576: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:12:09
アナザー大洋連合 85年代運用兵器 


  • ジェガン
武装:ビームライフル ビームサーベル バルカンポッド バズーカ ハンドグレネード シールド内臓式二連ミサイルランチャー シールド


大洋連合の開発した新主力MS。

CE71年10月にプラント独立戦争が終わって以降は平和な時期が続いていたためバーザムやジムⅢの改修機が主力であったが、CE79年には流石に大戦中のMSであったジムⅢやバーザムでは性能不足が問題視されるようになり、新型MSの開発計画が立ち上げられた。

その計画の一環で生み出されたのがこのジェガンである。

ジムⅢやバーザムに代わる新しい主力MSとして開発された機体であり、ジムシリーズの設計を参考としながらもバーザムシリーズやネモシリーズの設計も取り入れている機体となっている。

機体構造や装甲、バックパックなど全体的にガンダム系に見られた各種構造を設計段階から取り込んでおり、既存のMSとは一線を画す機動性と頑強性を実現。
更に装甲材は技術の向上により値段は据え置きながら大戦中のガンダリウムγ並の頑強製を持てるようになったチタン合金セラミック複合材を採用。
これにより機体に高い防御力を持たせながらもコスト自体の低減を可能とした。

武装としてはポピュラーなものばかりとなっているが、強いて特徴的なのは言えばシールド内に装備されたミサイルとハンドグレネードくらいである。
シールド内臓式のミサイルは被弾した時のことも考慮し、極力早くに使い切ることが推奨されている。
ハンドグレネードは威力が抑えられ気味であり、閉鎖空間内においての武装として装備されている。
なお両武装ともに任意での切り離しが可能。誘爆の危険を下げるため、トラップとして活用するためなど様々な理由で破棄が可能である。

新世代の主力機に相応しく、その性能は同時期の他国MSと比べても頭一つ以上飛びぬけており大洋連合の技術力の高さが垣間見える。
しかし、この機体で最も評価すべきはその性能ではなく整備性、生産性、発展性といった部分である。
計画段階において今後30年は主力を務められる機体を目指して開発されており、元から発展性を持たせるために余裕を持った設計となっている。
また主力機とすべく整備性や生産性といった基本的な部分において既存の機体との部品共有率を高めながらも、後に普及してくるであろう新たな機種のパーツに取り換えられることを盛り込まれており、長いスパンを見て性能を向上させることが可能とされている。


その拡張性の高さから後に様々なバリエーション機も開発されることとなる。
CE80年に配備開始。

初期モデルのA1型。それを改良したA2型。リゼルやアンクシャの追加オプションも共用できるようにと考案されたB型。
全体的な基礎性能が向上されたC型。専用の大型装備への換装機能を盛り込まれたD型などがある。
CE86年の現在ではC型が主力となっており、一部部隊へD型の配備が始まっている。



  • リゼル
武装:ビームライフル ビームサーベル グレネードランチャー 頭部バルカン シールド メガビームランチャー シールド内臓ビームキャノン 各種オプション装備

新型MS開発計画により開発された機体の一つ。
Z+やギャプランに代わる新たな主力可変系MSを目指して設計された機体。

機体構造は整備性や生産性のことを踏まえ、比較的単純な機構であったメタス系を採用。
その他の部分ではメタスシリーズではその変形機構を用いたZⅡを参考にされた。
また内装の一部をジェガン系やアンクシャ系と統一し、パーツの共有を設計段階から盛り込むことにより可変機に付きまとっていた機体コストの高さを克服した。
ジェガン同様、技術の向上により頑強製が上がったチタン合金セラミックを採用したこともコスト低下の一因である。

また可変機に付きまといがちであった操縦難易度の高さもリミッターによる機体性能の引き下げと新型OSによる補助により新兵でも扱いやすい代物に仕上げている。

比較的低コストながらも機体性能ではリミッター付きの状態でZ+と十二分に渡り合える性能を実現。
また大気圏内戦闘兼機動戦向きのウィングユニット、近・中距離専用のディフェンサーユニットAタイプ、中・長距離専用のディフェンサーユニットBタイプなどのオプション装備も充実している。
CE82年に配備が開始され、徐々にZ+やギャプラン、ハンブラビなどと代替えされていった。

577: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:12:44
  • アンクシャ
武装:ムーバブルシールドバインダー内臓ビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン 外部装着式ミサイルポッド

