[概要]
SilverSprite は XNA で開発されたゲームを Silverlight 2 または Silverlight 3 上で動作させるためのライブラリです。
Silverlight のソースコードを直接コンパイルできますので、Silverlight が動作する環境であればどこでも実行することができます。
3Dグラフィックス、XACT、ネットワーク機能には対応していません。
[プロジェクトの作成方法]
0.「Silverlight アプリケーション」プロジェクトを作成し、プロジェクトの参照に「SilverArcade.SilverSprite.dll」を追加して下さい。
1.「Silverlight アプリケーション」プロジェクトに全てのソースコードを追加して下さい。参照として追加することで XNA と Silverlight の両方のプロジェクトで共有することもできます。
2.ソースコードの using宣言「Microsoft.Xna.Framework」を「SilverArcade.SilverSprite」に置き換えて下さい。この部分を「#if SILVERLIGHT」で囲んでおくことで XNA と Silverlight の両方でコンパイルすることができます。
3.Game クラス(デフォルトでは Game1)を XAML またはソースコードに追加して下さい。
「SnakeGame」サンプルの例:
<UserControl x:Class="SnakeGameSilverSprite.Page"
xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
Width="400" Height="300" xmlns:game="clr-namespace:SnakeGame">
<Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White">
<Canvas>
<game:Game1 x:Name="game"/>
</Canvas>
</Grid>
</UserControl>
4.コンテントを追加し、プロパティの「ビルド アクション」に「コンテンツ」を指定して下さい。
テクスチャ
○WindowsGame プロジェクト(デバッグモード)でビルドされた無圧縮の XNB ファイル
○アセット名と同名の PNG または JPEG
サウンド
○アセット名と同名の MP3 または WMA
スプライトフォント
○SpriteFont
Silverlight フォントファミリーに含まれていないフォントを使用する場合は、TTF ファイルをリソースとしてプロジェクトに追加し、下記のようなコードを記述する必要があります。
「SnakeGame」サンプルの例:
game.AddFont("Becker Black NF", "./Becker Black NF.ttf#Becker Black NF");
○BitmapFont
[関連リンク]
最終更新:2009年08月09日 16:06