世界再生(せかいさいせい)

+ 目次

登場作品

シンフォニア

マーテル教の作った造話「世界再生伝説」に基づいて、
神子が救いの塔にたどり着き、「天使」に転生すれば
勇者ミトスによって封印されたはずの邪悪な存在ディザイアンが封印され、
マナが満ち溢れて衰退した世界が救われると言われている。

+ ネタバレ
実際にはマーテルの器を生み出すために行われていた儀式。
レミエル曰く、「神子が自らの体を差し出すことでマーテルさまの復活させることこそが世界の再生そのもの!」。
神子の試練及びクルシスからの祝福はクルシスの輝石を目覚めさせるためではなく、
神子のクルシスの輝石の装着による副作用(感情の喪失)の意図的な促進を狙っている。
最終的に神子をマーテルの精神を入れるためだけの空っぽの器にしてしまうことが目的。
救いの塔の棺たちは今までの世界再生で救いの塔へ訪れたが、
マーテルの精神に適合しなかった(実際はマーテル側が拒否していた)今までの神子たちが
空っぽの器のまま入れられたものである。

世界再生はマナの流れを逆転させる作業でもあり、
神子が封印を解放するとマナの流れが逆転して封印を司る精霊が目を覚ます。
そうすることで繁栄世界のマナが衰退世界に注がれるようになり、
救いの塔で神子が天に導かれることで再生が完成し、繁栄する。
片方の世界が衰退するときその世界に存在するマナは全てもう片方の世界へ砂時計のように流れ込む。
その結果、常に片方の世界は繁栄し片方の世界は衰退する。
これを阻止するために神子暗殺を目的にしいながシルヴァラントへ送り込まれた。

このマナを搾取しあう二つの世界の関係と神子に犠牲を強いる仕組みを憎んだロイドは、
二つの世界もコレットも同時に救う方法を模索することになる。
レアバードの動力を得るためにヴォルトと契約したことにより、
シルヴァラントとテセアラ両方の精霊と契約。
それがレネゲードの目に止まり、一時的に協力関係を築く。

クラトスがオリジンの封印を解き、人間でもエターナルソードが扱えるようにエターナルリングの材料を集めていたことで、ロイドがエターナルソードを扱えるようになった。
それにより二つの世界を統合、大いなる実りを発芽させることに成功。世界再生は果たされた。

+ 世界再生伝説(PS2版で追加された『天使物語』より)
かつて世界の中心には
巨大な樹があった

それは全ての生命のみなもと。
第一の元素であるマナを
無限に生み出すという大樹

それは『樹』の生み出す
『気』であった

人々はその『気』であるマナを使い
神の如く大地を支配した

マナは魔科学を産み
魔科学は争いを産んだ

シルヴァラントとテセアラ。
二つの国は互いを憎み、否定する

その争いは『樹』の『気』を奪い
やがて大樹は枯れていったが

それでも人々は
争うことをやめようとはしなかった

やがて争いは
愚かなる者・ディザイアンを
生み出した

世界はディザイアンに荒らされ
滅亡の危機に瀕していった

事態を憂えた女神マーテルは
荒れ果てた大地に少年を遣わした。
彼は女神の遺志を受け

争う二つの王国をいさめ
ディザイアンを封じて
世界に平和をもたらした

しかし時すでに遅く
大樹は枯れ果てていた

マナは世界から
失われてしまったのだ

テセアラの王は言った

「我らは大地を離れよう。
この世界に争いをもたらした
償いをするために」

ミトスはそれを聞くと
女神マーテルの力で
天に続く塔を建てた

テセアラの民はその塔を登り
天に輝く月へと去っていった

シルヴァラントの王は言った。
「我らは遠く離れた
テセアラの民のため

あちらとこちらを繋ぐ
異界の扉を用意しよう」

ミトスはそれを聞くと
女神マーテルの力で
大きな石の扉を作った

テセアラの大地--すなわち
月が満ちたその時だけ開く扉を

そして最後にミトスは言った。
大樹は枯れた。
しかしマナは必要だ

私は私の体を使って
世界にマナをもたらそう

私はここに眠る。
大樹が『気』を放っていた
この大地に

ミトスは大地に消え
彼の死を嘆いた女神は

天に隠れて
そのまま眠りについてしまった

世界はミトスも女神も失い
彼らの力が生み出した封印は
その力を失っていく

やがて封印を破り
ディザイアンが復活した。
全ての命は再び絶望した

この時ミトスの『気』から
生まれた天使が
世界に光をもたらした

天使は精霊の力を借りて
天へと続く塔を登り
そこで女神に祈りを捧げだした

七日続いたその祈りは
やがて女神を目覚めさせた

女神マーテルは
天使と約束を交わした

「天使よ。そなたに免じて
ディザイアンを消し去りましょう

しかし人々から
私への信仰が失われたときは

この塔を奪い
天へ続く道を閉じましょう

その時ディザイアンは復活し
世界からマナを奪うでしょう

もしもそれがいやならば、天使よ
そなたが救いの道を創りなさい

人々が私を必要としたときは
この塔を私の住む天の世界へと
繋ぎましょう」

天使はこれを受けて
世界にマナの血族を生み出した

マナの血族は天使の子。
女神マーテルを目覚めさせるため
ミトスが眠る世界の中心を目指す

世界の中心はミトスの墓。
救いを示す塔はミトスの墓石

それは聖地カーラーン。
大樹があった場所

かつての大樹の名前を頂いたそこは
女神と大地を結ぶ

TOSラタトスクの騎士

シルヴァラントとテセアラ。
かつて天の意向により、二つに引き裂かれていた世界は、ロイドたちの活躍によって、あるべき姿を取り戻した。
そして、遥か昔に滅んでしまった大樹カーラーンに代わり、新たな世界樹が誕生した。
これが、神子コレットによる世界再生である。


関連リンク

関連項目

類似項目


最終更新:2013年10月26日 23:58