新型MS開発計画により設計された機体の一つ。
旧式化の進んでいたアッシマーの後継機として開発された。

アッシマーはドラムフレームの採用により他の可変系機よりも整備性や生産性は優れていたが、それでもなお当時の可変機の宿命として機体コストは高めであった。
そのことを反省し、その後継機であるアンクシャではジェガンやリゼルといった他の機体とのパーツ共有率を増やし、また武装とバインダーを一体化させ整備性を単純化させるなどコスト面に気を使った設計がなされている。
またジェガンやリゼルと同じようにチタン合金セラミックを装甲材に採用していることも合わさり機体コストの大幅な値下げが実現した。

バインダーはビームコーティングがなされており、一般的なシールドと同等の強度や対熱整備がなされている。またビームライフルを射撃する際に安定して狙いが付けられるよう内側に取っ手が設けられている。
ビームサーベルは足の膝部分に格納されており、可変機で悩まれがちな武装を装備する空間の確保を解決している。

MA形態では機体上部へとMSを載せることが可能であり疑似的なSFS(サブフライトシステム)としての機能も保持している。
この状態では載せるMSの重量も加算されるため速度も落ちるが、緊急の輸送手段として有効とされる。

CE81年に配備が開始され、以降は旧式化してきたアッシマーやギャプランなどと順次代替えされていった。






  • リガズィ
武装:ビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン シールド ハンドグレネード シールド内臓式二連ミサイルランチャー
BWS(バックウェポンシステム)装備時:大型ビームキャノン ビームキャノン ミサイルランチャー 外付け式バルカンポッド 外付け式ミサイルポッド

新型MS開発計画により設計されたMS。
Zガンダムの完全量産化を目指し開発された機体であったが、途中で指揮官機兼エース用の高級量産機へと路線が変更された機体。

本来はZプラス以下のコストで完全なZガンダムの量産化を目指し、プラント独立戦争中に設計が進められていた機体であったが、終戦と共に予算が下りなくなり開発が凍結されたMS。
それを従来の機体の旧式化に伴う大型更新計画の際に指揮官用の高級量産MSとして再設計された機体。

基礎フレームはZガンダムのMS形態のみを参考にし開発されており、本来ならば変形機構を脚部のみに限定し、MA形態へはオプションパーツとなるバックウェポンシステム(BWS)を装備することによって補う予定であったが、結局のところBWSは任意での分離・排除機能と装備の回収前提としてなおコストは高くついてしまい、更に終戦となったため予算が下りずお蔵入りとなってしまった。

そんな本機であったが、本体となっているMS自体の性能自体は高い次元でまとまっており、コストに関しても元からパーツの共有率を高めにしておくなどで安定した性能と整備性を誇っていた。
その点を80年代の新型MS開発計画によって、従来の高級量産機であったガンダムMarkⅢの後継機として目を付けられた。

再設計するにあたり各所のパーツやジェネレーターは最新の物へと変更。部品の共有に関してもジェガンやリゼルなどの同じ新型を中心に添えるもとのされた。
また脚部に関しても変形機構をなくし、代わりに頑強性を向上を目指された。
装甲材においても元はガンダリウムγを使う予定であったが、再設計を際し、チタン合金セラミックを使用。
強度としてはジェガンなどと同じくガンダリウムγと同レベルながらもそれ以下の低コストで抑えることに成功している。

またBWSに関しても手直しされており、高機動戦用のオプションパーツとして生産されることとなる。
設計的にはZガンダムのMS形態を参考としているため、Zの量産機というよりは百式などの方に近い形となっている。

CE80年に配備開始。
配備後は指揮官機兼エース用機であったガンダムMarkⅢと順次入れ替えられていった。
配備後はリゼルやジェガンの追加オプション装備も共有するために幾度か簡単な改修を受けることとなる。
初期型がA型。オプション装備の共有のため改修を受けたのがB型。全体的な性能のアップデートを行ったC型が現在最新モデルであり、配備や改修が始められたばかりである。

578: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:13:26
  • νガンダム
武装:ビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン ニューハイパーバズーカ シールド シールド内臓ビームキャノン シールド内臓式ミサイル フィンファンネル 

