 通常の脚本は原稿用紙70~80枚が標準だが、7話脚本担当の天河氏に好きに書いていいと言ったところ、 上記ストーリーを含む脚本を原稿用紙100枚に及ぶ量で提出(関連:[[エッジdeデュアル◆インタビュー>http://www.tokuma.co.jp/edge/06interview43.html]])。 尺の都合で没となった。 記子と朝香中のスコアラーをくっつける案もあったが、監督が遊びの余地を残した。 **ユキタマと慶応大学野球部佐藤 雪と環が野球を始める切っ掛けになり、憧れの対象という設定だった朝香戦審判・佐藤。 雪・環に「お兄ちゃん」と言わせたかったが、設定ごと没。 **晶子と晶子母の喧嘩 岩崎と野球で勝負することを知った晶子母との喧嘩。 「(1)女子が野球をするなんてはしたない」「(2)婚約者である岩崎と対決とは何たることか」 終盤にもなってキャラを増やしてどうするということで没に。 小笠原家メイドの貞子と運転手の松坂は親子という設定があり、 脱出した晶子の身代わりをベットに入って貞子がやるという展開もあったが、尺の都合で全カット。 **隠し玉 小学生チームにやられて、晶子さんぶち切れ、乃絵「なるほどー」 → 朝霞中戦でやらせようとしたけど適任者がいなかった 巴は知能的に論外、雪はこれ以上黒くすると祭になるetc **クイックモーションの開発 晶子がクイックモーションをして高原の盗塁を小梅が刺すプレー。 尺の都合でカット。 ----
---- #contents ---- *大正野球娘。への想いを語らナイト~新宿八景紳士戯~ 2010年4月7日新宿ロフトプラスワンにて開催 -出演:村上仁之(TBSプロデューサー)、池端隆史(監督・シリーズ構成) -スペシャルゲスト:天河信彦(脚本)、伊藤かな恵(鈴川小梅役)、新井里美(アンナ・カートランド役) -公式詳細レポート(全3部):http://www.tokuma.co.jp/edge/08special_taishorepo.html **オリジナルメニュー -小梅酒ソーダ:600円 -桜花会フィズ:700円 -小梅キュー:450円 -大正野球丼(タイショウヤキウドン):650円 上記品書きを本編画像に載せて店内各所に掲示。イベント終了後に持ち帰りが許可され瞬殺された。 大正野球丼は開演前に完売。小梅キューは練り梅とキュウリ。 **構成 1部 TBS村上P、監督、脚本の天河氏が登場してトーク 10分休憩 2部 伊藤かな恵、新井里美、両氏が加わり、アニメの1話~6話についてトーク 10分休憩 3部 同じく、7話~最終話までについてトーク 最後に、追加注文をするともらえる抽選券による抽選会。 **抽選景品 -サイン入りうちわ:3人 -サイン入りマグカップ:1人 -サイン入り台本(1話・2話):2人 -サイン入りクッション(晶子・小梅):2人 -桜花会声優全員のサイン入りポスター:2人 -サインボール:2人 クッションにはその場で封を開け生サイン。サインペンが水性だったらしくクッションに対して里美氏「ヨダレ注意」。 小梅のクッションには池端監督のサインが追加。業界外初のサインとのこと。 台本とサインボールの両方が当たった果報者も。 *トーク内容 **冒頭 村上Pが出演者の紹介・発表を行う前に、当日、訃報が伝えられたプロ野球巨人・木村拓也コーチに追悼の言葉を述べた。 **人気投票 挙手による簡易的なキャラ人気投票が行われた >小梅 そこそこ >晶子 4、5人? >巴 少し >静 少し >たまちゃん そこそこ(女性が手を挙げてた) >雪 そこそこ >鏡子 4人? >胡蝶 そこそこ >乃枝 3人? **東京節 -本編であんまり大正らしいところにいかないので、この90秒に全編の8割の大正要素を集約 -東京節は1番だけじゃ物足りない。印象づけるためにも2番までやった --2番までやればそのまま興味を持ってくれるか、呆れて視聴を切るか。そこで切った人とは縁がなかったと… -東京節を知らないという反応が多くて驚いた -元気に歌うようにと指示。何度か録り直して、一番ふわふわした感じのものが採用された --東京節が好評だったので伊藤かな恵氏をエンディングテーマにも起用 -東京節以外にも様々な当時の流行歌を劇中で使いたかった **たいやき。 -スタッフの略称は「大正」「野球娘」「やきむす」などだったが、「たいやき」と略す発想はなかった。うまい事考えるなと感心 -第4話でたい焼きを出したことで「たいやき」略称が公認されたと反応があって笑った **話作り -女の子がたくさん登場し、努力して何かを成し遂げる感動ストーリーものを作りたいということで、該当作品を探したところ「大正野球娘。」が選ばれる -J.C STAFF松倉プロデューサーが「これ読んどいて」と原作第1巻を監督に手渡し企画スタート。1巻の内容(桜花会設立→男子チームとの練習試合まで)で1クール作品を作ってほしいと言われ驚く -最終話の試合の勝敗から決めることに。しかしシリーズ構成段階ではまとまらず、各話脚本から始めることに --監督・脚本陣も薄々「勝たないよなー」と想像していた。いいところまで食らいつく展開ができればOKと考えていた --村上Pは初めの段階から「惜敗しかありえない」と思っていたとのこと -時代考証にあたり、天河氏は図書館で資料収集。監督は麻布地区の古地図を手に入れ、小梅の家の検討をつけたり歩いて回てみたりした --大正時代の雰囲気を知るため、監督自身が自腹で(観光を兼ねて)岐阜県の大正村を訪問 -サブタイトルは監督が担当。大正時代でも広く知られているような古典・和歌から採用する気でいたが、徐々に苦しくなり落語の題名などにも手を伸ばす --「これから」は脚本家陣からもっとちゃんとしたサブタイトルを考えてくれと言われたが、「『これから』なものは『これから』なんだからどうしようもない」と押し切る --もっと「胡蝶走る!」みたいな単純なタイトルにすれば楽だった -監督は「(可愛い描写やおもしろ描写について)その場限りの男」と自称。思いつくままに作っているところもある -ギャグは三回繰り返すべしというのがモットーの監督。ランニングで地面に倒れる晶子さんのネタなど **キャラ作り -キャラは無駄遣いしたくないという監督。 -野球モノはポジションと性格が対応してるのでキャラを作りやすい --3塁は特に頭を使う必要がないので巴。1塁は意外と運動神経がよく機転が利かなければならないので静 -各キャラクターの野球能力は実在した野球選手をモデルにしているが、作画担当に伝わりやすいように映像が残っているものに絞った **納豆売り -池端監督の父が納豆屋のバイトをしていた -他にも富山の薬売りなど多様な売り子を出したかったが枚数削減のため納豆売りのみにした -明治大正昭和の売り子の口上のCDを探して口上を研究 -演技指導の人を呼んでアフレコした **制服・上履き考証 -スカートの丈を松倉Pは短くするよう要望。監督は長くしたいと反発。 -スカートの丈が長くなるのは昭和に入ってから。それ以前は膝丈かそれより少し上。ただし大正時代では生足じゃなかった。 -先生が学校でスリッパを履いてる資料は見つかったが、生徒が上履きとして何履いてたかは不明だった --日本人の習慣として土足はないだろうということで、とりあえず上履きを履かせた。でも下駄箱は描かなかった。 **ユニフォーム -普通の野球ユニフォームにしようと思ったら村上Pに「時代考証とかいいんで可愛いのにしてください」と露出アップを要求される -「ふざけんなああああ!」と普通の野球ユニフォームにしようとするが、もっさりしてて可愛くないのではと思い結局現在の形に -こうたろ氏の原案はなく、監督が神本氏と協議し設計 -パン屋とか給食当番と言われるが、あの帽子は当時のユニフォームをもとにデザイン -里美氏「普通の男物のユニフォーム着てるのも可愛いですよね」 -一番似合うのは小梅 **萌えとエロ -天河氏「監督は萌えを知らないって言うけど自然と萌えを描いてるのが恐ろしい」 -4話の静に宿題を見せて欲しいとねだる巴のシーンが本編で一番エロい。合宿の露天風呂よりエロい。 -里美氏「合宿のときの先に寝ちゃったアンナ先生の体のラインがいい」 **小梅 -第2話、小梅のトンネルでんぐり返しは最終話でのアクションに繋がる伏線とかではなく、可愛く見せようと思いやらせてみた -全編通して意外と満面の笑みのカットが少ない。大体は困り顔。