新型MS開発計画により開発された試作機。大戦当時活躍したガンダムなどの高級機の直系後継機として設計された機体。

大洋連合は旧式となった機体の更新以外にも新たなフラッグシップ機と言えるMSの開発も狙っていた。
そのための試作機が本機である。

本機は開発にあたり今まで大洋連合が培ってきた様々な技術が積極的に投入されており、驚異的な性能を誇っている。
しかし、それとは逆に耐久性や安定性を考慮し、機体各所を可能な限りユニット化。
パーツに関しても代えが効くようサイコミュ関係を除き極力他の機体にも使われている普遍的で調達が容易なパーツや素材を使うように心掛けられている。
また整備性や安全性を考慮し、可能限り内蔵火器を減らすように設計されている。このため本機は頭部バルカン以外に内臓火器を持たない。
装甲材へはガンダリウムγをバージョンアップさせたガンダリウムΔ(デルタ)を使用。従来のガンダリウムと同程度の重さで約1.5倍ほどの強度と従来品よりも3倍以上もの高い耐熱性を誇るこの素材はビームにも強い新ガンダリウム素材として開発された代物である。

本機最大の特徴と言えるのがコックピット周辺へと採用されたサイコフレームであり、これはフレームレベルでサイコミュを組み込んだ全く新しい素材で、実験機を除けば実戦目的のMSとしては本機が初めて採用された機体となる。
このサイコフレームの採用によりサイコミュ兵器の搭載が可能となり、背部に装備さるたファンネルラックとフィンファンネルの採用に繋がる。
このフィンファンネルは従来のファンネルとは大分違う形にデザインされた兵器である。
また従来のファンネルと違いジェネレーター内蔵式のため大型化しているがその分だけ稼働時間の増加のビームの威力向上に成功している。
また開放型バレルの採用により更なる大火力化を実現。開放バレルのビームは拡散し易く射程で劣るという欠点も遠隔操作による急接近からの攻撃という運用により問題視されることはなかった。
またファンネルラックの装備により、推進剤切れの際にはここへと戻り、ファンネルへの補給が可能となっている。
またこのフィンファンネルはミノフスキー技術の応用により、ファンネルを頂点とした四角錐または三角形状のエネルギーバリアを形成することが可能。
このバリアはファンネルへ内臓されているジェネレーターの出力に依存した強度を誇るため、一般的なビームライフルなどなら問題なく防げるが、艦船クラスの艦砲によるビームだと一撃、二撃防げるかどうかといった程度である。

本機はサイコフレームを搭載したNT用兵器という側面も持っているが、パイロットの中にはフィンファンネルを装備せず、追加のバックパックを装着し、機動性を上げた機体に乗る人物も存在している。

全体的に隙のない形にまとまった機体であり、軍部からの評価は高いがあくまで試作機だったため製造数は5機と少ない。
CE82年に一号機がロールアウト。本機で得られたデータを基に強化発展型であるHi-νガンダムが開発されることとなる。

579: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:14:10
  • Sガンダム
武装:ビームスマートガン ビームサーベル 頭部バルカン 背部ビームキャノン 頭部インコム

大洋連合が新型MS開発計画により再設計を行った機体。
元は大戦中に計画されていた機体であったが、終戦と共に予算の関係から開発が凍結されていたMS。
超高性能AIを搭載した試験機という名目で開発が再スタートした。

コアブロックを中核に様々なオプションパーツを装備できる万能機として開発される予定であった。
Sガンダムは専用のコアファイターを中心にAパーツとBパーツがドッキングしてMSとなる機体である。
本来はプラント独立戦争の最中にZZガンダムと平行して開発が進められていたが、後述の人工知能開発に手間取り、計画は遅延。そのまま終戦となり凍結されることとなった。
しかし、新型MS開発計画の際に改めて評価が下され再設計されることが決まった。

元の設計としてはメインのジェネレーターの他に両肩と両膝にサブのジェネレーターを内臓しており、計5つのジェネレーターから得られる出力は戦時中の機体とは思えぬ値を示している。
これらを再設計するにあたり元の完成度が高かったため設計そのものは弄らず、装甲材やジェネレーターなどを最新のものへ変更するのみに留まった。

特徴的な武装としてビームスマートガンが挙げられる。これは既存のビームライフルよりも大型化された武装であり、アサルトライフルとしての機能と狙撃銃としての機能の二つを持たせた兵器である。
通常時では高威力のビームライフルとして扱えるが、本体と接続することにより長射程高精度狙撃銃としての使用が可能となる。
また機体の頭部に二基のインコムが内臓されている。ビーム射撃ユニットを基点にワイヤーと中継ツールを介して多角的な攻撃を可能としている。

本機最大の特徴は機体制御補助用に超高性能AIを搭載している点である。
複雑な合体機構、特徴的な武装の数々、尋常ならざる機体性能など全てを並行して扱うにはパイロットの負担が大きいと判断され、その補助として搭載される予定であった。
しかし戦時中ではこの肝心のAIが完成せず、終戦。機体そのものがお蔵入りとなってしまった。
開発中にはAIを搭載せずにロールアウトしてはどうかという声もあったが、元よりAIによる補助を前提として設計された機体のため、搭載せずに戦闘を行った場合は機体性能の半分も引き出せなくなる可能性が指摘され、結局AIの開発が完了するまで完成することはなかった。

AIに関しては戦後になり、教育型コンピューターの発展型という名目で開発が続けられ、そこから派生・発展した補助システムがCE80年代現代において大洋連合軍の各兵器に搭載され活躍している。
そのため再設計をするにあたり元々想定されていた補助AIよりも更に高性能なAIを搭載すること前提の状況から再開発がスタートした。
幸い求められていたAIは既に開発が完了し、あとは経験を積ませる段階に移っていたため機体の開発自体はスムーズに進むこととなる。

新型の発展型高性能AIを搭載した試験機のため、製造数は4機と少ない。
それぞれの機体には異なるタイプのAIが搭載されており、一号機から順に「ALICE(アリス)」「ADA(エイダ)」「Aru(アル)」「Elma(エルマ)」の四基が搭載されている。
人格は紹介した順に女性・女性・男性・男性となっておりそれぞれ違うタイプのAIを載せることで異なるデータを取得することが目的とされている。

CE82年に一号機がロールアウト。本機のデータを基に追加装備を加えた強化形態Ex-Sガンダムが開発される。

580: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:15:22
  • ライゴウ(雷轟)
武装:ビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン シールド 各種ストライカーパック

新型MS開発計画に乗っ取り新規開発されたMS。フジヤマ社が開発を行った試験機。
主にストライカーパックを運用するにあたり、新しい実働データを得る名目で開発が行われた。

ストライカーパック自体は大西洋連邦を中心に幾つもの国家で運用されている換装システムであり新ソ連や大洋連合においても同じような選択式オプションパックが装備として存在している。
しかし、大洋連合におけるこれは既存の機体の作戦行動能力を拡張するという運用思想の装備が殆どであり、最初からストライカーパックシステムを運用の基軸においた汎用機というものは存在していなかった。
強いて言えば昨今のジェガンやリゼルの追加オプションがそれに近いが、上記の通りこれらはあくまで既存の機体の能力を拡張するものでしかない。
言ってしまえば補助器具でしかないのだ。なければないで、そこはどうとでもなる程度であり、あれば便利な道具といったレベルである。

そこで機体設計当初からストライカーパックを運用の基軸においた新型機の開発計画が立ち上がった。
これは主にデータ収集も兼ねているが他国の機体ではなく、あくまで現状の大洋連合の技術力で取り組んだ場合どれほどの機体が開発できるかという試験的な目論見があった。
一見すれば無駄ともとれる計画ではあったが、それを通せる程度には安定し、豊かな時代という証拠である。

素体となるベースの機体はシンプルな武装と癖のない性能に仕上がっており、これだけでも十分高性能な機体として運用可能である。
メインとなるストライカーパックでは大気圏内飛行も可能な高機動戦闘用パック。近接戦メインながらも対艦・対大型兵器も視野に入れられた格闘戦用パック。砲撃・後方支援を目的とし、実弾・ミサイル・ビームをバランスよく装備した砲撃戦闘用パック。
以上の三種類が基本的な装備として開発された。

またこの三種の運用試験が終わった後に準サイコミュ兵器を搭載したサイコミュパック、長距離精密射撃をメインに添えた狙撃戦パック、宇宙空間における高機動戦闘のみを考えられたブースターパック、ミノフスキー粒子散布下においても活用可能な電子装備を突き詰めた電子戦パックなど複数のストライカーパックが開発され、試験運用が行われた。

CE81年にロールアウト。合計3機が製造され、その運用データは後のMS開発や兵装開発に活かされることとなる。

581: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:15:59
  • 暁(アカツキ)
武装;ビームライフル ビームサーベル 頭部バルカン シールド