東京節と9話の最後と最終話ぐらいしかなさそう -かな恵氏に「晶子と巴に板挟みにされたらどちらについて行くか?」と質問 --「晶子さんはケタ違いの財力だけどどちらでも金には困らない」と監督 --悩むかな恵に「晶子についていくと縛られそうだから」と巴を推す里美氏 -キャッチャーマスクで顔がかゆくなる描写は監督の実体験。いつもいるキャッチャーが不在で代理を務めたら、顔がベチョベチョになり気持ち悪かったとのこと --経験者には分かる苦しみだろうとして描き、会場にいた一部紳士からも同感の反応が見られた -遅刻しそうになってトーストを咥えながら走るベタな展開を希望する監督。抵抗措置として天河氏、トーストからおにぎりに変更する --「あれはどんだけ固いおにぎりなんだよ」 **小者化する晶子 -OPの晶子は偽物ではありません。あんな表情もします -電話交換手が晶子さんからの電話と伝える→嬉しげに電話をとる岩崎→「卑怯者!」→言うだけ言って電話が切れる。天河氏「晶子さんの小者株が急上昇」 -お嬢を立ち直らせるのは時間がかかる --削りに削った第4話でも時間がかかり、終盤の話にしわ寄せがきた **そんなに重くない雪様 -筆が滑った。あそこまでネタにされるとは…。雪様には申し訳ないと思っている。皆許してやってくれ -他の人物よりグラマーだという設定(公式サイト編集後記参照) -最終回に野球に対する思いを打ち明けさせるために、出番を抑えていた --雪と環は野球が上手というキャラなので、練習ではあまり成長の見せ場が無い **乃枝 -乃枝はいい子ですよ -眼鏡不人気という反応を受けて、合宿では髪を解いた状態や眼鏡を外した状態を見せてかわいさを強調 **巴 -甲斐田さんはクールなキャラを演じることが多いが、監督の作品ではバカなキャラばかり演じさせられている --巴のバカキャラは甲斐田さんの存在に半分は引きづられている -右打ち設定でキャラ表やメインビジュアルが上がり、外部に発表されていたにも関わらず、監督の趣味で左打ち設定に変更 -記子に一円を貸したことについて「巴はきっと金の使い方を知らない」 **静 -静はもう少し活躍する予定だった。朝香戦でも写っていないけどヒットを出しているはず --しかし最終話の試合展開を考えるために作成したスコアブックを取り出し、確認するも別にそんなことはなかった **胡蝶 -登場回である5話は雪の発言と晶子さんのダメさに話題を持っていかれてしまった -泥棒を追いかける巴と胡蝶は身体能力が高すぎるが、アニメ的表現ということで -監督「ズサ―ッは俺の持ちネタだからね」 **アンナ先生 -日本語が流暢な設定だが、BD特典のキャラ崩壊版アンナ先生のように、外国人らしくカタコトにする案もあった --ディレクターにエセ外国人のようだと言われたこともあり「だから私が呼ばれたんですか?!」と困惑する里美氏 **合宿 -第10話、合宿回はDVDのみの収録になってもいいように番外編的位置づけとして作っていた --しかしこの回が抜けると、応用練習の描写を飛ばして朝香中と戦うことになってしまうので「いつの間にこいつら強くなったんだ」ときっとツッコまれる -鏡子に桜花会メンバーが起こされた時の表情で人柄がわかる --たまちゃんはうなされる鏡子が隣なので不機嫌で当然。乃枝と晶子さんは表情の通り **お気に入り・印象的なシーン -池端:第6話、一塁ベースの上に立ってお辞儀をする胡蝶 -天河:第9話、終盤の小梅と三郎 -かな恵:第10話、合宿で小梅に勉強を教え、巴に勝利の表情を見せる晶子 -里美:第2話、巴の尻をつかむアンナ先生 **ディズニー・チャンネルでの再放送 -ディズニー・チャンネルの担当者が惚れ込んで放送決定。急にオファーが来て嬉しかった(公式サイト編集後記参照) -TBSにディズニーへ売り込むような力は無いです(ガチのオファーです) -里美氏とかな恵氏は会場で初めて耳にしたようで驚きの表情 **クイズ -第1話、図書館にいるモブキャラの名前は「女子○」でしょう?→女子K --準レギュラーの女子A・B・Cから順番に数えていくとKに当たり、アフレコ台本に記載 -大友ビルとは何でしょう?→オートモービル(自動車)。晶子さんが通学に使用。 --人力車屋の松本に言わせるつもりだったが、文章でないとわかりづらいのでカットされた -紳士たちの知らないネタを探してくるのが難しい **出演者動向 -BD/DVD第二巻オーディオコメンタリーで言及されたカフェオレを会場にも持参する池端監督 -声優アワード新人女優賞を受賞した伊藤かな恵氏。監督が乾杯用に『小梅酒ソーダ』を注文。「シュワシュワしてるの飲めない…」と困惑しつつ乾杯。その後オレンジジュースを飲む -水餃子などを注文し積極的に食べる新井里美氏 -『晶子の熱投を褒める星野仙一のモノマネ』を村上Pからムチャ振りされるかな恵氏。「わしが育てた」「…似てねぇ」 -二方とも家で台詞の練習をしていた(このアニメに限らず家で練習してるらしい)。その際小声ではなく声を張り上げて練習したとの事。「隣の人からの苦情は無かった?」の質問に対して伊藤かな恵は「特に無かった」、新井里美は「隣の部屋の犬が吠えてきた」 -坂下小の小学生のガヤを担当した里美氏「子供の役は苦手」「絶対鼻タレてるような小僧ですよねこの声」 **小ネタ -挙手によるキャラ人気投票にて静の際「この中に旦那がいるな」「今度は>>1000ゲットしてください」と激励 -「この中にアニオタじゃないけれどサーファーという方はいますか?」→「今頃湘南にいるんでしょうね」 -胡蝶のズサ―ッ→そこまでよッ!(ズサそ)について「胡蝶はコラのネタにされやすいですよね。壁ジャンプした後の場面で、カブト的な・・・」 -パン屋っぽいユニフォームについて「マリオとかルイージになっていた」 -OPの晶子さんについて「にせクソピ」 --「この中にガチャガチャの人はいますか?」「2時間ぐらいガチャガチャをやっている時がある。あれは仕事の邪魔なってるw」「クソピの時だけボタンの位置がずれる」「気がつくと増えていて、フルメタルなお雪とかレアが充実している」 -「4コマ面白い」「絵が描ける人はpixivに絵を上げてください」 *没ネタ **キャプテンを決める没話 >アンナ先生が「そろそろキャプテンを決めましょう」と紙を配る >真っ先に自分の名前を書く晶子さん >アンナ先生「自分以外の人を選んでくださいね」 >自分の名前を消して周りを見渡す晶子さん >小梅さんと目が合ってニッコリ微笑む >小梅さんは意味がわからず微笑を返す > >小梅に投票する晶子さん 雪に投票する小梅 > >結果→小梅5票・雪3票・巴1票 > >開票結果を聞いた晶子さんの表情はご想像にお任せします 小梅と晶子が喧嘩する展開などもあったが尺の都合で没となった。 **辻打ち(第7話)没話 記子さんが辻打ちの正体を探る話。 通常の脚本は原稿用紙70~80枚が標準だが、7話脚本担当の天河氏に好きに書いていいと言ったところ、 上記ストーリーを含む脚本を原稿用紙100枚に及ぶ量で提出(関連:[[エッジdeデュアル◆インタビュー>http://www.tokuma.co.jp/edge/06interview43.html]])。 尺の都合で没となった。 記子と朝香中のスコアラーをくっつける案もあったが、監督が遊びの余地を残した。 **ユキタマと慶応大学野球部佐藤 雪と環が野球を始める切っ掛けになり、憧れの対象という設定だった朝香戦審判・佐藤。 雪・環に「お兄ちゃん」と言わせたかったが、設定ごと没。 **晶子と晶子母の喧嘩 岩崎と野球で勝負することを知った晶子母との喧嘩。 「(1)女子が野球をするなんてはしたない」「(2)婚約者である岩崎と対決とは何たることか」 終盤にもなってキャラを増やしてどうするということで没に。 小笠原家メイドの貞子と運転手の松坂は親子という設定があり、 脱出した晶子の身代わりをベットに入って貞子がやるという展開もあったが、尺の都合で全カット。 **隠し玉 小学生チームにやられて、晶子さんぶち切れ、乃絵「なるほどー」 → 朝霞中戦でやらせようとしたけど適任者がいなかった 巴は知能的に論外、雪はこれ以上黒くすると祭になるetc **クイックモーションの開発 晶子がクイックモーションをして高原の盗塁を小梅が刺すプレー。 尺の都合でカット。 ----

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