新型MS開発計画の一環によりモルゲンレーテ社が開発した試作機。
その特殊な装甲により全身が金色に見える派手な機体である。

本機はモルゲンレーテの開発した特殊装甲「ヤタノカガミ」の性能を図るために開発された機体である。
このヤタノカガミはガンダリウムΔを素材にナノ粒子レベルで特殊な対ビーム回折格子層とプラズマ臨界制御層を抱き合わせた特殊鏡面装甲であり、ビーム攻撃による熱量を吸収・反射させる驚くべき機能を持つ装甲である。
これはモルゲンレーテ社技術陣が長年研究を重ねてきた同社独自のミノフスキー理論であり、大洋連合政府からも最高機密レベルの指定を受けている。

この装甲はMSのビームライフルから艦砲まであらゆるビーム攻撃を理論上吸収・反射させることが可能な装甲であり、ビーム攻撃に関しては鉄壁を誇る。
また素材にガンダリウムΔを使用しているため、基の頑強性も保証されている。

機体の性能に関しては申し分なく高性能であり、操縦性に関してもこれといった癖もなく扱いやすいものへと仕上がっている。

総じて高性能でビームに関しては高い防御力を誇る機体だが無論欠点も存在する。
それは肝心のヤタノカガミを作り出すのに非常に高いコストがかかるということであった。
まさに職人芸ともいえるレベルの精度で生み出されたこの装甲は、その労力に見合ったコストになってしまったわけである。
また素材元こそガンダリウムを使用しているため頑丈ではあるが、実弾攻撃を受けすぎ、装甲表面が削れていくとビームを反射できなくなるという致命的な欠点も存在する。
何よりもこのヤタノカガミ自体一度に吸収・反射できるビームの熱量に限界があり、18m代のMSの装甲では昨今火力向上が著しい艦砲からのビーム攻撃は熱の分散と反射が間に合わなくなる可能性が指摘されている。
このためMSが携行できるレベルのビーム兵器はともかく、艦船搭載レベルのビーム兵器を真正面から受け止めることは出来る限り避けるようにと厳命されている。
またビームサーベルのような持続的にビーム攻撃がなされる兵器に関しては装甲の熱分散力が瞬時に限界を迎えるため反射することができないとの実験結果が報告されている。

総じて結論付けると驚異的な技術ではあるが、無敵ではないのがヤタノカガミへの評価となる。

なおモルゲンレーテ社はこの機体を開発するにあたり余りにもコストがかかり過ぎたため、バックパックなどへ搭載する予定の武装を幾つかオミットすることとなってしまった。
また通常装備とは別に準サイコミュ兵器を搭載したバックパックも開発する予定であったが、上記の通りヤタノカガミが高くつき過ぎたためこちらの武装は開発自体が中止されてしまっている。

CE82年にロールアウト。予備機含めて2機した製造されなかったが、貴重な運用データを残すこととなる。

582: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:16:38
○CE82年現在未完成 CE85年までには完成予定の機体

  • Ex-Sガンダム:Sガンダムの強化形態。原作よりも更に強化されている可能性あり。CE83年にロールアウト予定。

  • Hi-νガンダム:νガンダムの発展強化型。原作と違いνガンダムが急遽サイコミュを搭載したわけではないため、完成形νガンダムというよりもνガンダムの発展型という形となっている。CE84年にロールアウト予定。

  • 雷電(ライデン):フジヤマ社とモルゲンレーテ社の共同開発MS。アナザー世界オリジナルの機体。ライゴウとアカツキに用いられた技術やデータを合わせて作られる予定の機体。CE84年にロールアウト予定。

  • Zプロトニウム:新型MS開発計画により開発予定の機体。Zガンダムの後継機であり、原作で搭載されていた近接近フィールドの再現途中。再現するための目途は立っておりCE85年初期にロールアウト予定。

  • ペーネロペー:新型MS開発計画により開発中の最新鋭機。オデュッセウスガンダムという機体をコアにFF(フィックスド・フライ)ユニットを装備した機体の名称がペーネロペーとなる。CE84年にロールアウト予定。

  • Ξ(クスィー)ガンダム:同じく新型MS開発計画により開発中の機体。ミノフスキーフライトの搭載と飛行時に機体前面へと展開する三角錐上のビームバリアーを発生させることにより超音速単独飛行を可能にする機体を目指して開発中。CE85年初期にロールアウト予定。

583: トゥ!ヘァ! :2017/05/20(土) 18:17:31
投下終了

最近リアルが忙しくてなかなか掲示板に来れない…(´・ω・`)
+ タグ編集
  • タグ:
  • 設定
  • 大陸SEEDアナザー

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月05日 15:57